孤独な少年 作:スカル
お昼を食べた後、俺は再び教室に戻った。午後からの授業は真面目に聞こうかと思っていたが、あいにくそうはいかないらしい。念のために放っておいた、カンドロイドの内一体が俺の元に来た。バッタカンドロイドのライブカメラによると、数人が家を出て外に出たらしい。
「ドラゴンが言う通りになっちまったな。」
ため息を吐きながら、俺は先生に早退することを告げ、学校から出た。学校から出てすぐに懐から、ロックシードを取り出し開錠する。ロックシードは大きなバイク型のロックビークル、サクラハリケーンになった。俺は、サクラハリケーンにまたがると、目的地に向かって走り出した。
「ねえ、本当に良かったのかな勝手に出てきて。」
「大丈夫だって、りんちゃん。ちょっとだけなんだから。」
「私たちもつられて来てしまいましたしね。」
「うぅ~一緒に来ちゃったけど大丈夫かな。」
「大丈夫、いざとなったらわたくしが守ってさしあげます。」
「さすが亜久里ちゃん、頼りになるね。」
夢原 のぞみ、夏木 りん、春日野 うらら、黄瀬 やよい、円 亜久里、相田 マナ、この六人は言いつけを破り家を出てしまった。理由としては、この辺りの地域を知りたかったからである。
「それにしても、ここってどの辺りなのかな?」
「わたくし達が居た場所とは、随分違う雰囲気のようですね。」
あてもなく散策を続ける六人だが、ここであることに気が付く。
「ねぇ、誰か道順覚えてる?」
「「「「「…………。」」」」」
その言葉にみんなの足が止まる。
「えー!どうするの、帰れなくなっちゃったじゃない。」
「大丈夫、何とかなるよりんちゃん。うーんと、こっちにするぞ~!けって~い!」
夢原のぞみは、感で道順を決めた。
「それで、本当に大丈夫なのかな。」
黄瀬やよいは少し不安そうだ。その時、バイクのエンジン音が聞こえてきた。そちらを見ると、白と桜色をしたバイクがこちらに向かってきた。目の前で止まると、ヘルメットを脱ぐ。
「やっと見つけた。」
それは、今朝会った暗道亘だった。
「家からは、出るなって言っただろうに。」
「あ、あはは、すみません。」
「早く家に戻れ、じゃないと面倒な奴が来…。」
「ぎゃははは、居やがったなこのモブ野郎。」
「る。はー、遅かったか。」
見あげると、そこには空中に浮いてる一人の少年が居た。
「何、あの人浮いてるよ。」
「一体、何なのかしら?」
「ぎゃはは、うん?おいモブ、お前その女達は何だ。まあ、どうせお前をぶっ殺せば手に入るか。」
「この子たちをを物みたいに言うな。はー、ちょっと下がっててくれ。」
俺は、懐からドライバーを取り出し腰に装着した。そして、オレンジの形をした錠前を取りす。右手に持ったロックシードを左上に構え「変身」の掛け声と共に起動。
『オレンジ!』
上の空間がチャックのように開き、中からオレンジアームズが下りてくる。ほら貝のような和風テイストの待機音が鳴り響く。体を左右に大きく振った後右腕を上にあげドライバーに装着しカッティングブレードをおろす。
『ロック・オン ソイヤッ!』
オレンジアームズが頭部にかぶさる形で装着される。それと同時に、アンダースーツを纏い頭部が兜に覆われた。
『オレンジアームズ! 花道 オンステージ!』
アームズが変形し、アーマードライダー鎧武に変身が完了する。
「お前、最近しつこいからな、今日は本気で相手してやる。」
「黙れモブ野郎。この世界の主人公は俺なんだよ。」
「神様の元へ送り返してやる。」
俺は、無双セイバーと専用アームズウェポン・大橙丸を両手に持ち構える。
「ここからは、俺のステージだ!」