とある少女の物語   作:紅き伊織

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とある少女の物語-序章-

砦を抜けた三人は馬に乗り林を進んで居た。

 

パカパカと馬の足音を響かせながら不気味な林を駆けていた。

 

「にしても...かなり攻め込まれてるな~これ対処出来るかね~」

 

「お兄さん...止めて下さい始まる前から...フラグですか!」

 

「はははっこの俺にフラグ等存在しないのだー!」

 

「.....はぁ...」

 

「やめておけ...寧ろ先程まで静かだったのが不気味だったのだから...」

 

「ですが...あれではただの...のうき...」

 

「何か言ったか~?」

 

「い...いえ何でも御座いません!」

 

三人は旅をしている者、流浪をしながら色々な国を見て周っている。

 

大剣を背中に背負って居るあの五月蝿い人がリーダーの義輝と言う男

 

そしてその後ろを二列で並びながら駆けて居るのが腰に二本の剣を付けた男義金

 

その隣に居る少女こそがこの作品の主人公ルミナスと言う子

 

二人はあるきっかけでルミナスと旅をしている、ルミナスはこの中で魔術を扱う事が出来る

 

この世界では魔術はまだ幻と言われてる程、特別な存在。

 

ルミナスは二人に出会った時にその魔術が書かれている書を貰ったらしい。

 

その書には氷・光・闇の魔術書が書かれており二人には読めなかったがルミナスには読めた。

 

この世界には種族があり

 

・剣を巧みに扱い攻撃する-剣士-

・凄まじい一撃を放つ事の出来る、ハンマーや斧を扱う-戦士-

・遠距離に優れ、一撃を放つ事の出来る-狩人-

・短剣を巧みに使い素早い攻撃が出来る-ハンター-

・物を使い色々な物を作り出す-錬金術士-

 

そして最後に

・何かしらの力を使い本や魔方陣を使い攻撃をする-魔術師-

 

と言った種族が存在している。

 

義輝は剣士の上級「魔法剣士」義金はハンターの上級「魔法騎士」だ。

 

魔術師と魔法剣士等の違いは、剣自体に魔法が付いて居るのが魔法剣士等

 

魔術師は自身の身体の中に魔力を宿し、武器を使っても使わずとも魔術を生み出す人の事を言う

 

この中には無いが、錬金術によって銃と言う物を作りだしたが今の所使い道は誰も分かっていないと言う

 

「そろそろ林を抜ける!戦闘準備!」

 

義輝の言葉に二人は目を変えて「はいっ!」と言った。

 

林を抜けた三人は市街地の近くで林に隠れていた砦「水霜砦」に隠れ時を待った。

 

ルミナスの作戦では先行部隊が市街地を出た後、手薄となった市街地を奪還。

 

そして技と先行部隊を水霜砦に誘い込み空城の計で先行部隊を殲滅すると林の中で会った兵士達に伝えた

 

ルミナスと部隊長は砦の上に作った櫓で指揮を取り、義輝・義金と兵士達は別働隊で市街地奪還隊と空城作戦隊に分かれて時を待つ事にした。

 

ルミナス達が砦に入ったのは08:00

 

奪還隊は08:30分に指定位置に布陣

 

空城作戦隊はそのまま砦の外の林に隠れた

 

「ルミナスさんラントの軍は何時出るでしょうか?」

 

「そうですね...ご飯を食べ終えた後でしょうか...何はあれ監視は続けます」

 

櫓の上でラントの軍が居る市街地を眺めていた。

 

そして09:23分遂に軍の一部が動き出した、それは作戦通り先行部隊だった。

 

「作戦通りです、では隊長さんバレる様に狼煙を放って下さい。」

 

「はい!点火します!」

 

点火すると狼煙が林の中から打ち上げられ、ラントの軍はそれに気付き先行部隊はそちらに侵攻を開始した。

 

「作戦実行に移る!これより奇襲を開始する、我に続けー!!」

 

義輝の声を合図に奪還隊が市街地の裏門から静かに突入した

 

「空城作戦隊30秒後敵が来ます準備を!」

 

ルミナスの言葉を合図に武器を取り敵が来るのを待った。

 

そして30秒後言葉通りラントの先行部隊が砦を見つけ砦に近づいて来た。

 

「先程の狼煙はこの砦からですかね...でも誰も居ませんが...」

 

「警戒は怠るなよ...」

 

総勢30人が水霜砦の近くまでのしのしと迫って来た。

 

「隊長...砦の中に何かありました!」

 

「うむ、皆入るぞ...」

 

部隊長は馬から降り、砦の中へ入った...

 

「隊長さん時は来ました、空城の計行きます!」

 

「はっ!全部隊砦に向け火矢を放て!」

 

潜伏してた兵は矢の先端に火を灯し、部隊長の合図でその矢を砦の中に入れ込んだ

 

そうラントの兵が見つけた何かとは、火薬の入った木箱

 

それを四方八方に置き砦の周りには盾を構えた騎士達が退路を完全に遮断した。

 

「これは木箱か...何故こんな沢山木箱が?」

 

「隊長...何か飛んできます...何か火の様な物が」

 

「火だと...!まさかこの中身は!!」

 

ラントの隊長は木箱を開けると

 

「か...火薬だ!!ぜ、全員砦から離れろー!」

 

と叫んだ瞬間火矢が木箱に当たり、木を溶かし火薬に引火

 

爆発を起こした!

 

「わぁ!!にげ...ろ」

 

煙の向こうから武装した騎士が退路を絶ちラントの先行部隊は30人の内10人を捕獲20人は深手と火傷をした

 

「あんな爆発でも死なないなんて...」

 

「殺しはしません、その代わり罪を償わせます」

 

空城の計は成功に終わり、爆発音は市街地にも響きそして

 

「良し...全軍!突撃ー!!」

 

市街地のあらゆる所に静かで潜伏してた奪還隊は爆発音を聞き藁や小屋の中からラントの軍を挟撃

 

「ば...馬鹿な!何時の間に!!おいそこ陣を崩すな!怯えるなー!」

 

市街地を守っていた隊長の必死の言葉も混乱している兵達には一言も届かず

 

「ラントの兵よ我の名は義輝!腕に自信があるのもは我に挑め!」

 

するとその言葉を聞き一人の大男がふっと笑い義輝の前に立った

 

「面白い若造、我はラント一の豪腕フロリダ=ゼーリックだ!お相手しよう!!」

 

巨大な斧を片手で持ち名乗りを上げた、すると義輝は

 

「ふっふははは...誰が来ると思えば頭の中も脳筋の馬鹿が相手か...来いよ一捻りにしてやる!」

 

人差し指で挑発し、それを見たフロリダは

 

「此処まで馬鹿にされたのは初めてよ!参る!」

 

斧を振りながら義輝に襲い掛かる

 

「おいジジィそんなにブンブン回してたら...隙あり過ぎだぜ!」

 

見ると義輝はフロリダの後ろに居た。

 

「若造何時のま...ぐはぁっ!」

 

鋭い一撃は一太刀でフロリダの足と腹に斬り付けて居た

 

「おぃ!義輝殺すなとルミナスからの命令だろう!」

 

「コイツがラント一の豪腕なら死なんさ...まぁ切ったのは違う所だがな」

 

くすっと笑った後義輝は陣隊長にこう言った

 

「退け、お前は切る価値もない戻って王に伝えてやんな...お前の兵隊達は誰も青二才で相手にも成らなかった...雑魚以下だとな。」

 

それを聞きつつ陣隊長は泣く泣く兵を撤退、市街地の奪還に成功した

 

「よし!市街地を取り返した勝ち鬨だー!」

 

兵達は大声で勝ち鬨を上げ、水霜砦の兵達も負けずと勝ち鬨を上げた

 

「報告します部隊長!攻め込まれていた二つの砦からラントの兵が退却して行きます!」

 

「な...何とそれは何故!!」

 

「これも作戦通りです、二つの砦にも別の作戦を言って置きました...一つの砦には同じく空城にし...砦の裏側に丸太を置き入って来た瞬間丸太を砦内に落とし奇襲。もう一つの砦には...砦内に大きな穴を開け入って来た敵を落とせと...全て作戦通りです」

 

ルミナスはニコッと笑みを浮かべ扇子を空に掲げおーっと勝ち鬨を上げた

 

それにその場に居た二人も勝ち鬨を上げ第一次のアリューシャン戦を完全勝利で収めた。

 

その勝利は卯月砦に居る王の耳にも入り王は泣きその勝利を喜んだ。

 

その後数々の砦に罠等を作り、兵を布陣させて置き三人は卯月砦にまた馬に乗り林を通り戻った。

 

「完全なる勝利だったな!ルミナス、義金!」

 

「あぁルミナス良くやった!」

 

「いいえ...お二人とあの兵隊さん達の力ありの勝利です!お疲れ様でした!」

 

「さて...この後どうする?また違う国に行くか?」

 

「そうだなぁ...この馬達も休ませんと行けんし少し此処に留まるか!」

 

「はい馬さん達も大変疲れたでしょうから休みましょうお兄さん!」

 

「了解だ休みとしよう!」

 

そう目的を決め卯月砦に着くと...

 

「あ...勇者様達が帰還なされたぞ!!」

 

「おぉ...何と凛凛しい!流石勇者だ!」

 

砦の上から三人を見に村の人や兵達が

 

「な...なんでしょう...」

 

「勇者?俺らが?」

 

すると砦の門が開き、その場に王が立っていた

 

「王...王がお迎えなど申し訳御座いません!」

 

「何を言っている...我はそなた達に心から感謝している!どうか我がこの国に入ってはくれぬか!」

 

「.......は!?な...何を仰せに!」

 

「お願いだ...そなた達の力を貸してくれ!!」

 

「お...お兄さん...どうしますか?」

 

「...なっ少女!まさかこの子が皆に指示をした少女か!おぉ!!そなたが」

 

「え...あ...あの...」

 

「あぁ...すまんすまん...この通りだ!」

 

王は深く頭を下げお願いだと何度も言った。

 

「な!王頭を御上げに成られて下さい!!」

 

「いや!そなた達が了解するまで上げん!!」

 

三人は(強制だーーっと心で叫んだ)

 

三人は同時にはぁと溜め息を付いて。

 

「わかりました...入りましょうアリューシャンに」

 

と入ったのです

 




戦闘には勝利した三人は王に強制的に国に入る
この後は一体どうなるのか。

何か変な点が御座いましたら言って頂けると光栄です
次回も頑張って作って行きますね
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