できれば原作介入したくないんだけど…   作:まー様

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七話

「おっす、一夏、箒」

 

 

日付がかわって俺は一年生寮の食堂にきている

しかし寮に入ってからというもの周りの注目を集めまくっている、まぁ二人しかいない男子だからな

 

「おお、心葉か、おはようお前も朝食か」

「……」

 

一夏は俺に気づいて挨拶を返してきたが、箒はこっちを一度見ただけですぐ目をそらされた

なんか怒ってんな?…ああ、アレか、一夏に原作通りブラでも見られてたのか

 

「箒、これうまいな」

「……」

 

俺が一夏の隣に座ると一夏は箒に話をふった、まぁ無視されたが、ってか一夏のやつまるで箒が何に怒っているか検討が付いていない顔してんな、原作通りにしろ原作通りじゃないにしろ確実に一夏の所為なんだろうから、鈍すぎだろ…

 

「ねぇあそこにいるのってあの男子じゃない?」

「なんでも織斑君は千冬お姉様の弟らしいわよ」

「えー、姉弟揃ってIS操縦者かぁ。やっぱり彼も強いのかな?」

「もう一人はどうなんだろ?何も聞かないよね?」

 

やっぱこの対応はしばらく続きそうだな、むず痒いというかなんというか

 

「お、織斑君、天野君、隣いいかなっ?」

「「へ?」」

 

意を決して女子三人が俺たちに話しかけてきた

原作知識っつても完璧じゃないからこの子達の名前はわからんなー、ってか箒には聞かんのかい

 

「ああ、別にいいけど」

「構わないよ」

 

断る理由もないし原作を崩す訳にもいかんからな

俺たちが了承すると声をかけてきた子は安堵し、後ろの二人はガッツポーズ、周りの女子には衝撃が走った

そんな中、三人組はそれぞれ空いている席に座り、六人掛けのテーブルが埋まった

 

「うわ、織斑君って朝すっごい食べるんだー」

「お、男の子だねっ」

「天野君は小食だね」

「お、男の子だねっ」

 

おい、一人かなりテンパってるぞ

最初の会話だし緊張するのは分かるが、もう朝食の量関係無いじゃん

 

「俺は夜少なめに取るタイプだから、朝たくさん取らないと色々きついんだよ」と一夏

 

「俺はあまり朝に口にしないようにしてるんだよね」こっちは俺だ

 

腸が弱いのかしらんが朝調子乗って食うとお腹壊すんだよ…

 

「ていうか、女子って朝それだけしか食べないで平気なのか?天野もだけど」

 

「わ、私たちは、ねぇ?」

「う、うん。平気かなっ?」

 

三人組は恥ずかしそうに答えた、一夏は「なんという燃費の良さだ」とか「ISが女にしか使えない理由はこれか?」、なんて阿呆なことをブツブツ呟いている

 

「…織斑、天野、私は先に行くぞ」

 

やれやれ、鈍感すぎるだろ一夏、箒に同情するよ…

ただでさえ怒っているのに目の前でなぁ…

 

箒の退場により空気が少し重くなったが、そこで挫ける三人組ではないらしい

 

「…織斑君と天野君って篠ノ之さんと仲がいいの?」

「織斑君は同じ部屋だってきいたけど…」

 

おお、やっぱ原作通り一夏と箒は同じ部屋だったか、知ってるようなものだったから聞くの忘れてたわ

 

「ん?一夏は箒と同じ部屋なのか?」

 

素晴らしき俺の演技力

 

「ああ、心葉には言ってなかったか、俺、箒と相部屋なんだよ。それと俺たちと箒の関係だが、幼馴染だよ」

 

『え!?』

 

一夏の爆弾発言ともいえる言葉に三人組のみならず、聞き耳を立てていた周りの女子達がどよめいた

一夏が俺の方を見て、俺なんか変なこと言った?みたいな目をしてきた

お前は幼馴染というポジションを甘く見すぎだ、その属性一つでヒロイン候補になれるんだぞ二次元では

一夏は属性?二次元?と首をかしげた…俺のアイコンタクトは一夏には難しすぎたようだ

 

「え、それじゃあ―」

 

「いつまで食べている!食事は迅速に効率よく取れ!遅刻したらグラウンド十周させるぞ!」

 

三人組の一人が何かいいかけたが、千冬さんの声に遮られ、食堂にいた全員が慌てて朝食の続きに戻った

確かここのグラウンド一周5キロあったよな、それが十周って…流石に無理だろ、いや、あの千冬さんだ、マジで遅刻したら走らされない

一夏は冗談じゃない!と朝食とかけこんでいたが、俺は元々の量が少ないから余裕だった

 

「んじゃ、俺も行くわ、一夏、精々遅刻しないよう頑張るんだな、みんなも遅れないようにね」

 

三人組も少量でもうすぐ食べ終わりそうだったので「うん!」とこっちを見て返事をし、まだ量がある一夏は置いていかないで!と捨てられた猫のような目を口に食べ物をいっぱいにした状態で見つめてきたがスルーした

 

 

 

さてと、今日も一日頑張りますか!

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