バカとテストと監視者   作:汰灘 勇一

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第二話「Fクラスと転校生とKISS?」

優子side

 

 アタシはふと、気がついたことがある。

 

「蓮、その制服……」

 

 蓮はアタシと同じ文月学園の制服を着ていた。

 

「ああ、文月学園の制服だよ。今日から文月学園に転入するんだ」

 

「本当!? どこのクラス!?」

 

 もしかしたら、蓮と一緒のクラスになれるかも。

 

「Fクラスだけど」

 

「ええっ!?」

 

 ええっ!? 蓮ってそんなに頭悪かったっけ?

 

「あ~、行っておくけど試験でFクラスに入るんじゃないぞ。ちょっとやることがあるんだよ。ちなみに絵美里もFクラスだ」

 

「へえ~、そうなんだ。じゃあ、秀吉と同じクラスだね」

 

「そうらしいな」

 

 それから、アタシは話しながら、学校に向かった。アタシは蓮がいない間に変わったことを、蓮からはアメリカでの生活の話をした。

 

 そんなことを話していると、あっという間に学校に着いた。もう、学校に着いちゃったんだ……。

 

「じゃあ、俺は職員室に行くから」

 

「う、うん……」

 

「あのさあ、優子」

 

 蓮はふと、何か思い出したのか振り返った。

 

「どうしたの蓮?」

 

「その、放課後、一緒に出かけないか?」

 

「えっ!?」

 

 何これ? デートのお誘い?

 

「ええと、その、俺がいない間に変わったところを一緒に見て回りたいんだ。その、じゃあなっ!」

 

 そう言い残すと、蓮は顔を真っ赤にして走っていった。

 

 ふふっ、かわいいな。昼休みにFクラスに行っちゃおうかな。

 

 

 

明久side

 

「ふ~、やっぱりちゃぶ台と畳はいいね~」

 

 僕は先日、手に入れたちゃぶ台と畳を手に入れた喜びをかみしめた。

 

「おはようございます。明久君」

 

「おはよ、アキ」

 

「おはよう、姫路さん、美波」

 

 自分の席に座っていると、クラスの数少ない美女、姫路瑞希、島田美波が話しかけてきた。

 

「よう、明久、きていたのか」

 

「……おはよう」

 

「おはようじゃ、明久」

 

 すると、クラス代表で、悪友の坂本雄二とムッツリーニ、それによく女の子間違われる、木下秀吉。なぜかボロボロの姿だ。

 

「おはよう、みんな」

 

「……ところで、みな。気になっておることがあるのじゃ」

 

「気になること?」

 

 秀吉は難しそうな顔をしてちゃぶ台を数えた。

 

「うぬ、ちゃぶ台の数が二つ多いのじゃ」

 

「えっ!?」

 

 秀吉に言われてみんなで数えてみる。……確かに多い。

 

「本当だ。どうして……」

 

「もしかして」

 

「HRを始めるぞ! 席に着け!」

 

「げっ! 鉄人!!」

 

 姫路さんが何か言おうとしたけど鉄人がきて何も言えなかった。

 

「今日は転校生を二人紹介する」

 

「「「うおおおおっっ!!」」」

 

 鉄人のそんな発言にクラス中の男子が反応する。って三人以外男子か。

 

「言っておくが、一人は女子だが、一人は男子だ」

 

 シーン。

 

 一気にテンションが下がった。

 

「入ってこい」

 

「「はい」」

 

 二人の元気な声とともに二人の生徒が入ってきた。二人とも金色の髪の男の子と女の子。双子かな?

 

「蓮! 絵美里!」

 

 二人を見て秀吉は大声を上げた。うん? 二人と秀吉は知り合い?

 

 

秀吉side

 

「蓮! 絵美里!」

 

 二人を見て思わず、叫んでしまった。何でこの二人が!? しかもFクラスに!?

 

「よう、秀吉。久しぶり」

 

「やっほー、久しぶり秀吉君」

 

 二人は笑いながら手を振ってきた。

 

「二人とも。自己紹介をしろ」

 

「はい、川上蓮だ。絵美里の双子の兄だ。これからよろしく」

 

「川上絵美里です。エミリーって呼んでください」

 

「「「エミリー!!」」」

 

 ……相変わらずテンションが高いの。

 

「私と蓮は優子ちゃんと秀吉君の幼なじみです」

 

「「「殺す」」」

 

 ザンッ!

 

「危なっ!」

 

 クラス中の男子(ワシ、雄二、ムッツリーニ、明久を除く)殺意を込めたカッターが蓮に向かって飛んできた。

 

「では、二人に質問あるか?」

 

「はい! その髪は染めたんですか?」

 

「「地毛です!」」

 

 すると、須川が蓮と絵美里に質問してきた。

 

 蓮と絵美里は即答してきた。昔から髪のことで弄られてたからの。

 

「川上の席を決める。川上兄は坂本の隣に川上妹は木下の隣でいいか?」

 

「「はい」」

 

 蓮は雄二の隣、絵美里はワシの隣に座った。

 

「よろしくな、坂本」

 

「ああ、よろしく」

 

 二人は握手をして挨拶をしてる。さて、ワシも。

 

「久しぶりじゃの、絵美里」

 

「うん、久しぶり。ねえ、秀吉君」

 

 絵美里はワシの顔に顔を近づけた。な、何じゃ。

 

「約束、覚えてる?」

 

 約束? はて、何のことじゃったかの。

 

「す、すまぬ。覚えておらぬ」

 

「そう……」

 

 すると、絵美里は残念そうな顔をしていた。何故じゃ?

 

「ねえ、秀吉君、ゴミがついてるよ。取ってあげる」

 

「ああ、すまぬ」

 

 そう言われ、動かずにいると……。

 

「っ!」

 

 急に絵美里が唇を重ねてきた。つまり、キスをした。

 

 

 

 




更新遅れてすいません。

今回はまさかのキスシーン。

次回はついに二人の正体が!?
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