孤独な少年   作:スカル

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第10話

扉を抜けた先はまた大きな部屋になっていた。一番奥に扉がある。どこに何があるか分からない状態なので、ゆっくり近づいていく。

「みんな、気を付けてね。」

キュアハッピーがそう言った瞬間、新たに警報が鳴った。

「侵入者の存在を感知。直ちに排除します。」

声に反応してまた、仕掛けが作動する。しかし、今度は先程の部屋とは違い何かが目の前に現れた。全身白いライダースーツ姿で右肩に小型タイヤが装着されている。

「追跡、撲滅、いずれも・・・マッハ!! 仮面ライダー~~~マッハ!!」

口上と共に決めポーズを決める、仮面ライダーマッハ。

「新しいヒーローだー!」

キュアピースは新しい仮面ライダーの登場に、テンションが上がっている。何名かは、冷めた目で見ているが。

「良い画だったでしょ。さて、この先には俺を一対一で倒さないと通れないよ。」

「ここは私が行くわ!」

前に出たのは、キュアアクアだった。

「相手は君か。よし、それじゃあ、行くぜ。」

マッハはマッハドライバー炎のバックル上部のスイッチを連打する。

『ズーット! マッハ!』

音声と共に猛スピードで行動する。キュアアクアの目は追いついていない。

『ゼンリン!』

取り出したゼンリンシューターでマッハは連続で打撃攻撃を与える。

「そらっ!」

キュアアクアは防戦一方だ。

「どうした、どうした。その程度か?」

「くっ、負けるわけにはいかないわ。」

去り際に見せた亘の表情が忘れられない、かれん。あんなに悲しそうな顔をした彼を放ってはおけないとかれんは思っていた。

「この勝負、絶対に勝って見せるわ。ヤァー!」

打って変わって、マッハに猛攻を仕掛ける。マッハはゼンリンシューターを使って上手く攻撃をいなしていく。

「こんなもんじゃ、俺は止められないぜー。」

マッハは腰のマッハドライバーに、新しいシグナルバイクを装填する。

『シグナルコウカン! トマーレ!』

右肩のタイヤに能力を表す道路標識が表示される。マッハはゼンリンシューターで光弾を放つとバックル上部のスイッチを四回押し能力を発動する。

『イマスグ!トマーレ!』

標識型のエネルギー障壁を発生させる。キュアアクアは障壁に触れた瞬間動きが停止させられた。

「何なのこれ!」

「おっと、しばらく動けないぜ。」

マッハは再びシグナルバイクをマッハに戻した。

「こいつで止めだ。」

『ヒッサツ!フルスロットル!マッハ!』

前方宙返りを繰り返してで勢いを付け、急降下して跳び蹴りを叩き込むキックマッハーを発動する。しかし、突然体から警告音が鳴り響き煙を上げマッハは落下した。。

「あっ、もう時間かよ。」

その隙にキュアアクアの停止は解けた。マッハが動けない瞬間をキュアアクアは見逃さなかった。

「プリキュア・サファイア・アロー」

両拳の蝶状飾りが光った後、水のエネルギーを弓矢に変えてマッハを射る。マッハに攻撃が当たり煙が上がる。煙が晴れると、もうそこには誰も居なかった。奥の扉が音を立てて開いていく。

「行きましょう。」

こうして、次の扉へとプリキュアたちは向かっていった。

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