少し投稿が遅れましたが第4話になります。
それではリンクスタート!
「ふぅ」
やっと面倒なことが片付いて僕は一息ついた。
結局あの後記憶喪失のふりをすることには成功した。
しかし、そのせいで余計な検査が増えてしまい、終わるのに時間がかかってしまった、さらに、事故の後始末などにおわれてしまい、今に至るまで落ち着いた時間がとれなかった。
僕はこの時間を使い、これから先どうしていこうかと考え始めた。
このままこの世界で暮らす方がいいのか、元の世界に戻る手段を探す方がいいのか、そんなことを考えていると、病室のドアがノックされた。
入ってきたのはいつもの看護婦さんだった。
「こんにちは群青さん、足の具合はどうですか?」
「今は、あまり痛みはないですね」
「そうですか、もし痛みが強くなるようでしたら言ってくださいね」
「はい」と僕が答えると、看護婦さんは一瞬安心したような顔になるが、すぐに不安そうな顔になり言った。
「それで記憶の方は何か思い出せましたか?」
その質問に、多少の罪悪感を感じながらも僕は首を横に振った。
看護婦さんは残念そうに「そうですか」と言うが、「きっとすぐに記憶も戻りますよ」と励ましてくれた。
看護婦さんの名ばかりの問診が終わると、僕はまたやることがなくなり、暇になったので、病室についていたTVを見て過ごすことにした。
この世界にもTVがあってよかったな、などと思いつつ
何か面白い番組はやってないかとチャンネルを変えていると、《ナーヴギア特集》などという番組がやっていた。
僕は聞きなれない、《ナーヴギア》という言葉が気になってその番組を見て暇をつぶすことにした。
僕が元いた世界でもゲームという物は存在していたが、この世界のゲームは格が違った。
どうやらこの《ナーヴギア》というゲーム機を使うと、自分がゲームの世界に入っているような体験ができるらしい。
僕はこの番組に夢中になっていた。
ドアがノックされたのにも気づかないほどに…
番組が、ひと段落したところで突然後ろから「ナーヴギアに興味があるのかい?」と聞かれた。
僕は突然の声に驚きながらも、後ろを振り返ると、白衣を着たおじさんが興味深そうにこちらを見ていた。
「ど、どちら様ですか?」
僕は突然の訪問者に、そう尋ねた。
「これは失礼した、私の名前は茅場 晶彦、少し君に聞きたいことがあったので訪ねさせてもらった」
「僕に聞きたいことですか?」
「そうだ、だが聞いたところによると君は記憶障害らしいね?」
記憶障害、おそろく記憶喪失のことを言っているのだろうと思い僕は頷く。
「そうか、ならこの要件は君の記憶が戻ってからにしよう」
茅場と名乗った男はさらに続ける。
「先ほども聞いたが、君はナーヴギアに興味があるのかい?」
「そうですね、興味があるというか、やってみたいなーとは思ってます」
僕は戸惑いつつも答えた。
男はは僕の答えに、「そうか」と答えると、その場で少し考えた後「邪魔したね」と言い残し、病室から出て行った。
一人病室に残された僕は、突然きた男に不信感を持ったが、特に何をされたわけでもないので、気を取り直し、また《ナーヴギア特集》を見始めた。
番組が終わって思ったことは、やっぱりナーヴギアをプレイしてみたいということだった。番組では様々なゲームタイトルが紹介されていたが、その中で僕は《ソードアート・オンライン》というゲームに心を惹かれた。
番組が終わり、またやることがなくなった僕は、夕食までの少しの間眠ることにした。
《ソードアート・オンライン》をプレイしている自分の姿を思い浮かべながら、僕はゆっくりと眠りに入った。
今回も見ていただいてありがとうございました!
次の投稿も大体一週間を目安に投稿します。
ps諸事情により展開が遅れています。ご了承ください(=゚ω゚)ノ