設定集1 アウトバーン女子学院
アウトバーン女子学院
ドイツの大企業の出資により建造された学園艦。本拠を山口県・萩市に置いており、母港は山口県・長門市の仙崎港としている。モデルになっているのは伊勢型航空戦艦。主砲部はアンテナとして利用している。
校風は基本的に日本らしいもので、学園艦内に『山口萩通信社』という大企業が存在することから、就職率も非常に高く、学校の資金も潤沢である。
校章は、学名の元となっている高規格道路『アウトバーン』をモチーフに、立体交差道路を描いたもの。どことなくハーケンクロイツを彷彿とさせる。
制服は白のブラウスと灰色のブレザーに紺色のスカート。夏服はスカートが灰色になる。冬は赤のリボン、夏は水色のリボンが指定となっている。
学科は以下の通りである。
・普通科 ・機械工学科 ・電子工学科 ・被服科 ・自動車科 ・船舶科(操艦業務)
戦車道は部活動という形を取っており、そのために資金面では全国大会常連校などと比較すると劣る面がある。今までは歴代隊長が待伏せやトラップを得意とするため受身の試合を展開することが多かったが、夏紀が隊長に就任して以来、攻めの戦車道に転向しつつある。車両は基本的にドイツの車両を使用する。年度が変わってからは積極的に増車をしており、多国籍な戦車隊となっている。
《虎さんチーム》
識別マーク...デフォルメされた虎
三城 夏紀 隊長/車長
好きな戦車・M4シャーマン中戦車(過去の乗機) 好きな花・ミカン
少し控えめな性格の少女。小さな流派『源流』を継承する数少ない人物の一人で、源流をベースとした独自の戦術を用いて戦う。中学三年生の時の戦車道大会中の事故により、妹と生き別れ、自身も右目の視力を完全に失っている。その為一時的に戦車道を離れていたが、妹との再会を果たすために再び戦車に乗ることを決意した。
指揮は結構むちゃぶりをすることが多い。しかしながらそのむちゃぶりにも結果がついてくるため、隊員からの信頼も厚い。体つきは貧相であるが、幼げな見た目は可愛らしさを感じる。髪型は茶髪のショートポニー。黒色の眼帯をつけている。
四条 華蘭 通信手
好きな戦車・10式戦車(統率の取れた戦闘がカッコイイ) 好きな花・蘭
イギリス人と日本人のクォーターの少女。母が戦車道経験者で、母も通信手であった。情報をまとめることや、人を口車に乗せることが得意。思いやりの気持ちが強く、夏紀のことをよく気遣っている。戦車に関する知識は結構なもので、彼女自身戦車は好きである。将来の夢はアナウンサー。
若干ウェーブのかかった金髪のボブカットで、どこか気品を感じる佇まいである。身長は決して高くないものの、体つきがいい。
壱崎 幹葉 砲手
好きな戦車・ヤークトティーガー(砲が強い) 好きな花・藤
虎さんチームの中では唯一の一年生。戦車というよりは戦車道が好きで、非常に詳しい。ズバ抜けた射撃のセンスを持ち、行進間射撃はもちろん、砲塔や車体の揺動が収まる直前や旋回しながらの射撃でも命中させることが可能。体が弱く、集中力が長続きしないのが弱点。戦車道部には過保護な親の反対を押し切って入っており、成果を見せることで戦車道に対するマイナスイメージを払拭したいと考えている。
黒髪三つ編みのおさげで、赤い下ブチのメガネをかけている。体つきはいいが、制服やパンツァージャケットはダボ付いた物を着ているためあまり表面には出ていない。
二葉 琴音 装填手
好きな戦車・ティーガーⅡ(強い) 好きな花・サザンカ
陽気な性格の少女。非常にテンションが高く、メンバーの士気高揚に一役買っている。また装填に関しては、速さよりも正確さが取り柄であり、車内が激しく揺れる源流の戦闘術にベストマッチである。一応砲手の心得があり、いざとなれば砲手をすることもできる。
髪はオレンジかかった黒のセミロングで、手入れが行き届いていないため少し傷んでいる。だが容姿には無頓着であるため本人は全く気にしていない。顔立ちはよく整っている。
五樹 涼子 操縦手
好きな戦車・Ⅰ号戦車C型(滅茶苦茶速い) 好きな花・黄水仙
フランクな性格の少女。戦車レーサーの家系に生まれ育っており、幼い頃から戦車の操縦を叩き込まれて育ってきた。国内リーグ最高峰の戦車レース『タンク・アタック』において優勝経験を持つ凄腕で、繊細なパンターをまるで手足のように扱うほどの技量を持つ。
毛先だけが金色の黒髪で、肌は少し褐色。体つきは非常によく、身長も高いためモデル体型である。制服の時には黒いタイツを履いている。
フラッグ車/隊長車:パンター中戦車
D型→D型/G型→D型改G型仕様
アウトバーンの戦車隊において、当初1両だけだった回転砲塔付きの戦車。アウトバーンの何でも屋的存在として、主力・遊撃・偵察など様々な任務をこなした。
当初はD型で様々な機械系に不安を抱えていた。冬季杯開幕と同時に不安のあった駆動系とエンジン周りを換装しD型/G型仕様となり、更にそこから一番の爆弾であった変速機を換装、外装もハッチ等以外はG型準拠となり、D型改G型仕様となった。愛称は『虎さんチーム』
M4A3E8 シャーマン・イージーエイト
冬季杯・決勝戦の直前に維新中学校から送られてきたもの。シャーマンの決定版的な性能であり、走ってよし、撃ってよし、守ってよしの好バランスが特徴。装甲厚が上がり、砲火力が上がり、サスペンション性能も上がっているため、全体的に他のシャーマンよりも性能は上である。
《クジラさんチーム》
識別マーク...潮を噴くクジラ
樹 葎花 車長
好きな戦車・Ⅲ号突撃砲(乗機よりスタイリッシュ) 好きな花・ローズマリー
生徒会書記の少女。頭は冴えるが面倒くさがりで適当。戦術は先代隊長譲りの待伏せを得意とし、陣地転換を繰り返しての弱点狙撃を好む。
髪はショートヘアのぱっつん。優しい顔立ち。
樹本 花夏 砲手/部長
好きな戦車・TOGⅡ(長くて勇ましいところが好き) 好きな花・カメリア
生徒会長の少女。『ザ・生徒会長』と言って差し支えないほど生徒会長のテンプレートのような人物。戦車部の部長で、生徒会権限で学校運営陣に圧力をかけることでコストのかかる戦車部に多めの部費が回るようにしていた。非常に精密な射撃をし、照準速度はあまり速くないがなかなか外すことはない。
長い黒髪をポニーに結んでいる。体つきはかなり豊満であり、羨望の的である。
Ⅳ号突撃砲
→Ⅳ号突撃砲(最後期仕様)
固定戦闘室を搭載し、非常に低い背格好が特徴の自走砲。装甲はあまり頑丈とは言えないが、車体を傾ける緊急被弾経始を用いることで数倍の防御性能を持たせていた。
非常に優れた砲性能を持ち、その低さと相まって待伏せに適している。またベースとなっているⅣ号戦車の優れた機動性を譲り受けているため、脚も結構速い。
冬季杯準決勝よりⅣ号突撃砲の後期生産型仕様へと姿を変え、現地改装で付けられたコンクリート装甲や側面のシュルツェン、足回りの後期型へのスワップなどが行われている。
Ⅳ号戦車J型
Ⅳ号突撃砲(最後期仕様)の車台を仕様し、回転砲塔を搭載しⅣ号戦車の形に戻した、逆ドイツ式カスタムで作られたもの。側面には金網でできたシュルツェン、トーマ・シールドを装備しており、防御性能はほぼⅣ号突撃砲の時と同じである。砲もⅣ号突撃砲の時と同じであり、車高が高くなった代わりに回転砲塔を手に入れたという具合である。
《山猫さんチーム》
識別マーク...猫っぽい虎な感じの山猫
松岡 寿璃 車長
好きな戦車・カヴェナンター巡航戦車(熱血(物理)だから) 好きな花・梅
軟式テニス部部長の少女。軟式テニス部は今部員不足と指導員の不在により活動休止中であり、その間の特訓的な意味合いで戦車道をしている。熱血で、根性や根気といった精神論が好き。非常に博打打ちであり、無謀な戦術を展開しようとする場合もある。
黒のショートカットの前髪を、流れ星を象ったヘアピンでまとめている。少年的な体つき。
沢松 紀奈子 通信手/装填手
好きな戦車・チャーチルⅠ歩兵戦車(長くてどっしりしていて格好良い) 好きな花・桃
軟式テニス部のマネージャー。そのせいか周りに気を配ることが得意であり、メンバーの体調管理等はお手の物である。非常に面倒見のいい性格で、頭も冴えるため実質山猫さんチームの中核である。
彼女の特筆すべきポイントはその豊満な体である。学内でもトップクラスというよりダントツでトップのナイスバディである。髪は黒のセミロングのもみあげを三つ編みにしている。
10.5cm突撃榴弾砲42型搭載Ⅲ号突撃砲(通称10突)
Ⅲ号突撃砲の砲を10.5cm榴弾砲に換装したものである。対歩兵戦闘においては非常に有用な兵器であったが、戦車道では敵の装甲を貫くことのできない榴弾は非常に使い勝手が悪いもので、基本的にアシストとして使用する予定だった。
VK 16.02 レオパルト軽戦車
Ⅱ号戦車の偵察用発展系として開発された軽戦車。実際に完成した車両はないが、部品が揃っていたために組立が可能であり、戦車同連盟の許可を得て戦車道に投入された。
パンターに非常に似たデザインをしており、良好な被弾経始を取り入れた装甲と、パンター譲りの大型の足回りが特徴である。その為走行性能は非常に高く、偵察に向いた車両であると言える。搭載している5cm砲もこのクラスの車両としては高威力な方である。
《道場破りチーム1 クロムウェル》
相島 舞香 車長
好きな戦車・クロムウェル巡航戦車(乗機)
『見島流』を継承する少女。萩市に浮かぶ離島、見島において発展した見島流は、島の起伏や豊かな森林、岩浜などを有効に利用する、言うなれば「環境を味方に付ける」戦術を得意とする流派である。
見島流は数ある流派の中でも非常にマイナーで、彼女は度々見島流を虐げられてきた。そんな評価を覆すために、見島流の誇りを示すために、自らよりも強力な敵に立ち向かってきた。
性格は少し気性が荒く、口調も汚い。しかし根は優しく、思いやりを持った少女である。
金髪のツインテールで、かなり長い。身長は高いが胸は薄い。
クロムウェル巡航戦車
イギリス巡航戦車の系譜において、最も成功した車両であろう。高い機動力とそれなりの火力を得て、『大戦中最速』の称号を欲しいままにした。
その特徴はなんといってもその速さ。それでいて装甲厚もなかなかのものであり、軽戦車というよりは中戦車に部類できる。クリスティー式の足回りは地形に追従し、良好な加速、旋回性を発揮する。
本車には排気口カバーが取り付けられており、スポーティなフォルムを演出している。
《道場破りチーム2 クルセイダー》
大島 海荷 車長
『見島流』門下生の少女。舞花と同じ気持ちを抱いているが、彼女はより温和に力を示す方法を考えている。舞花の激しさのカウンターバランスのように優しく、おっとりとした性格だが、内に秘める黒い性格は誰も知らない。
明るい栗色のショートヘアで、前髪が左側だけ長い。試合中はヘアピンでかき上げている。
クルセイダー巡航戦車
イギリス巡航戦車の中では成功の部類に入る車両。かつての巡航戦車よりも速く、強い戦車になっている。まるで鉄板を貼り合わせたようなデザインで、性能もまるでハリボテかのような紙装甲であった。しかしリミッター解除で60km/hという快速は驚異的である。整備の行き届いている現代の車両においてリミッター解除そのものがエンジンにダメージを与えることは殆どなく、本車はほぼ常時リミッターを解除して運用している。
《美術部チーム ケヌ車》
厳島 花凛 車長/装填手/砲手
美術部員の一部が『新たな刺激による新境地の開拓』を目指して戦車道部と兼部することに。そのうちの一人が彼女であり、美術部の部長でもある。チームの新たな目として活躍が期待できるケヌ車だけあって、責任も人一倍である。その為彼女は非常に張り切っている。
髪型は茶髪のセミロング。赤色のベレー帽を被っている
四式軽戦車 ケヌ
日本軽戦車の中でも現存している車両の中では最新の車両である。三式軽戦車ケリが砲塔内スペースの関係上、非常に取り回しにくい車両であったため、ケリ車の砲塔を、新砲塔への換装で余剰となっていた九七式中戦車チハの砲塔に換装したものである。本車はループアンテナの取り付けられたタイプである。高い機動力を持つ他、本車には特殊な成形炸薬弾『タ弾』が用意されている。これは戦車の撃破より乗員への損害を狙ったものであったが、戦車道においては距離にかかわらず高い貫通力を発揮する砲弾となっている。
《自動車科チーム》
瀬玲奈 車長
自動車科の中でも戦車整備を専攻している『戦車専攻コース』のリーダーを務める少女。クルマをこよなく愛している。好きなものはもっぱらディーゼル車とミニバン。
重戦車乗りらしくどっしりとした指揮を取る。性格は非常にマイペースである。髪型は黒のポニーテール。
飛鳥 砲手
戦車専攻コースの少女。命中精度こそそれなりであるが、その本質が砲手でなく整備士としての高いスキルにある。戦車道部の車両チューニングの指揮をとったのは彼女であるし、プラン立案や細部の煮詰めは彼女の仕事であった。
性格は非常に軽いノリと適当さを持ったものである。髪型は茶髪のベリーショート。
T29重戦車
ドイツの猛獣、特にティーガーⅡに対抗するべく、パーシングをベースに開発された重戦車である。その特徴はなんといっても200mmオーバーの上に強く傾斜している、やりすぎなレベルの砲塔防御力にある。それは重駆逐戦車の砲撃にも耐えうるほどの強力さである。砲は長砲身の105mm砲で、高い火力を誇る。その性能は総合的に見てティーガーⅡを凌駕するものだったが、量産はされていない。砲塔はステレオスコープの飛び出していない、丸型のもの。
《被服科チーム》
羽織 車長/砲手
被服科・デザイナーコースの少女。パンツァージャケットのデザイナーも彼女である。彼女のおしとやかな性格と同じく戦法も非常に控えめであるが、その控えめさが生存性を上げているとも言える。
性格は前述のとおりおとなしく、おしとやか。髪型は赤みがかった黒のロングヘアを腰の位置で1本にまとめている。
T-34-57駆逐戦車
T-34に57mm砲 ZiS-4を搭載した対戦車戦闘用モデル。ピロシキ型の小さな砲塔に、76mm砲よりも長い57mm砲を搭載したアンバランスな外見は、少々シュールである。
しかしながら戦闘力は本物で、良好な機動力と高い貫通能力を誇る。T-34と同じボディのため強い傾斜が生む防御力も健在である。しかし砲塔は旧型であるため防御力に欠け、車内も狭く装填速度に制約がかかる。