ちょっとゲームの世界に異ってきます。   作:彩風 鶴

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注意書き
・色々と崩壊
・ノロノロ更新

それではごゆっくりどうぞ!


3話目  始点

「......っ。はぁぁぁああああ。」

俺は大きく溜息をつく。

しかし、ユイが冷や汗を流しながら俺の言葉を無視する。

「はぁぁぁああ......!!。」

もう一度、しっかりと聞こえるように言う。

「.........」

ユイは尚も無視を強行する。

「っ............。」

グイッ!!

「痛い痛い痛い痛い痛い!!!!???」

グッ!!

「っっっ痛ぁぁぁああ!!??」

なんだか知らないが叫びが聞こえる。

「ななな何してるんですかぁあ!?」

ユイがなぜか抗議の目を向けて俺をみる。

はて何故だろうか?

「はて何故だろうか?みたいな顔してるんじゃないですよ!ちょっとぉ!!すごい良い笑顔で人のうで捻っておいて!?死ぬかと思いましたよ?」

「オーバーリアクションだって...。そんな強くやってねぇよ。多分。」

「おっかしいなぁ!?最期に変な単語聞こえましたけど!?」

「まぁ、そんなこと別にいいんだよ。」

「いいんだよってちょっと.........。」

俺は周りを見渡す。

上に一つだけある空をみることができる穴。

そこからは暗い背景に点々と星が輝いていた。

うん、まぁ綺麗だ。

俺が元いた世界では空気が荒んでこんな空をみることはできないだろう。

そこは認める。

だけど...

「問題はそこじゃねえよ。」

ユイを睨みながらそう呟く。

「ですから、悪かったと思ってますよぉ......。」

ユイは弱々しく答える。

今の状況を説明すると、こうだ。

 

夜になる。

敵が湧く。

安全確保。

穴を掘る。

木がない。

作れない。

掘れない。

凄く狭い。

食糧危機。

 

という感じだ。

まぁまとめると、最悪。の一言に限る。

「はぁぁあ......」

俺が改めて溜息をつくとユイはばつが悪そうに俯いた。

「はぁ......まぁいいよ。もう......。今はとにかく夜をしのぐ方法を......」

ここまで言って自分の声を止め、ジェスチャーでユイに声を出さないように伝える。

ユイも頷いて、息を殺す。

静かになった空間に不気味な音が横切る。

《グア゛ア゛ア゛》

これは......

(ゾンビか...?)

俺の疑問にユイが頷きで答える。

不気味な呻き声がどんどんと近くなる。

狭い穴ぐらに緊張感が張りつめる。

武器も何もない状態の今ではまともに相手はできないだろう......。

バレたら駄目.........。

二人で一点を......一つだけある穴を瞬きも忘れて見つめる。

(来るな......来るな...。)

ただそれだけを心の中で叫びながら時間が過ぎるのを待つ。

このときが酷く長く感じられた......。

そして、

《ザッ》

穴から緑色に変色した、およそ人間のものとは思えないような足が見える。

その足は俺たちの穴の前で何かを探すように動き回ったあと.........。

どこかに去っていった。

 

 

「.........ふぅぅぅ。」

久しく忘れていたように一気に空気を取り込み呼吸する。

「今ので精神的ダメージがマイナス方向に傾きましたよ......」

ユイが力なく笑いながら顔を青くして言う。

俺はユイを軽く睨んで、

「おまえなぁ......。あれ創ったのお前なんだろ?。いくら何でもおぞましく創りすぎだろ.........。」

そう言う。

顔はハッキリと見ることはできなかったが、肌からして、そこらのゾンビゲーも裸足で逃げ出すようなクオリティであったことは間違いない。

他は全部直方体のくせに......。

「え!?いや!ち、違いますよ!!前に言ったでしょう!?」

俺の不満に対して不服だというようにユイが訴える。

俺は前のユイの言葉をできる限り思い出す。

不快な言葉は勝手に脳内処理で記憶から抹消されてるかもしれないが苦情は受け付けない。

少しの時間を費やし、やっとユイがいっている言葉が見つかった。

「あぁ、あれか......支配者が変わった以上、仕様が変更されてる場合がある。だったか......。」

するとユイは頷く代わりに無言で俯いて返事をする。

やはり本人も認めたくはないのだろう。

その、『裏切られた知人』とやらがどんな奴かは知らんが、まぁ今のこいつの心情がどのような状態なのかはある程度理解しているつもりだ。

「ん、まぁ......わかった。それよりもうそろ朝っぽいぞ?。とりあえず外にでよう。」

外を見ると暗かった空は明るみ始めており、『朝』と呼べる程度の明かりを持っている。

「え?出ちゃうんですか?もうちょっとゆっくりしていってもいいんですよ?」

ユイは調子を戻したように笑いながらふざけて言う。

しかし俺にはやっぱり力ない笑いに見えてしょうがなかった。

たぶん、かなりダメージがあったんだろう......。

俺はそれを察し、察した上で......。

「気持ちわりぃからやめてくれマジで。」

察したことに察されないように 呆れた風に言った。

 

 

「さてさて!何時間ぶりの地上ですかね!!」

ユイが明るく両腕を空へと突き上げて言う。

ユイの説明でも聞いたが、この世界では時間のすすみが俺の元いた世界よりも大分早いらしい。

正確ではないが俺の体感では4倍程度だろうか.........?

これは......もともと決して良くはない生活リズムがさらに悪くなりそうだ......。

俺は心の中で溜息をついた。

 

「で?まずは何すりゃぁいいんだ?」

俺が尋ねるとユイはこちらを向く。

そして人差し指を俺の目の前にビシィッ!と効果音が付きそうな勢いでつきたてる。

「よくぞ聞いてくれました!!このMine craftの世界では、基本は木です。大体のものは木がないことには始まりません。

まさに基本の《木》というわけですね!。」

.........。

「木っていうのは......ふつうにあれなんだよな...?」

俺は前にある立方体のブロックで形成された木のような形のものを指さす。

「ナチュラルに無視は地味に傷つくんですが......えぇそうですよ。」

ユイは不満そうに頷いた。

で、これは殴ってりゃ回収できるのか.........。

ま...ものは試しだな。

そう思い、俺は木に近づいて木を殴り始めた。

さっきから《殴る》という表現を何回も使っているが、要するに殴っているモーションってだけで、ユイが言うには...

ええと...何だったかな......たしか...ブロックの耐久値を削っているのだそうだ。

耐久値はブロックによって違い、耐久値が無くなったブロックは消えてしまうか、アイテムとなりプレイヤーの手にはいるそうだ。

木の幹を構成してる原木のブロックは、確か......素手で殴ってもアイテムになったはずだ。

そんなことを考えているとあっという間に目の前のブロックが壊れて代わりに小さな立方体となり俺の元に吸い寄せられる。

俺が左手を強く握り右手を開く。すると俺の視界に、インベントリ......ようするに手持ちの道具が表示される。

そこには、さきほど殴っていた原木があった。

「Ok、Ok。」

満足げにそう呟くと俺は他の木も切り崩しにかかる。

そんな俺にユイは楽しそうに、

「もう随分と手慣れてるように見えますねぇ!さすが私の創さんです!順応性も高いなんて。」

「うるせぇよ。お前も作業しろ。」

俺が睨むが、ユイは変わらずヘラヘラと笑いながら。

「いやぁん。ツンデレですかぁ?......そんなとこも大好きですよ、ダ・ー・リ・ン・」

 

《ドカッ、ボゴッ、ズガガガ、ボゴォォォン》

 

「ぼ、暴力反対.........。」

俺とユイは黙々と木を集め始めた。

 

 

「ふぅ.........とりあえずはこのくらいでいいですかね......。」

ユイは額の汗を拭う動作をする。

しかし、汗なんて少しもかいておらず、その動作に意味はないと思えた。

「さて、創さん。まずは作業台を作り.........ってあれ?」

ユイが驚いたように俺をみる。

「あぁ...作業台と木のツルハシならもう作ったぞ?別にいいんだよな?」

俺が作業台を殴りながらユイをみて言う。

そんな俺をみてユイは楽しそうに

「えぇ!その通りです!さすが創さん!!飲み込みが早いですね!!」

笑顔で言う。

しかし俺が呆れたように、

「昨日しつこく言われたからな.........?」

そう言うと...。

「えへへ......そんな、しつこく......だなんて......。創さんったらもう!」

顔を火照らせて目を逸らし、手をこちらに向けてひらひらさせている。

「............。」

突っ込むのも面倒くさくなって、若干軽蔑の目を向けたあと作業台へと目を向けなおした。

そのまま、石ブロックの確保へと向かおうとする。

「うぅ......放置プレイですか......いや、でも.........創さんに放置されてるって考えると...こう!体の奥から......こみ上げてくるものが.........。これなんですか!?何ですかね!創さん。」

しかし雑音に邪魔され俺はもう一度作業台の元へと向かう。

そして、木の剣......まぁ要するに木刀をクラフトした後、ユイに向かって思いっきりぶん投げた。

勢いよく回転しながら、木刀はユイの額にぶつかり《ガンッ》と鈍い音を立てた。

「ひにゃぁぁっっ!!??何で!?どうして!?Why!?」

赤く腫れた額を抑えながら涙目で抗議するユイを後目に俺は石ブロックを確保しに行った。

 

 

ポコッ。

ポコッ。

ポコッ。

ポコッ。

ポ......

「黙々と掘り続けてますねぇ.........。」

無心で石を掘り続けていると後ろから声がかかる。

後ろを振り向くと案の定ユイがニコニコとこちらを見ている。

「お前......石は集まったのか?。」

俺が尋ねるとユイは苦笑いしながら

「別に序盤はそんなに集めすぎなくても良いですよ。まぁ、あるに越したことはないですが......。」

そういう。

「そうか?もう少し集まったら取り敢えず拠点でも作るか。」

俺はそう言うともう一度石につるはしを突き立てる。

 

すると......。

「ん?」

「おぉ!」

そこから石とは違う何かが顔を出した。

 

 

 

 

 

......続きますよ

 

 




どうも、彩風です!!

ではでは、前回言ってたキャラを後書きに出すってのをやってみたいと思います!!
では......。


創「ん、ども。」
彩「いやいや愛想ないなおい!」
創「俺とお前は同一人物なんだから愛想もなにm...」
彩「そういう発言は控えていただけますかぁぁあ!!??」
創「......あぁ、悪い。」
彩「まったく......。」

創「で、何すりゃいいの?」
彩「ええとね......。とりあえず次回予告でも。」
創「へいへい(ぱっぱと終わらせよ...。)」

創「えぇ......次回の更新はおそらくいつも通り遅いとは思いますが......。それでもよければ是非是非見に来てください......。まぁ別にそんなに良い作品って訳でもないですしよっぽど暇でもない限りこない方が......」
彩「お前次回予告で辞書でも引いてこい!!!」


ではまた次回にお会いしましょう!
っていうか会いに来てください!お願いします!!。

追伸......誤字や変なところがあれば(変なところしかないですが)報告いただけるとありがたいです!
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