・色々と崩壊
・ノロノロ更新
それではごゆっくりどうぞ!
とにかく、整理してみよう。
今俺の目の前にいる、少女はこう言っている。
「私は神で、暇つぶしに世界を創っちゃったぜ☆」
ということらしい。
.........いや、どういうことだよ。
俺は少女に問う。
「100万歩譲って仮にお前がこの世界を創ったとしよう。何で俺がここにいるんだよ。」
少女はうれしそうに答える。
「それは、私がここに連れてきたんですよ。」
「いや、だから何で......?」
「あ...えと..........」
少女の目が一瞬泳ぐ。
こいつ、なんか隠してんな......。
俺が疑いの目を向けると少女が急にポンッと手をたたくと、
「ボーイフレンドがほしかったのです!!」
「本当は?」
ふざけたことを抜かすもんだから間髪入れずに威圧の目を向ける。
「うぅ......ちょっとは喜んでも言いと思いますよ........?」
「お前に好かれたところで俺にメリットねぇだろ。」
「えぇぇ........言い切りましたよこの人.........」
話が逸れた。
何の話だったか......?
あ、そうか。俺をこの世界につれてきた理由か.........。
「んで、なんでこの世界に連れてきた?」
少女はまた目をそらす。そうして、
「別に良いじゃないですか......?理由なんて......!今を見て歩いていきましょう!」
「おやすみ。」
「あああぁぁぁあ!!待って下さい!言います!言いますから!!」
快く教えてくれた。
「えっとですねぇ......まぁ私は世界を創ったんですよ......ここまではOKですか?」
何一つOKではないのだが話をややこしくするのはよそう.....
「あぁ」
「よし!それで世界を創ったはいいんですが、予想以上に体力を使ってしまいまして......しばらく動くことができなかったんですよ.........」
うん、まぁ......神様とか言うものがどういうものかは知らんが、世界一つ創れば疲労もするだろう。
「それで、支配者が無力な状態というのはとてつもなく危険なわけで......世界の数々の《概念》達が暴れ出したんです。」
ここらから分からなくなっていくが、とにかく、1度こいつの話を聞こう。
「で、その概念達がそれ以上暴走しないように私は知り合いの神に私の世界を、代わりに制御してくれるように頼んだんです。」
「それで?」
「その知り合いは見事な手際で概念達を押さえつけ、統率し、支配下においてしまいました。」
「なら良いじゃねぇか、」
「いや、その.........」
少女が視線を泳がせる。
どうもこいつの癖らしい。
「その、なんだよ?」
俺が答えるように促す。
「ええと......あの、ですね.........」
それでも少女はもったいぶってなかなか話さない。
しびれを切らして俺は
「あぁ、もう!早くいえよ!?」
そう低い声で言う。
それにビクッと体を震わせた後、少女はゆっくり話し始めた。
「ええと、その知り合いに.........私の世界を...........乗っ取られちゃいました......。」
...................
.........なるほど。
いや、さほど理解しているつもりではないが大まかなことはわかった。
「裏切られた。と.........」
「....はい............」
少女は蚊の泣くような声で答える。
さっきまでとは打って変わって弱々しいものだった。
《裏切り》
残酷で愚かで許せない行為で、
極普通にどこにでも転がっている。
たとえ神の世界だろうとそれは変わらないようだ。
「まぁ、お前の状況は分かった。でもなんで俺をよんだかの説明をしろよ。」
俺が少女に問う。
少女はさっきよりはいくらか明るくなった声で、
「あぁ、それなんですが、とにかく私は助けが必要だったんですよ。そこで助けを呼ぶことにしたんです。」
......そこまではまだわかる。分からないのはここからだ。なんで《俺》を、もっといえば、《人》を呼んだんだ?
その答えを少女は口にした。
「ですが、その私の知り合いによってこの世界への他の神たちの干渉を出来ないようにしてしまったのです。そこで藁にもすがる思いで私は人を喚ぶことにしたのです。」
なるほど、人から選ぶ他なかったのは分かった。
しかし、何故俺なのか。別段他と比べて秀でたものがあるわけでもない。
そこを俺が訪ねると少女はこう言った。
「まぁ一口に喚ぶとは言っても、相手の意思を無視して身体を無理矢理別次元へと引きずり込むのは容易じゃないんですよ。ですから意思が別次元へと移動したがっている、強く自分のいる次元を嫌悪している人を選んで喚んだのです。」
俺は昨夜のことを思い出す。
まぁ、確かに今の世界に嫌気が差していたのは否定しない。
しかしそんな人間、世の中には数えきれないほどいるだろう。
ランダムに選んだと言われればそれまでだが、勝手に喚ばれた側としては、そう簡単に納得出来るものではあるまい。
俺は少女を問いただす。
しかし先程も聞いたような妙に軽い返事がかえってきた。
「あぁ!ですから!喚びやすそうな人の中から、私の好みの男性を抜粋させていただきました♪」
「いや、真面目に聞いてるんだが.......」
「んなっ!?私はいたって真面目にお答えしているんですよ!?」
「.........もういいわ、んで俺を喚んだのは分かったけど具体的に何がしてほしくて喚んだんだよ。」
俺は少女に尋ねる。
するとまた長々と説明し始めた。
「あぁ、ええとですね......先ほど《概念》を私の知り合いに統率されたというのは話しましたよね?」
「ん......あぁ...。」
俺は先ほどの話を思い出す。
「まぁ、統率とは表現したものの、その実質は監禁です。彼女は概念を自分の遣いによって拘束し監禁することによってこの世界を極めて暴力的に治めました。そして支配者へとなったのです。」
「悪い、要点だけまとめて30字以内で言え。」
「私の世界の概念を救い出すためにこの世界で無双して敵を倒そう。創さん」
「......最後意図的に付け足したよな。」
まぁこいつのボケに毎回付き合っててもしょうがない。
「ていうかさっきからお前が言ってる《概念》っていうのは、どんなもんなんだよ。監禁だら拘束だら......手で触れられる......実体が存在するもんなのか?」
俺の問いに少女はいかにも説明し忘れてました!というようにい手を叩いた後
「概念、というのは普通に今の私や創さんのように実体のある女の子達ですよ?私も会ったことはないですけど。」
そういう。
「なんで、女限定なんだよ......?」
「その概念が存在する世界の創造主が女だからですよ。」
「そんなもんなのか...?」
「そんなもんなのです。」
もう完全に頭は置き去りにされているのだが、とにかく要点はわかった。納得はできないが......。
「うん、まぁ大体はわかった。んで......これから、どうするんだよ。」
「あぁ、ええとですね......まずこの世界についてなんですか。創さん達の世界で言う《ゲーム》という娯楽に近いものです。」
ゲームという単語に俺の目が少しだけ色づく。
「決められたルールの中でプレイヤーはある目的を目指して冒険する。また、ルールは絶対です。」
「なるほどな......」
俺は若干の期待を胸に口角を片方だけ吊り上げる。
自分でもやめようと思っているがどうしてもこうなってしまう。俺の癖だ。
「じゃぁ、ゲームって言うんなら仕様を知りたいんだが......?」
「あぁ、ルールやその他でしたら今からたっぷり説明しますよ。私が!マンツーマンで!手取り足取り○取り!」
「............」
俺は無言で少女を睨みつける。
「んで......名前は?」
俺は、少し苛立ちながら、尋ねる。
「あぁ、申し遅れましたね、私...ユイ。と申します。」
ユイ...はわざとらしく丁寧に自己紹介をする。
「あぁ...!違う違う、お前の名前じゃなくてゲームの名前だよ。」
「.........そうだとしてもその反応はさすがにひどいと思いますよ?」
ユイは頬を膨らませて、溜息をついた後。
「そうですねぇ特に決めてはなかったですけどー............」
そういってしばらく考え......やがて。
「そうですね...じゃぁ、【Mine craft】にしますかね。」
その後、嫌と言うほど説明を受けて俺はこの世界、Mine craftについてある程度理解した。
まぁ、体感型ゲームだと思えばそんなもんだ......。
「......と、今説明するのはこれぐらいですかね。」
「まぁ、わかった。わかったが...本当にゲームなんだな、HPとか空腹度とか。」
「ま、暇つぶしと言えば!ってことで参考にさせていただいた部分もあるんですがね.....」
ユイはそういって苦笑いした。
すると、すぐに
「あぁ!一つ言い忘れていました!!。」
そういいながら手を叩いて、こう続ける。
「今、話したのはあくまで私の創った世界のルールです。ですが、支配者が変わった以上それらが変更されている可能性があります.........ですが、あくまで創造主は私なのでそこまで大きく変えられることはないと思います......多分...。」
そう言うユイの声は不安げだ。
ま、気持ちは分からなくもないが。
「ん...まぁ、状況はわかった。で、ところで......だ。」
俺に言われユイがこちらを向く。
「お前の説明だと......もうすぐ夜だから敵MOBがスポーンするんじゃねぇのか?」
俺がそういった後数秒の静寂。
「............」
「............」
俺たちはしばし見つめ合う。
今の表現に特に深い意味はない。
やがて、
「あああああああぁぁぁぁああああああ!!!!」
地平線の向こうまで届くのではないかと錯覚するほどの大声を上げて、ユイが俺の肩を揺さぶった。
このゲーム......相当難易度が高いのかもしれない.........。
続きますよ。
最後まで見ていただき感謝です!!
どうも彩風です!!
さて、あとがきって何書けばいいのかよくわかってません!w
う~ん、まぁ前に見て、やってみたかった小説内のキャラを引っ張ってくる。っていうのをやってみたいと思います。
次回から。
それでは次回も是非是非ごゆっくり!