できれば原作介入したくないんだけど…   作:まー様

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十二話

「……は?」

 

隣にいた箒がなんとも間抜けな声をだした

モニターの中の二人もなんともまあ間抜けな表情で向かい合っている

 

 

 

 

 

 

「よくもまあ、持ち上げてくれたものだ。それでこの結果か、大馬鹿者」

 

試合が終わって帰ってきた一夏に千冬さんは強烈な言葉を叩きつけた

 

「武器の特性を考えずに使うからああなるのだ。身をもってわかっただろう。まだあと一回戦残っているがまた馬鹿なことはするなよ」

 

「…はい」

 

落ち込んでんな一夏…

 

「さて、次は天野とセシリアの番か、セシリアは連続になるがいけるか?」

 

千冬さんは向こう側にいるセシリアに連絡すると『はい、いけます』と返事がかえってきた

 

「よし、では第二回戦を開始する。天野早くISに乗れ」

 

とうとうこの時が来てしまったか、俺は覚悟を決めてISに乗り込む

 

「それじゃ、行ってきますわ」

 

「おう、勝ってこいよ心葉」

「行ってこい」

 

と、立ち直りつつある一夏と箒に声をかけられ

 

「手、抜いたら補修だからな」

 

千冬さんから絶望を叩きつけられた…

 

 

 

 

 

「来ましたわね、先の戦いは私が未熟でしたわ、今の私は先の戦いで予備はあるとはいえ装備が完全ではありませんが、それでも全力でいきますので」

 

そう、今のセシリアさんのブルー・ティアーズは一夏に一部破壊されているのだ

 

「ああ」

 

大丈夫なはずだ、俺はセシリアさんの様な遠距離型には相性はいいはずだ

 

「では、行きますわよ!」

 

そう、俺の能力(チート)には!!!

 

 

 

 

 

 

「いけ!」

 

その声と同時に四機(予備を含めた限界だそうだ)のブルーティアーズから一斉に弾幕がはられた、ってかISも装備も同じ名前ってややこしいよな

 

だが、その四機のブルー・ティアーズが見えている(・・・・・)俺には

 

「あた…るかぁ!」

 

全て躱すことは簡単だ

 

「もらいましたわ!」

 

最初から弾幕を躱した俺を狙う為にライフルを構えていたセシリアさんが叫んだ

だがそれも俺には見えていたぞ(・・・・・・)

 

「これをよけた!?」

 

自分の攻撃を回避されるとは思わなかったのだろう、セシリアさんは驚きの声をあげた

 

そう、俺には見えていてわかっているのだ(・・・・・・・・・・・・・)

これが俺のチート(?)で空間認識力が果てしなく高いのだ、このおかげで、見えてさえすればその銃口の向きでそのまま放つとどういった軌跡で弾が放たれるのかが手に取るようにわかる。

そしてISの視野は360度、つまりISの視野と俺の空間認識力が合わされば

 

「俺に遠距離攻撃は殆ど通用しないぜ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「くっ、いい加減に当たりなさい!」

 

試合開始からそろそろ一時間になるだろうか、いまだに俺は弾幕を躱し続けている

 

何故かって?

当たり前だろ?セシリアさんは遠距離型で俺は遠距離回避特化型、つまりお互いに有効打を持っていないのだ!!

 

『これいつまで続くんだ?』

 

『飽きたな…』

 

ただ躱し続ける試合に一夏と箒は飽きたようだ

 

『お前ら、早く決着を付けんか!ここを借りられる時間も限られているんだ』

 

千冬さんに急かされるけどさお互い当たらないんだからしょうがなくない?

 

『もういい、ならこれから先に一発当てた方が勝者としよう』

 

流石に長すぎたのか千冬さんが特別ルールを決めた

 

「一発ならっ!」

 

それを聞いたセシリアさんが防御を捨てて一斉射撃を仕掛け、ドドン!と大きな音と煙がフィールドにひろがった

 

「やりましたの!?」

 

煙の所為で見えないのだろう、セシリアさんが確認するように声をだした

けどねセシリアさん、どんな攻撃も俺のチートの前にはさ

 

「効かないんだよぉー!!」

 

俺は煙の中からセシリアさんに向かって突進した

 

「なっ!?」

 

今まで俺の攻撃は遠距離による申し訳程度のものばかりだったので、いきなりの特攻に驚き、そして先の一斉射撃により防御が疎かになった

 

今なら!!

 

「喰らえ!!」

 

そして俺のブレードによる一閃がセシリアさんに当たった

 

 

 

『勝者―天野心葉』

 

 

 

特別ルールにより俺はセシリアさんに勝った

 

 

 

 

…アレ?勝っちゃったぞ!?

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