艦CORE「青い空母と蒼木蓮」   作:タニシ・トニオ

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・・・おや!? フブキのようすが・・・!
おめでとう!フブキはフブキ(クロイトリ)にしんかした!

そんな感じのお話


第二十八話「EXTRA MISSION_死神艦隊撃破-06」

 加賀さんから敵が接近している通信を受けた時、”怖い感覚“がマギーさんに迫っている感じがして、急いで『ブルーマグノリア』へと通信を繋げた。

 その後すぐマギーさんがいた場所を銀色の怪鳥が突き抜ける。幸いというかやはりというかマギーさんは無事だったけど、銀色の怪鳥はそのまま味方艦隊へと向かっていってしまった。このままでは皆が危ない。しかしこれから来る敵のことを考えると、二人して後ろに下がるわけにはいかなかった。

 私は自身にインストールされた「傭兵の戦闘記録」を探る。先ほどの怪鳥は『SCAVENGER』というものらしい。武装はレーザーキャノン、パルスマシンガン、ミドルミサイル、あとさっきみたいな突撃攻撃をしてくる。高火力を持ちつつ高機動と堅牢な装甲を併せ持つ自律兵器。

 ただし弱点が無い訳じゃない。単純に硬い装甲と曲面加工によって物理的な攻撃、KEに分類されるものにはめっぽう強いが、熱で融解させるTE、成型炸薬弾のCE、二つに分類される攻撃には対策が取られていない。

 つまりその二属性を主兵装としている『ブルーマグノリア』があの怪鳥にとって天敵だった。

 

 仲間への被害を少なくするには、いかに手早く仕留めるかが重要だ。ならば『スカベンジャー』は"マギー"に任せるのが最適といえる。

 だから"俺"はその状況を作り出すべく"マギー"が指示を出してくる前に前へ出た。

 

 マギーさんに「皆さんをお願いします!」と返事してから気付く。私……何をやっているんだろう?私が選択をした役割は、正体不明戦力…恐らく『SCAVENGERに匹敵する何か』と、那智さんたちを苦しめた『死神部隊』の相手だ。ハッキリ言って私が勝てるわけがない。殺されるに決まってる。

 

(嘘つくなよ、本当は死ぬなんて全く思ってない癖に……)

 

―――そう、声が聞こえる。

その声は目の前にいる白いACから発せられていた。

 「ストレイド」の幻影、最近私の目の前にずっとこのACがちらついている。

 

 始まりはマギーさんとの訓練だった。最初は白いモヤのような何かが見えていて、それが何かを理解していなかった。しかし自分の技量が上がっていくにつれ、その姿がハッキリとしていく。『吹雪弐式』と同じ形、しかし仲間が施してくれた制服を模した塗装がないAC。それが『吹雪弐式』の前の姿、『黒い鳥』の駆る『ストレイド』の幻影だと理解するのにそう時間は掛からなかった。

 それもそうだ、その幻影はいつも私の"先"にいたから……。訓練でマギーさんの攻撃を受けてしまったとき、その影は当たらない位置にいた。マギーさんにブレードで切りかかった時、私は避けられてしまったがその影は当てていた。私にインストールされている戦闘記録、それを証明する強さを持つ幻影は「ストレイド」以外あり得なかった。

 そしてどんなに訓練を重ねても、私はその最強のイメージに届くことは無かった。

 

 その『ストレイド』の幻影が私に語りかけてくる。こんなことは今までになかったのに……。

 

(――-憎いんだろ?許せないんだろ?彼奴らの存在が。わかるさ、俺は君だから)

 

 そうだ、確かにその通りだ。私はあの人達が……『財団』が許せない。

 あの人達は私の仲間を傷付けた。その誇りを踏みにじった。きっと放っておいたら、いつかきっと、もっと多くのものを傷つけにくるだろう。私の守りたいものを……そんなの許せるわけがない。

 

(そうだ、だから"言ってやろう"。その為に前に出てきたんだろう?後ろはマギーに任せてさ……)

 

 段々『吹雪弐式』が『ストレイド』の幻影へと近づいていく。訓練では埋めることのできなかった距離が縮まっていく。

 それと同時に『黒い鳥の記録』が『記憶』として馴染んでくる感覚がしていた。『ただの情報』に感情という彩りが加わり『思い出』となって染み込んでいく、"俺"と"私"の境界が無くなっていく、そんな感覚。

 そして『財団』の名を那智さんから聞いた時、私の中に芽生えた漆黒の意思…それが何か、自分に足りていなかったものが何か、今…心で理解した。

 それを口に出して表明する。

 

「『財団』、あなたが全てを…私の大切なものまで滅ぼそうというのなら――」

 

「「貴方は…貴方達は、私の敵です!(お前は…お前らは、俺の敵だ!)」」

 

 敵を打倒するという、強い強い意思。私の全てがそれに向けて研ぎ澄まされていく。

―――もう目の前に『ストレイド』の幻影はなかった。その影に『吹雪弐式』が完全に重なっている。

 

 見えなくなった影の代わりとでも言うように、ひとつ目の異形が私の前に迫って来ていた。その赤い目は離れていながらもギョロリとこちらを睨み付けている。

 瑞鶴さんから通信が入る。

 

「吹雪、不明戦力の照合が完了したわ。あれは戦艦棲姫よ。強力な近接攻撃をしてくるらしいわ、距離をとりながら戦って!」

 

 申し訳ないけれどそれは却下させてもらう。戦艦棲姫――深海棲艦に乗っ取られていないからただの『To-605A』になるけれど――その後方から強い圧力を感じているから。『死神部隊』、あの人達ももう近くまで来ている。だから『To-605A』の撃破に時間をかけてしまっては合流され状況が不利になるだけだ。だから私はあえて前に出る。

 

「ちょっと吹雪!聞こえてるの!?近寄ると危ないって言ったじゃない!」

 

 瑞鶴さんを無視し続けるのも良くないので「問題ありません」と一言だけ告げ、目の前に集中する。

 『To-605A』の間合いまで近づくと、それはキビキビと両足を動かして体を縦に広げた。そしてその両足にブースターの火が灯る。

 極限にまで高められた私の集中力がその動作をスローモーションで捉えていた。それに合わせ、刻まれている記憶のタイミングでこちらもブースターを思いきり吹かす。そして『ストレイド』の幻影が描こうとしている軌跡に寸分の狂い無く『吹雪弐式』を重ねた。

 『To-605A』はまるで水面を跳ねる小石のように高速回転しながらこちらに向かってくる。こちらにぶつけようとしている足の両端にはスパイクが付いており、それに速度と質量を載せてぶつけられればどんな装甲でも耐えることは出来ない。

 だが似たような物をACだって持っている。『To-605A』が突撃してくる軌道上に私はそれを差し出した。ACの左足に備えられている装甲板、それは最強の盾であり、それに速度と質量を加えれば『To-605A』の突撃と同じ最強の矛になる。

 『To-605A』の突撃にブーストチャージでカウンターをしてやった。『吹雪弐式』は振り下ろされるスパイク付きの足の更に内側へと掻い潜り、特徴的な敵の目玉を蹴り抜いた。

 双方の速度が相まって、それの威力は跳ね上がる。一撃必殺へと昇華されたブーストチャージは『To-605A』の目玉ごと胴体を粉砕し、『To-605A』は力無く海へと沈んでいった。

 

「……こんなものかな」

 

 沈んでいく『To-605A』を横目で見ながら機体にスキャンを走らせる。流石にこちらにも凄まじい衝撃がかかったので破損箇所がないかチェックした。幸い表示はすべて「All Green」、無事のようだ。

 

「うん、まだ戦える」

 

 言うと同時にペダルを踏み込みハイブーストを後ろに吹かす。すると目の前に二筋の線が走った。

 わかってた。放たれる直前に"怖い感じ"が膨らんでいたから。今のが『M』というACのスナイパーライフルだろう。どうやら『死神部隊』が交戦距離まで来たみたいだ。弾の飛んできた方向を見ると、二つの黒い機影をハッキリと確認できる。

 

「今のを避けるか……勘が良い、まるで獣だな。気を付けろ『V』、これは面倒なことになるぞ」

 

「ハッハー!!『首輪つき』ってわけか!?上等じゃねーか、『M』。望外だぜェェッ!!」

 

 『M』と呼ばれるタンク型ACから通信要請が来ていた。これから殺し合うのに悠長だなぁ、と思いつつそれを繋ぐ。するとガトリングガンの銃声よりもけたたましい声が『吹雪弐式』のコックピット内に響き渡る。

 

「ハァッ!!さっきの見てたぜ!最高だお前!!最高にイカれてやがる!!!」

 

 これは誉められてるのだろうか?貶されているのだろうか……?

 繋げた私もあれだけど、これだけのことを言うために通信してくる相手もあれだ。まともじゃない。

 

「……貴方達にだけは言われたくありません。あと貴方の声、耳障りです。その存在も……」

 

【挿絵表示】

 

 

 そう返して通信を切った。後はあの人達を消すだけだ。

 とはいえやっぱり『死神部隊』と言うべきか、なかなか簡単にはいかなさそう……。

 海上という障害物がなにも無い空間で、オートキャノン両手持ちのタンク型ACと正面きって戦わないといけない。しかも後ろからスナイパーライフルと大型ミサイルの援護つきだ。相手がタンクだけだったらこちらの機動力を生かして回避しながら戦えなくもないけれど、後ろの重二がそれを許してくれないだろうな。

 明らかに二対一を意識した連携、恐らく最初から『SCAVENGER』で私とマギーさんを引き離す算段だったんだろう。現状があちらの思惑通りなのが面白くない。

 

 私はそれを打破すべく"過去を思い出す"。

 この『死神部隊』に似た相手……、タンクが前衛だと『テオドラさん』と『ベッツィ・ロスさん』のコンビ辺りだろうか……。『テオドラさん』は重二ではなく軽二だったけど、タンクを主体に展開する戦法は同じだ。あの時『傭兵』はどう戦ったっけ?

 

「ああ、そうだ……さっきと一緒だった……」

 

―――思い出し、苦笑する。

 あの時は軽二の『テオドラさん』を誘い出そうとしたけれど、結局面倒になってさっきと同じ方法で先にタンクの『ベッツィさん』をやったんだった。今回もそうすることに決めた。多少の被弾は覚悟しなくちゃだけど、ダラダラ撃ち合うよりは合理的だ。

 

 『死神部隊』の倒し方を決め、それを実行すべくグライドブーストを吹かしてタンク型AC『V』に特攻する。スナイパーライフルを警戒して機体を左右に小刻みに揺らしながら、敵との距離を一気に詰める。

 『V』は当然のごとくオートキャノンを放ってくるが、今の距離であれば弾が散り散りになっていることもあり大した威力ではない。『吹雪弐式』の装甲に当り跳弾する音も無視してそのまま突っ込む。すると、オートキャノンの弾幕の中に巨大な黒い飛翔物を見付けた。

 

「やっぱり織り混ぜてきた」

 

 『M』と呼ばれる重二型ACの大型ミサイル『Su-G-Q01』が『V』の弾幕に紛れてこちらに迫っていた。瞬時にスキャンモードを戦闘モードへ切り替え、ガトリングガンをCIWSの代わりのように放ちながら機体の進行方向も変える。

 瞬間、目の前で巨大な爆発が起きる。ミサイルの爆発に巻き込まれぬよう右に方向転換していた機体を、そのまま『V』を軸に反時計回りに回り込む軌道に乗せた。

 『吹雪弐式』は装甲を犠牲にして機動力を得た機動重二と呼ばれる特異なアセンをしている。おかげで重二の特長である防御力が半端なのは痛いところだけれど、代わりに軽量二脚相手でも追従できる旋回能力を持っている。

 近距離でその旋回能力にグライドブーストの速度を加えれば、タンク型ACのロックを振り切りったまま接近することが可能だ。渦の中心に流れ込む様に『吹雪弐式』は『V』 との距離を詰める。

 『V』 はやぶれかぶれとばかりにオートキャノンを乱射するが、全て私の横を通りすぎていくだけだ。

 そして『V』 との距離が0になる瞬間に合わせて、怪鳥を狩った時と同じように左足で蹴り抜いた。

 

「沈め!」

 

 いくら装甲の厚いタンク型ACといえども、重二のブーストチャージを防ぐことは不可能だ。『吹雪弐式』の蹴りは『V』 の左半身を千切り飛ばす。『V』 が酷くノイズの混じった声で叫ぶ。

 

「ガッatガjtさいntガmp……こう…だaガn.…mdぜ、。おま…え!」

 

 ああ、そうだった。普通のACなら終わっていたけれど、この人たち普通じゃなかった。

 "人でない"ACは限界を越えて稼働できるのを思い出す。

 

「でも、これで終わりです」

 

 ガトリングガンとライフルの銃身を『V』に向ける。

 その瞬間を狙っていたつもりか、再び『M』から放たれた狙撃をハイブーストを後方へ吹かして避ける。そして『V』の赤熱化し火を吹いている断面に、向けたままの銃身から銃弾を浴びせて”鎮火してあげた“。

 

「あとは貴方だけです」

 

『M』 にFCSのロックを切り替える。ハッキリ言って後は消化試合だ。主力のいなくなった援護特化型など恐ろしくも何ともない。

 

「やはり面倒なことになったか……」

 

 そうぼやいた『M』は両手のスナイパーライフルをパージしバトルライフル『ARAGANE mdl.2』へと切り替えた。

 

 どうやら応戦する気はあるみたいだ。でも貴方の機動力ではバトルライフルの有効射程まで距離を詰められないだろうに……。確かに威力が距離減衰するタイプの弾ではないが、その弾速の遅さから近距離でないとこちらに当りはしない。

 そして当然、そこまで接近を許すつもりも、容赦するつもりも私は無い。オートキャノンに妨げられてしまうこともあり温存していた両肩のミサイルユニットを解放し、『M』との間合いを固定して、両手、両肩の全火力を浴びせた。

 対して『M』のバトルライフルは私に当たらず、頼りの綱の大型ミサイルもガトリングガンの弾幕によって落とされる。

 何の面白味の無い一方的な銃撃戦が繰り広げられ、そしてあっという間に終わった。

 

「私では……ここまでか……」

 

 こうなることを予想していたのか、ヤケを起こして突撃してくることもなく『M』は静かに海へと沈没していく。残るは『死神艦隊』のみだ。

 各兵装の残弾も『死神艦隊』を相手するには充分残っているし、このまま進撃してしまおう。そう考え敵艦隊に向けてグライドブーストを吹かし、単身突撃していく。

 ある程度近づくと『死神艦隊』の弾幕が容赦なく降り注いできた。けれどそれを掻い潜りながら接近する。『死神部隊』の二人に比べれば可愛いものだ。そして艦隊に取り付き敵艦の兵装を破壊しながら楽々と空母棲鬼『加』の甲板にまでたどり着いた。そして艦載機発艦用のエレベーター部分をレーザーライフルで撃ち抜く。これでもう『加』は無力だ。敵艦隊に反撃する力はもう残っていない。あとは―――

 

 

「―――――素晴らしい、まったく驚異的だ」

 

 

急に男の声が通信機から聞こえてくる。やたらと癇に障る、人を小バカにしているような微妙に甲高い声……よく知る『敵』の声だ。

 

「実に興味深い……。まるで本当に“キミ”がそこにいるようだ。まさかここまで上手く再現できるとは思ってもみなかったよ」

 

「今回のこと、まさか本当にそれだけが目的だったんですか?」

 

「ああ、そうだよ。『ブルーマグノリア』だけじゃ対処できない事態になってね。そしたらキミが都合良く現れてくれたからさ、ちょっとお手伝いをね」

 

 相変わらずふざけたことを言う人だ。でもマギーさんだけだと対処できない事態って……?マギーさんは深海棲艦を倒すためにこの『財団』が直々によこした人だ。つまり深海棲艦との戦争に『ブルーマグノリア』だけでは対処できない脅威が潜んでいる、ということだろうか?

 

「……なにがあるんですか?」

 

「いずれ分かるさ。僕はね、キミと“もう一人”、そのどちらが本物なのかを知りたいんだ。ただキミが勝ってくれた方が僕としては都合が良いかな。だから個人的にこうして応援してるんだよ……そして続きをしよう。この戦争が終わったら、人と人が殺しあう“本当の戦争”が訪れる。そして、今度こそキミを否定してみせる。人間に、可能性など存在しない。それを証明してみせる……!」

 

―――くだらない。いつまでそんな妄執に囚われているのだろうか、この人は。

『もう一人』というのが気になるけど、きっと『財団』はこれ以上情報を漏らすことはないだろう。だから、私も言いたいことだけ言わせて貰う。そのためにここまで来たんだから。

 

「続きなんてありません。もうあなたの知る『傭兵』はいませんから」

 

「……じゃあキミはなんだっていうんだい?」

 

「私は私です。『傭兵』じゃない。白鳥鎮守府所属、艦載機『吹雪弐式』のパイロット。艦娘の吹雪。それが貴方の敵の名です」

 

 それを証明するように、瑞鶴さんの爆撃を筆頭に味方艦隊からの砲撃が空母棲鬼『加』以外を襲う。『加』にも大井さんの甲標的の魚雷が直撃したと思われる揺れが生じていた。私は敵艦隊を襲撃していた時に敵をスポットして、そのスキャン情報を瑞鶴さんに送信していた。その情報を受け取った瑞鶴さんがオペレーターとして各艦に展開し、精密射撃を可能にするスポット砲撃が今届いたのだ。これが私なりの回答だった。

 

―――私は『傭兵』ではない、『艦娘』だ。そしてあなたの『新しい敵』だ。

 

 確かに私には『彼』の記憶が自分の物のように馴染んでいる。『ストレイド』と似た動きをすることが出来る。それでも、そういう『吹雪』が私だ。『財団』への敵意は私自身のものだ。挿げ替えられてはたまらない、貴方という脅威を焼き払うのは“艦娘の私”なんだ。

 味方に攻撃を頼んだのはその思いの表れだった。

 

「そう……いいよ、わかった。この戦争を終わらせることができたら、吹雪、キミを認めよう。キミが僕の敵だ。そしてキミを、キミ達を抹殺する。…………その評決の日を楽しみにしているよ……」

 

『財団』からの通信が切れる。周りを見ると味方の攻撃により敵艦隊はほぼ燃え落ちていた。私は『吹雪弐式』の右腕の兵装をレーザーブレード『ANOTHER MOON』に切り替え、『財団』と決別を済ませるように空母棲鬼『加』の甲板に一閃を加える。刃渡り20m近くに及ぶ黒刃は容易に空母棲鬼の機関部にまで届き、大井さんの雷撃で底に穴が開いていたのも相まって、『加』は切り込み口から二つに折れて海へと沈み始めた。念のためリコンを飛ばし敵艦隊の全滅を確認すると、私は沈んでいく『加』から飛び立っていった。


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