超越者:スフルトゥア・レヴィアタン 作:界越者
書いている小説を見直し書き直したくなったのでこんな作品に……
やはり人間では無理があるのでは無いかと……だって原作の主人公転生悪魔だし。
というわけで、この小説の主人公は作品タイトル通り、シトリー家の長男です。外交?それはセラフォルーに任せ、スフルトゥアは人間界で自由に暮らしてます。
ちなみにサーゼクスの幾つか上の年齢になってます(笑)
ではプロローグをどうぞ。
何が起きて今こうしているのか…それは今の俺には分からなかった。
[記憶]としては周りにいる子供達に何かを教えている俺…。
そして愛しい人がそこにはいて、俺は何かを言われ苦笑いをして愛しい人は笑みを浮かべ俺の唇に自分の唇を重ねてきた…そこからの記憶は無い。
それが悪い事か良い事かどっちだったかと言われれば……俺はあれ以上の幸せを生きてきた中で味わったことが無かったということは覚えている。
「それはよかった。オマエが不幸のまま死んでいてはこれからの事に支障が出る。」
っ!?頭の芯に響き渡る声…年老いた男の声だ。だがその言葉はまるで俺を虫…いや、ただそこにあるだけの石ころに喋りかけているかのようなそんな気持ち悪さがあった。
「気持ち悪い?面白い事をいうな……。だがまあいい。俺はオマエを石ころ…いや、道端に生えている雑草並みには気を使っているつもりなんだがな。さて、そんな雑草の君にいい事を教えてあげよう…君は死んだ。それはもう何の救いも無く、ただの肉塊となって死んだ。一瞬で死ねたのは君の幸運だ。本来なら君の隣で驚愕に目を見開いていた彼女が死ぬはずだった運命を君が死ぬ事で変えたんだ。おめでとう、君は神にしか弄れない運命を自らの手で弄れた。」
何を言っているのか意味が分からない。ただそこにある台本を読んでいるかのように、つまらなさそうな声色でパチパチと手を叩く音が聞こえてきた。
「自己紹介をしようか…私は神だ。……おっと勘違いをしないで欲しいのは、君の世界の神では無いよ?この世界…いや、この[小説のサイト]には神というのは沢山いるんだ。それはもう幾万の神がね。」
ますます意味が分からない。小説のサイト?何の話だ?
「それは君が気にする事じゃ無いさ。だって君はこちらを鑑賞できないからね…違う違う。君はこちらに干渉できないからね。」
………で、神様が何か用なのか?
「ふふふ、それでいいのさ。安心するといい。僕が干渉するのはここの空間だけだ。所謂[プロローグ]という場所でだけだ。そこから先は僕は鑑賞側さ。さて…グダグダと僕が喋っているだけのプロローグなんて、鑑賞側からしたら早く本編をやれよと言われてしまう要因だ。そこでだ……君には神のいない世界へ行く一方通行のチケットをあげよう。ああ、鑑賞する神は幾万といるけどね。」
理解が追いつかない…なんて事は無い。把握はできたさ。つまりはあんたの自己満足…ていう事だろう?
「分かってるじゃないか。そう、これは僕の自己満足。だから君は思うようにその世界で生きていくといい。安心するといい…僕も薄情じゃないからね。君が望む物、モノ、者、ありとあらゆる力を幾つか授けてあげよう。そうだね…3つだ。君がその世界で生きていくのに必要な力を授ける。何がいい?」
……話を整理する時間をくれないか?
「ふむ……まあ字数稼ぎにはいいかな。うん、そうだね……じゃあ君のわかる範囲で、言葉を並べて今の状態を整理するといい。」
……いちいち頭にくる神様だな。だけど…やらないと先には進めない気がする。
まずはそうだ……俺は死んでいる。
次に…死ぬ前の記憶は全ては覚えていない。
それは俺の事…自分の事が分からないに直結する。
名前と年齢は勿論、自分がどういう人間だったかが薄っすらとしか分からない。性格は…結構勇気のある、人を愛する事ができるやつだった。
どういう風に死んだかも覚えていないからな…まあ死ぬ前の人格としては今、俺がこうして考えてる内容から推測できる。
次だ…ここは赤や青、緑や黄色などの色がごちゃ混ぜになった…まあ気持ち悪い場所だ。
頭に直接聞こえてくる声は神の声…姿形が見えないのがいい例だ。
そしてその神様は俺をどこかの世界で生き返らせてくれる?らしい。
そして生き返らせてやるついでに、何か必要なものはないかと聞いてきている。
俺は3つ…何かを選ばないとここから出ることもできないんだろう。
「そのぐらいでいいんじゃないかな?まあその世界に行ったら君が主役になれるから、ここでわざわざセリフを並べても、これから先ここを見る人は初見の神だけになると思うしね。」
相変わらず意味が分からないが……まあぶっちゃければ早く決めて行けって事だろう。
「分かっているなら早くしようか。僕もぶっちゃけると早く続きを書きたいのさ……特に取り柄の無い平凡な教師だった君が運命を弄った事で神の手で選定され、別の世界でどんな生き様を見せてくれるのかっていう……ある物語の中に現れた1人の男の物語をね。」
……わかったよ。だったら3つ…俺の願いを叶えてくれ。
1:愛する人を傷つけない程度の頭脳を!
2:誰にも臆する事の無い程度の屈強な精神を!
3:運命を弄る程度の力を!
「俺にくれぇぇ!!」
「………君、結構あれだよね…弾幕は好きかい?」
……ああ。大好きだ……最近はやってなかったけどな。
「くくく、いいね……じゃあ……その[程度]の力を頑張って使いこなすんだよ?安心しなよ…赤子の君にはまだ使わせないからさ。」
……赤子?
「うおおぉぉぉぉぉ!?」
目に見える景色がぐるぐると回り出し、そしてカラフルで気持ち悪かった空間が真っ黒になった。
生暖かい感触に意識を手放しそうになった時聞こえた声は…とても楽しそうな声だった。
【行ってくるといい、そこはハイスクールD×Dの世界。君は知らないだろうけど、こっちでは知る人は知ってる小説だよ。】
胎動…今冥界に生まれるであろうその鼓動は、ドラゴン、天使、悪魔、堕天使、人間、妖怪、吸血鬼…その世界に生きる者たちが一瞬感じた……王の気質だった。
さて、神様の出番は今後無いかもしれませんね。
口調が安定してないのは仕様です。
ではまた次回、お会いしましょう!
次回!
【産まれたばかりだけど俺は元気です。めっちゃ泣くよ?】
あ、評価、感想の辛口は泣くので陰でコソコソ言って下さい。ではでは!