IS~白き鋼と夢追う兎~   作:Y・MOOT

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春休み強化月間中です。



※注意※

・中二病的専門用語が出てきます。

・イニシャルはGO●●LE大先生の翻訳からです。








第四話

 

 

 

Side:束

 

 

 

 

 

 

束/「え~と、こっち向きかなぁ?」

 

 

 そして、その窪みにそれをはめ込むと、私はスイッチを押した――

 

 

 

 

 

 

 

[スタートアップ――]

 

 

 

 

 

 

 

 その音声とともに、メーター類が起動した。

 

 

束/「う、動いた………」

 

 

 まさか、本当に動くとは思わなかったため少し呆気にとられていると――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

-ピー、ピー、ピー、-

 

 

 

 

 

 

[警告。車体ダメージレベルE。自己修復プログラムを強制起動します。]

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 メーター類がすべて起動したかと思うと、そのような音声が聞こえた。

 

 

束/「自己修復プログラムぅ!? な、なんで車なんかにそんなものがついてるのよっ!?」

 

 

そうツッコミを入れていると、内からボンネットが淡く光るのが見えたので、いったん外に出てみると――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

束/「う、うそでしょ……本当に外装のサビやキズが……修復してってる………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 目の前では、淡い光が消えた所からキズ一つ無い外装が姿を現していく。そして――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

束/「本当に全部修復した……。でも、これって――」

 

 

 私が、ある一つの答えに辿り着こうとした時に――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[自己修復の完了を確認。画面へタッチしてください。]

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そんな音声が聞こえたので、私は運転席へ戻る。

 

 

束/「えっと、これかなぁ~」

 

 

 カーナビの画面に如何にもな表示が点灯していたのでタッチする。すると――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[確認完了。再起動します。――リスタートアップ。]

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 どうやら正解のようだ。そして、再起動するらしい。

 

 

束/(でも……本当に、誰が何のためにこんな車を作ったのかなぁ~)

 

 

 などと思っている間に、メーター類が消灯し再度点灯した。

 

 

束/「さて、再起動も終わったかな? それじゃ~、中身(データ)もしっかりと調べさせてもらいますよぉ~っと」

 

 

私は、ラボの拡張領域(バススロット)しまって(量子化して)ある道具を呼び出して作業に取り掛かる。

 

 

 

 

 

 

 

~数分後~

 

 

 

 

 

 

 

唯一外せそうなインパネの上にある方の画面を外すと、数本のコードで繋がっていた。

 

 

束/「よかった、有線だ。これで無線だったら面倒だったし」

 

 

 そんな事を言いつつ、コードの被覆をある程度剥がして、そこをケーブル付きのクリップで挟み、もう一方はISを調べるのにも使うデバイスに繋げた。

 

 

束/「さてさて~、一体中身(データ)は如何なっているのかなぁ~。たのしみだなぁー」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして、中身の調査(ハッキング)を開始した瞬間――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[警告。外部からのデータへの侵入を感知。迎撃開始。]

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

束/「えっ!? この車そんな機能(ファイアウォール)もあるの!?」

 

 

 まさか、そんなもの(ファイアウォール)まであるとは思っておらず。少しの間手が止まってしまった隙に――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[迎撃を完了しました。]

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

束/「うげっ、対応速っ」

 

 

 あっという間に、弾かれてしまった。

 

 

束/「この感じだとぉ~、いくらやっても無駄っぽい気がするなぁ~」

 

 

 あまりの対応速度に、潔く諦める私。

 

 

束/「この画面、付け直しておこう……」

 

 

 ちょっとだけ、しょんぼりしながら画面を元に戻す。

 

 

 

 

 

 

 

~数分後~

 

 

 

 

 

 

 

束/「あ~あ、この車を作った人には一度でいいから会ってみたいなぁ~」

 

 

 ボソッとそう呟くと――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[音声認識。キーワード“会う”。フェーズⅡへ移行します。]

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

束/「ふぇっ?音声認識?」

 

 

 

 

 

 

[スタンバイモードから通常モードに変更します。]

 

 

 

 

 

 

束/(もう、ホントなにこれ……)

 

 

 色々ありすぎて、喋る気にもならないので黙って音声ガイドを聞いていたのだが――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[コードナンバー。Agw-002・ライトニング。正常動作を確認。サポートプログラムを終了します。]

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

束/「Agw-002・ライトニング……それが、この車の名前なのかなぁ?」

 

 

 音声ガイドで出てきた(ライトニングという)言葉に、思わずかすかに声を漏らした瞬間――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[はいっ! それが、この()の正式な名前です。]

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

束/「っ!?」

 

 

 突然、今までとは全く別のハッキリとして可愛らしい声に、私は驚いた。

 

 

[驚かしてしまって、ごめんなさい。私の名前はヒカリっていいます。]

 

 

束/「い、いやいや。私の方こそゴメンね? ちょっと、色々ありすぎて……疲れてたから……」

 

 

私は謝らせてしまった事に罪悪感を感じ、こちらも素直に謝る。

 

 

ヒ/[そうですか、よかったです。それと、少しだけ……お願いしてもいいですか?]

 

 

束/「なになに?」

 

 

ヒ/[えーっと……それでは一度、車から降りてもらってもいいですか?]

 

 

束/「ほぇ? どうして?」

 

 

ヒ/[その事については、説明するよりも見てもらった方が分かりやすいので……]

 

 

束/「あ、うん…わかったよ」

 

 

 ヒカリに言われた通り、車から降りた。

 

 

ヒ/[すみません、ちょっとだけ目を閉じてもらっていいですか?]

 

 

束/「うん、わかった」

 

 

 その言葉に、素直に私は従う。そして――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヒ/[はい、もう大丈夫です。目を開けてください。]

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 私が目を開けると、そこには――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 綺麗な銀髪を膝上ぐらいのロングヘアーにし白のワンピースを着た紅い目の――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 幼い少女が居た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

束/「…………えっ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~1時間後~

 

 

 

 

 

 

 

フリーズしていた私を立ち直らせてくれた後、ヒカリちゃんは色々と説明をしてくれた。

 

 

束/「つまり、ヒカリちゃんと同じ様なAIの子をー今日を含めた1週間であと3人見つければ、ヒカリちゃん達の(開発者)に会えるって事でいいの~?」

 

 

ヒ/[はい、その解釈の仕方で合っています。(うぅ~分かってはいました…けど、お母()さんに嘘を付くというのは気が重いです……)]

 

 

束/「(心なしか、ヒカリちゃんの顔が暗いような)………ねぇ、これから1週間はその姿のままなんでしょ?」

 

 

ヒ/[はい。その通りです……けど?]

 

 

束/「甘えたくなったら、たくさん甘えてもいいからね?」

 

 

 私は何だか放っておけなくて、ヒカリちゃんにそう言った。

 

 

ヒ/[えっ? いいん…です……か?]

 

 

束/「うんっ! たくさん甘えてくれたら、お姉さん嬉しいから!」

 

 

ヒ/[はいっ! ありがとうございます!]

 

 

 ヒカリちゃんが不思議そうに聞き返してきたので私がそう笑顔で答えると、ぱぁぁっと顔を輝かせながら嬉しそうに返事をしてくれたのであった。

 

 

 

 

 

 

Side end

 

 

 

 

 

 








この物語の束さんは、基本的にはいい人です。そう……基本的には………

今回出てきた新オリキャラのヒカリちゃんについては、設定集の方に詳細を載せます。

今回も、話の内容的に全然進んでなくてごめんなさい。




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