ねぇ、僕はいらないの?
そう、僕が訪ねてくる。僕が私になったあの日から聞こえてくる。
ここはわたしの世界。昔、悩んだり悲しくなるといつもここに来ていた。
お父さんやお母さん。それに、お姉ちゃんが亡くなった日。わたしがカヲルさんのところに行く前のことは微かに覚えてる。
あそこは地獄だった。
何らかの問題がある子が集まり、里親が見つかるまで居るところなのだけど、わたしはそこで1週間過ごした。たかが1週間過ごしただけだ。それだけで地獄だと感じるのはおかしいと思う。それに、お父さん達の親戚に預けられないこともおかしかった。親戚に預けられなかったのはわたしだけが生き残ったかららしい。それだけの理由だ。
わたしが居た孤児院の話をしよう。そして、わたしが僕になった理由も...
その孤児院は大人3人で子供50人と大人数で異様な孤児院ではあった。外見は古臭く綺麗とは言えない。最初に入った時、子供達の死んだような目とすべてがおかしく見えた。
でも、その時のわたしは家族を失った感情で周りがよく見えなかった。
日本からわたしを引き取ってくれるという話があり、その準備期間として1週間だけ預けられるということらしい。まず、入ってからその大人3人に挨拶をした。その大人は男性3人だ。挨拶が終わると仕事内容を覚えさせられる。お昼ご飯も質素だ。子供が栄養をもらうとしても少なすぎる量。子供といっても、年齢は様々で1番年上でも15歳だ。
ここまでは、貧乏な孤児院ってだけだと思った。ただ、2日目からもっと変だと確信した。
2日目の朝だ
2日目からすぐに仕事をしなければならなかった。労働基準法とかは無視されている。1日のノルマがありそれを達成できないと大人3人からお仕置きがある。
その内容はわたしにはわからないけど、仕事部屋の隣で叫び声が聞こえる。その声はだいたい女の子だ。この時、わたしは思った女の子だからお仕置きされる自分が男ならと.....そうして、わたしは僕になった。
3日目と4日目と僕はノルマを次々と達成した。そうして、僕がカヲルさんに引き取られる前日。
ある計画が進んでいた。大人達を○すことだ。僕を筆頭にこれまでお仕置きされてきた女の子達などで構成された団体だ。計画の内容とは僕が仕事でミスをしてお仕置きをされる人となり大人達を殺すという作戦だ。
上手くいった。全員は殺せなかったけど2人は殺せた。あと1人は、他の女の子達の恨みでめった刺しされて死んでいた。
その孤児院はもうないけどその跡地には墓地がたっている。そこで亡くなった僕やわたしの仲間達の無念を晴らすために。
その事はカヲルさんも翔子ちゃんも知らない。
だから、この話はわたしと一緒にお墓まで持っていくつもりだ。
今回は、アキがどうしての話でした。
次回からは普通にアキが女の子として学園生活を送る話となります