Fate/Zero これは戦争ですか? いいえ観光です   作:銃剣

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第十一話 女は見た目と中身が大事

間桐家の朝

 

 

≪今日の天気は晴れ。最高のお出かけ日和です。皆さん、今日は思い切って何処かに、お出かけしませんか?≫

 

 

「外出かぁ、どうする?」 シャカシャカ

 

 

「どうすると言っても、今聖杯戦争ですよ。そんな呑気な事やってる場合ですか」 シャカシャカ

 

 

「しかしアサシン。たまには休息を取らんと、次の戦闘に悪影響を及ぼすぞ」 シャカシャカ

 

 

「だが征服王。こうしてサーヴァントが六体居るんだぞ。今更休息を取らなくても」 シャカシャカ

 

 

『でも私達はともかく、雁夜さんと桜ちゃんをずっと家に居るのは、可哀想ですよ』 フキフキ

 

 

「狂犬の言う事も一理ある。我らは居候の身だ。何かしないといかんだろ」 シャカシュカ

 

 

「でも可笑しな話ですね。聖杯戦争をせずに、外出の計画を練るなんて」 シュカシャカ

 

 

「その前に、マスターと六体のサーヴァントがテレビを見ながら歯磨きしたり、顔を拭いたりする事が可笑しいと俺は思うぞ」 シャカシャカ

 

 

 

「えぇ?そう?」

 

 

善明達は朝の天気を見ながら、歯磨きをしていた。ランスロットはヘルメットを濡れたタオルで拭いていた。その光景に雁夜はツッコム

 

 

「でもよぉ、たまには何処かに行こうぜ。弁当持って」

 

 

「今アサシンの言う事聞いてたか?聖杯戦争だぞ」

 

 

「心配するな。いざとなれば、ハサンが身代わりになって、その隙に俺達は逃げればいいから」

 

 

「いや助けろよ!そこは助けるところだよねぇ!?」

 

 

善明の言う事にツッコミをするハサン

 

 

≪それでは、今日の星座占いです。今日一番ツいているのは、天秤座のアナタです≫

 

 

「あぁ?俺か」

 

 

善明は今日の占いで自分の星座が言われて反応する

テレビに映っている女子アナが続けて言う

 

 

≪特に黒の天然パーマでアホヅラで今歯を磨いているそこのアナタ≫

 

 

「オッ…オイ!!見ろよ!!コレ絶対俺だよな!!完全に俺ピンポイントだろ!!」

 

 

善明は自分の特徴をピンポイントで言われ、テンションが上がる

 

 

≪今日は素敵な贈り物があるかもしれません。楽しみにしていて下さいね≫

 

 

「おっ…贈り物!?ひょっとして、ラブ…ラブレターとか!?モテ期か!?」

 

 

善明はテレビの画面に顔を近づける

 

 

≪ちなみに、さらに運を向上させるラッキーアイテムは真黒な…≫

 

 

「うんうん真黒な?」

 

 

さらに顔を近づける善明

そして「真黒な」の言葉の続きは

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「鞘だ」

 

 

 

ゴフッ! ドドォン!

 

 

 

その言葉と同時にテレビの画面から黒い鞘が飛び出し、善明の顔面に突きささる

善明はその衝撃で後ろに吹っ飛ぶ

 

 

「善明さぁぁぁぁぁぁぁぁん!!」

 

 

「おいどうした!敵襲か!」

 

 

「こんな朝早くから…なんて働き者なんだ!」

 

 

『いや違うでしょ!今はテレビから何で鞘が飛び出たという事ですよ!』

 

 

「あぁ!昨日ジャンヌとあの娘の写真を焼き回していたから…」

 

 

「いや、そんな事でテレビから鞘が飛び出ないだろ!あと桜ちゃんの写真も撮ったのか!」

 

 

「落ち着け雑種共!冷静になれ!今こそ冷静になってタイムマシーンを探すのだ!」

 

 

「アンタが一番落ち着けぇ!」

 

 

 

突然の事に焦りまくるサーヴァントとマスター

そんな事をしていたら

 

 

 

「相変わらず騒がしい奴らだな」

 

 

 

テレビから声が聞こえ、全員がテレビに目を向ける

割れたテレビ画面から誰かが出てきた

その人物はゴツゴツとした漆黒の鎧とバイザーで、若干青白い肌にバイザーの隙間から見える金色の目。そして、その手に持つのは黒い聖剣…そう出てきたのはサーヴァントだった

そのサーヴァントは「よっこらせ」と言いながら、出てきた

 

 

「!!アッ……アナタはっ…」

 

 

ハサンは汗を大量に流しながら、テレビから出たサーヴァントを見る

一方サーヴァントはバイザーを上げ、善明を見る

 

 

 

「久しぶりだな。善明」

 

 

 

「セ、セイバーオルタさん!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「えーと」

 

 

顔を包帯でぐるぐる巻きで不機嫌な善明が言葉を発する

 

 

「要するに何…素敵な贈り物って………お前?」

 

 

「贈り物ではない。帰ってきただけだ」

 

 

今は朝食を食う前に、全員がリビングに集まり、セイバーオルタの話を聞いていた

 

 

「少し前に言ったが、私は善明のサーヴァント」

 

 

セイバーオルタはそう言いながら、テーブルに置いてあるせんべいを一枚取り、食べる

 

 

「簡単に言えば、実家に帰ってきたようなもの。気を使わずに我が家だと思って気楽にしていろ」 ボリボリ

 

 

「いやそれ、マスターの台詞」

 

 

セイバーの言葉と行動の違いにツッコム

 

 

「あっひょっとして朝食の前だったか?すまない、そんなつもりじゃなかったが、なんかねだりに来たみたいで」 

 

 

じゃあ遠慮なくいただきまーすっとセイバーオルタはジル・ド・レェの水魔を食おうとしていた

 

 

「それ朝ご飯違う!!」

 

 

「何しにきたんだてめーは、何が素敵な贈り物だよ!!とんだグール宅配便だよ!!テレビ弁償してさっさと帰りやがれ、マスターの命令だ!!」

 

 

ハサンはセイバーオルタの食おうとしているものにツッコミ、善明はこれ以上面倒事にならないよう、セイバーオルタに帰るように言った。するとセイバーオルタが一枚の紙を取出し、テーブルに置く

 

 

「ではここに善明の判を押してもらえれば、あとは弁護士がやる。慰謝料は二億位でどうだ。一応こっちもバツイチサーヴァントで、これから色々大変なんだ」

 

 

「なんで離婚届みたいになってんの!?コイツとんだサーヴァント詐欺だよ!!」

 

 

「別に結婚なんてしてないだろ。でも、お前なら…」 ゴニョゴニョ

 

 

「あぁ?何か言ったか。良く聞こえねぇんだけどぉ」

 

 

「う、うるさい!!」

 

 

「ごふぅ!」

 

 

顔を赤くしたセイバーオルタの右ストレートが義明の顔にクリーンヒットする

そして、そのまま善明は気絶した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「善明、おかわりだ」

 

 

「いや、お前さぁ遠慮って言葉を辞書で一回調べろ」

 

 

善明が目が覚めた後、全員が朝食を食っていた

善明も朝食を取るが、セイバーオルタが「不味い」の一言で全員が固まる

今日の朝食を作ったのが、ハサンと桜だったからだ

桜に料理を教えているのは義明とハサンで、善明の長年の料理経験とハサンのお母んスキルで桜の料理の腕前は伸びていった

そんな事もあり、決して不味くはない料理を不味いと言われた桜は少し涙目になった

その後がこんな感じ

 

 

『桜ちゃんを泣かせたなコラァ!!』 ちょっとランスロットさん落ち着いて! オイィィィ狂犬に天の鎖(エルキドゥ)が全く役に立たんぞ!千切れかけている! 恐らく狂気によって何者にも囚われなくなったか… いや、そんなんで宝具を壊せるのか!? ほーら私の水魔と遊んで元気出して下さい お前と遊んでいたら、さらに泣き出すわ!! 

 

 

と、こんな感じでカオスになった

善明はすぐにあるものを作って、セイバーオルタに出す

それはハンバーガー

それを食ったセイバーオルタは目を輝かせ、何個もおかわりしている

そして今は5個目

 

 

「そういえば、お前が来た理由聞いてないな」

 

 

「それは食事が終わってからでいいだろ。それよりおかわりは?」

 

 

「いや、お前さっき言ったこと覚えてる?」

 

 

 

そんな感じでセイバーオルタも間桐家に住む事になった

 

 

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