坂本夫妻のマル秘恋愛テクニック講座
雄二「……おい翔子。とりあえず俺にも分かるように状況を説明しろ」
霧島「……これは私達夫婦が恋愛の秘訣を皆に教えるコーナー」
零「俺がサポートをする」
雄二「驚いた。このタイトル『の』以外全部嘘しか書いてねえ」
零「俺が全部本当のことにしてやるよ」
霧島「……では、ハガキの紹介」
雄二「翔子、たまには俺の言うことを聞け。そして零、お前なら本当にやりかねないから止めてくれ」
霧島「……『突然ですが、仲良し夫婦のお二人に相談問です』」
雄二「ハガキの差出人よ、よく聞いてくれ。俺は今、手足を縛られて床に転がされている。こいつが本当に恋愛相談の相手にふさわしいのか、もう一度考え直して欲しい」
零「あまりウルサイと猿轡をするぞ」
雄二「そんなことしたら会話が出来ねえから相談に答えることが出来ねえだろうが!」
零「別にお前が喋る必要なくね?」
雄二「じゃあなんで俺が連れてこられたんだ!」
霧島「……『私には婚約者がいるのですが、その人が周りの女の人の誘惑に負けて浮気をしないか心配です。どうすればいいのでしょうか?』」
雄二「お前は本当にマイペースだな」
霧島「……夫の浮気には私も困っている。他人事とは思えない」
雄二「頼むから他人事だと思ってくれ」
霧島「……だから私の考えた浮気防止方を教えてあげる」
雄二「翔子よそれは俺の身に降り掛かる不幸の予告と見ていいのだろうか?」
霧島「……用意する物は3つ」
雄二「浮気防止に道具が必要なのか?」
霧島「……一つ目は」
雄二「一つ目は?」
霧島「……『手錠』」
雄二「すでに犯罪臭がするぞ」
零「金さえ出せば俺が特注で用意するぞ」
霧島「……2つ目は」
雄二「だから話を聞け!」
霧島「……『エプロン』」
雄二「翔子、お前の考えが分からなくなった!」
零「エプロンがなければメイド服や猫耳でも代用できるぞ」
霧島「……そして、3つ目は」
雄二「3つ目は?」
霧島「……『ビデオカメラ』」
雄二「貴様は何を撮るつもりだ!エプロンと手錠でドレスアップされた俺の何を撮るつもりだ!」
零「なんとこの浮気防止3点をセットで1ヶ月間特別価格で販売するぞ!」
霧島「……その3つで夫に浮気の恐ろしさを教えてあげるといい」
雄二「俺は何よりお前が恐ろしい」
霧島「……以上『バカなお兄ちゃん大好き(11歳)』さんからでした」
雄二「差出人小学生かよ!世も末だな」
零「多分あいつだな。『バカなお兄ちゃん大好き(11歳)』さんにはさっき言った浮気防止3点セットをプレゼントするぞ」
雄二「ところで翔子、さっきのは冗談だよな?」
霧島「……カメラは五台以上が望ましい」
雄二「翔子ぉぉぉ!」
零「そういや雄二がさっき秀吉と手を握ってたな」
霧島「……さっそく実戦する」
雄二「あれは転んだ秀吉を引っ張っただけギャーーーーーーーーーーーーーーー!」
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明久家
明久「いらっしゃい。零、雄二」
雄二「邪魔するぞ」
零「邪魔する」
明久「なんでカッパを着てるの?」
零「気にするな」
明久「気になるんだけど」
雄二「こいつコンビニに寄ったときに一緒に買ってたんだよ」
明久「頼んだもの買ってきてくれた?」
雄二「ああ、弁当とコーラだろ。代金をちゃんと寄越せ」
明久「はい。今、家に何も無いからね」
実はプールイベントの起きるための泊まりなんだが、明久の生活が改善した為起きない可能性がある。
起きないと面白くないし、秀吉が修学旅行で風呂が別にならない。
明久「それじゃ、食べようか」
明久がコーラのペットボトルを開けた途端に炭酸まみれたなった。
明久「目がぁぁぁ!」
零「かかった!」
明久「振ったでしょ?」
零「悪い悪い。お詫びにもう一本用意してあるから」
俺は明久に新しいコーラを渡す。
その瞬間に明久はコーラを振る。
俺もサイダーを振る。
そして、撃つ。
明久は俺に向かって。
俺は
雄二に向かって。
雄二「はっ?」
スポーツドリンクを飲んでる雄二の顔面にHIT!
雄二「目がぁぁぁ!」
明久のコーラは俺に当たるが、カッパを着てる俺には無意味。
雄二「なんで俺に向けんだ!」
零「面白そうだから」
雄二「そうだったな。お前はそういう奴だったな。分かった。俺も参加してやる」
明久は弁当に、雄二はカレーに、俺は冷やし中華に手をかける。
ピチョン
零・明久・雄二「「「今だぁぁぁぁぁ!!」」」
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数分後
雄二「明久、止めにしないか?」
明久「うん。この戦いは不毛すぎる」
明久と雄二はくたばった。
つーか、なんで俺が始めたのにお前ら相討ちしてんの?
俺も食らったけどスゴいねカッパ。スゴいね。
大事なことだから2回言ったよ。
雄二「体がベトベトする。シャワー借りるぞ」
明久「いいよ」
ガラガラ
雄二IN風呂
なんのサービスにもならねえな。
明久「そうだ。雄二」
雄二「んー。なんだ?」
シャーーーー。
明久「今、ガスの工事してるからお湯出ないよ」
雄二「ぎゃーーーーー!」
明久「だから心臓から離れた手足から浴びた方がいいよ」
雄二「冷水の浴び方なんて入らねえよ!」
零「風邪引くぞ」
雄二「零の言う通りだ。だが、お湯が出る訳じゃねえしな」
零「どうするんだ?」
雄二「金のかからないところで浴びるついでに遊んでくる」
明久「そんなところあったけ?ああ、あそこか。でも、僕は自分のがあるけど零と雄二はどうするの?」
雄二「俺はトランクスでいい」
零「俺は基本無傷で済んだから明久の家で待ってる」
雄二「そうか。1、2時間経ったら戻ってくる」
明久「部屋にあるゲームでもしてて」
零「了解。行ってこい」
明久「行ってきます」
雄二「行ってくる」
30分後
プルプルプルプル
電話か
ガチャ
明久『身元引取人になって』
ガチャ
間違い電話か
プルプルプルプル
ガチャ
雄二『元はと言えばお前のせいだろ!』
ガチャ
間違い電話か。
多いな最近
零「てな事が昨日あった」
秀吉「お主らも災難じゃったの」
雄二「鉄人の野郎プール掃除の罰までかせやがって」
土屋「…………重労働」
雄二「だが、次の土曜に自由にプールを使っていいことになった」
明久「零、秀吉、ムッツリーニも来ない?」
土屋「…………行k」
雄二「ただし、零とムッツリーニにはプール掃除を手伝ってもらう」
土屋「…………うっ」
零「俺はかまわん」
明久「ムッツリーニは?」
雄二「ちなみに姫路、島田、翔子、木下姉、工藤、天東も呼ぶつもりだ」
土屋「…………モップとブラシを用意しておけ」
単純だな。
明久「珍しいね。雄二から霧島さんを誘うなんて」
秀吉「素直になったみたいじゃの」
零「いや、違うだろ」
雄二「零の言う通りだ。考えてみろ。俺が他の女子とプールに行ってそのことが翔子にばれたら?」
明久「樹海の奥……いや湖の底」
零「海の藻屑……その前に中身だけでも売っ払うか」
雄二「死体の処理の方法まで考えなくていい!それに零!何考えてんだ!?」
零「えっ?商売だけど」
雄二「普通に返すな!」
秀吉「悪いしわしもプール掃除を手伝うのじゃ」
明久「ありがとね。秀吉。」
秀吉くん赤くなってますよ。
雄二「姫路、島田、翔子、木下姉、工藤、天東ちょっといいか?」
霧島「……何?」
雄二「今週末に学校のプールを使えるんだが来ないか?」
姫路・島田・優子「「「えっ!プール(ですか)!?」」」
姫路は自分の腹、島田と優子は自分の胸に目を向ける。
工藤「ボクは参加するよ」
霧島「……雄二を見張るためにも参加する」
潤「俺も参加させてもらう」
雄二「で、お前らはどうするんだ?無理にはとは言わないが?」
島田「行くわよ!いろいろと用意して」
姫路「そうですね。いろいろと用意して」
優子「いろいろと用意しないとね」
零「秀吉、水着を買うなら着いて行ってやる」
秀吉「確かに新しいのを買うつもりじゃが何故じゃ?」
零「多分、お前のことだから女物を買ってくるから男物を選んでやる」
明久「余計なことしないで零!」
土屋「…………迷惑」
秀吉「そういうことなら頼むのじゃ」
零「頼まれた」
プールフラグ成立。