超越者:スフルトゥア・レヴィアタン   作:界越者

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さて、今回はオリキャラ風味の原作キャラガブリエルさんがはっちゃけます。
ちなみに今回は新キャラも。
1日2回の執筆目で後半ちょいラブコメ臭がします、ご容赦を。

ネタバレ
内のレヴィアタン様は白髪の美幼女!
内のガブリエル様は容姿淡麗で誰もが振り向く美女ですが、悪魔に恋をし堕ちたり堕ちなかったり天然娘!
他には旧魔王派と呼ばれる人たちは結構ネタキャラ化!

え?原作?今は原作前ですよ?


二天龍との遭遇

それが現れたのは一瞬だった。

空を覆う程の赤と白…唸り声のような風が吹き慌てて飛ばされそうになるのを堪える。

 

「きゃああぁぁぁ!」

 

「っ!?んのやろう……」

 

甲高い叫び声と共に俺の背中にぶつかってきた肌色の物体。あの天使だろう。

自分の身を隠すことにしか意識していなかったのか、あまりにも無様に俺の後頭部に肘鉄を食らわせてきやがった。

 

「ち、違うんです!これはっ!?」

 

「うおっ!?」

 

バサッ!という音が聞こえてきた瞬間、俺と天使は地面へと落とされた。攻撃…そんなチャチなものではないぐらいの力強さだった。

地面へと落下していく際に、まだ背中に縋り付く天使を鬱陶しく思い離そうとするが既に狂乱状態に陥っているのかあわあわと言いながら俺の頭を抱え込みやがった。

 

「お、おい!離せ!てめえ俺を道連れにするつもりっぷっ!?」

 

「あああああああああ!」

 

話も聞いてくれないか…と言うか、なぜか俺の顔面に柔らかい物と少し硬いものが覆い隠す。息ができず俺はそれを剥がすように掴むと天使は狼狽え涙を流し、遂には俺の顔面にストレートパンチを放ってきた……光力を纏わせ。

 

「てめえ!何殺しにかかってきやがる!!」

 

「むむむむむむ!胸を触ったんですから当たり前ですっ!!!」

 

知るかよっ!と言いたかったがその前に塞がなければ怪我をする。こんなところで雑魚天使に殺されるのはナンセンスだ。てか胸を触られたぐらいで殺そうとしてくる神経が理解できない!

 

「ずあっ!?」

 

「きゃあ!?」

 

更に強烈な風が俺たちを襲い、天使は光力を消し俺に抱きついてきやがった!

 

ああ、クソ!

 

俺はそう思いぐっとその天使を片手で抱きとめ地面に落下した。ズドンというとてつもない音があちこちから聞こえてくる。他の悪魔や天使たちも俺たちと同じように落下しているのだろう……まあ俺の場合はバゴンッッッッッ!というとてつもない音だったが。

 

ああ、落下した際に俺たちは地面にクレーターを作ったらしい。地面まで数百メートルってところか。障壁が無かったら死んでたな。

 

「………ふえ?」

 

俺の腕の中にいる天使が目を開けると、俺と目があった。目と目が合う瞬間……俺は天使に殴られた。

 

 

 

「んで、お前は俺を殺したいと。」

 

「当たり前です!この私、天界一の美女と呼ばれるこのガブリエルの胸を触ったのです!殺す以外の選択肢はありません!」

 

「天界一の美女(笑)」

 

「なんですかかっこ笑いって!!」

 

この天使、どうやらガブリエルというらしい。ミカエルに名前が似てるが兄妹か?いや、どうでもいいか。そういえばジブリールが戦闘中にうちの妹は可愛くて美人さんになります!と前の戦争で言っていたな。こいつか?髪の色といい顔つきと言い似ている……。

 

「ふふん、私の美貌に酔い痴れているようですね。」

 

「天界一の美女(爆笑)と言ったが、ジブリールの知り合いか?」

 

「ばくしょう!?……え?お姉様を知っているんですか?」

 

先ほどまで自信満々だったガブリエルは、俺がジブリールの名前を出すと顔を蒼白させた。おい、見えてるぜ。

 

「ま、まさかあなた…スフルトゥア・シトリー?」

 

ん?コカビエルと戦っている時名乗った気がするんだが?

 

「ああ。ちなみにジブリールとは仲良くさせてもらってる。」

 

「あああああ!やっぱりあのスフルトゥア・シトリー!」

 

何を叫んでいるんだこいつは。いや、それよりもだ……上空を見上げれば炎が飛び交い赤と白が高速で激突している。

 

「赤龍帝に白龍皇…やはり現れたか。」

 

「うそ…お姉様が堕天使に堕ちそうに成る程のお方が私の前に…ダメよガブリエル。落ち着いて。ここで気を緩めたら堕天使に……」

 

このガブリエルという天使…さっきから翼が白黒点滅してるんだが体調不良か?そういえばジブリールも俺と会うなり白黒させてたな。なんでもありません!と回し蹴りを食らわされた記憶がある。

 

「……ん?」

 

『聞こえるお兄ちゃん!聞こえたら返事をして!』

 

『スフルトゥア殿、聞こえますか?』

 

俺の右の耳元に家族用の通信魔法陣が展開され、左の耳元には軍務用の魔方陣が展開された。左からはセラフォルー。右からはアジュカの声だ。

 

「ああ、無事だ。お前たちは?」

 

『お前たち?ああ、セラフォルーですか。それよりもスフルトゥア殿、今すぐ悪魔陣地へお戻りを。赤龍帝と白龍皇が現れた事で天使や堕天使だけではなく、悪魔の大半が先ほどの羽ばたきで恐慌状態になり戦意を喪失しています。一度態勢を整えようかと。』

 

『お兄ちゃん?あれ、アジュカちゃん?————』

 

どうやらアジュカが他の悪魔にも伝達をしているようで、途中からセラフォルーの声は聞こえなくなった。

まあとりあえず戻るか。そう決めた俺が飛び立とうとした瞬間…俺の翼を握られた。

 

「こ……腰が抜けたわけではありませんが、私を上に上げる事を許しっ!?ちょ、ちょ……スフルトゥア様!?」

 

「おい、目がチカチカするからその点滅をやめるか翼をしまえ。」

 

ああ…ジブリールの妹なら無下にはできん。まあ俺はだがな。このままあげてほったらかしにしていたらジブリールに何をされるか分からん。

 

「おい、ガブリエル。お前はどうする?連絡は来てないのか?」

 

「は、はい…とりあえずお姉様に連絡して天使の陣地へ戻ります。」

 

穴から這い出てガブリエルに俺は上着を脱ぎかけてやる。ジブリールが怖いわけじゃないぞ?あれだ…とりあえず一時停戦だろうしあいつの妹は無下にはできないからだ。

 

「あ…………」

 

「だからその点滅をやめろ。」

 

俺が上半身裸になった瞬間今までにないぐらいの点滅の速さが目に付く。堕天使に堕ちるかどうかの瀬戸際らしい。一度ジブリールを押し倒した時と似ているな。

 

『兄上、ルシファー様が目を覚ましました。すぐに戻ってください。』

 

「ん?わかった。……じゃあなガブリエル。」

 

「あ、スフルトゥア様……」

 

耳元でゼクスの声が聞こえ俺は気を引き締める。とりあえずは向かおう。話はそれからだ。

俺はガブリエルに別れの言葉を告げて直ぐに足に魔力を溜めて落下地点の森を走り抜ける。

 

まだ上空では赤と白が激突していた。

 

「ん?クルゼレイ?」

 

途中森を抜け山脈地帯を走っていると空にクルゼレイ・アスモデウスがよろよろと飛んでいるのが見えた。俺はそのお粗末な飛び方に眉を顰め飛び上がり翼を広げる…クルゼレイより一対多い翼を携えて。

 

「ス、スフルトゥア!?なぜ貴様が!?」

 

ああ、そういえばこいつは俺が嫌いだっけな。確かカテレアにご執心のアスモデウス家の血筋。そう認識している。

 

「怪我をしているのか?」

 

だがこいつが俺を嫌いであろうとそれはどうでもいい。逆にカテレアを連れて駆け落ちをしてくれそうな面白い奴だ。まあカテレアが俺にご執心だからな……嫌ではないが、あいつといるとセラフォルーが俺と口を聞かなくなる。

 

「お前は…服を脱いでいるのに怪我が無いな。」

 

「まあ服は捨てたよ。汚れたからな。怪我も俺の障壁の厚さなら問題はなかった。コカビエルと戦った時は肝を冷やしたが。」

 

「………化け物め。」

 

そう言ってクルゼレイはがくりと気を失った。よく見ると体の至る所に傷がある。アスモデウス様が死んでからはこいつが指揮を取っていたんだろう。こいつは悪魔の事を考えて行動を起こす奴だからな。

 

「めんどくさい拾い物をしちまったな。」

 

俺は落下しそうになるクルゼレイの襟を掴み悪魔陣地へ高速で戻った。

途中起きたクルゼレイが俺の速度に目を回し気絶したのは酒のつまみになりそうな出来事だった。

 

 

 

「お兄ちゃん!……って、クルゼレイ?うわ……ちょ、なんで顔を青く……きゃあ!クルゼレイが吐いた!」

 

悪魔陣地…冥界でも名前の無い小さな町だが、仮拠点としては十分な場所に着いたところでセラフォルーから迎えられるが、クルゼレイは俺の肩を掴み顔を青くした後口を押さえた。俺は被害を受けないために加減をして回し蹴りを食らわすと、セラフォルーの後ろまで飛んでいき盛大に吐いた。

あ、カテレアが情けないモノを見るような目でクルゼレイを見ている。

 

「セラフォルー、ルシファー様は?」

 

「今72柱の当主と集まって話してる。このままだと赤と白に滅ぼされるかもって青い顔してた。」

 

馬鹿だな…初めから分かってただろうに。72柱の当主…だが見渡す限りあの赤い髪は見当たらない。

 

「ゼクスは?」

 

「…今ルシファー様達と一緒に会議に出席してる。グレモリー卿も。」

 

どうやら当主だけではなくある程度の実力者は集まってるらしいな。

 

「俺も行く。セラフォルーは怪我人の治療に回れ。俺たちの領民を最優先だ。」

 

俺はそれだけ伝え、ルシファー様のいる家へと向かった。

 

 

 

「ですが!赤龍帝と白龍皇がいる限りは戦争も続けられません!」

 

そう叫び声を上げたのはゼクラム・バアル。バアル家の現当主で大王家ではかなりの発言権を持っている実力者だ。

 

「分かっている!だがこのままでは終われん!逆に今こそ反撃の時だ!72柱も既に半壊!中級悪魔から下はほぼ全滅で上級、最上級悪魔もかなりの数を減らした!今こそ堕天使を冥界から追い出すチャンスなのだ!」

 

頭に血が上っているんだろう。輝かしいグレーの髪を持つルシファー様は顔を醜悪に変えテーブルを叩く。

テーブルは砕け散り、衝撃が下にも伝わったのか地面が揺れた。

 

「……親父、大丈夫か?」

 

俺は少し離れた所にいる親父を見つけ駆け寄る。至る所に傷があるがどうやら大丈夫のようだ。

 

「おお、スフルトゥアか。見ていたぞ…よくぞコカビエルを倒した。まあ次元の狭間が現れた時は肝を冷やしたがな。」

 

そう言いながら親父は疲れが出たのか地面に座り込んだ。歳なんだからもうちょっと体を労ってほしいものだ。

 

「しかしルシファー。私たちは既に戦える者も多くありません。無様に命を散らせるよりも、ここで停戦してこれ以上悪魔に被害をださ」

 

「黙れレヴィアタン!!貴様、自分が魔王だということを忘れているのではないか!?」

 

「そんなことあるわけが!」

 

ああ、レヴィアタン様は生きていたな。白い髪は所々黒くなっているが、顔を見る限りミカエルとは決着はつかなかったのだろう。ん?

 

「スフルトゥア!ああ、スフルトゥア…無事だったのですね!」

 

レヴィアタン様と目があった瞬間抱擁をされた。俺の頬に絶壁が押し付けられたが、俺が膝立ちなのにレヴィアタン様の体が俺の顔にあるということは、この方は身長が低い…それはもうセラフォルーよりも。

 

「レヴィアタン様、あの…」

 

「はっ!?」

 

俺の隣で親父が困惑の表情をしていた。まあ魔王様に抱擁をされる息子を見たらそうなるか。

レヴィアタン様は顔をみるみる赤くし俺から離れた。

レヴィアタン様にそういう感情が俺にあるのは知っているが、いかんせん魔王と72柱の長男では格差がありすぎるし、俺は忠誠を誓うものとしてそういう感情は抱いてはいない。

話が逸れたが、レヴィアタン様はこほんと咳払いをした後先ほどまでいた位置へ戻っていった。

 

「スフルトゥア…お前。」

 

「親父、そんな目で見るな。」

 

俺はああいうのが好みなのか?という視線に耐え切れずため息を吐いた。体を自由に変化させれるのにあの体型…趣味なんだろう。いろんな意味で。

 

「……ともかく。私達は堕天使に」

 

「大変ですルシファー様!!神ヤハウェとそのお付き、堕天使総督アザゼルと幹部達がこちらに向かってきています!」

 

それを聞いた俺、レヴィアタン様、サーゼクス、グレモリー卿、ゼクラム・バアル、その他大勢は一斉にルシファー様から離れた。

その瞬間爆発…家は吹き飛び俺たちは家の外へ弾き飛ばされる前に受け身を取る準備ができていたが、そうでなかったものは無様に転げ気を失っていた。

 

「ひっ!?」

 

無事なのは報告に来た男のみ。既に穴という穴から何か垂れているが、今のはお前が悪い。この場でそれを言えばルシファー様がどうするかなど分かるだろうに。

 

「ヤハウェェェェェェ!!アザゼルゥゥゥゥゥゥ!」

 

ルシファー様は空へ魔力弾を放つ。直径約5キロもの魔力弾……これを撃ってなお更のでかい魔力弾を放つ。疲弊の色が見えないな。

 

「ありゃあ死ぬな。」

 

「あ、兄上!そんな悠長な!?」

 

「ああ……スフルトゥア、最後に私に口付けを」

 

んなこと言ってる場合じゃないぜ、レヴィアタン様。

ほらきた。

 

「そんなに怒らなくてもいいじゃねえか、ルシファーよ。うわぁぁ……やべ、光力が消えかかってやがる。」

 

「全くです。無駄な力を使いました…80%程。」

 

それは壊滅的だな。

 

「「スフルトゥア(様)!」」

 

「ごふうぅぅ!?」

 

おおおお、なんでジブリールとガブリエルが並んでやがる!

てかジブリールの奴、俺に駆け寄ってから鳩尾に抉るようなパンチを……

 

「てめ…光力込めやがったな!」

 

「聞きましたよ、スフルトゥア。私の妹を裸に剥き蹂躙したと。」

 

「してねえよ!ガブリエル!てめぇなんて説明しやがった!」

 

「本当の事です!わた、私のおっぱいを揉んだじゃないですか!!」

 

こいつら…苦手だ!てかガブリエル…お前そんな大声で

 

「あ、兄上?えと……ひっ!」

 

「スフルトゥア・シトリー?」

 

サーゼクス!助けろ!おおう、レヴィアタン様の後ろに巨大な獣が……

 

「ベヒーモス、晩御飯よ?」

 

 

 

 

 

「たく、気は済んだか?」

 

「いたっ!?は、はいぃぃ……」

 

俺はボロボロになった体でガブリエルの頭を小突く。ベヒーモスとか出してくるレヴィアタン様もレヴィアタン様だがな。おかげでベヒーモスの氷像ができてしまった。

 

「あら、ベヒーモス?………まあ今回は許して差し上げましょう。」

 

レヴィアタン様は氷像ベヒーモスを一瞥し腰に手を当ててにこりと笑った。

まあ戦力ガタ落ちだけどな。

 

「……それで、あっちは?」

 

俺は机を挟み睨んでいるルシファー様、苦笑いを浮かべているアザゼル、優雅に足を組み頭の天使の輪っかを指でなぞっているヤハウェを見て……碌な結果にならねえなと思った。

 

「なら、お前があの赤と白を封印すると?」

 

「ええ、その通りです。今まで魔獣やドラゴンを神器として封印してきたのは私です。ならばあの二天龍も…と。」

 

「なるほどな……まあ一番いい結果にはなりそうだ。」

 

てな感じでギスギスした感じはあるものの話は纏まりそうだった。

つまりは3大勢力合同であの二天龍を封印しようという事だ。

ヤハウェが要のこの作戦…まずはヤハウェ以外が二天龍の足止め。その間にヤハウェが二天龍を神器と呼ばれる物に封印する為の下準備。準備が完了したら二天龍を撃退し細切れにして封印…という力がモノを言う作戦だった。

 

「……おい、ガブリエル。」

 

「言いたい事は分かります。ですけど、多分1番の作戦です。」

 

そういうガブリエルの顔は怯えや恐怖が滲み出ていた。遠くを見ればセラフォルーと親父が何か話しており、サーゼクスはアジュカやクルゼレイなどなど、力を持っているものが集まっていた。

レヴィアタン様はルシファー様の後ろに立ち俺をチラチラ見てくる。あ、ジブリールも加わった。おい、シェムハザとミカエルを見てみろ…あいつらはちゃんと護衛の仕事してるんだぞ。

 

「……てかお前、いつまで俺の服着てんだよ?」

 

「あ……あの、スフルトゥア様。」

 

こいつは何故か俺の服を着ている。確かに裸では嫌だろうと服を貸したのは俺なんだが、服なんか物資の中にもあるだろうに俺の服を着ている。

 

「お前、生まれはいつだ?」

 

「ふぇ?えっと……今から150年ぐらい前です。」

 

餓鬼じゃねえか…サーゼクス達と同じぐらいって事は俺とは200年も離れてるのか。

ん?なんで俺はそんな事を考えた?

 

「あの…スフルトゥア様は戦争経験者とか?」

 

「まあな。て言っても前回の戦争は特に大した功績はあげてない。精々敵の陣地を20程壊したぐらいだ。」

 

「流石です……あ!」

 

「お前…まじ堕天するんじゃないか?」

 

今の言葉、堕天使、もしくは天使に聞かれてたら打ち首だぜ?まあ…見た目天然だしな。内のお袋に似ている。あの人は平気な顔で料理しているが味は壊滅的だ。俺がもう料理はいいと言った時は泣かれたな……まあ死ぬよりマシか。親父、手料理食った事ないって言ってたしな。

 

「………堕天使なら、こんな気持ちも正直に話せるのでしょうか?」

 

そう言ったガブリエルの顔は、カテレアやクルゼレイ、サーゼクスやグレイフィアに似ている。そういえばグレイフィアを見ていないな。まああいつなら無事だろう…何せ俺に罵声を浴びせるぐらいの女だしな。

 

「………む〜。」

 

そんな事を考えているとガブリエルの顔がおかしな事になっていた。頬を膨らませ俺を見上げてくる。

 

「んだよその顔?笑えるぞ?」

 

「ふにゃあああ!」

 

俺がくくっと笑いガブリエルの頬を押せば、顔を真っ赤にして俺の横っ腹をバシバシ叩いてきた。

ちょ、くすぐ……いて…おい、今光力を…

 

「うおおおおおお!?」

 

「きゃああ!?」

 

突如襲いかかる風圧に俺はガブリエルを庇うように抱きしめてしまった。上を見上げればどでかい怪鳥…ジズか。

 

「レヴィアタン様!?」

 

ルシファー様の後ろにいるであろうレヴィアタン様は、顔に笑みを貼り付けながら指を動かしていた。

あの方は俺を殺す気か!?

 

「あわあわあわあわあわ!?」

 

俺の胸元で顔を真っ赤にして目を回しているガブリエルを見て…俺はふっと笑みを浮かべた。

 




さて…取り敢えず結構ヒロインが登場しますた。
まあ頭の中ではそれぞれオリ主との関係が既に組まれています。
え?気に入らない?批判は受け付けませんよ。

さて次回はついに二天龍封印編。それが終わりもう2話ぐらい行ったら原作入りします。
オリキャラが出たり出なかったりしますよ。

ではまた。
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