カオススクールG×B   作:零崎哀識

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禍の団

職員室

 

アザ「えげつない事するな。赤龍帝」

 

零誠「コツコツ準備してたかい有ったわ」

 

現在、新校舎内と旧校舎内以外に『他者封印・鮮血神殿』が発動されている。

 

この結界は術者と契約者以外の者を溶かし魔力に変え、術者にその魔力を送るという物。

 

つまり、外にいるテロリストをじわじわと一掃してる最中。

 

零誠は日頃からこの為に学園の至るところに魔方陣を投影していた。

 

ゼノ「流石レーセー。溜まった魔力の捌け口に私を使ってくれ」

 

零誠「うっせー!黙れ!キャラ変わり過ぎだ!」

 

旧校舎

 

黒歌「くしゅん!何か私の領域が侵されていり気がするにゃ」

 

リアス「いきなり何を言っているの?」カメラさんを職員室に戻します。

 

零誠「つーか、ゼノヴィアは何で平気だったんだ?」

 

ゼノ「前回食らった時と同じ気配がしたので咄嗟にデュランダルで身を隠したらなんとかなった」

 

零誠「獣の感ってぶっ飛んでんな」

 

アザ「なぁ赤龍帝。お前こうなる事が分かってたのか?」

 

零誠「別に確信は無かったが、お偉いさん方が揃うんだ。テロが起きてもおかしくないだろ」

 

アザ「確かにな。てことは、今回の相手が誰かは分からないんだな?」

 

零誠「馬鹿みたいに戦力を持ってる事しか分からねえな」

 

アザ「その通りだ。特にトップには俺達3人が束になっても殺すことが出来ねえだろうな」

 

零誠「その力に惹かれた奴らが集まったのが今外にいる奴らか」

 

ゼノ「いい加減、奴らが何者なのか教えてくれないか?」

 

アザ「ああ、悪かったな。まず奴らの名前は『禍の団(カオス・ブリゲート)』そして、そいつらのトップは『無限の龍神(ウロボロス・ドラゴン)』のオーフィス」

 

ゼノ「それはマズいぞ。三大トップが協力してもやっと互角のレベルの奴が相手とは」

 

零誠「流石に親玉がいきなり出てくることは無いから今回は平気じゃないか?」

 

アザ「だろうな。実際にオーフィスは蛇を貸してるだけで行動はカオスブリゲートが勝手に動いてるだけみたいだしな」

 

零誠「蛇か。それを持った奴が来たら動かないといけないな。『他者封印・流血神殿』は効かないだろうし」

 

サー「その厄介な相手が来たみたいだよ。旧レヴィアタンの魔法陣だ」

 

サーゼクスが言うように、校庭には魔法陣があり、そこから女性の悪魔が現れる。

 

サー「カテレア嬢。そんな事をしているとセラフォルー嬢が悲しむぞ」

 

カテ「セラフォルー?あの娘が私からレビアタンの座を奪ったのでしょう!あの娘を殺して私がレヴィアタンの座に返り咲いてみせるわ!」

 

夕麻「『突き穿つ死翔の槍(ゲイ・ボルグ)』!」

 

カテ「キャッ!?」

 

赤い槍がカテレアに飛んで行き、カテレアはギリギリで避けたが余波でふっ飛ぶ。

 

夕麻「まるで昔の自分を見ているようでイライラします」

 

旧校舎の上に立つ夕麻が投げた槍を持って立っている。

 

夕麻は蛇の力でレビアタンの座につこうとするカテレアの姿がアーシアを殺して愛されようとした自分と類似し、怒りを覚えていた。

 

カテ「いきなり卑怯よ!」

 

零誠「悪いけどこれ戦争なのよね」

 

夕麻「だいたいテロリストに卑怯とか言われる筋合いありません」

 

零誠「そんじゃ、もう一発ぶっ放してやって」

 

夕麻「了解です」

 

アザ「この主あってこの使い魔って感じだな」

 

カテ「ふ、ふん。どうせハッタリでしょ。あなたは旧校舎で力をほとんど使いきったはず。だからあのレベルの技をもう一度発動するなんて出来るはずが無いわ」

 

夕麻「確かに私の魔力じゃ出来ないでしょうね」

 

カテレアはそれを聞き安堵する。

 

零誠「なら俺の魔力を使えばいい」

 

カテ「えっ!?」

 

零誠「つーか、さっきの技に旧校舎の結界。どちらもほとんど俺の魔力だぞ」

 

カテ「そんな馬鹿みたいな魔力量」

 

零誠「てめえの手下を溶かして得た魔力をそのままにしてたらパンクしちまうからな。魔術師相手だからまだまだ余ってんぞ」

 

夕麻「それじゃ、やりますよ。ゲイ・ボルグ!!」

 

カテ「もしかしてもうこれで出番終わり!?」

 

赤い槍に貫かれてカテレアは倒れる。

 

夕麻「所詮他人の力を宛てにした人はこの程度ですか」

 

零誠「いや、お前も俺の力使ってるからな」

 

夕麻「主様の物は私の物です」

 

零誠「ジャイアニズム!?立場逆じゃね?」

 

夕麻「ならペットに与える餌代だと思ってください」

 

零誠「どんだけ贅沢させりゃいいんだよ」

 

ゼノ「私もお前の犬だ。何か与えてくれ」

 

零誠「お前はペットという単語に反応すんな!」

 

ミカ「レーセーさんって変態だったんですね」

 

アザ「ああ。変態だな」

 

サー「うん。変態だね」

 

零誠「俺が変態って訳じゃねー!!この二人が痴女発言してるだけだ!!」

 

イッセーみたくなってたまるか!

 

ヴァー「それで大物を倒したみたいだが、これからどうするんだ?」

 

零誠「お前は帰らなくていいのか?『禍の団』の一員さん?」

 

全員『なっ!?』

 

ヴァー「いつ気付いたんだ?」

 

零誠「随分と潔いみたいだな」

 

ヴァー「足掻いた所でお前は全てお見通しみたいだから」

 

零誠「なるほどな」

 

ヴァー「表に出ろよ。決着つけようぜ」

 

零誠「その勝負にのった」

 

俺とヴァーリは窓から外に出ようとする。

 

アザ「ちょっと待て!ヴァーリ!何が目的なんだ?」

 

ヴァー「アザゼル。あんたが俺に好きなだけ強い奴と戦えって言ったんだぜ」

 

アザ「確かに言った。だが、世界に迷惑をかけるなとも言ったはずだ」

 

アザ「悪いな。その言い付けは守れそうにない」

 

そう言って俺より一足先に外に出た。

 

零誠「あんたの代わりにあの馬鹿息子に一発キツいのを打ち込んできてやるよ」

 

俺も外に出る。

 

『Welsh Dragon Balance Breaker!』

 

赤い外套を身に纏う。

 

ヴァー「さて、改めて自己紹介しとこう。俺はヴァーリ・ルシファー。お前達の敵だ」

 

ゼノ「馬鹿な!?旧ルシファーの血縁だと!」

 

アザ「確かに馬鹿みたいな存在だよ。ヴァーリは今までの中で最強の白龍皇だ」

 

ヴァー「アザゼルが言った通り最強の白龍皇だと自負している。だが、赤龍帝。お前の父親は普通のサラリーマン。母親は専業主婦。先祖も平々凡々だった。何故、俺ではなくお前は亜種化に至った?」

 

零誠「お前にとって重要な事はそんな事じゃねえだろ?」

 

ヴァー「ふっ。確かにそうだな。俺は強い奴と戦えればいい。俺をさらなる高みへ連れて行ってくれ!」

 

『Divide!』

 

俺の魔力が半減する。

 

ドラ『奴は半減させた力を自分の物に出来る』

 

『Boost!』

 

ドラ『半分になった力はこうやって戻せるが、相手の力は上がっていくから気をつけろ』

 

零誠「この勝負は一回の交差で終わるよ。あちらさんも同じ考えのようだ」

 

魔力の差がまだこちらの方が大きいので次の『Divide』で戦闘が始まる。

 

この間合いなら勝負は三秒で終わる。

 

零誠「『再編開始(トレース・オン)』」

 

ブーステッド・ギアの中にあるアスカロンを分解。

 

一度の交差で終わらせられる破壊力を持つ武器を俺の中の『無限の武器庫』から検索。

 

その武器の形状、体積、質量に構築し直す。

 

選ばれた武器は『双刀 鎚』

 

この刀は重量のみに特化された刀。

 

悪魔となった俺でも満足に振るう事が出来ない重量。

 

ならば、左腕ごと再編する。

 

左肩から外套の生地が弾け、肌白い少女の細腕に左腕が作り変えられる。

 

怪力という点において悪魔をも凌駕する凍空一族の少女の左腕。

 

『Divide!』

 

ヴァーリが向かってくる。

 

『Boost!』

 

一秒

 

片手のみの再編なので両手を使う『双刀の犬』は使用不可。

 

他の大剣を使用する技を代用する。

 

零誠「『投影装填(トリガー・オフ)』」

 

8つの急所に狙いを定める。

 

ドラ『白龍帝。お前は先程血筋を誇っていたな。確かに相棒の血は普通の物だ』

 

二秒

 

零誠「『全工程投影完了(セット)ー是、射殺す百頭(ナインブズ・ブレイドワークス)』」

 

ドラ『だがな、もし相棒に勝ちたかったら、魂で勝負しな。お前と違って相棒の魂は世界のこの世界の外側に存在する』

 

向かってくる音速を神速を以て凌駕する。

 

8つの急所に叩き込む。

 

ヴァー「カハッ!?」

 

ヴァーリの鎧は砕かれ霧散し、レーセーの『双刀 鎚』も霧散する。

 

零誠「一応、死なない程度には押さえた」

 

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