孤独な少年 作:スカル
次の部屋は他の部屋と少し違っていた。大きなサッカーのスタジアムになっている。そして、そのスタジアムの真ん中に人影が何人か見えた。
「仮面ライダー龍玄」
「仮面ライダー斬月」
「仮面ライダーブラーボ」
「仮面ライダーグリドン」
「仮面ライダーナックル」
「そして俺、仮面ライダーバロンが相手をしよう。」
そこには、和洋中の様々な鎧を着たアーマードライダーたちが立っていた。
「この試合は六対六のチーム戦だ。先にゴールを決めた方が勝者だ。この先に進める。」
「今度はサッカーか。ここはあたしが行くよ。」
「勿論私も。」
「私も行くわ。」
「私たちも行くよプリンセス、ハニー。」
「うん。」
「分かったわラブリー。」
前に出たのはキュアマーチ、ルージュ、フォーチュン、ラブリー、プリンセス、ハニーの六人だった。
ここにライダーチームとプリキュアチームのサッカー対決が始まった。
「行くぞ。」
ライダーチームの先行である。ボールを蹴りだしたバロンが相手ゴールに迫る。キーパーはキュアラブリーだ。
「ここは通さないよ。」
キュアマーチが立ちふさがる。
「ふっ!」
だがバロンはボールを蹴りあげまるでダンスのようなステップを踏みながらマーチを抜き去って行った。
「嘘!」
バロンはこちらに上がってきていたブラーボにパスする。
『ドリアンスカッシュ!』
ボールがドリアンのようなとげとげのエネルギーに包まれ、ゴールへ向かう。
「ラブリー・パンチ」
だが、キュアラブリーがエネルギーを集めた左拳からピンク色の光波を撃ち出しボールを上手く弾いた。
「甘い!」
弾いた先にはここまで上がってきていた龍玄が居た。
『ブドウスカッシュ!』
右足のアームズにブドウ状のエネルギーを纏い、跳び蹴りを叩き込む龍玄脚を発動し再びゴールにボールを蹴り込んだ。
「ラブリー・パンチングパンチ」
しかし、今度もキュアラブリーがピンク色に光る巨大な拳を作り出し、パンチの一撃でボールを弾き飛ばした。そのボールを受け取ったのはキュアフォーチュンだ。
「ハッハッハッ!」
ドリブルでどんどん上がっていくキュアフォーチュン。だがその前にグリドンが立ちふさがる。
「ヘイッ、パスパス。」
「それっ!」
だが、キュアプリンセスへのパスであっさり抜かれてしまった。
「こっちこっち。」
そして、キュアルージュへとパスがつながる。
「プリキュア・ファイヤー・ストライク」
烈炎を纏ったボールがナックルの前に迫る。
『クルミオーレ!』
ナックルはクルミボンバーにクルミ状のエネルギーを纏いながら跳び掛かり、パンチを叩きこみボールを弾いた。
「その程度じゃゴールは割れないぜ。」
斬月がボールを受けとり再び攻め上がる。
「ここから先は行かせないよ。」
その前にキュアハニーが立ちふさがる。
『メロンスカッシュ!』
斬月はまだ距離があるにもかかわらず、その場からゴールに向けてメロン状のエネルギーを纏ったボールを蹴り放った。
「これなら、止められる。」
キュアラブリーが構えるが、そのボールをバロンが途中でカットする。斬月が放ったボールはシュートではなくパスだったのだ。
『バナナスカッシュ!』
まるでバナナのような弧を描き、ゴールへボールが斜めに迫る。いきなりの事でキュアラブリーも反応しきれない。
「プリンセス・ガチンコヘッド」
そこへ何とここまで戻ってきていたキュアプリンセスがヘッドでボールを弾き飛ばした。
「プリンセス、ナイスプレー。」
「うぅー、頭が痛いよー。」
キュアプリンセスはボールの威力で頭を押さえて唸っている。
「今度こそ決めるよ。直球勝負。」
「私も上がるよ。」
キュアマーチとキュアルージュのツートップでゴールに迫る。立ちふさがるアーマードライダーたちを次々躱し、ゴールの目の前に立った。
「プリキュア・マーチシュート」
風の力をボールに纏わしキュアマーチがボールを蹴る。
「プリキュア・ファイヤー・ストライク」
そのボールをさらにキュアルージュが蹴り、烈炎を纏わし威力を上げる。シュートチェインだ。
『クルミスパーキング!』
パンチの動作に合わせ、クルミボンバーからクルミ状のエネルギー弾を打ち出してナックルが迎え撃つ。だが、ボールの威力はすさまじく全く衰えない。そして、ナックルを吹き飛ばしボールはゴールに突き刺さった。
「ゴール、やったー。」
「どう、私たちのシュートは。凄いでしょ。」
シュートを決めた二人は互いに手を取り合いはしゃいでいる。そして、サッカースタジアムは消え去り奥に続く扉が開いた。
「行くよみんな。」
キュアマーチを先頭に部屋へと入って行った。