できれば原作介入したくないんだけど…   作:まー様

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十一話

「それでは織斑先生、お願いしますわ」

 

「ちょ、待って!?何処行くの!?」

 

まさかこの空間に俺だけ置いていくつもり!?

 

「何処って、帰るにきまってますでしょ?あなたも実力を見られたくないっていってましたし、ここにいてもお邪魔でしょ?」

 

言った!確かに俺そんなこと言った!

でもまさかこんなことになるなんて思ってるわけないじゃん!?

 

「確かに言っ「さっきから何を騒いでいる、覚悟を決めろ」…」

 

焦る俺の後ろから若干怒りが混じった声が聞こえた…

 

「あ、あのですね織斑先生、ちょっと僕お腹が痛くなってきちゃって、トイレ行ってもいいですか?」

 

何故俺は咄嗟の逃げ場がトイレなんだろ…

 

「返答は必要か?」

 

「…すみませんでした」

 

ですよねー、これは覚悟を決めるしかないか…

 

「では、私は行きますわ」

 

待ってー、やっぱ無理っす、覚悟なんて出来ないです、泣きそうです

だが非常にもセシリアさんは帰って行った…

 

 

 

 

 

 

 

「さて、では始めるか、はやくISに乗れ、全力でこいよ?力隠したままで乗り切れると思うな?そうだな、とりあえず出し惜しみしようと思えなくなるぐらいに追い詰めつか?」

 

あ、死んだな俺

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お、おい心葉、大丈夫なのか?目が虚ろだぞ?」

 

ほぼ毎日に至る千冬さんとの訓練を何とか乗り切って(?)ついに代表決定戦当日になった

 

「…?一夏か?俺頑張ったよ?もうゴールしてもいいよね?」

 

「本当にどうした!?この一週間で何があった!?」

 

「何があったって?そりゃあ―」ガタガタッ

 

「おい!?震えてるぞ!?」

 

…ハッ!?俺は何を?

 

「お、織斑君、織斑君っ!」

 

俺と一夏が会話(?)をしていると山田先生が一夏を呼びながら走ってきた

 

「山田先生、そんなに急いでどうしたんですか?」

 

「そ、それはですねっ!来ました!織斑君の専用IS!」

 

お、ついに来たか

 

「織斑すぐに準備をしろ。アリーナを使用できる時間は限られているからな。ぶっつけ本番でものにしろ」

 

無茶苦茶だよねそれ、一夏はえっ!?っと驚いていたが、早くしろ!、と追いやられピット搬入口に向かった

ごごんっ、と鈍い音をたて、空いたピット搬入口の奥には『白』があった―

 

「これが…」

 

一夏が息を呑むのがわかった、俺も初めて見る一夏の専用機に言葉を失った

 

「はい!織斑君の専用IS『白式』です!」

 

そう、これが一夏の専用機で世界初披露の第4世代IS『白式』だ

 

「ISのハイパーセンサーは問題なく動いているな。一夏、気分は悪くないか?」

 

白式に乗り込んだ一夏に千冬さんは声をかけた

 

「大丈夫、千冬姉。いける」

 

「箒」

 

「な、なんだ?」

 

千冬さん返事をした後、一夏は箒に声をかけた

 

「行ってくる、そして心葉待ってろよ」

 

「あ……ああ。勝ってこい」

「ふ、すぐやられたりすんじゃねぇぞ?」

 

ああ、とそう俺たちに言って一夏はピット・ゲートに進んでいった

 

 

 

 

 

「行ったか…」

 

一夏が見えなくなった後千冬さんが声をだした

 

「さて、天野この試合に勝ったほうがお前の最初の対戦相手になるわけだが、どっちが勝つと思う?」

 

そう、この代表決定戦は最初に一夏対セシリア、次に俺対先の戦いの勝者、最後に残りの組み合わせとなっている

 

「友人としては一夏に勝って欲しいけれどそれは難しいでしょうね」

 

「な、お前一夏が勝つと思っていないのか!?」

 

俺が千冬さんに答えると箒が横から話に入ってきた

 

「相手はイギリスの代表候補に選ばれる腕の持ち主だぞ?今日初めて自分の専用機に乗ったやつに勝てると思うか?ただ―」

 

「ただ?」

 

「…いや、なんでもない、まぁ初心者が勝てるほどISは甘くないってことだよ」

 

原作知識を知っている俺は一夏がギリギリまでセシリアを追い詰めることを知っている、それほどまでに第4世代ISは強いのだ

最初から初期化(フォーマット)最適化(フィッティング)が済んでいればどうなっていたか…

原作では一夏は最後のほうまで初期設定のまま戦っていたのだ

 

 

 

ドカァァァァァン!!

 

戦いが始まって三十分ほどたっただろうか、ブレード一本でセシリアさんの『ブルーティアーズ』に善戦していた一夏だったが、セシリアさんの策略にはまった一夏はミサイルをモロにくらった

 

「一夏っ……!」

 

モニターで観戦していた箒が思わず声を上げた

 

「―ふん」

 

黒煙が晴れたとき千冬さんは鼻を鳴らした

 

「機体に救われたな、馬鹿者め」

 

そう、そこには純白の機体があった。

そう、これが真の姿だ―

 

 

 

 

『ま、まさか……一次移行(ファースト・シフト)!?あ、あなた、今まで初期設定だけの機体で戦っていたって言うの!?』

 

モニター越しにセシリアさんの驚きが聞こえる

 

そして一夏は何かを確かめるかの様に少し止まり

 

『おおおおっ!』

 

手にした『雪片弍型(ゆきひらにのかた)』を構えセシリアさんに切りかかった

 

先程の比ではない瞬発加速度で懐に飛び込んだ一夏が下段から上段への逆袈裟払いを放った

 

―が

 

 

 

 

『試合終了。勝者―セシリア・オルコット』

 

 

 

その斬撃が当たる直前に決着を告げるブザーが鳴り響いた




訂正 百式→白式 は、恥ずかしい… 指摘感謝です
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