また書きます。
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・・・意気込んだはいいけど、結局やんでれって何かしら。
新しいお菓子の名前?
うーん、しっくりこない。
やんで・・・止んで、レ?
雨が止んでレ級の略かしら。
何それ怖い。
「・・・それはないわね」
自室に戻りながら暁はそんなことを考えていた。
もちろん正解にかすりもしないことであったが。
と、暁は前から艦娘が通り過ぎた。
「んー、いい酒が手に入った。提督と一緒に飲むとするか」
その艦娘、軽空母隼鷹は高いお酒なのか、大事そうにお酒の瓶を抱えながら軽い足取りで暁の来た方へと歩いて行った。
暁はそんなこともにしない様子で考えていた。
そこでようやく何かがひらめいたようにある事を口に出した。
「そうだわ、他の娘たちに聞けばいいのよ。それがいいわ!」
いい方法(?)が思いついたおかげか、暁も軽い足取りでその場を後にした。
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「え?ヤンデレが何かを教えてほしい?」
響は目の前で目をキラキラさせながら妙なことを聞いてくる暁に戸惑っていた。
暁がなぜそんなことを聞いてくるのかがわからず、状況がつかめずにいた。
「響ってものしりじゃない?だから知ってるかなぁーって、思ったんだけど?」
「え、いや、なんでそんなことを聞くんだい?」
響自身多少なりとも意味はわかっているため、なおなら暁に言っていいものかと躊躇していた。
だが、とうとう暁の期待したまなざしに負け、響は口を割った。
「ヤンデレというのは、病んでデレるという意味で、まあ、簡単に言ってしまえば病的なほどに人を愛するって、意味だね。そう言う愛情表現の仕方が好きっていう人もいる、らしいけど」
「へ、へえ~、そ、そうなんだ・・・」
暁はそれを聞くと何かを考えるようなしぐさをした。
響はそれを気にせず、補足というように言葉をつけたした。
「例えばそれらしい行動といえば好きな人のために障害になる人を排除したり、しまいには本人を監禁したり、殺したりと、さまざまあるよ」
「・・・」
響は聞いた話を何とか思い出しながらそう答えていった。
「・・・とまあ、ここまでやるのはかなり重症なことだけど・・・って、あれ、暁?」
響が話している中、いつの間にか暁はいなくなっていた。
部屋の中をよく見てみると、暁はもう布団をかぶってしまっていた。
そのことに響は仕方がなさそうにしながら立ち上がった。
「それじゃあ暁、電気消すよ」
「わかったわ、よろしく」
響は暁の返答を聞くと電気を消した。
それから自らもまだひんやり冷たい布団を暖かくするために中へともぐりこんでいった。
その後、暖かくなった時には響は眠りに落ちていた。
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響が布団に入った時、暁はあることを考えていた。
やっぱり司令官はやんでれっていうのが好きなのかな?
そう言うのが好きっていう人もいるって響も言ってたし・・・。
病的なまでな愛を持っていると、ってことよね。
これは司令官が私がどれだけ司令官のことを好きか試しているのね。
わかったわ、司令官!
私、やってやるわ!!
考えていることは司令官の思惑の斜め上の方向に行ってしまっていた。
そう言えばケッコンカッコカリというものを聞いたことがあるわ。
私がそれに値するかを試してのことね。
私だって本気出せば司令官のことを病的なまでに愛することができるわ!
見てなさいよ、司令官・・・むにゃむにゃ・・・・・・
完全に勘違いした結論を残したまま暁は眠りへとついた。
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