6巻プロローグ
現在、龍神であるオーフィスと2人っきりで向かい合っている。
あの後、アザゼル教諭に「オーフィスと友達になるからチョッカイ出したらテロるよ。このことを他の勢力に回しておいて」と電話で言っておいた。もちろん言った後は反論を聞かずに切って着信拒否を設定しておいた。
オーフ「それでドライグ、何故変わった?」
ドラ「俺が知るか。俺の身体だって変なことになってんだ」
オーフ「とても興味深い」
零誠「いきなり話が始まったからいきなり話変えるけど、うちにいつから来てたんだ?」
オーフ「ついさっき」
零誠「無限にしたらついさっきだな。出来れば日にちで答えてくれ」
オーフ「8月1日」
零誠「三週間も前か」
オーフ「赤龍帝、何してた?」
零誠「お前んとこの部下倒したり、試合したりだな」
オーフ「部下?」
零誠「『禍の団』だ」
オーフ「部下じゃない。蛇、貸しただけ」
零誠「蛇を貸しただけか。なんで貸したんだ?」
オーフ「グレートレッドの首、くれるから」
零誠「グレートレッドを倒したのかよ!?」
オーフ「まだ、でも約束、した」
零誠「なるほどな。『禍の団』では何してたんだ?」
オーフ「座ってた。寝てた。ご飯食べた。蛇、貸した」
零誠「暇そうだな」
オーフ「後、ヴァーリと話して」
零誠「なるほど。奴はロリコンか」
オーフ「ロリコン?」
零誠「聞かなかったことにしとけ。でも、なんでグレートレッドを倒したいんだ?」
オーフ「故郷に、帰る」
零誠「帰って何すんだ?」
オーフ「我、静寂を、求める」
零誠「つまり何もしないってことか。それって面白いのか?」
オーフ「?、別に」
零誠「ならなんで静寂なんて求めてんだ?」
オーフ「………分からない」
零誠「そうか。なら俺が帰って来るまでうちで何してたんだ?」
オーフ「料理、お使い、洗濯、掃除」
零誠「母さんの手伝いしてたのか。どうだった?」
オーフ「楽しめた」
零誠「静寂と家事の手伝い、どっちの方が良かった?」
オーフ「………手伝い」
零誠「なら俺が死ぬまでくらいは俺と遊ぼうぜ。家事よりも面白いことはいっぱいあんだぞ」
オーフ「本当?」
零誠「ああ、悪魔の寿命は1万年くらいらしい。無限に比べたら少ないかもしれないが、その間くらいは楽しませてやるよ」
レーセーは部屋に備えつけられている冷蔵庫からケーキを取り出し、オーフィスの前に置く。
零誠「俺が作ったケーキだ。食ってみ」
オーフィスは言われた通り食べる。
零誠「どうだ?」
オーフ「美味しい」
零誠「なら良かった」
オーフ「もっと食べたい」
零誠「1日1キレだ。また明日な」
オーフ「楽しみ」
零誠「よし、オーフィス。俺と友達にならないか?」
オーフ「構わない。赤龍帝と友達」
零誠「なら俺のことはレーセーと呼んでくれ。友達はみんなそう呼んでる」
オーフ「レーセー。我の友達」
オーフィスは無表情だったが嬉しそうだった。