できれば原作介入したくないんだけど…   作:まー様

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十三話

「参りましたわ、まさかあの攻撃をよけて、しかも特攻を仕掛けてくるだなんて、私の完敗ですわね」

 

試合が終わりセシリアさんが声をかけてきたが、俺は他の事を考えていた

あれ?勝っちゃったけどよかったのか?いや、でもこれで俺が一夏に負ければみんな一勝一敗でさらにセシリアさんが一夏に勝ちを譲れば一夏が二勝になってそれでいいのか?

 

「聞いてます?」

 

「!?、ああ、聞いてるよ、俺が勝てたのは特別ルールのおかげだよ、普通じゃあどう頑張っても勝てないだろうさ」

 

プランは決まった!後は一夏に負けるだけだ、なに、心配はいらないどうせ今はどう頑張っても一夏には勝てないから

 

『さて、今から最終戦を開始するぞ』

 

「よし、心葉、それじゃあやるか!」

 

どうやら一夏の方は準備が完了したようだ

 

「どんなルールでも勝ちは勝ちですわ、次も頑張りなさい」

 

そう言い残しセシリアさんは自分のピットに戻っていった

 

 

 

『では今から最終戦、開始!』

 

 

「行くぞ!心葉」

 

開始と同時に一夏がこっちに向かって突進してきた

 

 

 

さっき俺が一夏に勝てないと言ったな?

何故なら俺のチートは遠距離などの攻撃の軌跡がわかるというもので、近距離攻撃が簡単に躱せるというものではない、しかも俺のISは訓練機、一夏は第4世代と機能差も半端ない、つまり…

 

 

 

「無理だーーーーーーーーー!!」

 

 

 

『勝者―織斑一夏』

 

瞬殺である

 

 

 

 

 

「みんな勝ち負け数が一緒だけどどうすんのこれ?」

 

今日最短で終わった試合の後、俺、一夏、セシリアさんが千冬さんのもとに集まった

 

「先生、私と織斑君の試合私が負けでいいですわ」

 

みんながこの結果をどうするか悩んでいるとセシリアさんが提案した

 

「おい、それはどういうことだよ」

 

セシリアさんの勝ちを譲るという言葉に一夏が反応した

 

「一夏さんとの試合、圧倒的有利の私があなたに、しかも途中まで初期状態であそこまで追い詰められたのですから私がまだまだ未熟だとわかりましたわ、だから今回はあなたにクラス代表を譲りますわ」

 

「それでいいのか?」

 

千冬さんがセシリアさんに聞くが、「はい」とセシリアさんは自分を変えなかった

 

「ということだが、天野もそれでいいか?」

 

「はい!」

 

もちろん!計画通りです!

 

「それでは今回の試合の結果クラス代表は織斑、お前だ」

 

こうして色々あったが、最終的には一夏がクラス代表になるという原作通りに収まった

 

 

 

 

 

「そ、それでですわね、私のように優秀かつエレガント、華麗にしてパーフェクトな人間がIS操縦を教えて差し上げれば、それはもうみるみるうちに成長を遂げ―」

「あいにくだが、一夏の教官は足りている。私が、直接頼まれたのだからな」

 

急に殺気が部屋に充満するのを感じながら俺はそっと自分の部屋に帰った

 

 

 

 

 

 

 

「一応これで原作から離れることはなくなったか…」

 

自分の部屋に戻り、シャワーを浴びた俺はベットに倒れ込んだ

 

「確かセシリアさんが一夏に勝ちを譲るのは明日のSHRでわかるはずだったんだがな、俺という存在の所為で少しズレたか?

でも結局セシリアさんが勝ちを譲るという原作通りになったということは多少の介入があっても最終的には原作通りに事が進むようになってんのか?」

 

今日の出来ごとを踏まえて今後の対策を考えていると、トントンとノックが聞こえた

 

「こんな時間に誰だ?一夏あたりか?」

 

別に誰かと約束をしたわけではないので誰が来たのか想像がつかず、俺は確認するようにドアを開けた

 

 

「遅い、もっと早く開けんか」

 

 

千冬さんがいた

 

 

 

 

 

 

 

何で!?何でいんの!?

 

「あ、あの、ど、どうかしましたか?」

 

何か怒りのオーラを出している千冬さんに俺は震えが止まらなかった

 

「どう?とはまさかお前わかっていないのか?」

 

「?」

 

なんのことだ?なにがあったんだ?

 

「試合前に言っただろ?―手を抜いたら補修だと」

 

「えっ!?でもちゃんと僕戦いましたよ!?」

 

そう、確かにそんなこと言われたが俺はセシリアさんに勝ったしちゃんとやったはずだ!

 

「確かに、セシリアとの戦いは頑張った事は認めよう、ただ一夏との試合なんだあれは?あんな簡単にやられて、あれで補修なしだと思うなよ?」

 

千冬さんは顔だけ笑っていた

 

 

 

「私が指導してやったというのにあのザマとは、今日は満足に寝れると思うな?」

 

 

 

そんな!?

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