ブルーマグノリアと吹雪弐式:ACVDを難なく全クリできるプレイヤー
龍驤のUNACちゃん:ACVDステージ5の暴走するアレ
レイヴンズのメンバー:V系初見プレイヤー
レイヴンズ書いてる時に初めてV系に触れたときの戸惑いを思い出しました。
今では難なく操作できるけど、当時はドッシンドッシンしまくってました。
大本営周辺都市は特異な街並みを形成していた。巨大な塔の様になっている大本営を中心に軍事施設が立ち並んでおり、一部の区画は工業地帯のようにもなっている。そしてそれらの施設に従事する人々かその家族が住んでいるのか、鉄筋コンクリート造の集合住宅が隙間を埋めるように密集して住居区が出来上がっており、そうした建物を全て囲うようにダムのような巨大な防壁が一周している。周囲の民家からは中を窺うことはできず、防壁から一方的に監視されるだけ。その隔絶ぶりは階級社会のような様相である。
事実、深海棲艦が人類に牙を向けるより前からこの世界には闘争が満ちており、必然的にどの国においても軍が力を持ちやすい情勢であった。この国も例外ではなく、深海棲艦の猛攻を受けてからさらに拍車がかかり、軍に関わるものとそうでないものには明確な格差が出来上がっている。防壁の外には木造の民家が普通に存在しており、時代そのものが壁を境に繋がっていないのでは、という印象すら与えるほどだ。
「――せやからこの壁、あんま好きやなかったんやけど……役に立ってるの初めて見たわ」
偵察機がAMSを通して龍驤に見せる光景を眺めながら彼女はひとりごちる。防壁の内側、大本営周辺都市からもうもうと煙が上がっているのが遠くからでもわかるが、壁を境にそれは生じていなかった。中の延焼が壁でせき止められ周囲の民家に燃え移るのを防いでいたからだ。もしそちらにまで被害が広まっていたら木造から木造へと燃え広がる大火災が生じていたに違いない。――本当は逆の場合を想定して壁が作られていたのかもしれないが。
そんな皮肉が頭をかすめながら龍驤は偵察機を戦場と定められた都市に近づけていった。
「……けったくそ悪いわ」
本営周辺都市に入り、まず偵察機のカメラが映し出したのは逃げ惑う人々の群れだった。出入口が狭いために人が詰まっており、いまだにけが人を含めてごった返している。続けて映し出しのは燃え広がる火と煙。鎮火する人手もおらず工業地帯の燃料などにも引火しているせいか、襲撃が起きて数時間経っているにも関わらずその勢いが収まっている様子はない。地獄絵図、その言葉がぴったり当てはまるような光景が続く。
「龍驤さん、その……、大丈夫?」
瑞鶴が通信で龍驤に声をかけた。第二支援艦隊に情報を共有するために瑞鶴は龍驤の偵察機が得たデータをリアルタイムで受け取っている。つまりこの地獄絵図を一緒に眺めている状態だった。
「心配ありがと。でもうちは大丈夫や。どっちかっていうときみのほうがキツイんちゃう?あんま慣れとらへんやろ、こんな光景」
龍驤は赤羽元帥の元にいた艦娘であり多くの戦場を渡ってきた。当然、深海棲艦の爆撃にあった基地や街をいくつも見たこともある。そのため、いい気分になどならないが平静を保っていられる程度にはこのような光景には慣れてしまっていた。それが人として良いことか悪いことかはわからないが、少なくとも任務を達成するためには冷静でいられることに越したことはない。
「さて、お仕事お仕事!」
龍驤は偵察をさらに飛ばす。すると大本営だった建物を取り囲むように佇んでいる六つ脚の巨影が四つ見えてきた。
「うへぇ~……、あれを今からやるんやね……。これは骨が折れるわ」
攻撃目標をあらかた破壊しつくしてしまったからか、それらは煙に包まれている街の中をただ突っ立っているだけの様に見える。龍驤が偵察機をもう少し近づけて様子を窺おうとした時だった。突如として蛇のような特攻兵器が空中を泳いで偵察機に襲い掛かってきたのだ。装甲を食い破り、プラズマ光を伴って爆散するそれに偵察機が数機落とされてしまった。それを合図とするように街中から轟音が鳴り響き、一機、二機と偵察機が落とされていく。発射音の元からは狙いを定めるためのレーザーサイトが照射されていた。そして建物の隙間から死神艦隊のとの戦闘記録に残っていた戦闘機――『HELKITE』が次々と上空へ姿を現してくる。
「こんなんまで用意しとったんか!用意良すぎやろ!!」
龍驤は少しでも情報を拾うために次々と展開される敵戦力の中に偵察機を駆け巡らせる。そして眼前に映し出されているマップに敵戦力のマーカーを付け加えていった。
「なにこの戦力……こんな短時間で展開できるものなの!?」
リンクしている画面から、次々と敵マーカーがマップを埋めていくのを見て瑞鶴が疑問をこぼした。それに額に汗を滲ませながら龍驤が嫌味交じりに答える。
「どうせ事前に色々仕込んどいたんやろ!元帥なんて大層な肩書利用してな!」
そして龍驤は偵察機のカメラ越しに大本営を睨みつけた。
「んで、そっからこのオモチャを操っとんやろ?なぁ翔鶴!!」
倉井元元帥唯一直属の艦娘の名を叫ぶ。当然彼女からの返事はない。その代わりとでもいうように、街中に展開している無人兵器が淡々と龍驤の偵察機を撃墜していく。
大本営を破壊し尽くさず占拠しているのはこのためか、と龍驤は合点しながら舌打ちをした。結局現状を招いたのは倉井にいいように利用されていた奴らのせいでもあるからだ。散々自分の上官である赤羽元帥が注意をしていたにも関わらず、倉井の甘言とその力に怯え身を任せた結果がこれだ。
苛立ちで熱された頭を冷却するように龍驤は大きく息を吐いた。偵察機から得た敵の情報を盛り込んだマップをひと眺めする。反撃の時間はこれからだ。
「ん、大体こんなもんかな。さぁ仕切るで!レイヴンズ、発進!UNACちゃんについてきてやー」
「りょーかいです!頼りにしてますよぉ~」
マップから展開されている防衛戦力を各個撃破しつつ巨大兵器――誰も知らないがL.L.Lという名称の――へと近づくルートを龍驤はUNACへと入力した。黄色にカラーリングされた重量逆関節ACのメインカメラに光がともる。
「戦闘システム起動。U1、ビーコンを確認。パターン1に移行」
「さぁ、皆さんも行きますよ~!レイヴンズの初陣、派手に行きましょう!」
「「「了解ッ」」」
「君らこれが初陣なんか!?」
「大丈夫です!シミュレーション訓練はバッチリですから!!」
(アカンかもしれん……)
アオバの妙に自信満々な発言に一抹の不安を感じながらも、龍驤はUNACでレイヴンズを攻略ルートへと導いていく。同時に戦闘用の艦載機も発艦させていった。
「ほな、みんなも情報は叩き込んだな?航空支援隊、出撃するでー!」
「「「了解」」」
龍驤の合図と共に正規空母『加賀』『瑞鶴』、軽空母『千代田』からも攻撃隊が次々と発進していく。本営奪還作戦が本格的に始動した。
◇ ◇ ◇
(ああ、怖い……。正直すっごく怖いですぅぅぅ)
スキャンモードにより青暗くなったACのモニターを覗きながら、アオバは密かに手を震わせていた。実戦自体は初めてではないが、あくまでそれは艦娘として、青葉だった時の話だ。自分の船を喪失し、アオバとして陸軍に異動し、そして初めてのAC戦。シミュレーションや実施訓練で何度もACは乗り回したが、その時には感じなかった“死”のあまりの距離の近さを実感して恐怖心が膨らんでいく。先ほどの龍驤に向けた言葉も本当は自分を奮い立たせるための空元気だった。
アオバたちレイヴンズの練度はあまり高くない。ブーストドライブも障害物を超える程度しか扱えず、戦闘中に無理に使おうとすれば明後日の方向へ跳んでしまい混乱してしまうレベルだ。ただそうであってもACの通常のブースト移動は100km/hを超え、航空兵器を除く戦車などの通常兵器よりは高速である。ましてや障害物の多い街中で体感速度はさらに上昇していた。しかも四方から弾丸や訳のわからない特攻兵器が襲い掛かってくるこの状況。恐怖心を煽る情報が周囲に満ち満ちている。
(アオバが乗っているものは何ですか!?思い出せ!)
自分の鎮守府を壊滅に追い込んだ存在、それと同等の力を持つ機体だ。そんなものに乗っているのだ、大丈夫なはず。そう自分に言い聞かせるが、手の震えは収まらない。それもそうだ。これから相手にするのは鎮守府どころか大本営を陥落させた存在だ。単純な力ではあちらの方が上だろう。
(ああもうッ……こういう時はどうすれば……)
――皆さんは確かに腕前はまだかもしれません。でもチームであるという強みを持っています。それさえ忘れなければ大丈夫です。
ACの指導をしてくれた吹雪の言葉が頭によぎる。アオバはレイヴンズのメンバーへと通信を繋げた。
「こちらブルー。皆さんついてこれてますか?」
今のレイヴンズの編成はアオバの駆る中量二脚が一機、部下の重量二脚が二機、四脚が一機の四機編成である。単純な機体速度であればアオバの中量二脚が一番速いため、先頭のUNACの後ろについていたのはアオバだった。だから後続の確認を、という建前で。
「こちらグリーン、問題ないわ。どうしたの隊長?声震えてるわよ」
「レッドだ。こっちも問題ない。なんだよ、ビビってんのか?」
「シルバー、異常なし。なに、怖がることはない。前の二機が壁になってる間にわしが全部撃ち抜いてやるわ」
「「ひどッ!!」」
「べ、別に怖がってませんよッ。武者震いです、これは!なんたって大スクープが目の前ですからね!」
そう、もう怖くはない。艦娘だった時と同じだ。艦隊を組んでいた時の様に――名前に色が含まれているからってこんなコードネームを設定した愉快な――頼れる仲間がいる。それを思い出した。もうアオバの手に震えはない。
「最初のポイントや!くるでッ!」
龍驤からの通信と同時に複数のレーザーポインターがレイヴンズを差す。アオバはリコンを射出しながら建物の壁に機体を潜ませた。
「えっと、『S77-S WETA』……敵は高いCE防御と大型のスナイパーキャノンを持っているようです。グリーンとレッドの機動力では近づく前に被弾しかねません。私と龍驤さんのUNACで仕留めます」
「私たちは待機?」
「いえ、敵の戦力はこれだけじゃありません。『HELKITE』や人型戦車みたいなのも近づいて来てます。私たちが飛び出していったら取り囲む算段でしょう。だから後ろは任せます」
「要は援護しろと。あい、了解した」
「U1、パターン2へ移行」
作戦を確認するとUNACが逆関節の脚部を生かして高い跳躍でビルを跳びながらスナイパーキャノンを構えた二脚兵器――『S77-S WETA』へと近づいていく。
(わたしだってッ!!)
そんな器用な真似はまだできないが、とUNACに釣られて標準がブレた『S77-S WETA』に向かってグライドブーストを吹かし一気に接近する。建物の隙間から待っていたとばかりに『HELKITE』たちが姿を現したが、アオバの後方からの援護射撃によって瞬く間に撃墜されていった。アオバのACが『S77-S WETA』をロックする。
「よく見えますよぉ!いきます!」
狙っている敵からアオバのACにレーザポインターが差される。しかしアオバは迷わずトリガーを引いた。キャノンが発射されるよりも先にACのライフルが『S77-S WETA』に風穴を開けていく。
「やったぁ!」
「まだまだ危なっかしいなぁ~。ま、ギリ合格ってとこやな」
建物の上から『S77-S WETA』がもう一機転がり落ちてくる。龍驤のUNACが蹴り飛ばしたものだった。
「いやはや、きょーしゅくです!……とりあえずここら辺はクリアってところですかねぇ?」
「せやな。この調子で次行こか」
「はい!」
AC達は敵がいないことを確認し、次のポイントへと進んでいった。
◇ ◇ ◇
「大丈夫かな、アオバさん達……」
龍驤からある程度は情報が共有されるため生存していることは理解しているが、それでも瑞鶴は心配を隠せなかった。ACが強力な兵器であることは知っているが敵はそれ以上におかしなものを揃えているし、ACで撃破された場合は艦船と違い脱出する暇もない。なによりアオバたちはマギーや吹雪のようなイレギュラーとは違うのだ。
先ほど見てしまった傷ついた人々の姿をアオバたちに重ねてしまいそうになり、その想像を振り払う。
「しっかりしろ、私!」
両手で頬を叩く。龍驤はUNACと支援攻撃隊の操作を同時に行っている。加賀も『ファットマン』を使って『ブルーマグノリア』をレイヴンズの後方へ運搬しながらである。支援攻撃隊の操作だけに集中できるのは瑞鶴と千代田だけだった。
(こうなることが予想されてたから第二艦隊の旗艦を任せられたんじゃない!)
――アオバさん達が防衛戦力を減らしてくれた隙に支援攻撃隊を巨大兵器へ確実に届けるのが私の仕事だ。今、私にしかできない仕事だ!
瑞鶴は気合を入れなおすと自らの攻撃隊を先頭に飛ばして他の艦載機の誘導を行った。瑞鶴の攻撃隊を先頭に爆撃支援の編隊が組まれる。まもなく戦闘エリアへと編隊は到達した。
アオバ達の奮闘があってか、対空射撃もほとんど受けず支援攻撃隊は巨大兵器へと近づいていく。その巨影を艦載機のカメラがとらえて気付く。
(……さっき見たのと形が違うような……)
巨大兵器の足の装甲がフタを開けたように開いていた。開いた箇所からはプラズマ光が漏れており、中心にある球体に光が集まっていく。刹那、極太の光の線が街を射抜いた。
「あっかーん!!ちょっちピンチや!スポットする暇もあらへん!!」
「どうしたの龍驤さん!?」
「どうしたもこうしたも、あの敵の猛攻がやばいんや!手が出せへんッ」
瑞鶴は艦載機のカメラの倍率を上げた。先ほどの巨大な光とは別に、巨大兵器の脚部から雨の様に細い光線が降り注いでいる。恐らくその先にレイヴンズと龍驤のUNACがいるのだろう。
「急がなきゃ!」
瑞鶴は迷わず攻撃隊を巨大兵器へと飛ばしていく。構造上の問題かACを優先しているからか、街に降り注いでいる光線は艦載機へと向けられることはなかった。代わりに巨大兵器からも蛇のような特攻兵器が射出され攻撃隊へと向かってくる。
「なにくそぉぉぉッ!!」
艦載機から機銃を発射し、正面の特攻兵器を撃ち落としていく。それでも何機か食われたが、瑞鶴は意に介さず攻撃隊を巨大兵器へと急降下させていく。そして追突する限界で機体を旋回させ航空魚雷を切り離した。瑞鶴の攻撃隊に誘導され他の艦載機たちもその軌跡をなぞっていく。投擲された多数の魚雷は勢いそのまま巨大兵器を殴りつけるように衝突し、巨大兵器は爆炎に包まれた。それでもなお巨大兵器は崩れず佇んでおり驚異的な耐久度を見せつけるが、レイヴンズに降り注いでいた光線は止んでいた。脚部の側面についていた小型の砲台が爆撃によりつぶれていたのだ。
「よっしゃぁ、今のうちや!」
龍驤はUNACに巨大兵器をスキャンするように指示をだす。UNACは巨大兵器をスポットし、詳細な位置データを龍驤へと送った。
「これやこれや~、頼むで~金剛」
龍驤から第一支援艦隊の金剛と比叡へ、そして瑞鶴を通して第二支援艦隊の榛名、霧島へと巨大兵器の詳細な位置データが送信された。その情報は信号として金剛たちの脳へと送り込まれ、高速で弾道計算される。はじき出された回答はAMSにより彼女たちの砲台へと反映され、主砲が目視することはできない位置の巨大兵器へと向けられた。
「距離、角度よし!いけます、金剛お姉さま!!」
「Hey!やっときた私たちの出番ネ!いきますヨ、Sisters!Fire~!!」
金剛型戦艦が一斉射撃を開始し、艦隊に爆音が響く。放たれた砲弾は誘導装置でもついているかのようにスポットされた位置へと向かっていった。
「……着弾確認!さすがやね!」
「Jackpot!!当然デースッ」
着弾した砲弾は爆撃によって装甲が削がれた箇所を容赦なく穿ち、巨大兵器がバランスを崩す。そして轟音を鳴らしながら兵器の脚が瓦解をはじめ、その巨体が地に落ちた。
「ワレアオバ、巨大兵器の沈黙を確認……。す、スクープですよスクープ!!やれる!やれますよぉ!!アオバ達だけでも勝てます!!」
まだ巨大兵器は三体も残っている。しかしそれでも『イレギュラーたち』なしでジャイアントキリングが可能だという事実は彼女たちの戦意を大いに向上させた。絶望を押しのけられる可能性が自分たちにあることの証明に他ならないからだ。
――だからこそ、その“可能性”を摘むために二機の白い影が動き出した。
「ね、ねぇ……。艦載機がACを捉えたんだけど、これって……」
千代田が艦載機の映像を各空母へと送信した。加賀はマギーにもその映像を転送する。
「間違いない、No.2とNo.8だわ。想定より早く出てきたわね……。千代田、確認するけどACはこの二機だけ?」
「う、うん、多分……。少なくともこっちに近づいてくるのはこの二機だけよ」
「わかったわ。吹雪、聞こえてた?」
「はい。予定通り私は大本営へと乗り込みますが……それでいいですか?」
「当然よ。それよりも吹雪、あなたは自身の心配をしなさい。あいつらが予定よりも早く出てきた分、本営周辺の敵勢力がまだ排除しきれてない。余分な敵には構わないで慎重に向かいなさい」
「わかりました。ご武運を!」
『吹雪弐式』は壁を蹴り加速、レイヴンズとは比べ物にならない速度で大本営へと向かっていく。マギーは加賀のオペレーションシステムを介して全部隊に通達した。
「皆は巨大兵器攻略を継続、二機の白いACは私たちが対応する」
「「「了解」」」
「……行きましょう、加賀」
「ええ。……『ファットマン』離陸」
『ブルーマグノリア』を吊った装甲ヘリがNo.2とNo.8の進行予想地点に向けて一直線に飛んでいく。街中に響く大きなプロペラ音は「私たちはここにいるぞ」という知らせでもある。
マギーの脳裏には初めて彼らと出会った時の記憶が蘇っていた。後に吹雪のACとなった『深海鉄騎』を巡り対立し、譲らざるをえなかった苦い記憶。マギーはコックピットの中で、犬歯が見えるほどの笑みを浮かべていた。
「あの時の続きを……決着をつけましょう」
装甲ヘリから『ブルーマグノリア』が投下される。そこには示し合わせたかのように二機の白いACが待ち構えていた。
実際は戦艦の砲撃精度ってそこまであるとは思えないけど、そこはAMS万能ということで……