【高町なのは】
あの後私達はいつの間にかアースラに戻ってきていた。多分あの男の子に転送されたんだと思うけど、どうしてそんなことをしたのかはわからない。それと、アースラの中で気を失ったプレシアさんも発見されたのは驚いた。あの男の子はプレシアさんを処分したって言っていたけど、普通に生きていた。目を覚ましてからフェイトちゃんとプレシアさん。そして、フェイトちゃんのお姉ちゃんになるアリシアちゃんの3人で話していた。
あの男の子が何をしたかったのかは解らない。でも、その後のリンディさんとプレシアさんの話的にあの男の子とプレシアさんがつながっていたのは本当みたい。
少しプレシアさんの様子は変だったのは気になったけど、おかげでプレシアさんとかの罪が軽くなるっていうんだから万々歳だったのかな……
いや、それどころか色々と大変なことになってるみたいだけどね。
時の庭園は何か焦げたり溶けたりして廃墟みたいな感じになっていたけど、一部だけプレシアさんが集めていた資料が残っていた。フェイトちゃんが作られた実験に関する資料が……
その事に何故かプレシアさんは驚いていた。まるで自分の知らないことでも書いているかのように……
その中には管理局の偉い人がプレシアさんを無理させていたってことも書いていた。なんだか酷いって思えた。そのせいでアリシアちゃんが死んじゃって、プレシアさんも身体を悪くしちゃってフェイトちゃんにあたってしまっていたみたい。アリシアちゃんと重ねてしまっていたのも原因だって言ってフェイトちゃんに凄い勢いで謝っていたんだけどね。
クロノ君はあの男の子との戦いがショックだったのか暫くトレーニングルームに篭っていたみたい。かく言う私もショックだったのは確かだ。これまではジュエルシードのお化けを相手にしていたし、魔導師もフェイトちゃんだけしか戦っていない。そんな中であの男の子みたいなとんでもない人と戦って、自分がいかに無力なのかを思い知らされたんだ。レイジングハートは慰めてくれるけど、正直落ち込んだ。
まあ、色々あってジュエルシードの力が漏れだして不安定になっていた次元も安定化して3日ぶりに家に帰れたんだ。私はお父さんたちに怒られると思っていたんだけど、総司君が色々と言っていてくれて注意はされたけど怒られなかった。
総司君は私が何をやっていたのかをしっているのだろうか。もしかしたらあの男の子が総司君だって事も頭のなかに浮かんだ。だって匂い一緒だったんだもん。
それも踏まえて総司君と最近離れて過ごしていたから恋しくてついつい夜中に総司君の布団に忍び込んじゃった。
総司君に包まれているみたでとても安心できたんだけど、なんだか凄いドキドキしてあまり眠れなかったのは内緒だ。
それからフェイトちゃん達が裁判を受けるってことでミッドチルダに行ったのを見送った。その時に総司君に付いてきてもらったんだけど、何故かフェイトちゃんとアルフさんの二人と知り合いみたいで何かを話していた。あんまり面白くないけどフェイトちゃんも言いたいことはあっただろうし我慢した。
そんなこんなでユーノ君もアースラに乗って帰っちゃったわけだけど、私は魔法のことをお父さんたちに話した。今のままではあの男の子みたいに凄い人が出てきた時にやられちゃうから近距離でも対処できるようにした方がいいってレイジングハートからの助言で言ったんだ。多分いつかは話さないといけないことだっただろうし……まあ、総司君は驚いてるふうには見れなかったのは少し残念かな。お兄ちゃんとか驚いていたし……
ああ、それとお兄ちゃんやお姉ちゃん、お父さんは私が使う魔力みたいに気というものを使えるらしい。だから動きも速いんだって納得できたんだけど、総司くんの場合別に気なんか使ってないらしい。普段は何も使ってないって言っていたけど、普段じゃない時は何を使っているのだろう……
きになるけどあんまり聞き過ぎるのも良くないよね。
総司君は良く私の特訓に付き合ってくれる。たいていお兄ちゃんと一緒なのだけど、私が特訓するようになって頻度が急激に増えたそうだ。
それを聞いて嬉しかったな。総司君、私のために色々と動いてくれているんだって実感できて……
まあ、基本的に組手みたいなことをしているんだ。お兄ちゃん相手に魔力で高めた身体能力で極限まで対抗するって感じの修行を延々と……
おかげで目は凄く良くなった。だってお兄ちゃんの神速とんでもない速さなんだもん。初めて見た時は目を疑ったね。
とまあ、色々と問題もあるけど最近はお兄ちゃんの攻撃も見えるようになってきた順調だね。フェイトちゃんもビデオレター送ってくれるし、特に心配事もないみたい。
それに裁判が終わったら海鳴市にくるって言ってるし今から楽しみだなぁ。