理由は下記に。
申し訳ないことに、
自分の予定より投稿が結構遅れてしまいました。
そしてもう一つ申し訳ないことがあるのですが、
それは後書きで書きます。
前回も書いた通り今回は短いです。
ですので前編に出てきた名前や地名についてどうでもいい情報を長めに出します。
まずは出ることのない本部長について。
「木田秋」は「ダキア地方」から、
「ダキア」→「キダアキ」→「木田秋」→「木田しゅう」です。
ダガーの呼び名はダキア地方の住民が使っていたのが由来になったそうです。
なので使用武器はダガー。
しかしダガーは相当なことがない限り使わず、
御守のような意味で握りながらの肉弾戦を好みます。
血液型はA型で誕生日は10月23日。
聞き手は左で男性。
ランクはSだが歳もあってSの中では一番弱い。
そして更にどうでもいい巳春町について。
本当は読み方は同じで「巳蠢町」と書きます。
昔、
蠱毒に使われるはずだった蛇が逃げ出し、
呪いはその蛇が死んでもほかの蛇に引き継がれ続け今でも町に深く根付いています。
その蛇の呪いは町で生まれた人間などに害をもたらすだけのものだったが、
ある時を境に祭られ神格化されたことにより、
今では町とそこに住む人間などを守る呪いになっている。
ただし蛇に害をなすと、
害をなしたものは祟られる。
だが町を離れれば離れるほど呪いを薄めることができる。
さていろいろ書きましたが、
本当に使わないであろうどうでもいい情報です。
気にしないでください。
気にせず短い後編をどうぞ。
平成25年5月11日0:20
アパートの駐車場に車を止めた一行は、車を降りて部屋の前にいる。
とりあえず郵便受けには何も溜まっていないようだ。
「やっぱり合い鍵があるのよね」
「当然だ」
「その当然はおかしいのよ……」
溜息。
「まあまあ」
「とりあえず入るぞ。中で動いている様子はないしな」
「そうね」
「了解」
鏡は合い鍵を取り出すと、鍵穴に差し込んで回して扉をゆっくりと開く。
「チェーンかかって無くて良かったわね」
ここからは小声での会話。
「チェーン何てどうとでもなる」
「何だったら切断してもいいしね」
「切断しなくてよかったわ」
「切断は直さないといけないからな」
「そういうことじゃないのよ」
「とりあえず中に入ろっか」
三人は靴を脱いで、部屋に無断であがる。
平成25年5月11日0:23
抜き足差し足で音を立てないように部屋に侵入する二人。鏡は普通に歩いても音が立っていない。
「予想よりずっと綺麗ね」
部屋を見回して藤重が呟く。
「規則正しく身の回りもきれいにしているようだな」
「汚くしてたら目立ちそうだからかもね」
その部屋は藤重の部屋よりも狭く、古い印象を受ける。そして指名手配犯の為かほとんど物がない。掃除や整理整頓も行き届いていてキレイな部屋だ。変わったところがあるとすれば『ベット』があるくらいか。
「でもいないんだけど」
見回し終えた藤重が鏡を見る。
「発信機はこの部屋をさしている」
「となると、そこしかないよね」
大童が部屋の一点、『ベット』に視線を向ける。ただし『ベット』の上には誰も寝ていない。
「そこって……」
それにつられて、藤重もそこを見た。
「どうやらそれなりに進行しているようだな」
「だねー」
「ホントにそんなところにいるの……?」
僅かな疑いを持ちながら、そーっと真っ暗な『ベットの下』を覗く。するとそこには――
――『男』が仰向けに寝ていた。
「うわぁ……」
思わず漏れた声は引いているように聞こえる。
覗くのをやめて、立ち上がる藤重。
「どう?」
「いた。たぶん仰向けで寝てたわ」
大童の方を向いて事実を告げる。
「そっか。起きちゃう前にやらないとね」
「そうね」
「じゃぁこれが矢な。とりあえず電話してくるし、やっておけ」
そう言って矢を渡した鏡は、携帯片手に玄関の方へと向かった。
「この状態で射るなら寝っ転がるしかないわよね」
「『ベット』をどかしてたら起きちゃうかもしれないしね」
「ならしょうがないわね……床も汚くないし」
やや不満がありそうだが、弓と矢を持って『ベット』と反対側の壁まで距離を取ると、その場に横になる。
「戻った」
その間に鏡が戻ってくる。
「おかえりー」
「何だ、まだやってないのか」
寝っ転がっている藤重を見て、鏡が言う。
「今からやるところだよ」
「そうか」
(何か話してるけどこっちに集中しないと……)
矢を番えて、真っ暗闇に狙いを定める。
(なるべく頭は避けた方が良いわよね。そうなると胴体、っていうとこの辺りかしら?)
『ベット』の中心辺りに狙いを定める。
「……」
(引きにくい……でも、できないほどでは無いわね)
そして弓を引き絞り……放つ。
放たれた矢は床スレスレを飛んでいき、
ゴッ!
何か鈍い音が『ベット』からして、あたりは静寂に包まれた。
「当たったのかしら?」
起き上がった藤重は服の側面を手で払う。
「当たったんだろう、『ベット』に」
「そっちじゃなくて」
「何の反応もないし当たったと思うよ」
「そう、ならいいんだけど……はぁぁ」
藤重はしゃがんで息をはく。
「にしてもやっぱり、2回目じゃ慣れないわね。人に向かって射るのは」
「こういうのは慣れない方が良いと思うよ……慣れたら駄目な気がする」
そう言った大童の表情は暗い。藤重からは分からないが。
「お前等、喋ってないで回収するぞ」
「あ、そうね」
「了解。まず『ベット』をどかさないとね」
「このまま引きずり出せばいいんじゃない?」
「それでもいいけど、ほら、こっちの方が音がしないから」
「あーなるほどね。ならそうしましょ」
「じゃあそっち持ってくれる? 僕はこっち持つから」
「分かったわ」
大童は壁に隣接している方を持ち、藤重がもう片方を持つ。そしてゆっくりと動かしていくと、『ベットの下』から指名手配犯が出てくる。その顔は、指名手配書の写真とは似ても似つかないもので、これならバレなかったのも納得できる。
そして完全に出きったところで、
「このくらいでいいかな。そしたらそっちから下ろしていいよ」
「ええ」
藤重は音を立てないようにそっと、慎重に『ベット』を下ろした。
「下ろしたわ」
「了解」
大童も音を立てないように、ゆっくりと下ろした。
「じゃ、こいつを引き渡してくる。これ、鍵な」
鏡は大童に向かって合い鍵を投げ渡すと、指名手配犯に刺さっている矢を引き抜いてから胸ぐらをつかんで持ち上げ雑に担ぎ、玄関を出て行った。
残った大童と藤重。
「この『ベット』は戻す?」
「んー、一応戻そうかな」
「分かったわ」
二人は先ほどと同じようにベットを動かして、元の位置に戻した。
「それじゃ、僕たちも戻ろっか」
「そうね」
そう言って部屋を後にする。
平成25年5月11日0:49
二人が外に出ると、丁度警察のと思わしき車が走り去って行くところだった。
鏡が見当たらない所を見ると、既に車に乗っているのだろう。
大童は部屋に鍵をかけると、藤重と共に鏡の車に向かう。
「そういえばお金ってどこにあったのかしら?」
「押入れの中とかじゃない? もしくは台所の下とか」
「定番ね」
「他に隠せる場所も無いから」
こうやって話している間に、二人は車に着いた。そして乗り込む。
平成25年5月11日0:53
走行中の車内。
「このことってもう今日にはニュースになったりするのかしらね」
「まずは呪いをどうにかしてからだから、今日はないだろうな」
「そう言えばそんなのもあったわね」
「だから早くて明日くらいじゃないかな」
「そ」
その三日後、指名手配犯の男が捕まったというニュースが世間を賑わせた。
第十九話『ベットの下の男』終了。
では、
もう一つの申し訳ないことを書きます。
大変言いづらいのですが……8月22日まで次回を投稿できません。
正確には投稿できない可能性が高いです。
理由としましては、
身内が帰ってくるのでパソコンができない状況になるであろうからです。
それに身内に書いていることを公言したくありませんし。
ですが、
それでも隙を見て少しずつ書いていきたいとは思っています。
その結果二十二話を途中まで書けたら載せたいです。
ただし未定なので、
二十話前編の22日前投稿は期待しないでください……オリジナル回と言うことも含めて。
本当に申し訳ありません。
最高でも22日には投稿しますので、
見捨てないで頂けると幸いです。