「ちょっと、よろしくて?」
二限目の休み時間、俺と一夏の元に一人の女子が話しかけてきた、そうセシリア・オルコットさんだ!
お嬢様キャラそのものといった風格は流石だな、いざ目の当たりにすると新鮮すぎて驚く
「訊いてます?お返事は?」
「すまん、いきなりだったもんで」
意識していなかったが結構な時間驚いていたらしい
「あ、ああ。訊いてるけど…どういう要件だ?」
一夏も俺の後に返事をする
「まぁ!なんですの、その返事。わたくしに話しかけられているだけでも光栄なのですから、
それ相当の態度というものがあるんではないかしら?」
「「………」」
おぉぅ、覚悟はしていたけどすげぇ態度だ、まぁ箒の件といい俺に矛先が向くことはないだろうが
「お二人にいっているのですわよ」
なんでこういうのだけ俺にも来んの!?
ここも原作通り一夏にだけにしろよ!
「悪いな。俺、君が誰だか知らないし」
俺が理不尽に打ちのめされている時、一夏はセシリアに向かってそう言い放った、俺は知ってるんだけどな、ここでそんなこというのは藪蛇だろう
「わたくしを知らない?このセシリア・オルコットを?イギリスの代表候補生にして、入試主席のこのわたくしを!?」
そういえば俺もクラスの自己紹介の時は聞いていなかったな、…原作知識なかったら俺も一夏と同類!?
まさか、俺もバカだということなn「ちょっといいか?心葉」
「ん?どうした」
認めたくない現実に悩んでいると隣の一夏が声をかけてきた
「代表候補生ってなに?」
「…」
…そういえば一夏はこういうやつだったな
「あなたっ、本気でおっしゃってますの!?」
どうも聞いていたらしいセシリアが俺の代わりに一夏に答えた
「おう。知らん」
「………」
きっぱり言い放った一夏にセシリアは絶句していた
「んで、心葉結局代表候補生ってなんなんだ?」
「国家代表IS操縦者の、その候補生として選出されるエリートのことですわ。
…あなた、単語から想像したらわかるでしょう」
またしても俺の代わりにセシリアが一夏に答えた、俺いらない子?
「本来ならわたくしのような選ばれた人間とは、クラスを同じくすることだけでも奇跡
…幸運なのよ。その現実をもう少し理解していただける?」
なんという暴論である
「大体、あなたISについて何も知らないくせに、よくこの学園に入れましたね。
世界で二例しかいない男性のIS操縦者だと聞いていましたから、少しぐらい知的さを感じさせるかと思っていましたけど、もう一人は全然話さないですし、期待はずれですわね」
おい!話さないのはお前が俺のセリフをとっていくからだろ!
「勝手に俺らに何かを期待されても困るんだが、なぁ心葉」
「まぁそうだな」
「ふん。まあでも?わたくしは優秀ですから、あなたがたのような人間にも優してしてあげますわよ」
優しさは人それぞれなんだねーと僕はその時思いました丸
「ISのことでわからないことがあれば、まぁ…泣いて頼まれたら教えて差し上げてもよくってよ。何せわたくし、入試で唯一教官を倒したエリート中のエリートですから」
唯一をめっちゃ強調するいいかただな、けど一夏も倒したんじゃなかったけ?
「俺も一応倒したぞ、教官、心葉は?」
「俺は倒してないぞ?」
俺か?俺は時間切れだったぞ
「わ、わたくしだけだと聞いてましたが?」
「女子ではってオチじゃないのか?」
ピシッ。
そんな幻聴が聞こえてきそうな感じでセシリアは固り、キーンコーンカーンコーン。三限目開始のチャイムが鳴り響いた
「っ…!またあとで来ますわ!逃げないことね!よくって!?」と捨て台詞はくセシリアと
「災難だったな心葉、まぁ気持ち切り替えて三限に集中しようぜ」と前向きな台詞をいう一夏を見送り
これからが本番なんだけどなー、なんて原作知識持ちの俺はため息をついた