《Welcome to Sword Art Online!》
目の前には、『ソードアート・オンライン』にログインしたことを示す文字が表示され、その文字が
背景に溶け込み消えていった…
視界が徐々に、明るくなり、微かに人の話し声のようなものが聞こえてきた
不思議に思い目を凝らしてみると、街が広がっていた…
「ここがゲームの中…?」
周りを見渡すとプレイヤーと思われる人達が
走り回っていたり、その場でジャンプしたりしている
ためしにその場で一回ジャンプしてみると
現実とほぼ変わりなく、一瞬の浮遊感を感じた後、
足が地面についた
「……おお!」
何回か繰り返していると、さすがに周りの目が気になりだしたので、街の探索に出ることにした
数十分ほどして、大きな広場を見つけたので、
探索中に買った物を整理することにし、そこの地面に腰を下ろした
パンをかじりながら買ったものを整理して、時間を確認する…
今の時間は午後3時半、普段なら2時間以上もゲームをすれば、目とかに疲れが出るが、全く疲れなど感じなかった…
「…まだいけるかな」
そう呟き、腰についてる『スモールソード』を引き抜く…
「ちょっと練習しとこうかな…」
剣の間合いに人がいないのを確認して、取り敢えず、上から振り下ろす、続いて横向きになぎ払う
「…すごいな」
もう一回繰り返し、今度は斜めに振り下ろしてみたり、そのまま突き出したりしてみた
「ソードスキルってのはどうやって発動させるんだ?」
何回か繰り返しやっても、攻撃に変化はなく、
逆手持ちにしてみたり、ジャンプしながら
振り下ろしてみたりしたが、何も変化はなかった
そして、今度は力一杯振ってみた、すると、
剣が手を離れ、すごいスピードで飛んでいくのが見えた
剣が飛んでいく先を見た僕は
ゆっくりと回れ右をしてそのまま歩き始めた、背後から聞こえた「ギャッ!!」という声を聞こえなかったことにして…
そのまま歩いていると後ろから
「オイ!」という声をかけられ、同時に肩を掴まれた…
「人に『スモールソード』をぶつけておいて謝りもせず逃げるなんていい度胸してるじゃないカ…」
僕は掴まれていた手を剥がし、振り向きながらに言ってやった。
「ごめんなさい」
取り敢えず謝った、しかし相手がフードを被ってるせいで、相手がどんな顔をしてるのか見えなかったが…
「ン…分かればいいんダ。初心者のうちは操作ミスぐらいするしナ」
そう言って、「ホイ」と僕が投げた武器『スモールソード』を返してくれた。
「それとこれはサービスだヨ、いいかソードスキルってのは、動作のタメが重要なんダ」
「動作のタメ?」
「まあ、あとは自分で考えるんだナ」
「動作のタメか、動作のタメ?」
「フ、それじゃあナ、オレッちはもう行くから、次からは気をつけろヨ!」
「あ、ああ、僕もあまり面倒なことを起こしたくないからね、気をつけるよ…」
そう僕が言うと、フードの人は少し笑いながら…
「フフフ、そのナリで僕か、似合わないナ!」
いきなり失礼なことを言われたが、よくよく自分の格好を見てみると、現実と違い今の自分の格好は、結構がっしりしてる感じだ、《僕》よりも《俺》とかのほうがいいかもしれない…
「それもそうだな、これからは俺で通すことにするよ」
「そうカ、まあ頑張ってくレ」
「あ、そうそう、オレッちの名前はアルゴ、覚えといて損はないと思うヨ」
「僕の…いや、俺の名前はカイトだ、まあ、覚えていても役には立たないだろうけどよろしくな」
「ああ、よろしくナ、それじゃあオレッちはちょいと用があるからいくナ」
そう言ってアルゴは広場の中心の方へ歩いて行った。
なんで剣ぶつけた相手にいろいろ教えてくれたんだろうと考えながら、そのままアルゴのほうをみていると、ピョンピョン跳ね回っている、いかにも初心者っぽい女の子の様子を伺い、声をかけているのが見えた。
「なるほど」
アルゴの行動の理由がなんとなく分かった僕はそのままフィールドに出るために街にあるらしいゲートを目指した。
おはこんばんちわ紅海兎です。
久々の投稿になりましたが、読んでくださりありがとうございます!
これからは、もう少し早いペースで投稿していきますね。
それと暑い日が続きますので体調管理に気をつけてくださいね!