孤独な少年 作:スカル
「そらぁ!!」
俺は、大橙丸と無双セイバーを振るい目の前の鳥頭に斬りかかる。だが、相手は両腕から刃を伸ばし二刀を受け止めた。
「変わった神器だな。だが、そんな見掛け倒しでは俺は倒せないぞ。」
腕から伸びた刃は、俺の二刀を弾きそのままタックルをかましてきた。俺は後ろに跳び衝撃を減らしながら地面に降り立った。
「パワータイプの相手ならこのアームズだ!」
『ロック・オフ』
俺はドライバーのロックシードを外し、新たなロックシードを取り出して開錠した。
『パイン!』
自分の上の空間が開き、大きなパイナップルが降りてくる。
『ロック・オン ソイヤッ! パインアームズ! 粉砕デストロイ!』
アームズが展開し、鎧と眼の色は金色のパインアームズに変身する。手には専用アームズウェポン・パインアイアンが握られている。
「そーらよっと!」
パインアイアンを振り回し、相手を吹き飛ばす。
「グワーー!」
腕をクロスして防いだようだが、勢いまでは殺せなかったようだ。後ろに大きく飛ばされる。
「くっ!調子に乗るなよ小僧!」
鳥頭は背中から大きな翼を広げて空高く舞い上がった。
「これならどうだ小僧!」
さらにその翼から羽が手裏剣のように射出される。
「おおっと!」
俺はその場から急いで飛びのき攻撃を躱した。この重いアームズでは、あの攻撃を長く避けるのは難しい。
「だったらこれだ!」
『ロック・オフ』
俺は更に新たなロックシードを取り出して開錠した。
『イチゴ!』
今度は大きなイチゴが降りてくる。
『ロック・オン ソイヤッ! イチゴアームズ! シュシュッとスパーク!』
アームズが展開し鎧と眼の色は赤のイチゴアームズに変身する。ヘタに当たる部分が左肩に移動するため、左右非対称な外観だ。
「シュシュッと!」
俺は専用アームズウェポン・イチゴクナイを投げ付ける。相手は腕の刃を使いイチゴクナイを弾いた。
「何だ、この程度では痛くもかゆくもないぞ。」
「じゃあ、この数ならどうだ!」
無双セイバーにイチゴロックシードを装填する。
『イチ・ジュウ・ヒャク・セン・マン・イチゴチャージ!』
斬撃をイチゴクナイを模した大量のエネルギー刃に変化させ、一斉に発射するクナイバーストを発動する。
「セイヤーッ!」
「何っ!グエアァァァ!」
大量のイチゴのエネルギー刃に相手は大きく吹き飛び見えなくなった。
「こんなもんか。」
俺は変身を解除して彼女達に近づく。
「終わったぞ。」
「凄かったです亘さん。その仮面ライダーってフルーツで変身するんですか?」
「ああ、これはロックシードって言ってな……。」
ロックシードについて話しながら、彼女達と一緒に帰路に就いた。