Fate/Zero これは戦争ですか? いいえ観光です 作:銃剣
ズバァアアアアアアン!
ズガァン!ズガァン!
朝に絶対に聞かない斬撃と銃声が響く
斬撃はセイバー、銃声は舞弥の物である。床に無残にも塵となった手紙
もちろんギルガメッシュが消し忘れたジル・ド・レェの一文を見ての反応である
「マダム!やめましょ!!もう文通なんて!!」
「そうです!こんな下衆な者達と話す事なんてっ…」
「……不思議ね」
セイバーと舞弥が猛反対する中、あの手紙を読めば大体気持ち悪く思うのは当然だが
アイリスフィールは残った手紙を読んでも落ち着いていた
「今まで私達の亊、こんなにも思ってくれて。それに今まで友達と言える人が居なかったけど、一度にたくさんの友達が出来たみたいだわ」
「何を言ってるんですかアイリスフィール。ただの変態じゃないですかコレ」
セイバーは優しくツッコミを入れる
「それに…切嗣の亊も気に掛けているし…それにセイバー、貴方の事もそうよ。ムラムラするって」
「マダムゥゥゥゥ!!ムラムラの意味分かってますか!?ムラムラというのはですね…」
舞弥はアイリスフィールにムラムラの意味を伝えようとする
アイリスフィールは外界を知らずに育った箱入り娘です。ここしっかり勉強するように
「…みるわ」
「「!!」」
「私…」
アイリスフィールが何かを言っている事にセイバーと舞弥は喋るのをやめる
そしてアイリスフィールは首だけ振り返り言った
「会ってみるわ。この人達と」
翌日
間桐家
「善明さんんん!!ちょっとォォォこの手紙見てくださいよ!!」
ハサンが廊下をバタバタと走っていた
それに反応し、善明、ジル・ド・レェ、ギルガメッシュがビクついた
「ヤベッ…俺知らない俺知らない」
「私も知りません!英雄王ですよね?英雄王が悪いんですよね!?」
「元はといえば貴様のせいだろうが!我も知らん!」
善明とジル・ド・レェは両耳を塞ぎながら知らないフリをする
ギルガメッシュは堂々としているが、やっぱり最後の一文を消し忘れた失態もあるのか少しだけ心配していた
そしてハサンがやってきた時三人は怒鳴られる覚悟をした時
「やりました!!ついにやりました!!アイリスフィールさん、私達と会いたいって!!」
この答えに三人は白目を向き、口が閉じなかったという
「《切嗣の亊、まるで友人のように心配して嬉しかったわ》」
「《私達も貴方達との話し合いを望んでいるわ》」
「《場所はアインツベル城で会いましょ》」
善明、ジル・ド・レェ、ギルガメッシュはアイリスフィールの紙を一文一文読み上げた
「いや~~まさかこんなにも早く話し合いが出来るとは、やってみるもんですね。皆さんホントありがとうございました。持つべきものは有名な英霊ですねウンウン」
ハサンは嬉しそうに話すが善明、ジル・ド・レェ、ギルガメッシュは困惑していた
手紙を見るのをやめ考え始めた
「………オイどういうことだ。あんな手紙受け取って、それでも会いたいってことは。まさか…まさか」
三人は想像した
セイバーとアイリスフィールがキングサイズのベットに入っており笑顔で見てくる事を
そして三人はある結論に達した
(((あっちもムラムラしている!?)))
ビリビリビリィィィ
「いっいけませんん!!」
ジル・ド・レェはマッハで手紙を破いた
「ギャアアアアア!ジル・ド・レイさん何するんですァ!?」
「いけませんよォ!!暗殺者がムラムラなんていけません!!認めません!!聖堂者として!!」
「いや聖堂者じゃねーし!!大体アンタが一番ムラムラしてるでしょうが!!」
細切れに破き、聖堂者発言するジル・ド・レェにハサンはツッコミを入れる
「洗礼してからです。ムラムラは洗礼してから!」
「いや貴様は洗礼前からムラムラしてただろ」
ギルガメッシュが軽くツッコミ
善明は頭を掻く
「どーすんだよこれから」
話し合い当日の夕方 ハサンの部屋
セイバー陣営との話し合いは夜に行われる
善明達は着ていく服を決めている時、ハサンはある事に悩んでいた
「この仮面をどうするか。私って仮面が無ければ取りえないような物だからな〜」
ハサンは仮面を付けていくかどうかという事に悩んでいた
前回仮面しか無いと善明に言われたばかりである
「仮面の上に丸メガネ付ければいいか」
「おいハサン。準備できたか?」
「あぁ善明さん。もう少し待っ」
ハサンの部屋に善明が入って来て、ハサンは振り返り善明を見る
善明の格好は長い黒髪のカツラを被り、ドミノマスクに紫の洋装でマントを着けている。そして右手にムチ、左手に荒縄を持っていた
「何だその格好!?それに手に持っている物は何だ!」
「ふははははははっ!!何を言っている家畜よ!あの雌豚共への土産に決まっているだろ!!」
「誰が家畜だ!!それにそんな土産嬉しくねぇよ!!」
「あのセイバーは騎士王として激しく責め立てるSを装っているが、その都度Mの素質もある。あのムスっとする表情、悦いぞ悦いぞー」
「ダメだコイツ」
ハサンは今の善明の変貌に頭を抱える
そして無駄にハイテンションなのがさらに悩ませる
「そして私はS!!相性もバッチリだ」
「誰も聞いてねぇよ!それにアンタのワールドで語るな!」
「私のワールドではない。人は必ずSとMで分かれている!!」
善明はターンをしながら大きく宣言をする
そんな若干カオスに成りつつある空気の中
「お主ら何を騒いでいる?」
「イスカンダルさん丁度良かった。ちょっと善明さんを」
ハサンはイスカンダルの格好は見る
それは何処ぞの核兵器を破壊する伝説の男の格好だった
そして馬鹿デカイダンボールを持っていた
「アンタもか!!それにその格好は思いっきり不自然じゃねーか!!」
「そうか?余は良いと思うんだが。それに怪しまれても、このダンボールさえあれば大丈夫だ!」
「いや無理でしょ!そんなデカイダンボールあったら逆に怪しまれますよ!」
ハサンはダンボールを指差しながらツッコム
ダンボールの大きさはタンスが入るぐらいの大きさだった
「どうした?何か起きたか」
『もう皆さん、準備出来ましたか』
そこにディルムッドとランスロットが来たが、もちろん格好も普通ではなかった
ディルムッドは特殊能力形態に再構成することができる特殊能力と融合した格好
ランスロットは悪行超人から新世代正義超人なった男のマスクに黒いスーツの格好である
「アンタ等もか!というより何だ!?このボケるハイスピードは!!」
「この格好でセイバーに唯一無二の力を見せてやる」
『このマスク付けると良いプロレス技決められそうなんで』
「見せなくていいし、決めなくていいですよそんなの!!」
ハサンは全員の格好を見て、さらにシャウトする
「つーか何ですかそれ!?コミケでも行く気か!!話し合う気ねぇだろ!!」
「別に話さないって訳じゃない。ただそれなりの安全策を考えていたら、この格好になったんだよ」
「なんで安全策考えて、鞭と荒縄がいるんですか!完全にズレてるでしょ!!」
「そんな事より、あの二人はどうした?」
『まだ準備してるんじゃないんですか?』
「よりにもよって面倒くさい二人が最後かよ」
ハサンは一番の問題児が最後という事に肩を落とす
そんな事を考えていたら黒い霧が部屋に立ち込めてきた
「ちょっとランスロットさん。この霧消して下さいよ」
『私じゃないですよ』
「え?」
ハサンはランスロットを見る
ランスロットからは黒い霧が出ていなかった。出ているのは部屋の扉の隙間からだった
扉が徐々に開き、一人入ってきた。陣羽織にインナー、それから肩や腕や腰に防具や鎧を着て、.ブーツカバー・手袋・足袋を付けていた。そして左手に日本刀を持っていた
「家康ーーーーーーーーー家康、家康ーーーーーーーーーーーーッ!!!」
ギルガメッシュだった
「いやあんたかい!!なんでこんな面倒くさい人に面倒くさい奴チョイスしてるんですか!?」
「許さないッ!許さないッ!この世の全てを許しはしないッ!」
「そんな格好している人に言われたくないんですけど!!」
ギルガメッシュが若干暴走している為、修正がつかなくなっている
最後に残ったのはジル・ド・レェ
「あいつは、どんな格好してんだろうな」
「少なくとも善明さん達と同じだと思いますよ」
ハサンがそんな事を呟いていると、急いで走ってくる足音が聞こえた
恐らくジル・ド・レェだろう
「すいません皆さん。お待たせしました」
部屋に入ってきたジル・ド・レェの格好は○造○間サイ○シ○○カーだった
「あんたはもう人間のカテゴリーから抜けてるだろ!異端者からサイコ野郎に肩書き変わっただけじゃねぇか!!」
「失礼ですね!私はサイコ野郎という名ではありません!私はサイコシ「おりゃあ!」ぐぼぁ!!」
ジル・ド・レェが名前を言おうとした時、ハサンが顔面にドロップキックをする
その時に付けていたマスクが顔に埋まる
「テメェらいい加減にしろ!!話し合いに行くって言ってんだろ!!これじゃ、ある意味脅迫しに行くもんだろうが!!」
「そう怒んなよ。少し悪ふざけしただけだって、あんまり怒んなよ」
「だったら早く着替えて下さいよ!」
「分かったよ、全く…家〜畜共が、集まって〜♪」
「歌うなーーー!!!ある意味R18付ける気か!!」
その後、コスプレしたメンバーはハサンの部屋を出て行った
ツッコミ疲れでイスに座り休むことにした
「本当にあの人たちは話す合う気あるのかって」
「おい、どうした」
「あ、オルタさん。実は義明さん達が」
ハサンの部屋にオルタがやってきた
ハサンはオルタを見ると、格好が喪服に鬼のカチューシャを付けて、肩に金棒を担いでいた
「………」
「どうかしたか?」
「……もういいです」
ハサンが初めてツッコミを放棄した瞬間であった
そして結果的に話し合いは普段着で行くことになった