アイドルの奇妙な冒険 ~THE CINDERELLA MASTER~   作:銀チャリ

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最近ハーメルンを読み始め、途中で書き詰まっていたSSを完成させようと思い、投稿しました。
これからも何度も推敲してジョジョっぽく書いていきたいと思います。
この春から社会人になるので、投稿ペースはかなりゆっくりになりますが、よろしくお願いします。



凛、覚醒

 

 

1978年ッ!!

 

グリーン・ランドの『ケープヨーク』にて、クレーターからある『隕石』が発見されたッ!!

 

数万年前に地球に飛来したその『隕石』は『生命を淘汰する』力を持ち、生き残った者に『新しい生命能力』を与えたという……

 

エジプトで発見されたある『矢』は、この隕石と同じ物質だと言われている。

 

果たして、この世に存在するのは『矢』だけなのだろうか?

 

他に力を与える存在はないだろうか?

 

 

 

それは、例えばある世界における『聖人の遺体』であったり。

 

 

 

そして、ある世界における不思議な『石』であったり……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

物語はッ!

 

平成のあるアイドル事務所の一室から始まるッ!!

 

 

 

 

 

ガチャ

 

凛「ただいま。」

 

バァ~~ン

 

 

この少女は渋谷凛。

アイドル活動を行っている15歳の少女である!

かわいい。

 

 

凛「…ん?」

 

 

凛「…ちひろさん、この石何?」

 

ちひろ「お帰りなさい凛ちゃん。」

 

 

この女性は千川ちひろ。

アイドル事務所『SPWプロダクション』にアシスタントとして勤めている。

かわいい。

 

 

 

ちひろ「ああ、それはプロデューサーさんのお土産ですよ。『何か気になっちゃって、買っちゃいました!』とか言っていましたね」

 

凛「ふーん…てゆうか、プロデューサー帰ってきてたんだ」

 

ちひろ「はい、ロケから事務所に一旦寄って、体調が崩れた子を送りに行ってるわ」

 

 

ちひろ「……あら、こんな時間!書類を提出しに行かなきゃいけないから、凛ちゃんちょっとだけお留守番をお願いしていい?」

 

凛「いいよ、いってらっしゃい」 バタン

 

 

 

凛「ふぅ。……さて」チラッ

 

 

 

 ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ

 

 

 

凛「……(何だろうこの石、気味悪いけど気になる…)」

 

スタスタ

 

 

ジィ~…

 

凛「(隕石みたい……チョットくらい触ってもいいかな?)」 ソー

 

 

凛「………」 ツンツン

 

凛「ふーん…プロデューサー、なんでこんなのを買ったのかな…」 ナデェ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ザクッ

 

 ブシュウウゥゥゥゥゥゥゥ!!

 

 

 

 

 

凛「……えっ?」ビチャッ

 

 

 

 

ポタ……

 

ポタポタ………

 

 

 

凛「な、何イィィィィィィ!?」

 

 

 

 

 ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨

 

 

 

 

 

凛「血がッ! 何でッ!? 切るような尖った部分なんてないのに………!?」 ダラダラダラ・・・

 

凛「はっ早く止血しないとッ!!」

 

スゥ・・・

 

 

ガチャ

 

ちひろ「やだわぁもう、忘れ物しちゃった~」

 

 

凛「ちひろさんッ!? よかった!タオル無いッ!?」

 

ちひろ「え? どうしたの凛ちゃん? そんなあわてて…」

 

凛「どうしたって!? そんなの……」

 

 

 

凛「ハッ!?」

 

 

ピタァ

 

シーン

 

 

 

 ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ

 

 

 

凛「あれ?血が… どこにもない……!?」

 

 

 

 ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ

 

 

 

ちひろ「どうしたの?怪我でもしたの?」

 

凛「ううん、なんでも……無かったみたい……」

 

凛「(確かに血が出たはずなのに…)」

 

 

 

ちひろ「そう? …レッスン終わって疲れてるのよ、きっと」

 

ちひろ「熱が出た子もいるみたいだし、凛ちゃんも早く帰って体調整えた方がいいですよ」

 

 

凛「うん…そうだね。プロデューサーも来ないみたいだし、今日は帰るよ。ちひろさんまたね」

 

ちひろ「お疲れ様凛ちゃん!気をつけてね!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――――――――――――――夜 凛の部屋

 

 

凛「……何だったんだろうあの『石』……指には傷跡もないし……」

 

凛「なんか、怖いな… 明日あの『石』について、プロデューサーに聞いてみるかな…?」

 

 

凛「(それにしても……何か体がだるい……)」

 

凛「(ちひろさんにも心配されたし明日は収録だから、早く寝よう)」

 

ガタッ

 

フラッ

 

凛「っとと、ふらつく…頭も痛いし…」

 

凛「……風邪でも…ハァハァ…ひいたかな……マズい、立ってられない…」 フラフラ…

 

 

ドタッ

 

凛「…暑い……加蓮に…ゼー……メール…しないと……」

 

凛「あぁ……無理だ……ハァハァ…せめてベットに……ゼー…うぅ……」

 

 

フラフラ・・・・

 

バタッ

 

 

凛「…………ゼー……ハァ……ハァ……」

 

 

 

 

 ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――――翌日 SPWプロダクション・事務所

 

 

ガチャ

 

凛「おはようございます」

 

 

凛「(……朝起きたら体調が直ってた………変なの。何か、昨日あの『石』に触れてから奇妙なことばっかり)」

 

 

ちひろ「おはよう凛ちゃん!良く眠れた?」

 

凛「うん、ばっちりだよ。大丈夫」

 

 

凛「(……あの石はまだ、プロデューサーの机にあるね…)」

 

 

 

スタスタ…

 

加蓮「おはよ~凛~」

 

凛「おはよう加蓮、奈緒」

 

奈緒「おっす。あれっ? 確か収録午後からだろ?」

 

加蓮「ふっふ~ん? 愛しのプロデューサーに早く会いたかったのかな?」

 

凛「別に、そんなんじゃないし…… 加蓮達だって早く来てるじゃん」

 

加蓮「私達はダンスレッスンがあるからさ。その前にPさんに振り付けの相談しようと思って来たんだけど」

 

奈緒「Pさん外回りしてるんだってさっ。だからここで時間潰してたんだよ」

 

 

凛「ふ~ん。で、奈緒は何読んでるの? マンガ?」

 

奈緒「ああ、『ピンクダークの少年』。Pさんから借りてな」

 

奈緒「凛も読んでみるか? 話せる人が比奈さんしかいないんだよォ」

 

凛「……なんか絵柄が気持ち悪い…やめとく」

 

奈緒「ひ、ひでぇな…」シュン

 

加蓮「ちょっとその絵は受け付けないよねぇ~ 雑誌読む?」

 

凛「うん、ありがと」

 

奈緒「面白いのにナァ……」 ブツブツ・・・

 

 

 

 

凛「……(昨日のアレは何だったんだろう……)」 ペラ

 

凛「(夜に熱も出たはずなのに今朝は何ともなかったし、)」 ペラ

 

凛「(もしかして体調崩れたのもあの石の所為なのかな?)」 ペラ

 

凛「(プロデューサーに聞かなきゃ)」 ペラ

 

 

凛「(プロデューサー遅いな…………喉乾いてきた)」 ペラ

 

 

コト

 

 

凛「ん… お茶ありがと加蓮」

 

加蓮「へ?私じゃないよ?」

 

凛「あれ?じゃあ奈緒?」

 

奈緒「あたしでもないぞ~ 自分で置いといたんじゃあないのか?」

 

凛「あれ?そうだっけ…」

 

 

カツ・・・ カツ・・・

 

ティン!

 

凛「あ、プロデューサー」

 

加蓮「えっ?ほんと?」バッ

 

奈緒「Pさんおっす……ってまだ来てないじゃn」

 

ガチャッ

 

モバP(以下P表記)「おはようございます!」

 

ちひろ「おはようございますプロデューサーさん! 朝から営業お疲れ様です」 コト

 

P「どうもちひろさん。おっ、これは新しいスタドリですか?」

 

ちひろ「いいえ、知り合いからもらったスパークドリンクです。よかったらどうぞ!」

 

P「ありがとうございます! …おっ! 結構おいしいですねェ~」

 

 

Pサンオハヨーゴザイマス! アッナニコレー スパーク?

ニナニモクレヤガレデス  タンサンダゾ  ニョワー メメタァ

 

ワイワイガヤガヤ

 

 

 

加蓮「……ほんとに来たね」

 

奈緒「どうしてわかったんだ?」

 

凛「あれ? ……何でだろう……」

 

奈緒「やっぱり長年の愛の力ってか?ハハッ」

 

凛「いやいや、愛じゃあ奈緒には敵わないよ」

 

奈緒「は?」

 

凛「甲斐甲斐しくPさんの上着の埃取りや、机の片づけをしている奈緒には、ね」

 

奈緒「んなぁッ!?見てたのかよっ…… ハッ!?」

 

 

加蓮「ふぅ~ん」ニヤニヤ

 

凛「やっぱり、奈緒がやってたんだ。奈緒が早く来てる時はいつも片付いてたから、鎌かけてたんだけど……」ニヤニヤ

 

 

奈緒「く、クキクゥ~ッ……」マッカッカ

 

 

加蓮「へぇ~~!奈緒ォ~、やるじゃァ~ん」ツンツン

 

奈緒「う、うるせぇ!!」 ムキー

 

ギャーギャー

 

 

 

P「おっ!おはようトライアドプリムスの諸君! 今日のスケジュールはわかってるか?」

 

加蓮「おはようPさんっ! 私と奈緒がダンスレッスンで凛がこの後収録でしょ?」

 

奈緒「ん、ゴホン。まぁやっぱし凛はニュージェネで早くデビューしてるからなァー。でも、あたしたちも負けてられないぜ!」

 

P「あれ?奈緒、顔赤くない?」

 

奈緒「!? な、何でもないっ!暑いんだよ!」カーッ

 

P「? そうか?まあ実力も知名度も2人はもうNGに負けてないからな、近いうちにシングルを出す予定だから待ってろよ!」

 

加蓮「本当っ!? さっすがPさん、やり手だねっ!」

 

 

加蓮「あっそうだ!Pさんに『Trancing Pulse』の振り付けで聞きたいとこあるんだけど……」

 

P「ん?どこだ?」

 

 

アノネ、ココナンダケド……

アーソコハ……

 

 

奈緒「ったく。凛も加蓮もいじりやがって……」ブツブツ

 

奈緒「(しかし、机の片づけ具合に気付くなんて、凛は事務所内の事よく見てるんだな~)」

 

奈緒「(と言うより……)」

 

 

凛「……」ジィ~

 

 

凛「ん?何?奈緒」

 

奈緒「(よく見ているのはあの人の事か)」

 

 

奈緒「何でもないよ。ただ、凛には負けてられないなって思ってさ」

 

凛「?」

 

 

 

凛「プロデューサー、そろそろ行く準備した方がいい?」

 

P「ん?ああ、そうしてくれ。あ、それと俺のメガネケース知らないか? どこかにやっちまったんだが……」

 

奈緒「どれがPさんのかわかんないし、春菜とかに借りたら?」

 

<ヨビマシタカ? メガネイリマスカ?

 

 

 

ティン!

 

凛「…後ろの書類棚の引き出しとか見た?」

 

P「見てないけど…」 ガラッ

 

 

P「おっ!あったよ、ありがとう凛!」

 

加蓮「今日は冴えてるね~凛。エスパーにでもなったの?」

 

奈緒「それじゃあユッコが可哀相だなァ」

 

P「それじゃ凛は出る支度をしておいてくれ。話が終わったらすぐ車出してくるよ」 

 

凛「わかった。(…今のも何で私、わかったんだろう……?)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――――――――車内

 

 

ブロロォォ――

 

P「凛はもう話は聞いているか? 新しく社員を増やすって事を」

 

凛「うん、ちひろさんが教えてくれたけど、アイドルじゃあないんだっけ?」

 

P「ああ。最初は事務仕事やマネージメントを手伝ってもらうが、そのうち一部のアイドルを任せようと思っている」

 

凛「! それって新しいプロデューサーってこと!?」

 

P「まあ先の話になるが、俺の後輩になる感じかな。流石に人数が増えてきて手が回らなくなってきたからな」

 

 

凛「…………」ムスッ

 

 

P「社長やちひろさんは事務や商談で忙しくてプロデュースは出来ないし、」

 

P「かといって外部のトレーナーの青木さん達の負担を増やす訳にもいかないからな」

 

凛「………それでその新人さんは誰の担当をすんの?」

 

P「うーん、彼は優しくていいヤツなんだが、いかんせん外見が厳つくてなあ。」

 

P「人見知りする智絵里とかは最初は無理そうだし、かと言ってパワー全開の茜とかを任せるのは大変だろうし」

 

凛「……………それじゃあ私達?」

 

P「まさか、今一番事務所で活躍している大事なお前達のプロデュースを譲るわけないだろ」

 

 

凛「!」パァァ

 

 

P「それに事務所で最初にニュージェネレーションを結成した時言っただろ?『俺がお前たちをトップアイドルまで導いてやる』って。約束を果たすまでプロデュースを譲る気はないぞ」

 

凛「ふ、フーン… ま、まぁ別にいいけど///」モジモジ

 

 

P「まあ少し任せるとしたら明るくとっつきやすい麗奈とか光とか中学組あたりかな」

 

P「と言ってもそんな予定も今のところ無いし全て任せるつもりもない、何よりまずは研修を終えてからだな」

 

 

凛「(良かった……プロデューサーが変わらなくて……)」ホッ

 

 

凛「……そういえば、あの事務所に持ってきた石は何なの?」

 

P「ああ、あれか。昨日ロケ先の土産屋で卯月が見つけてさ」

 

P「なんでも大昔にグリーンランドに落ちた隕石と同じものとか店主が言ってたな」

 

凛「ふぅん、あんなの買うなんて珍しいね。石とか好きだったの?」

 

P「いや、最初は田舎のばあちゃんに漬物石にでもと買ってみたんだが、なんか気になっちゃってさ」

 

P「卯月も『よくわからないけど、何かいい石ですねっ!』って言ってたから、帰省するまでは事務所に置いとこうかなーって」

 

凛「ふーん…(卯月も変わってるなぁ……)」フフッ

 

 

P「なんだ?凛もあれ気に入ったのか?」

 

凛「ん?いや……何かあの『石』、変じゃない?」

 

P「変?」

 

凛「うん…何か気味悪いっていうか……」

 

P「そうか、じゃあ今日戻ったら家に持って帰るよ」

 

 

凛「(これで大丈夫かな?奇妙なことも起こらなくなるのかな……)」

 

 

ブロロォォ――……

 

 

 

 

 

―――――――――――スタジオ

 

 

P「今日はグルメスペシャルの収録だな。765プロの四条さんも出演するみたいだから挨拶を忘れない様にな」

 

凛「もう、わかってるって」

 

P「それじゃあ凛、後で迎えに来るからな」

 

凛「うん。また後でねプロデューサー」

 

 

 コツコツコツ…

 

貴音「ごきげんよう、渋谷凛。本日は宜しくお願い致します」

 

凛「こんにちは四条さん。こちらこそよろしくお願いします」

 

貴音「共に良き収録にしましょう」

 

 

 

 ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ

 

 

 

凛「(やっぱり緊張するな……楓さんとはまた違った神秘的な雰囲気……)」

 

凛「(でもなんか、今日はそれとは別に……『凄み』を感じるッ!!)」

 

 

 

 ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ

 

 

 

貴音「……今日は話題のらぁめん屋特集だと聞きました……… 本番が待ち遠しいですねッ!!!」 クワッ!

 

凛「……そうですね(それでか……)」

 

 

<四条さーん、ちょっとお願いしまーす

 

貴音「畏まりました。それでは渋谷凛、またあとで」

 

凛「はい。またあとで」 コツコツ…

 

 

 

 

スタスタ…

 

凛「(それにしても……)」

 

凛「今日のスタジオは仕掛けが凝ってるね……」

 

凛「……ラーメンの特集にどうやって使うんだろうコレ?」

 

 

 

 バキンッ!

 

凛「!? えっ何?」キョロキョロ

 

 

 ギィーーーーー

バキバキ バキッ

 

 

凛「!」

 

 

<どーした!?

<セットがッ! 倒れるぞォ―――――!!!

 

メキッ

 

バキバキ ギギィィィ

 

 

凛「(え、嘘でしょッ!? こっちに向かって倒れてくるッ!?)」 バキッメキッ

 

凛「(逃げ…なきゃ……あ、ダメ……足が……)」ガクン

 

 

バキバキバキッ!!

 

凛「(……避け…られない…!)」 ギギギギギギィィィ

 

 

 

 ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ

 

 

 

ズァッッ!!

 

 

ドッゴオォッ!!

 

 

 

 

ドグワシャアァアァァァ!!

 

 

 

 

<だれか下敷きになったぞォーーーッ!!

<早く助け出せェーーー!

 

 

貴音「な、何が起こったのです!?」 タッタッタッタッ

 

 

貴音「渋谷凛、無事ですか!? ………ハッ!?」

 

貴音「こっ、これは…!」

 

 

 

 

 

 ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨

 

 

 

 

???「………………………………」

 

凛「……生き…てる……私…?」

 

凛「ハッ!」

 

 

 

 バアァァ~~――――ンッ!!!

 

 

その時ッ! 凛の傍らには黒いシルエットが立っていた!!

犬耳の様な頭飾りと蒼い幾何学模様を持つその影はッ!!

まるで凛を庇うように前に位置取り、倒れてきたセットを殴り飛ばしたのだッ!!!

 

 

 

凛「何…これ…?アンタは……!」

 

 

???「………………………………」 シュンッ!!

 

 

凛「私…の体に………」

 

 

 

<渋谷さんは無事だァーー!

<大道具何やってんだァ! 早くSPWプロに連絡回せ!!

<責任者を呼べェェェーーーーーッ

 

 

 

コツコツ…

 

貴音「………渋谷凛、あなた………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

貴音「『スタンド使い』、なのですね………!」

 

 

 

 

 

 ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨

 

 

 

 

 

 

凛「スタ……ン…ド……?」

 

 

 

 

 

 ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨

 

 

 

 

 

 

 

 

凛「これは…この力はスタンドって言うの……?」

 

貴音「おや?無自覚でしたか?それともたった今覚醒したのか……」

 

 

<オーイ回収班はまだかァーー!

<近づかないで! 早く離れて下さいッ!

 

 

貴音「とにかく、無事の様で何よりです。それで、スタンドの事ですが……」

 

 

<点呼しろォーーーーッ!出演者でケガをした人はいないかーーー!

 

 

貴音「……説明したいところですが、騒ぎですので場所を変えましょう」

 

 

 

タッタッタッ

 

D「凛ちゃーんっ! 無事かァ―――――ッ!?」ズサァ…

 

凛「ディレクターさん!大丈夫です、運よく避けられました」

 

貴音「ディレクター殿。 渋谷凛は無傷でしたが動揺しているようなので、私の控室に連れていきますね」

 

貴音「状況がひと段落しましたらお伝えください」

 

D「わ、わかったよ貴音ちゃん! 凛ちゃんのフォロ-頼んだよ!」

 

 

D「今日は本当にゴメンよ凛ちゃん……控室でゆっくりしていてくれ」

 

凛「わかりました、ありがとうございます……」

 

貴音「では渋谷凛、参りましょう」

 

 

スタスタスタ……

 

 

 

 

 

 

―――――――――――控室

 

 

 

カチャン

 

貴音「さて、あなたは何も知らないようなので一から説明しますが、」

 

貴音「あなたが目覚めたその力は傍らに立つ(stand by me)様に発現することから」

 

 

貴音「『スタンド』、と呼ばれます。」

 

 

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 キング・クリムゾンッ!!『結果』だけだ! この世には≪説明した(・・・・)≫という『結果』だけが残る!

 

 

 

 

凛「ありがとう、四条さん。何が私の周りで起こっていたのか、ようやくわかりました」

 

凛「……『スタンド』、かぁ……」

 

 

貴音「それは何よりです。……あなたには言う必要はないと思いますが…」

 

凛「?」

 

 

 

 ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ

 

 

 

貴音「くれぐれも、スタンドを悪用してはいけませんよ」

 

 

貴音「先ほど言った通り、スタンドはスタンド使いにしか見えなく、スタンドでしか倒せません」

 

貴音「残念ながら、過去にはスタンドを犯罪につかった悪人も、少なくないのです……」

 

 

 

 ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ

 

 

 

凛「……」

 

 

凛「もちろんわかっています…… でも、過去にいたその悪人たちはどうなったんですか?」

 

貴音「……喜ばしいことに、何時の時代にも『黄金の精神』を引き継ぐ者はいます」

 

貴音「彼らの正しき『白』の行いにより悪は倒され、今日も私たちは平和を謳歌できるのです」

 

 

貴音「……渋谷凛、あなたの中にも『黄金の精神』は宿っていますよ」

 

 

凛「黄金の、精神……」

 

 

 

ティン!

 

凛「……うちのプロデューサーが来たみたい」

 

貴音「なるほど、それがあなたのスタンド能力ですか……」

 

 

凛「……最後に一つ質問いいですか?」

 

貴音「何でしょうか?」

 

 

凛「今までずっと『スタンド』のことは秘密にしていたのに、どうして四条さんは私に教えてくれたんですか?」

 

貴音「ふふっ。それは」

 

 

 

  貴音「『とっぷしぃくれっと』ですよ、凛。」

 

 

 

 

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

この後、すぐプロデューサーが来て、撮影が延期になったことを教えてくれた。

周りが引くぐらいに、私を心配してくれた。(…ちょっと嬉しかったことは秘密///)

機材の幾つかも壊れたらしく、収録は後日別のスタジオで取り直すらしい

 

 

四条さんは『私のことはどうか秘密にして下さい』と言って帰って行った

これだけ知っているのだから、彼女も『スタンド使い』なのだろう

……どんなスタンドを持っていたのかな?

 

 

私はいったん事務所に寄って、今日は帰宅することになった。明日も休みになった。

プロデューサーが言うには、何人かの子が急に発熱して早退したため、

スケジュールを見直したり食中毒やインフルエンザなど病気が原因かどうか、調べないといけないらしい。

忙しくて、予定を組み直せなくてゴメンと謝られた。

別にプロデューサーが悪いわけじゃないのに。

 

 

四条さんはスタンドが使えるようになったのは、何か原因があるかもしれないと言っていた。

急な発熱。私が昨日体験したこれは、きっとスタンド発現と何か関係あるハズ

 

一番怪しいのはあの『石』だ。あれに触れて出血したのは確かだ

恐らくあの『石』がスタンド発現の原因だろう……

もしかしたら、事務所には他にも私みたいにスタンドが発現する子がいるかもしれない。

 

 

   『スタンド使いとスタンド使いは引かれ合う』

 

 

ならば、スタンド使いになった子が私と会うのも時間の問題だ。(て言うか同じ事務所だし)

…………問題は、その誰かがスタンドを悪用しないか、だね

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

『二人の囚人が鉄格子の窓から外を眺めた。 一人は泥を見た。一人は星を見た。』

 

≪フレデリック・ラングブリッジ(アイルランド) (1849~1923)「不滅の詩」より≫

 

 

 

 

この物語はある事務所に持ち込まれた『石』を巡る、アイドルの少女たちの数奇な運命を追う冒険譚である!

 

 

 

――――アイドルの奇妙な冒険――――

 

 

 

 /|_________

〈  To Be Continued...|

 \| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 

 

 

 





冒険(ぼうけん)とは、日常とかけ離れた状況の中で、なんらかの目的のために危険に満ちた体験の中に身を置くことである。(ウィキペディアより)

芸能界という新世界に飛び込んでいくアイドル達も、冒険者だと思います。



好きなアイドルは TOKIOです。
これから旅立つ全ての人に栄光あれ Be Ambitious

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