やったね。
夕暮れ時のとある鎮守府。
提督は思い出したかのようにこういった。
「暁、ヤンデレってわかるか?」
「え、あ、や、やん、でれ?」
暁は言われたことの意味がわかっていないようで片言にオウム返しをした。
「あれ、立派なレディーな暁ちゃんなのに知らないの?あれ~?」
僕は挑発気味にそう言ってやる。
そうすると、
「し、知ってるわ、そんなこと!」
こういう。
まあ、狙い通りなわけだ。
そんで次のセリフ・・・
「それじゃあヤンデレを知っている暁に実践してもらおうかな?」
「え!?」
暁は予想通りに、いや、予想以上に焦り始めた。
もうこの時点で知らないことがばれるってぐらいだ。
だが、ここでばれていることを言ってやるわけではない。
なんせ今回はいつもとは違う目的だからな。
「というわけで、そうだな、明日から秘書艦は不知火にするか」
「え、え!?」
暁、レディーらしさをどこへやった。
それがレディーらしい佇まいか?落ち着け、続きがある。
「まあ、暁がその、ヤンデレ、をすることができたらすぐにでも暁が本当の物知りなレディーとして認めて戻してやるから。まあ、知ってるんだから一日、いや、半日で終わっちゃうな?」
「え、ま、そ、そんな・・・」
というのは嘘であって、やっぱり暁がわからないと泣きついたところを抱きしめて撫でてやって、すべて許す、こういう筋書きだ。
あ、ちゃんと泣きついたところを撮っておかないとな。ぐへへ
「まあ、そう言うわけだ、明日からそれで行くから」
「っ・・・か、覚悟してなさいよ、もうー」
暁はムキになったのか顔を真っ赤にしてそう言うと急いで部屋から出て行った。
まあ、姉妹たちにでも聞くのだろう。
知ってるとは思えないがな。
かくなるこの僕もこの前の出張で同期から聞いたばかりだからな。
聞く限りじゃあ、少し興味が惹かれるものだったな。
さて、明日が楽しみだな。
そして僕はまだこの後の惨状を知らないで呑気に居酒屋へと足を向けていた。
~
う~、さっきは大見得切っちゃったけどなんなのよ。
やんでれってなに!
意味がわからないわ。
で、でもその、や、やんでれ?をやんないと秘書艦を下ろされちゃうわ。
うう、もう、わたしったら、なんで大人のレディーとか意地張っちゃったのかしら。
司令官と一緒にいるために、司令官に会うように頑張って大人のレディーをやってたのに・・・。
これじゃあ本末転倒もいいところじゃない。
ま、まだ離れるって決まったわけじゃないわ。
そうよ、ちゃんとその、やんでれ、をこなせばいいじゃない。
そうすれば何も問題ないわ。
ふふ、見てなさい、司令官!
とりあえず一話あげましたけど、二話以降の投稿スピードは反響次第です。
他に書きたいものもありますし。
卯月がやっと来てくれたんで卯月小説とかも・・・
というわけで、感想、評価待ってます!