虹色の騎士団
第4話〜大昔の約束〜
くそぉ、なんとかクレアを保健室に連れてきたけど...あまり重症じゃ無いらしい、なんか傷が浅いと言うか紋章を結構正確に削ったみたいだった...。
倒れた原因は削るときのミスによる体力出血により貧血になっただけ...しずくは気づいていたらしい、もちろんクレアも。
お、俺とした事が...まさか着替えを手伝おうなんて...いくら混乱したからとはいえ...くそ、一生の恥ダァ。
『2-B組』
蓮「はいはーい転校生ですよぉ、さっ、入って?」
ガラガラ...。
くろん「く、黒野くろん。」
しずく「しずくだよ!」
クレア「クレアスカーレットです」
な、な、なんで3人一緒のクラス?おかしいだろ、学校っていうのは確かにコミュニケーションを取るためのところであり家族関係とか昔から仲がいい奴はなるべく違うクラスに配置されるっていうシステムなんだよ!?
それなのになんでよりによって俺たち3人が同じクラスなんだよ、おかしいだろ、これは訴えるぞ?
あの理事長の頭いかれてるんじゃないのか?ま、まぁ話しやすい2人がいて助かるけど...クラス崩壊するぞこれ...。
蓮「はーい席ついてぇ?」
くろん「よっと...」
しずく「隣だね!」
クレア「隣ですね!」
くろん「ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙...」
なんで?なんでなんだ?なんで俺たちの所だけ席が横に三列なんだ!?普通が少し離れて二列ならそれにしとけよ!
なんで俺たちだけ小等部見たいにくっついて三列なんだよ、周りの視線いてぇよ、前の学校ではしずくほとんど武器だったしクレアは学校も通ってなかったらしいからわからないけど...。
視線が凄い。凄いよ。
ガシッ!!!
なんだ!?頭掴まれた!?不良が後ろ!?
白夜「またあったなぁ赤メッシュ野郎...」
不良の正体お前かよ黒メッシュゥゥ!なんで俺脳内で突っ込んでんだよこんな奴拳でやり返す場いいはずなのになんで!?
つかよりによって後ろこいつかよ名前ペンで服に落書きされないよなぁ!?もう後ろコイツだと落ちつかねぇ!
蔵馬「まさかこのクラスで俺の前なんてなぁ!運命か?」
白夜の隣お前かよぉぉぉお!どうなってんだよ俺の周りの奴らはよぉ...もうおかしい奴ばかりじゃないか...。
ララ「う、うるさいです横の2人とも...し、静かにしてください...」
後ろも三列かよ!つか姫さまかよ!なんで同じ組になんったんだよ全くぅ!もう俺やだ!姫としずくとクレアはいいとしてこの後ろの自慢馬鹿と黒メッシュの近く...いや、この2人の前はいやだぁ!もう絶望的だ...これ以上辛いのはないだろう。
俺の新たな学園生活が黒に染まっていく。
キーンコーンカーンコーン...。
くろん「はぁ...全く...よりによって後ろお前らかよ...」
ララ「ご!ごめんなさい!」
くろん「あぁいえいえ姫様は全然!ありがたいくらいです!」
授業捨てる時背の違いで物凄い俺の頭に手乗っけて俺を下げてったけどなぁ...そもそも姫の前ってのは居づらいもんだなぁ。
白夜「くろん...お前はギルドを作るのか?仲間も多そうだ。」
なんだよ改まって。
くろん「さぁ...別にこの学園のイベントとか興味ない、そもそも俺はどこぞの馬鹿野郎に学園に引きずり込まれた。」
しずく「賞金10万だよぉ?」
くろん「賞金ならクエストがあるだろ?」
どーせこの世に可燃なんて必要なさそうだし別にいい...俺が欲しいのは単純に力だ...そう、何よりも力。
今は仲間も数人いる俺だがその仲間を支えるための力でもあり近い未来に使う力にもなるだろう...。
それになんと言っても理事長先生の言った危険度レベル極のメモリーがたまに攻めてくるわけだ...それも週に2回もだ。
どんな奴が来るかわからないしメモリーにも種類はたくさんある...。どんな奴って言ってもレベル極じゃぁいみんな危険。
どんな野郎でも変わりはないってことだ、いつ攻めてくるかもわからないのに呑気に勉強って。
シュゥゥン!!!
白夜「おい!馬鹿野郎!」
犬夜叉「みんなぁ?すっごいの...来ちゃうよ?」
白夜「はぁ...まだ火曜日だってのに...行くぞ犬夜叉、俺たちだけでかたずける。」
しずく「くろん!」
あぁ...感じるわぁ...ゲネポスの時みたいになぜだかレベル極のメモリーの出現しそうな感じがするんだよなぁ...。
けど、結構遠いいなぁ...と言うよりも壁の外だ、そんな今行く必要はないだろう...でも...あの犬夜叉が凄いの来るって言ってたし...本気でヤバイのかなぁ...。
つっても実際に神秘桜学園を攻撃してくるかどうかわからない俺にヤバイのかやばくないのかわからないや。
俺も行くかなぁ。
ドカァァァァァァァァァァァァァン!!!
ララ「うわっ!」
蔵馬「おい!みんな!武器持って逃げろ!学園内は危ねぇ!」
え?メモリーの姿が見えてもいないのに避難かよ...襲ってくるかどうかもわからないんだぞ?
まぁ多分今の爆発からして危険度レベル極のメモリーは本当に出現しただろうけど...見えないってことは体は小さい...。
つまりもう来ているかもしれない、でも、危険度レベル極で体が小さいって...いったい...。
ドカァァァァァァァァァァァァァン!!!
しずく「二度目の爆発!?」
くろん「あぁくっそ!お前ら逃げとけ!俺は少し見ていたい!早く行け...蔵馬頼んだ。」
蔵馬「...あぁもう、死ぬんじゃねぇぞ!姫とメイド!行くぞ!」
タッタッタッタッタッタッタッタ!!!
しずく「どうするの?」
くろん「さぁな...見えないんじゃどうしようもない。」
ズドォォォォォォォォォォォォォォン...
あぁもうさっきから爆音ばっかじゃないか!何やってんだメモリーは!来るなら来いよ!...あ、違うな...これでいいのか。
つーかどういう事だ?爆発してるのに街にも学園にも傷一つ付いてないぞ?...なんの音だ?
地震でもない...爆音でもない...だったら...いったい何だよ...。
ドカァァァァァァァァァァァァァン...
パラパラ...。
しずく「うわぁ!天井からコンクリートの欠片がぁ!」
コンクリートの...欠片...?机は動いてないのに...上?...あ!白夜の野郎確か屋上行ってたきがする!」
『屋上』
ガチャン!!!
白夜「っぐふ...ぶはぁ!」
そこには血だらけの白夜の頭をつかんでいた、謎の白肌の人間?がいた...。
くろん「びゃ、白夜!おいお前!何してんだよ!」
???「何って...人間を...殺そうとしてた。」
人間を殺そうとしてた?...おぃおぃ...人型で喋るメモリーってか?全くもって意味がわからない...。
大体こんな奴いつ来たんだよ、気配を感じたのは壁の奥からだぞ?屋上にこんな奴の気配しなかった...はず...。
い、いやな予感がする...壁の方からまだ気配がする...んでもって俺は屋上にいるレベル不明のメモリーを見つけた...。
そして白夜を倒したこのメモリーは強い...それもきっとレベル極なのかもしれない...つまりだ。
俺が感じた気配とこの謎のメモリー...合計2体のレベル極メモリーってか...は、ははは...おぃおぃ...嘘だろ?
冗談じゃないぞ!?
???「ゲートだよ...。」
くろん「え?」
タッタッタッタッタッタッタッタ...
しずく「追いつかないでよ!....え!?」
???「あれは俺の世界に通じるゲートの気配...あの向こうには俺くらいに強い奴がいる...だから気配を感じる。」
な、なるほど...それで気配が動かないわけか...そうじゃないよね?何説明してるのこのメモリーは...。
いったいなんなんだよこいつ。
しずく「ルキア...」
ルキア「だれ?覚えてない...俺の名前...」
...ルキア?ルキアって...虹色の騎士団が...封印したって言われてた...あのルキア?う、嘘だ...あぁいやいや...。
多分嘘なのは虹色の騎士団の存在の方だ...多分ルキアは偶然あの話のメモリーと一致しただけだよ...多分。
も、もしもこのルキアって奴が本物なら...もしもルキアって奴が昔の話通りの奴なら...。人類滅亡じゃねぇか。
虹色の騎士団でさえ手に負えなかったんだろ?そんな奴が...くそ!...そうするんだよ...。
ルキア「君は...昔のあいつに似ている...俺を殺しかけた...あの10人の美味しかった奴らに似ている...」
くろん「お、お前...虹色の騎士団...って...知ってるか?」
ルキア「...俺の封印に...失敗して...食べちゃった人たちだろ...」
俺の封印に失敗?そ、それじゃぁあの話と噛み合わないぞ?話だとルキアは封印されたんじゃねぇのか?
る、ルキアの言い方だと...虹色の騎士団が負けたみたいじゃねぇか...。んな事信じられるかっつの!!!
くろん「しずく!行くぞ!」
しずく「ダメ!くろん!そいつとは戦っちゃダメ!」
強制換装:黒き翼の主バハームト!!!
ダークサイド!!!
ドカァァァァァン...
ルキア「まだ...まだ力は足りない...俺を倒すには...死神...になれ、若き《ジン》...」
ダークサイド!ダークサイド!ダークサイド!
ダメだ、こいつを逃したら人類が、ゴッドアースが危ない...ここでこいつを殺してこいつの素材で武器作れば...。
人類はメモリーに反撃できるじゃないか...今まで危険度レベル小にしか立ち向かってなかったが、こいつの武器なら余裕でレベル極の奴も相手できるはずだ!
俺ならコイツを殺れる!俺の力値は1億だ!こんな奴に負けるわけないだろ!!!くそが!
しずく「落ち着いて!くろん!」
ルキア「く...ろん?...お前は...くろんか?」
ドカァァァァァァァァァァァァァン!!!
くろん「ぶはぁ!!!」
な...何が起きた?俺に指一本触れてなかったのに...なんで...なんでこんなに痛いんだよ...くそ...もう...勝てる気がしない。
こんなバケモンが本当にいるとか...人類を餌にでもする気かよ...俺たちをここに連れてきた野郎はどこにいる...。
ルキア「お前は...くろんなのか?」
くろん「...そ、そうだよ...」
ルキア「なぜ...なぜ泣いている...悔しいのか?」
くろん「あぁ...人類がお前らみたいなクズ野郎に殺されることしかできないのが悔しい。」
くろん...コイツがくろん...俺が初めてあの虹色の騎士団と戦った時...団長のジン言っていた...。
『1万年前』
ジン「俺の息子には...いつかくろんって名前のつく奴ができる...」
その時の俺にとってはなんの関係もなかった話を黒野 ジンは死ぬ前に必死に話していたため...聞くに堪えなかった。
ルキア「それがどうした...もう...楽しろ。」
ジン「ぶはぁ!...その...そいつに...お前は...殺されてくれ...」
俺はその言葉に怒りを覚えてしまいジンに近づきとどめを刺そうとした。
ジン「それかぁ...あいつの...」
ルキア「ッ!!!」
ドカァァァァァァァァァァァァァン...
ジンの最後の言葉は絶対...俺たちメモリーとコイツら人間には...絶対あってはいけないこと...それをあの人間は...言ったんだ。
俺はジンを殺した後1万年ずっと眠っていたが夢で何度もジンは何度も何度も死ぬ前に言ったあの言葉を繰り返し言う。
そのためくろんと言う名も、あのジンの言葉も...なぜか覚えてしまっている...。人類が来て1万年も経った今...人類はものすごい進化を遂げた...褒める。
褒めるが...きっとそれは人間と分かり合ったことがある俺だけだ...俺は甘い...人類に甘くなってしまった。
メモリーとして...自分を嫌っている。
『現代』
ルキア「お前の先祖...わかるか...」
俺の先祖...。
くろん「わから...ない...」
ルキア「お前の先祖は...黒野 ジン...人類たちはそいつを力値は1兆越えの新人類と呼んでいた。」
俺の先祖が...ジン...そんなわけがない、親父にもおばあちゃんにもそんな話聞いたことない...。
そもそも俺はジンとか言ってたけど虹色の騎士団のあの話が嘘ならきっと虹色の騎士団団長のジンもいないんだ。
1兆越えなんて...ありえないしな...きっと俺は今の今まで夢を見てたんだよ...あるわけがない...。
ルキア「嘘だと思うのか...お前の先祖も力値も...。」
しずく「...。」
ルキア「俺は虹色の騎士団を全員食べた...と言うより俺の中に眠っている...力として...。」
グググググググググ...。
ルキア「そのせいだか...俺の世界では...俺の力値、10兆らしい。」
しずく「10兆!?」
馬鹿な...人類で10兆も力値を持ち奴なんていなかった!なのに人類だけを殺してきたメモリーが何にもしないで10兆?....。
メモリーって人類を食うだけでそこまで力値が上がるのかよ...わからない...わからない、なんでこいつは俺に全て打ち明ける。
俺を殺そうとしているのに...なぜこいつはこいつの事やジンの事や俺の事を話してんだよ...。
できるなら、早く殺してほしい...きっといつか平和な日くらいやってくるだろう...。
ルキア「...ジンに頼まれたことだ...もしも...くろんが俺を...倒せる日が来たら...俺を武器として使え...。」
くろん「なに...言ってんだ...お前。」
ルキア「俺は人類が好きだ...人類の進化は素晴らしいと思う...しかし...俺は殺さなければならない...それがメモリーだから。」
できれば、しばらく俺のところへ来るといい。
続く