バカとカオスと原作ブレイク   作:零崎哀識

2 / 52
Fクラス

バカテスト 理解

 

調理の為に火にかける鍋を製作する際、重量が軽いのでマグネシウムを材料に選んだのだが、調理を始めると問題が発生した。

この時の問題点とマグネシウムの代わりに用いるべき金属合金例を一つ上げなさい。

 

姫路瑞希の解答

『問題点……マグネシウムは火にかけると激しく酸素と反応するため危険であるという点

 

合金の例……ジュラルミン』

 

教師のコメント

正解です。合金なので『鉄』ではダメという引っ掛け問題なんですが、姫路さんは引っ掛かりませんでしたね。

 

土屋康太の解答

『問題点……ガス代を払っていなかったこと。』

 

教師のコメント

そこは問題点じゃありません。

 

吉井明久の解答

『合金の例……未来合金(すごく強い)』

 

教師のコメント

すごく強いと言われても。

哀川零の解答

『問題点……料理を作ったのが姫路だったので、鍋が溶けた。』

 

教師のコメント

姫路さんに失礼だと思います。

 

ーーーーーーーーーーーー

 

「やっと着いたか。」

 

Fクラスを探すのに時間がかかった。

 

普通、先生の案内があるよな。

 

Fクラスの扉の前には、ピンクの髪の女子が立っていた。

 

「ああ、姫路か。てっことは。」

 

『ダーーーリン』

 

の太い合唱が聞こえてきた。

オエ、気持ち悪くなってきた。

 

姫路も苦笑している。

 

おっと、ここで姫路に話かけてみるか。

 

「おい、悪いんだがここでFクラスはあっているか?」

 

「えっ、あ、はいここがFクラスですけど………。」

 

「そうか、礼を言うよ。転校してきたばっかだからな。道が分からなくてな。」

 

「そうなんですか。えっと、姫路 瑞希です。」

 

「俺は哀川 零だ。それじゃ、教室に入るか。」

 

「はい。」

 

ガラガラガラ

 

「失礼します。」

 

 

 

明久サイド

 

 

「失礼します。」

 

「遅れて、すみません。」

 

僕の自己紹介が終わった時に、二人教室に入ってきた。

 

『えっ。』

 

一人は姫路さんでもう一人は誰だろ。

 

その二人を見て。担任の先生が話しかけた。

 

「ちょうど良かったです。今、自己紹介しているとこなんです。姫路さん達もしてください。」

 

「は、はい!あの姫路 瑞希と言います。よろしくお願いします。」

 

「はい!質問です。」

 

自己紹介を終えた、一人が言った。

 

「あ、は、はい。なんですか?」

 

「なんで、ここにいるんですか?」

 

聞きようによっては、不快な質問だが、彼女は本来、学年主席でFクラスにいるはずのないのだから。

 

「その振り分け試験中に熱を出してしまって…………。」

 

『そういえば、俺も熱の問題が出たせいでFクラスに』

 

『ああ、化学だろ。あれは難しかった。』

 

『俺は弟が事故に遭ったと聞いて、実力を出し切れなくて。』

 

『黙れ、一人っ子。』

 

『前の晩、彼女が寝させてくれなくて。』

 

『今年一番の大嘘をありがとう。』

 

「バカばかりだな。」

 

転校生が言った。

 

僕もそう思うよ。

 

「でっ、では、一年間よろしくお願いします。」

 

「そろそろいいか。学園長もとい糞ばばあに雇われて、転校してきた哀川 零だ。よろしく頼む。」

 

転校生か、だから、誰か分からなかったのか。でも、雇われたって一体。

 

 

 

哀川 零サイド

 

 

原作通り、明久達が教室の外に出た。

 

「ちょっといいかの。」

 

おっと、隣の席になった秀吉が話しかけてきた。

 

「ああ、いいぞ。えっと………。」

 

「わしは、木下 秀吉じゃ。よく間違えられるのじゃが男じゃ。」

 

「ああ、分かっているぞ。」

ガシッ

 

秀吉が抱きついてきた。

 

「初めてじゃ、わしを一目で男と見抜いたのは!」

 

「分かったから、早くどけ!クラスの連中がシャーペンを構えている!」

 

「すまないのじゃ。こんなに嬉しいことは久しぶりじゃからの。」

 

「そうか、まぁ、いい。」

 

「坂本くん、君が自己紹介最後の一人ですよ。」

 

「了解。」

 

担任が言った。って、もうそんなに進んでたのか。

 

「坂本くんはFクラスのクラス代表でしたよね?」

 

雄二が頷く。

 

「俺がFクラス代表の坂本雄二だ。俺のことは代表でも、坂本でも好きなように呼んでくれ。」

 

「じゃあ、ダーーーリン。」

 

「悪いがそれは辞めてくれ。」

 

「ワガママだな。しょうがない、名前で呼ぶか。」

 

「俺が悪いのか!?」

 

「そうだ。霧島雄二が悪い。」

 

「俺の名字は坂本だ!つーか、お前は転校生なのになんでそのことを知っている!?」

 

「雄二、話が脱線しているぞ。」

 

「お前のせいだろうが!」

 

雄二をおちょくるのもそろそろ辞めるか。

 

「はー、話もそれたが、みんなに問いたい。」

 

カビ臭い教室

 

古く汚れた座布団

 

薄汚れたちゃぶ台

 

「Aクラスは冷暖房完備のうえに、座席がリクライニングシートらしいが、不満はないか?」

 

『大有りじゃーーーー!』

 

Fクラス全員の魂の叫びだな。

 

「だろう?俺もこの境遇はおおいに不満だ。代表として問題意識を抱えている。」

 

『そうだそうだ!』

 

『いくら学費が安いからといって、この設備あんまりすぎる。改善を要求する。』

 

『Aクラスだって同じ学費だろ?あまりに差が大き過ぎる!』

 

ダムに穴を開けたときみたいに不満が出てくるな。

自分達の自業自得でこのクラスになったのにな。

 

「みんなの不満はもっともだ。そこで、これは代表としての提案なんだが

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

FクラスはAクラスに試召戦争を仕掛けようと思う。」

 

戦争の始まりだな。

原作を壊してでも、Aクラスに勝つか。

 

まぁ、原作ブレイクはやろうとしてたんだけどな。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。