桜が舞う季節…
少し前まではあったはずの寒さは
春の風によって何食わぬ顔で消えていき、
温かくなり、雪が溶け、
人々は、春が来たと一喜一憂する。
そんな中、俺、片宮 翔は
この春、ある私立の進学校へと進学する。
第一志望を落としての私立への進学だったので
親には少しの申し訳なさがあった。
それでも、親は進学を心より祝ってくれた。
そんな親にはとても感謝している。
さて、そんなこんなで学校の入学式へと
足を運んだわけだが…
ふと、目をむけた先に女の子がいた
目を奪われた、自然と目が彼女を追っている
一番彼女で目を引いたのが髪だ
黒くて肩より下まで伸びている綺麗な髪
邪な気持ちなどなく、純粋に触りたいと思った。
なにが言いたいかって、一目惚れってやつだ。
俺は恋に落ちてしまったのだ。
そう考えていると、
彼女は僕の熱い視線に気づいてしまったようだった
近づいてくる…あ、やばいドキドキする。
これが恋ってやつなのか。
などと馬鹿なことを考えているうちに
彼女は俺の目の前に立ち止まった
遠巻きに見ていた黒髪の少女が目の前にいる
きれいだ…
…え?なんだ?
俺の眼前に立つ少女は頬を赤く染めていた
あ、もしかして…
「も、もしかしてと思うけど…声に出てた…?」
こくんと頷く彼女
それを確認した瞬間顔を真っ赤にする俺
「ご、ごめん! その、急にこんなこと言っちゃって…」
「あ、い、いいんだよ別に…嫌ってわけじゃないから…
ただね?急にそんなこと言われてびっくりしたし…」
と言ってどんどん顔を赤くする彼女
両者に少し気まずい雰囲気が流れたそのとき、
ふと、思い出す。
今日は入学式だと、僕は入学するのだと
式は? い、今何時だ⁉︎
「や、やばい! 入学式のこと忘れてた!」
「あ…」
どうやら彼女も忘れてたようだ
「早く行かなきゃ! 行こう! えーと…」
「渚、相田 渚よ」
あ、名前知れた。 ナイス俺。
「入学式で遅刻とかまずい! 急ごう!」
走る走るひたすら走る
最近走ってないから、と不安だったが
幸い、そんなに体は鈍ってないようだった
彼女も中々しっかり付いてくる
ということは運動神経はいいんだろうか
そうこうしているうちに体育館へと到着する。
どうやらギリギリ間に合ったようだ
二人して息を切らし、肩で息をする。
「な、なんとか間に合ったね…」
「う、うん…そ、うだね…」
そして僕たちは各々式に臨んだ
お次はクラスのみんなと顔合わせ
僕の席は、というと…
おっ、いいねぇ、窓際だわ
しかも一番後ろの席、ここなら少しは寝れるな
と、考えていると前の席のやつが
俺に明るい笑顔を見せて、挨拶してきた
「俺は早坂 奏太だ よろしくな翔」
「なんで俺の名前知ってるんだ?
名乗った覚えはないんだけど…」
「ははは、それぐらいは名簿表とか見ればわかるだろ?」
ん、それもそうだな…
俺はてっきりと○メ○の主人公の友人みたいに
情報をくれるやつかと思ったんだが
「ん? あぁ、まぁだいたいそんな感じだぞ」
どうやらまた思ったことが自然と
声となって出てしまっていたようだ
それよりこいつはと○メ○を知っていたか
良い友人になれそうだ
「あぁ、声に出ちまってたか 悪いな
これはもう直せない癖なんだ」
「おう、そうか。 俺の思った通りお前、面白い奴だな。
これからちょくちょく俺のとっておきの情報を
教えてやるよ! …相田さんの情報とかな。」
おうっ⁉︎
こいつ…どうやって相田さんのことを知りたいと
思う俺の気持ちを察しやがった…?
…いや、考えるだけ無駄なのだろう…。
「おー、よろしく頼むわw」
知りたいのならば自分から攻めていけばいいものを…
そこが俺の悪い癖だと思うが
まぁ、こんな性分だどうしようもできない。
これで16年生きてきてしまってるんだ。
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とりあえず今日のところは入学式、
クラスの顔合わせだけのようだ。
本格的な授業などは明日からだとさ
授業めんどいなぁ…
あ、結局相田さんのクラスとか分からなかったな
まぁ、明日にでも早速、早坂に聞けばいいか。
まだ、午後の3時にもなっていない
商店街を家に向かって歩いていく。
さすがにこの時間帯は俺のような学生は
ほとんどいないようだ。
(いたとしたら、それはサボりか何かだろう。)
いつも家への近道として通る
裏路地にいつも通りに入っていく
そこで目を疑う光景を目にしたのだ
うちの制服を着た、女の子
その足元には数人の男が倒れている
この光景だけで、あの女の子が
この男たちを倒したのだと分かった。
いや、それは問題ではないのだ
問題なのは、その渦中にいる女の子なのだ
その女の子は肩より下に伸びている
綺麗な…黒い髪…で…
えっ、相田さんじゃん?どゆこと?
頭ん中がピヨって混乱していると、
相田さん?がこちらに気づいたようだった。
その目は初めて会った時のような優しい目ではなかった
かなり険しい目つきでこちらをガン見している
「なんだ? てめぇもなんか文句でもあるのか?」
いやいやいやいや…ないからないから…
首と手が吹っ飛ぶくらい大袈裟に振って弁明をする。
「ちっ、んだったらさっさとどっかに消えろ!
今、イライラしてしょうがねぇんだ…。」
うわお、あの清楚な顔でこんなセリフ吐くんですよ?
俺は未だに信じられなくて目パチクリしてるからね?
まあ、怖いが…き、聞こう…
「あなたは、相田 渚さんで、しょうか?」
声から動揺を隠しきれてないよ馬鹿野郎。
「あ?んだよ、何であたしの名前知ってんだ?
あんたとは初対面のはずだが?」
やはり人違いなのだろうか?
いや、でも相田 渚で同姓同名なんて
そうそういるもんじゃないだろうに…。
しかし目の前の人を相田 渚だとしよう。
だとしたらあんなに印象的な対面をした
俺をそうそう覚えていないもんだろうか?
そもそも初めて会った時と性格も口調も
全くと言っていいほど違う。
うーん、分からん。
もう思考回路がオーバーヒートしちゃいそう。
-そもそも相田さんはこんな暴力的な
人じゃなかったし、もっと優しい人だったしなぁ
この人が、相田 渚さんなわけが…
次の瞬間、俺の左頬に相田さんの
グーパンがねじ込まれていた。
うぐあ、クッソいてえ。
ガチで殴られたの友達との喧嘩以来だわ。
「てめぇ、黙ってれば…
好き勝手言ってくれるじゃねえか? あぁ?」
まじか、また心の声が表に出てたか。
自重しろや俺wwっうぇww
あ、だめだ殴られて頭おかしくなってる。
喧嘩ばっかしてた頃の感覚思い出すぜ…
「あー、いや、すまん。
どうにも思ったことを口に出してしまう癖がな…」
余計な一言だ
「なら、その締まらない口で喋れないくらい
ボコボコにすれば問題ないよな? えぇ?」
なんと、そんな手っ取り早い方法があったか。
あんた天才かよ。
…なんて感心してる暇はないんだよなぁ。
「俺が昨日会った相田 渚は、おとなしい子だった。
あそこの高校の入学式で初めて会ったんだが…
やはり、あんたとは違う人か。」
ギリギリ見える俺たちが通う高校を
示して説明したが…これで違かったら
マジで喧嘩になっちまうな。
「昨日…の入学式…? ……っ!」
あれ?急に走って行ってしまった。
どゆことだろうか?
まぁ、しかし、喧嘩にならずに済んだようだ。
「動揺してたように見えたけど…
やっぱり、人違いじゃないのか?」
しかし、この場に既にいない相田さんに向けた
疑問は春の風に攫われて何処かへと飛んで行ってしまった。
文章ヘッタクソwwww
文才が欲しいぜぇ…
ただ書いてみたかったんや。
全然この先考えてない
ただでさえ内容が薄いというのに…
※続くか分かりません