IS~白き鋼と夢追う兎~   作:Y・MOOT

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春休み強化月間中です。



※注意※

・中二病的専門用語が出てきます。

・イニシャルはGO●●LE大先生の翻訳からです。








第三話

 

 

 

Side:刃

 

 

 

 

 

 

 (デコイ)誘導作戦を開始してから2時間後、無事に(デコイ)の製作と設置を終えた為、俺達は今後の束の行動を多少でも把握する為に、明日からの1週間はモニタリングをある程度強化することにした。

 

 

刃/「とりあえず、今日から明日の分は俺がやるからそれ以降はローテーションでやるとして……モニタリングは、このタブレット端末で出来るようになってるから。1日おきに組んだローテーションでまわしていってくれ」

 

 

 俺は手に持っている12インチタブレットを見せながら説明する。

 

 

刃/「でだ、さっそくローテーションを決めようと思うけど希望はある?」

 

 

奏/「奏は。お兄ちゃんの次。」

 

 

李/「じゃあ、私は奏ちゃんの次がいい」

 

 

結/「では私は、李々嘩ちゃんの次ということにしますね」

 

 

ヴィ/「私は、結李嘩の次でいいわ」

 

 

 すんなりと5日分が決まった。

 

 

刃/「それじゃあ、残り2日は誰かやりたい人はいる?」

 

 

結/「それなら、私が1日分多くやりますね」

 

 

ヴィ/「なら私は、残りの1日分をするわ」

 

 

 結李嘩とシャヴィが、残りの分も引き受けるという事を言ってきたので、残り2日分もすんなり決まる。

 

 

刃/「おう、わかった。それじゃ、1週間よろしく」

 

 

 こうして1週間の、束モニタリングが始まったのであった――

 

 

 

 

 

 

 

Side end

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Side:束

 

 

 

 

 

 

 

 翌日、私は早速ラボや露天風呂を量子化して収納し島の散策をすることにした。

 

 

束/「う~ん。一応探知系のセンサー類は、起動させておいた方がいいかな。何かあったら大変だしぃ、自分の身は自分で守る。これ、鉄則。ではでは~、さっそく行きますかぁー」

 

 

 そして私は、目の前の林の中へと入っていく――

 

 

 

 

 

 

 

 

~1時間後~

 

 

 

 

 

 

 

 

束/「うへぇ~、思ってたより獣道?がきついよー。やっぱり最近、自分の足で動くのをサボってたせいなのかなぁ……。と、とりあえず休めそうなとこ探そ……」

 

 

私は道なき道を、地形センサーを見つつ7km程歩いたところで、そんな事を愚痴りながら休憩できそうな場所を探していると――

 

 

束/「ん? この近くに川がある……。ちょうどよかった、そこで一休みしよぉ~っと」

 

 

地形センサーが探知した情報から、私はこの近くに川があることを知り休憩するためにそちらの方へと向かったのであった――

 

 

 

 

 

 

Side end

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Side:刃

 

 

 

 

 

 

 束モニタリング1日目、俺はちょっとした仕事の片手間にタブレットの映像を見ていた。

 

 

刃/(この感じだと、あと少しで川の方へ出るか。だとすると……(デコイ)は、ポイントBの方が近いのか。流石に、束の通るルートまでは想像できないからなぁ~。ランダムプログラム組んどいてよかったなぁ)

 

 

 そんな事を思いながら、タブレットを見ていると――

 

 

刃/「あっ……こけた」

 

 

 川に出た束が、水際の所で滑って川にダイブしていた。

 

 

 

 

 

 

 

Side end

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Side:束

 

 

 

 

 

 

 あの後私は、川へ出たので少し水際の方へ近づいていったら転んで川の中へダイブしてしまった。

 

 

束/「はぁ……本当に私、運動能力低下してるかも………」

 

 

 普段ならば、転びそうになっても転ばぬように耐えれるはずなのだ。ちなみに、濡れた服はすぐに着替えた(量子化して再構築した)

 

 

 

 

 

~数分後~

 

 

 

 

 

 私は休憩を終え、次はどこへ行こうか迷っているとあることに気付いた。

 

 

束/「およ、南東の方に金属反応がある……なんだろ?」

 

 

 そして、その金属反応がしている所へ向かって行く。

 

 

 

 

 

~5分後~

 

 

 

 

 

私は、目の前の光景に違和感を感じた――

 

 

束/「どうして、こんな所にボロボロな車が………。どう見たって道路の跡なんて無いし………。見た目からして、たぶんスポーツ系なのになんでこんな林の中に?」

 

 

 そう、どう見てもこんな人の気配のない所(無人島)でさらには、林の中にある筈の無い車(スポーツカーっぽい車)があること自体がおかしいのだ。しかし、私はある意味では開発者(メカ好き)として目の前の()が気になってしまった。

 

 

束/(うーん、全体的にサビだらけでタイヤもボロボロだけど……。見た感じだと、現代の車っぽいデザインだしぃ。全面スモークガラスで内装は分からないけど……というか、ドアハンドルが見当たらないし……サイドミラーが元々付いてない? ような感じの車って、見たことないんだけど………)

 

 

 とかなんとか思いつつ、ペタペタと車を触っていると――

 

 

 

 

 

 

 

 -ピッ。ガチャン…

 

 

 

 

 

 

 

束/「えっ? もしかして……ドア開いた?」

 

 

 ちょうど、左後部ドアの本来ならドアハンドルがあるであろう位置を触った瞬間、ドアが1cmほど手前に浮く。そして――

 

 

 

 

 

 

-ピピッ ピピッ ピピッ ピピッ-

 

 

 

 

 

 

 さらに、5~6cm程手前に浮くと時計回りに180度回転した。

 

 

束/(ナニコレ……。後部座席版のガルウィング?)

 

 

 私は、そんな事を思いつつ内装を見ると――

 

 

束/「うそでしょ……な、なんで外装があんななのに内装にキズ一つ無いの?おかしいよ、絶対におかしい。これは、もっと調べる必要がある………」

 

 

 そう、外と内で状態が全く違うのだ。まるで、内だけ時間を止めたみたいに――

 

 

束/「一体、誰がこんな車をつくったんだろ?こんな、限定的に時間を止めれるような技術。私は知らない………」

 

 

 そして私は、運転席のドアも先程と同じような要領で、開けることに成功した。ちなみに、こちらもガルウィングだった。

 

 

束/「よしっ、開いた。ではでは、誰がこんなものをつくったかは分からないけど。色々調べさせてもらうよ……応用すれば、ISの技術にも使えそうだしねぇ~」

 

 

 私はそう言いながら、もう一度運転席の周りをよく見る。

 

 

束/(鍵穴が無いからキー式じゃなくてスイッチ式かと思ったけど、そのスイッチが何処にもない。代わり?にあるのは、センターコンソールの位置にある何かをはめ込む窪み。それに、サイドブレーキもフットブレーキもない。カーナビのモニター的なものが2つに、シフトレバー周りのボタンが色々……ナニコレ?こんな車、見たことも聞いたことも無いんだよ)

 

 

 改めて私は、この車?の様なものの異常さを目の当たりにしたのである。

 

 

 

 

 

 

 

~数分後~

 

 

 

 

 

 

 

 私はグローブボックスで、あるものを見つけた。

 

 

束/「なんだろ~コレ?カギ?」

 

 

 見つけたのは、手の中に納まるサイズの黒くて真ん中に何かのスイッチが付いたもの。試しに私は、そのスイッチを押してみた。すると、ニョキっとその中に格納されて射たであろうアンテナ?が出て来て――

 

 

 

 

 

 

 

 [ピー。接続を感知デキマセン。エラー、エラー]

 

 

 

 

 

 

 

束/「おわっ!?な、なに?音声ガイド?」

 

 

 いきなりの事で私は驚いた。しかし、すぐに冷静になって考える。

 

 

束/「“接続を感知できません”。接続……感知……あっ!もしかして――」

 

 

 私は思い出した。この鍵の様なものが、ピッタリとはまりそうな窪みがある事を――

 

 

束/「え~と、こっち向きかなぁ?」

 

 

 そして、その窪みにそれをはめ込むと、私はスイッチを押したのであった――

 

 

 

 

 

Side end

 

 

 

 







今回は、束の視点が多い話になりました。


ちょっと、表現がくどかったかもしれませがここまで読んでもらえて嬉しいです。


原作開始前の話がながくてすみません。予定としては、あと3~4話です。


次の話からは、話の流れが速くなる予定です。


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