冥界 グレモリー家
昨日の試練が終わり、魔王との戦闘をボイコットしたことをこってりしぼられた後、そのままグレモリー家に泊まることになった。
ロス「将来的には北欧魔術の学び舎を建てたり、女性悪魔からヴァルキリーを排出したりと新しい産業を考えております」
グレモ「うむ。ロスヴィアセくんは産業に興味があるのか。グレモリー当主として期待が膨らむよ」
ザ・大人の話って感じの話をロスヴィアセさんとグレモリー卿がしている。
俺はというと、
アジュ「このシステムについてだが」
ファラ「軍の配置考えておいてよ」
セラ「天界にコネあったわよね?」
サー「新商品の案なにかないかい?」
零誠「あーもう!どうして俺のところに集まるんですか!」
四大魔王の相手してます。
魔王『昨日勝手に帰ったから』
零誠「アジュカさんのそのシステムは俺が使ってる圧縮システムで圧縮出来ます。ファルピーさん重要拠点など詳細データ送っといてください。セラフォルーさんは天界のコネはイリナに作ってもらってください。サーゼクスさんの新商品の話は俺以外の商品にしてください」
昨日のことは全面的に俺が悪かったから仕方ない。
ヴェネ「そろそろお仕事の話は終わりにしてお茶にしましょう」
お茶のカップが置かれ、休憩の雰囲気に変わる。
ヴェネ「そういえばレーセーくん達の修学旅行先は京都だったわね。去年リアスがお土産に買ってきてくれた京野菜の漬物が美味しかったのよ」
零誠「じゃあ、お土産として部長に渡しておきますね」
ヴェネ「ごめんなさいね。催促したみたいで」
零誠「いえいえ。これくらいは構いませんよ」
アジュ「私は八橋を焼きではなく、生で頼む」
ファラ「僕は君のセンスに一任するよ」
セラ「私は信玄餅!」
サー「地酒を頼もうかな」
零誠「あんたらホントに容赦無いな。後、信玄餅は山梨の名産だ!」
サー「お土産代として10万程渡しておく」
零誠「了解しました!東京バナナも用意しましょうか?」
ロス「現金な人ですね」
零誠「実際に現金貰ってますし」
ロス「だいたい京都に持って行けるのは5万までですよ」
零誠「なん……だと……?」
地酒を買い込むという俺の計画が。
談笑している所に来訪者が現れる。
サイラ「バアル特産の果実を持ってきました」
サー「いやぁ、従兄弟に気を使われてすまないね」
サイラ「いえ、構いませんよ。本題ですが、レーセーも居るなら話が早い。四大魔王殿。次のレーセーとのゲームは能力に制限をつけないルールにしていただきたい」
サー「『停止結界の魔眼』を封印無しでも構わないと?」
サイラ「ええ。俺も全力のレーセーと戦いたいのでんね」
サー「よし。なら、レーセーくんがOKを出せばそういうルールにしよう」
零誠「んー。よし。なら俺との模擬戦に勝ったら構いませんよ」
全員『!?』
アジュ「さすがは噂の赤龍帝。面白いことを考える」
ファル「また面倒なことになった」
セラ「どうなるのか、楽しみだわ」
サー「サイラオーグ君はこの勝負を受けるかい?」
サイラ「もちろん受けますよ。前々から手合わせしたいと思っていたんですよ」
サー「決まりだ。会場を直ぐき用意しよう」
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レーティングゲームに使われるようなだだっ広い空間
審判は四大魔王
プロモーションはクイーン
魔王『それでは、始め!』
零誠「『再編開始』」
アスカロンで出来た鎧を身に纏う。
ガン!
一瞬にして距離を詰めたサイラオーグが鎧に拳を叩き込んでいた。
ピキッ!
サイラ「ぬ!?」
レーセーの足元の地面に亀裂が入るが、レーセーは一歩も動いていない。
直ぐにサイラオーグは引き、立て直す。
サイラ「禁手化しないから舐めているのかと思ったら、まさか今のを凌ぐとは」
零誠「これは『賊刀 鎧』防御に特化した刀。その程度の攻撃じゃ壊せませんよ」
サイラ「確かに凄い防御力だ。しかし、鎧で俺の鋼の肉体を討ち破れるか?そもそも俺の速度に追いつき攻撃を与えられるか?」
『Boost!』
零誠「なら、その条件が満たせるまで倍加させてもらうとしましょう。ま、魔王クラスまで上げてみるとしましょう」
サイラ「クッ!」
そこからはサイラオーグの猛攻。
ガン!ガン!ガン!
『Boost!』
ラッシュの途中で倍加の合図がする。
その合図がサイラオーグを精神的に追い詰めていく。
しかし、レーセーがダメージを負っている様子は無い。
セラ「なんかいつもとレーセーくんの雰囲気が違うわ」
サー「アジュカ。君ならあの鎧の秘密が分かるかい?」
アジュ「十中八九、衝撃を逃がす類だろう。もし純粋に強度が高いだけのものなら鎧が壊れなくても吹っ飛ばされてるだろう。地割れがいくつか出来てるのは逃がした衝撃が原因だな」
完璧に正解だ。全く悪魔一の頭脳は恐れいる。
零誠「種明かしがされたが、どうする?鍛えられた肉体は賞賛に値するが、物理攻撃だる限り勝てないぞ」
サイラ「卑怯な!俺がしたかったのはこんな勝負じゃない!」
零誠「こんな勝負じゃない?ふっ。何、それ。笑う所ですか?木場にも劣る肉体で殴り合えば満足するんですか?テロリスト相手に肉弾戦をさせてもらえなかったら同じように卑怯とでも言うつもりですか?余り戦場を舐めてんじゃねえよ。犬死にすんぞ」
サイラ「!?」
サー「レーセーくんは戦いがどういう物なのか伝えたか」
零誠「そんな戦いじゃ絶対に壁にぶつかる」
サイラ「そんな事は分かっている!」
サイラオーグさんは引き、唱える。
サイラ「死よ。死の幕引きこそ唯一の救い」
魔力だはなく、気力によって行われる詠唱。
サイラ「この毒に……ダメだ。バアル家の誇りにかけてこれは使えない」
新人悪魔の会合での誓い
零誠「そんな綺麗事で勝てると思っているのか!」
サイラ「綺麗なままで勝つ。汚れてたまるか!」
サイラオーグはレーセーを締めあげようとする。
零誠「この鎧は人間の稼動区域以外に動かない。それ以上動かそうとしたら地面に衝撃と処理し、逃がしてしまう」
サイラ「なるほど。衝撃は地面から逃がしていたのか」
マズッ!?
サイラオーグは空高くにレーセーを放り投げた。
空中で攻撃を受けたら鎧の中で衝撃が留まり爆発する。
レーセーは慌てて鎧を消す。それを確認していたサイラオーグはレーセーに向かって飛ぶ。
零誠「後、もう一つ詰めが甘い」
『Boost!』
『Saber!』
『Explosion!』
何度も行われた倍加を受けたアスカロンの雨。
模擬戦の決着である。
もしサイラオーグがレーセーを持ち上げ、地面から離し締め技を行っていたらサイラオーグの勝ちだっただろう。
まぁ、鎧の形をした刀なのでところどころにある刃(聖剣製)で切り刻まれることにはなっていただろうが。
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サイラ「うぅ……ここは?」
サー「グレモリー家だ」
サイラ「……俺は負けたんですね?」
サー「いい所まで行ったんだけどね。レーセーくんは心配して見守っていたんだが、明日は学校だから帰したよ」
サイラ「学生だからそれは仕方ありませんよ」
サー「そして伝言を預かっている『俺との戦いの時はあれを許可します。そして制限抜きで構いません』だってさ」
サイラ「なっ!?それじゃあ模擬戦の意味は?」
サー「実力を測るのと、約束の確認が目的だったんじゃないかな?」
サイラ「そうですか……」
サー「一つ聞きたい。模擬戦中に使おうとしたあれは真っ先にゲームで使用不可になるような物じゃないかい?」
サイラ「あそこまで見せて流石にばれますよね」
サー「やはりね。レーセーくんが認めたからには対抗策があるんだと思うが気をつけたまえ」