モンスターハンターの料理番   作:真紅マフラー

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なんか勢いで書いたやつです。


第1話

ポッケ村観光案内

 

 太古より溶けること無い雪で覆われた《フラヒヤ山脈》にあるポッケ村。ここは良質な氷結晶や雪山草が採れるフィールドとして有名だ。今までは交通の便が悪かったり、雪山に現れるモンスターが凶暴なものばかりで、無事に村に行くことが出来なかったりしたが、村専属のハンターのおかげでかなり行き来することができるくらい平和になった。

 

 この専属ハンターの活躍は非常に有名だ。轟竜・ティガレックスとナルガクルガの生体レポートをギルトに提出し、対処法が解明された。また数々の古龍を撃退、討伐をしドンドルマをモンスターの脅威から救うこともあった。

 そんなハンターに憧れてポッケ村に訪れる者が多くなった。

 村の村長は言う。

「いつの間にか昔みたいに人が行き来することが増えて賑やかになったねぇ。こんなに村が賑やかになったのもハンターさんのお蔭だね」

 

 村専属のハンター。彼に話を聞こうと思ったが、彼は村を出て旅に出たそうだ。彼のことを詳しく知るネコートさんは言う。

「彼は無謀で、気ままで変わり者で、誰よりも狩人らしかった」

 それを知ってもこの村に来るハンターは多い。1つはこの村の鍛冶屋の武器を購入するためだ。

 G級装備を一発生産する技術を持っている鍛冶屋に自身の装備を強化してほしいハンターが訪れる。

 鍛冶屋の主人は言う。

「ハンターさんがいつも村のために傷だらけになって戦うのを見て、ハンターさんの力になりたいと強く思って何とか強い武器装備を作れないか必死に考えて試行錯誤した結果、G級装備を一発生産する技術を開発したんだ。まぁ、ハンターさんが村を平和にした直後だったからハンターさんが一発生産の武器を使うことは余り無かったがね」

 

 この武器を購入するためには厳しい条件をクリアしなければならない。ポッケ村のクエストをクリアして認められたハンターのみが購入できる。

 

「ぜひ武器装備の強化、生産は当店で!」

 

 

 

 

 もう1つは村にあるアイルーキッチンで食事をするため村を訪れるものがいる。

 

「アイルーキッチン 狩人庵」

 

 もともとは村専属ハンターのキッチンアイルーだった彼らが、自分の料理を多くの人たちに振る舞いたいと思い、ハンターに許可を取って開いたお店だ。

 スポンサーは村専属ハンターと妹ハンター、村の鍛冶屋だ。

 ハンターの自宅の裏側にあるお店は、大きなマカライト鉱石の原石を眺めつつ、雪山を見ながら食事ができる。ハンターが好んで食べていた食事や、農場で取れたキノコや魚などをふんだんに使った懐石料理など様々だ。

 

 二代目料理長のギルバートは言う。

「ハンターさんはもともと料理が好きだった御方ニャ。いろんな食材やら素材やらでいろんな料理を作ったニャ。アオキノコのパスタからティガレックスの竜田揚げまで様々ニャ。今は、ハンターさんは旅に出ているけど、たまに帰ってくるからもしかしたら一緒に食事をできるかもしれないニャ。村の温泉を楽しんで食事するのもよし、狩りの前に気合入れて食べるのもよし。ハンターさん達にはよろず焼きサービスもやっているニャ。狩りに行く前に生肉や魚を用意してくれればG級並の旨さに焼いておくニャ。とにかく御来店楽しみにしているニャ」

 

 ポッケ村が熱い。ぜひ来てみてはいかがだろうか?

 

 

 

 

 

「姐さん、食事が出来たニャ」

 月刊誌狩りに生きるの最新刊に兄貴のアイルーたちが作ったお店の取材記事が載ると言うことで読んでいたら声がかかった。

「ん、わかった。行く」

 本を閉じてベッドから起きて食堂に向かう。兄貴のペットのプーギーも一緒に着いてくる。

 私を呼んだのは最近調理場に立てるようになったキッチンアイルーのココロだ。アイルーキッチンでは食事を運んだり掃除したりと雑用をしてからようやく調理場に立てるようになる。人間顔負けの職人気質だ。別に兄貴がここまで厳しかった訳でも無いし、私もここまでしろと言ってはいないが、彼らが好きでやってるならしょうがない。

「ココロ、頼んでた生肉焼けた?」

「ニャ、それなんですが、まだまだ自分は上手く焼けなくて、1つはコゲ肉にしてしまったニャ」

「そう、別にいいよ。生焼け肉は調合して強走薬にするから大丈夫。わざわざありがとう」

「ニャニャニャ~!!なんてホワイトな職場ニャー!!」

 感激しているココロを苦笑しながら旅に出ている兄貴のことを思う。

「兄貴だったら焦げていても味がよければ食うけどな」

 以前毒テングダケを使ったパスタを作っていて、食べようとしていたこともあった。兄貴の食事番のリュートが全力で止めていたことがあった。

 

「ご主人、何やってるニャー!!」

「パスタを食おうとしてた」

「それは見て判るニャ!!毒テングダケは毒があること知っているハズにゃ!」

「ああ、だがウマいかもしれんぞ?」

「辞めるニャ、死んでしまうニャー!!」

「そうか、……だが、食わせて頂くゼェ!!」

「ニャニャニャ~!!姐さーん、助けてニャー!!」

 

 リュートは兄貴と旅に出ているから今頃食事を作っているかもしれない。いや、辞めろと叫んでいるかもしれない。あんなやりとりしているから、今回の記事のネコートさんの答えが、無謀で変人と言われる訳だ。常時火事場が発生しているような兄貴が毒キノコ食って死ぬとは思えないけど。

「今日は姐さんはクエストありますかニャ?」

「ん、今日は夜から密林でドスランポスを狩ってくるよ。朝には帰って寝るから、昼飯に起こしてくれればいいよ?」

「分かったニャ、また良ければお肉焼いておきますニャ」

「うんお願いね」

 そうこうしているうちに食堂についた。

「イラッシャイマセ!!」

 記事に二代目料理長と書かれたギルバートが挨拶をしてきた。

「おはよ、お疲れさま。これに載っていたよ、時間空いたら読みな」

「ありがとうごさいますニャ。今日は幻獣チーズをふんだんに作ったグラタンをメインに用意したのニャ」

「わぁ、幻獣チーズ好きだからうれしいな。それじゃ頂きます」

 テーブルに用意された料理を見る。

 ココットパンにアプトノスープ、幻獣チーズグラタンにクックサラダ。今日は洋食ランチだ。

「あむ、んぐんぐ。……ゴクッ、んまい流石だね」

「ありがとうごさいますニャ、それにしても思ったより書いてないですニャ」

「まあ、ポッケ村観光案内だからね」

「わざわざ仕込み省いてインタビュー受けたのに残念ニャ」

「大丈夫、ドンドルマで兄貴におごってもらったレストランよりうまいから自信持ちな。モンスターハンターの料理番なんて早々出来ないよ?」

「まぁ、そのモンスターハンター様が旅に出ている訳ですが」

「まあね、ギルトの最終兵器だのモンスターハンターだの言われて毎日頼られたら旅に出たくもなるさ。ちょくちょく帰ってくるだろうからその時もおいしいご飯頼むよ」

「ニャ、了解ニャ」

 

 今日は狩人庵は定休日。明日はいろんな人たちがくるのだろう。そう思いながら私は食事を楽しんだ。

 




続き書くかは未定。
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