カオススクールG×B   作:零崎哀識

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ギャスパー・ウラウディ

授業参観翌日

 

旧校舎廊下

 

零誠「ここっすか」

 

目の前にある扉には『KEEP OUT!』というテープがふざけてるほど貼ってある。

 

リアス「旧校舎の開かずの教室に封印指定を受けたビショップがいるわ」

 

零誠「で、今回その封印指定が解けたと」

 

リアス「そうよ。だけど問題は中の子が出てきたがらないのよ」

 

零誠「典型的なヒッキーだな」

 

リアス「でも、中の子が一番依頼をこなしてるのよ」

 

零誠「ニートではないわけっすね」

 

朱乃「直接会いたくないという依頼人も結構いるんですよ。そういう依頼人との契約をパソコンを使って行っているんですよ」

 

零誠「なーる」

 

リアス「開けるわよ」

 

テープが切れて扉が開く。

 

???「イヤァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

零誠「うっさい!」

 

リアス「ごきげんよう。外に出るわよ」

 

???「嫌です!僕はここで一生を終えるんです!」

 

零誠「学生じゃねえ奴がいたら学園も迷惑じゃ!」

 

???「一体さっきからあなたは誰なんですか!?」

 

引きこもっていたのは金髪の美少女?だった。

 

零誠「人に名前を聞くときは自分から名乗るものだろ」

 

ギャス「ギャ、ギャスパー・ヴラディです」

 

零誠「兵藤零誠だ。ポーンをやっている。なんでお前女子の制服着てんだ?お前男だろ」

 

ゼノ・アー・夕麻「「「えっ!?」」」

 

リアス「よく分かったわね。ギャスパーは男子よ」

 

零誠「鍛えてないから貧弱だが骨格が男の物でしたからね。それに胸もnいって!?」

 

白音に足踏まれた。

 

零誠「白音、何すんだよ?」

 

白音「ふん!」

 

白音の目が恐い。

 

こういう時は触れない方がいいな。

 

零誠「で、お前はなんで女装してんだ?」

 

ギャス「だってこっちの方が可愛いじゃないですか」

 

零誠「ヒッキーで見せる相手いないだろうが!」

 

ギャス「ひっ」

 

俺の大きな声にびびったギャスパーの目に魔力が集まってる。

 

零誠「『投影開始』!」

 

空中に作った壁が地面に落ちずに空中で止まった。

 

部長以外も停止してる。

 

零誠「危ねっ!?即興で作ったから格子が甘かったが魔眼相手には目隠しが重要だからな」

 

リアス「これがギャスパーのセイクリッド・ギア『停止世界の邪眼(フォービトゥン・バローン・ビュー)』視界に入った物全ての時を止めるわ」

 

零誠「なんで部長は動けんすか?」

 

リアス「私は滅びの魔力を持ってるからよ」

 

えげつな。時を滅ぼしたんかい。

 

零誠「つーか、よくビショップ一つど済みましたね」

 

リアス「確かにギャスパーはセイクリッド・ギアだけでなく、ヴァンパイアハーフだから魔力も高いから実際は無理なんだけど『変異の駒』という特殊な駒を使ったおかげで一つで済んだのよ」

 

昼でも平気なヴァンパイアってことはデイウォーカーか?

 

ギャス「うわーん!またやっちゃったー!」

 

ギャスパーが泣き出しちまった。

 

零誠「もしかして引きもってる理由ってそれがコントロール出来ないからか?」

ギャス「はい。こんな目無ければいいのに」

 

リアス「レーセーにはギャスパーの目の制御を頼みたいの」

 

零誠「別に制限させんならすぐに出来ますよ」

 

リアス・ギャス「「え?」」

 

零誠「『投影開始』」

 

投影したのは眼鏡。

 

零誠「『魔眼殺し』ゴーゴン末女の石化の魔眼さえ制御する一品です」

 

リアス「レーセーって猫型ロボットより優秀かもしれないわ」

 

零誠「つけたところで外に行くぞ」

 

ギャス「やです!」

 

零誠「理由を聞こう」

 

ギャス「外は恐いです。それに太陽も嫌いです」

 

イラッ!

 

このタイミングでみんなが動けるようになっていた。

 

零誠「ゼノヴィア。戻ったところ悪いが、昨日の映画を再現しよう」

 

ゼノ「あの『リアル鬼ごっこ』か?」

 

零誠「お前が鬼であの女装ヴァンパイアが佐藤さん。OK?」

 

ゼノ「OK!」

 

ゼノヴィアはデュランダルを出し、ギャスパーに向ける。

 

ギャス「イヤァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

吸血鬼が追い掛けられるリアル鬼ごっこ開始。

 

リアス「レーセーが一番鬼ね」

 

ーーーーーーーーーーーー

 

一時間後

 

昼時なので休憩。

 

ギャス「はーはー。死ぬかと思いました」

 

零誠「昼飯作っておいたぞ」

 

黒歌「レーセーの料理は美味しいのよね!……プライドがへし折られるくらい」

 

ギャス「そんなに美味しいんですか?」

 

白音「……プロ並みです」

 

ギャス「楽しみです!ところでメニューは何ですか?」

 

ギャスパーがやっと笑った。

 

零誠「レバーをおろしニンニクで炒めた物とスッポンの血とコラーゲンのスープだ」

 

ギャスパーは笑顔のまま青ざめていく。

 

ギャス「なんで僕の嫌いな物ばっかり!」

 

零誠「文句を言わず食え!」

 

だいたいヴァンパイアだからニンニクが嫌いなのは分かるが、血が嫌いってどういうことだよ!

 

ギャスパーの口に料理を突っ込む。

 

ギャス「イヤァァァ?あれ?お、美味しい?」

 

零誠「当たり前だ。俺が作ったんだから、アレルギーが無い限り美味しくいただける」

 

夕麻「さすが主様。相変わらずチートスペックですね」

 

匙「美味そうな匂いがすると思ったらお前達か」

 

零誠「匙か。こいつの好き嫌いをなんとかしようと思ってな」

 

匙「封印が解かれた眷属がいるって聞いたが、金髪のメガネっことは」

 

零誠「だが男だ」

 

匙「詐欺だ!」

 

零誠「お前さ、メガネっこって言い方するってことはメガネフェチだろ。会長もかけてるし」

 

匙「うっ」

 

月姫のシェルルートでメガネ有りを選択するタイプだな。

 

零誠「会長に教えよう」

 

会長宛てのメールを作る。

 

匙「待て待て待て!つーか、なんで会長のメアド知ってんだよ!」

 

零誠「いやぁ、部長の御家騒動を解決したことに礼を言われてさ。そん時にメアドとケー番交換したんだよ」

 

匙「羨ましい」

 

零誠「お前まだ会長とメアド交換してないのかよ!?ヘタレ過ぎだろ!」

 

匙「うっせー!ヘタレ言うな!」

 

アザ「よー。赤龍帝、元気そうだな」

 

零誠「魔力隠していきなり現れないでくれ。心臓に悪い」

 

アザ「悪いな。こうでもしねえとここに来たら攻撃されなかねないからな」

 

零誠「で、ここに来た理由は何だ?」

 

アザ「連れないこと言うなよ。理由が無いと来ちゃいけないのか?」

 

零誠「理由が無いのに悪魔の根城に来るバカ堕天使がどこにいんだよ」

 

アザ「ここにいる」

 

零誠「納得」

 

アザ「すんなよ!冗談をマジに受け取んな!」

 

零誠「で、要件は?」

 

アザ「この前会った時より口が悪くないか?」

 

零誠「こっちが素であっちが営業様」

 

アザ「はー。要件は木場祐斗に会いに来たんだ。聖魔剣を見てみたくてな」

 

零誠「木場ならセラフォルーさんの相手してっから居ないぞ」

 

アザ「レヴィアタンの相手か。ちっ、タイミングが悪かったか」

 

匙「おい。誰だこのオッサン」

 

匙が小声で聞いてきた。

 

零誠「堕天使総督のアザゼル」

 

匙「マジかよ!?」

 

零誠「うっせーよ!耳元で大声出すな!」

 

アザ「聖魔剣は無いみたいだがレア物のセイクリッド・ギアがあるな」

 

アザゼルはギャスパーを見る。

 

堕天使総督に見られ、ギャスパーは震えている。

 

アザ「『停止世界の邪眼』か。使いこなせないと危険だが、この『魔眼殺し』良く出来てるな。誰が用意したんだ?」

 

零誠「俺だけど」

 

アザ「お前こんな事も出来んのか。この『魔眼殺し』が外れた時の対処の為にそっちの小僧が持ってるのは『アブソリュート・ライン』だな?そのラインを使って力を吸えば暴走がしずらくなるぞ」

 

匙「ラインでそんなことが出来るのか!?」

 

アザ「たく、これだから最近の神器所有者は。自分の力くらい調べろよ。『アブソリュート・ライン』は五大竜王の『黒邪の龍王(プリズンドラゴン)』のヴリトラの力を宿してんだぞ。少しの間なら他の物に力を移せるし、実力をつければラインの数を増やせるぞ」

 

匙「ラインはただのロープかと思ってた」

 

アザ「あとヴァンパイアなんだから赤龍帝の血を飲ませとけば力がつくぞ」

 

零誠「だってよ」

 

ギャス「直接飲むのは恐いです」

 

匙「ならラインに繋げるだけでもやってみようぜ」

 

零誠「手伝って貰って悪いな」

 

匙「俺の為でもあるし構わねえよ」

 

零誠「礼に飯を食わせようと思っていたんだが、それも構わないのか?」

 

匙「それはいる!」

 

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