実はため書きをしており、3話途中までは書いてたりします。
なので連続投稿になっちゃってますがお気にせず……。
さてさて、今回は妖怪の山の女の子たちと一緒に残りの勢力と合流します。はてさて、警戒心の薄い彼がどうなるか……本編へどうぞ!
第一話:妖怪の山の攻防、永遠亭へ
優希「ん……」
肌寒さを感じて体を起こした俺は霞む目をこする。
一瞬、部屋とはいえない洞窟内の光景に声を上げそうになった。
ああ……そういえば俺、今幻想郷ってとこにいるんだっけ。
椛「佐伯さーん? どこに居るんですかっ?」
優希「ふぁっ? ああ、そうか……」
優希「ここだよ、犬走」
確か昨日、河城のやつに借りてた光学迷彩スーツを着てたんだった。
俺は胸元のスイッチを押し、ステルス状態を解除する。
椛「あ、佐伯さん。目が覚めてたんですね」
優希「ああ、おはよう」
椛「皆もう起きてますよ? どうぞ」
優希「今行くよ」
ふんわりと優しい微笑みを残して犬走が奥へさっていく。
まだ疲れの取れない顔はしてるが、幾分かましになっている。
見張りに関しては俺だって眠りたいので警報装置を作っておいた。
洞窟の入口周辺に入ると警報が鳴るシステムのやつだ。
全くそんな音が聞こえてきた素振りはなかったから大丈夫だろう。
俺はでかいあくびを一つし、彼女たちの居るスペースへ足を運んだ。
優希「おはよ~……」
文「あやや、ねぼすけさんですね。寝ぐせがすごいことになってますよ?」
優希「う~……俺の世界じゃそんなに早く起きる奴はいないって」
雛「早起きをすると三文の得といいますよ~」
優希「三文の得って……まあ、そう言われてみればそうかな」
一同『?』
疑問符を浮かべる皆に『なんでもない』と応えておく。
考えてもみろ、今までこんなに長い間女の子と一緒に居たことあるか?
それに、朝っぱらから可愛い女の子たちの姿をみれたならそれは得と言える。
起きてはいたけど目覚めのコールももらえたし。
優希「さて、そんじゃ飯にしますか」
椛「ご飯っ、ご飯っ!」
文「椛ったらもう……」
優希「遠慮しないでほしいからいいよ。リクエストとかある?」
にとり「私はきゅうりを用意してもらえたら有り難いかなあ」
優希「おお、河童らしい発言っ」
にとり「ああ、外で伝えられてる伝承でもきゅうり好きなんだっけ?」
優希「概ねそうだな」
昨日皆と話してて思ったのは、現代における妖怪の印象との違いが結構あるってことだ。
まず、河城のような河童にしても頭に皿なんてものはない。
それに水中が得意なのは変わらないが、機械いじりがかなり好きな種族なんだとか。
実際に見せてもらった彼女の荷物らしいリュックには工具や機械が詰め込まれていた。
でもまあ、あながち間違ってないところもあるらしい。
特にこれといった要求がなかったので和食にしておく。
卵焼きに鮭の塩焼き、納豆と味噌汁にきゅうりの浅漬……そして味噌汁。
これが俺の中でいう和風の朝食の形だ。
優希「これを食ったら早速移動しよう」
椛「そうですね」
文「今は空をとぶことすら出来ませんから、走るしか無いですが」
優希「むしろ飛べるのかってことに驚きを感じる」
にとり「幻想郷のやつはたいてい飛べるよ。普通の人間以外はね」
穣子「能力持ち=飛べると思っても間違いないよ」
優希「逆に言えば能力持った人間なら飛べるのか……」
文「ええ、飛べますよ」
優希「俺も飛べるようになったりとかしちゃうんだろうか……」
俺の場合は自分自身に影響を及ぼさない、とかいう変わった能力だからなあ。
そういう意味じゃむずかしいかもしれない。
ただしそれなりに抜け道のようなものもあるみたいだ。
ご飯とかお風呂とかな。
優希「空をとべるなら便利そうだが……」
雛「今は無理なんですけどね」
優希「だよな……」
もし空を飛べたならあんな隠れ方をする必要もない。
空を飛んで普通じゃ足を踏み入れられそうにないところへ逃げればいい話だ。
それが出来ないくらいにまで追いつめられてるってことになる。
話が逸れたな……。
優希「その守矢神社ってのはどこにあるんだ?」
静葉「う~ん……徒歩で行くとなるとどれほどかかるかは……」
優希「? あんまりいったことなかったりとか?」
椛「単純に、飛べたころは歩いていくことがなかったからですよ」
優希「ああ……」
言われてみればそうか。
車持ってるのにわざわざ『徒歩で行く?』って聞いてるようなもんだもんな。
今の状況はは彼女たちにとっては異常ってことか。
俺からしてみれば今だって普通に異常なんだけど。
文「基本は山に住んでいる妖怪を対象に信仰を集めている場所ですが……」
文「一応は人里の人間に対しても信仰を得られるよう道があるんです」
優希「そりゃまずいな」
にとり「人間がそれを利用しないわけがないからね」
優希「まあ、逆に言えば今の俺達にとっても有り難いけどな」
今回に関しては逃げるんじゃない、目的地へ行くのが早ければ早いほど良い。
こうしてる間にもどういう状況に陥ってるかわからないしな。
きちんと整理された道なら、単純な体力勝負になる。
優希「一応、その三人が襲われてるってことを想定して考えとこう」
優希「その3人ってどんな容姿をしてるんだ?」
文「早苗さんは巫女服を着てるのですぐ分かるかと」
椛「諏訪子さんはかなり小さいですね……後、カエルっぽい帽子が特徴的なので」
穣子「神奈子は御柱を背負ってるからすぐに分かるさ」
優希「……もしかして皆女の子?」
にとり「女なのは確かだね」
なるほど、襲ってくるのは男どもだけらしいからそれだけ聞ければ問題ないな。
静葉「しかし、どうしてそんなことを?」
優希「ああ、さっき河城も言ってたが男連中が神社への道を見逃すとは思えない」
優希「最悪、助けに入るときに相手がわかってないと困るだろ?」
文「たしかにそうですね」
優希「ただでさえ、俺は元々普通の人間だ」
優希「戦いに関しては素人同然なんだよ」
情けない話だが、俺はこれといって格闘技の経験があったりするわけじゃない。
喧嘩だって人並み程度にはしたことはあるが、精々口論の延長上。
あんな刃物や物騒なもんをもちだしてまでの喧嘩なんてもってのほかだ。
椛「そういえば、佐伯さんはの願いを叶える力って……どこまで有効なんでしょうか?」
優希「うん……それも気になるな」
言われてみれば結構曖昧な表現をされた能力だ。
今のところ試したのは……。
優希「食料や物資の産出、建築物の創造、突風を起こしたり、傷を治したりかな?」
雛「それだけ取ってみても何でもありな能力ですよね~」
穣子「試しに結界のようなものを張ってみたり出来る?」
優希「おお、防御魔法か。やってみよう」
どうせ張るなら全方位をカバーできるのがいいな。
そんな感じに想像してみると、淡いピンク色の光が俺の周囲を取り囲んでいた。
ぼんやりと周りの景色がゆがんで見える。
優希「犬走の武器で斬りかかってみてもらえる?」
椛「は、はい……では、失礼してっ!」
優希「っ!?」
椛「……無理ですね、刃が通りません」
ガキィンッ、という金属音がして一瞬目をつぶってしまったがどうやら成功らしい。
周りからも『おー』という感嘆の声が聞こえる。
優希「んー……そうだな」
優希「犬走、中に入れる?」
椛「えっと……わぷっ!?」
椛「……ダメですね」
優希「ふむ……これでどう?」
椛「?……わわっ!?」
優希「おっとっ」
また壁ができていると思ったのだろう。
バランスを崩した犬走を支えてやると、びっくりしたのか目を丸くしている。
優希「ごめん、大丈夫か?」
椛「は、はひっ!? 大丈夫れすっ!」
顔を真赤にしてる上に噛んでるし、大丈夫じゃなさそうなんだけど。
まあ、本人がそう言ってるんだから突っ込むのは野暮か。
優希「んじゃ、河城何かしてみて?」
にとり「ん? それじゃ……えいっ」
河城は取り出したのびーるハンドみたいな物をこっちに飛ばしてきた。
しかし、それも壁に阻まれてあさっての方向に伸びてはねている。
ふーむ、なるほど……思ったより融通がきくみたいだけど……、
優希「けっこう大変だな」
椛「ど、どういうことですか?」
結界を解いてから犬走を放す。
優希「最初、俺は全てを防ぐ半透明な壁を想像したんだ」
優希「そしたら、文字通り何もかもを通さない壁になった」
椛「ええ、確かに」
優希「んで、二回目は仲間を通すけど攻撃を通さない壁を想像した」
文「それで椛は通れたけど、にとりの攻撃は通さなかったわけですね?」
優希「正解。だけど、それはつまり~~で~~な結界と瞬時に想像しなきゃいけないわけだ」
雛「何か問題が……?」
優希「戦い慣れてない俺じゃ、混戦になったらまずそんな細かいことは考えられない」
つまり、俺の能力は細かい指示を要求しなきゃ思ったモノにならない。
戦ってる最中に結界を、と願えば敵味方関係なく遮断する壁になってしまうわけだ。
最初から守るだけなら大丈夫だが、今回みたいなパターンだとすぐに活かせそうにない。
更に言えば、仲間と思っていた相手がそうじゃなかった場合も問題になる。
そういう意味じゃ個人個人で影響なくするのは難しい。
そこまで説明して、俺は深い溜息をつく。
優希「……うーん、俺自身に身体能力の高さはないからな」
優希「こんなことならもっと体を動かす部活に入ればよかったか」
文「部活、ですか?」
優希「ああ、外の世界の学校には部活動っていうのがあってな?」
優希「要は複数ある分野から好きなところを選んで入って活動するんだ」
静葉「学校というのは……こちらでいう寺小屋のことでしょうか?」
穣子「でも、寺小屋は勉強するとこだよね?」
優希「間違いじゃないな。勉強もしにいく」
優希「ついでに、運動したり文学したりっていう活動が別にあるってことだよ」
雛「外の世界は忙しそうですね~」
椛「佐伯さんはどんな活動をしてたんですか?」
優希「ん……文芸部」
一同『文芸部?』
ちょっと恥ずかしくて言いよどんだが、俺は小さくつぶやくように答えた。
そんな俺に、皆聞いたことのない内容だったのか顔を見合わせている。
改めて説明するってのも結構、恥ずかしいんだがなあ。
優希「要は、小説や詩を読んだり書いたりする活動してるとこだ」
雛「まあ、それは素敵じゃないですか~」
文「ほほう? では佐伯さんにも文才があるということですか?」
優希「ごほん! それはさておきだ」
内容を聞かれそうで、俺は咳払いで話を戻す。
皆も多少不満そうだったけど、仕方なくと言った風体で座り直す。
優希「つまりだ、俺が言いたかったのはもうちょっと鍛えとけばよかったなってことだ」
文「ああ……ですが、そのあたりはどうしようもないと思いますよ?」
にとり「異変の影響があれば多少はちがったかもしれないけどね」
穣子「かと言って異変の影響を受けてたらそもそも味方になれなかったと思うよ」
静葉「ええ、難しければ難しいなりの戦い方があると思います」
優希「うん……ん? 待てよ?」
雛「どうなさいました?」
俺はふと思い立って、とある物を作り出した。
それはぱっと見ればただの飴玉だ。
試しに自分で一粒舐めてみる。
優希(やっぱし、俺自身がこれを食べても意味は無いか)
口の中に広がるのはイチゴ味。
それ以外に関しては全くもって体に影響がない。
椛「あ、飴ですか?」
優希「うん、ちょっと毒味というかね」
優希「犬走、これ食べてみてもらえる?」
椛「? はい」
俺が渡した飴の包を解くと、尻尾を振りながら口に放り込む。
なんていうか、この子は心配になるくらい食べ物に弱いな。
とは言え騙すつもりなんて毛頭もない。
しばらくはとくにこれといった変化はなく、嬉しそうに飴玉を転がしていた。
しかし――。
椛「……!?」
椛「えっ?」
しばらくすると、犬走が何かに気づいたように慌て始めたじゃないか。
もしかしたら成功かもしれない。
優希「なんか体に変化ない?」
椛「はいっ! なんかすごく体が軽いです!」
にとり「ど、どういうことだい? さっきの飴玉は一体……」
優希「うん……能力を活性化させる飴玉……つまりは薬みたいなもんなんだ」
椛「薬にしては美味しいですけど」
優希「苦いよりはいいかなって」
優希「少しの間でもいいから皆の能力戻せたりしないかなって思って」
文「ふむ……椛、あの岩を斬り裂けますか?」
椛「では……せぇいっ!!」
優希「うおっ!?」
すさまじい速度で繰り出された斬撃は衝撃波を生み、一抱えある岩を切り裂いた。
初対面の時に俺に切りかかってきた時とは大違いだ。
多少の加減はあったんだろうが、これはすごいな。
ひゅんっ、と軽々と大刀を振る彼女からは力が有り余ってるようにも見える。
椛「本調子ではないですけど、これなら十分今の人間たちと渡り合えそうです」
文「これは驚きましたね……椛、空は?」
椛「ちょっと大変ですけど飛べますね……」
優希「うおお、すげえ」
ふわふわと浮かんでいる犬走に感嘆の声を上げる。
空を飛べるとか誰でも一回は夢見ることだ。
いいなあ、俺はどう頑張っても空は飛べないみたいだし。
とと、意識が別の方へ行きかけたがどうやら有用そうだ。
優希「ただ、これ効果がどの程度まで持続するかわかんないんだよなあ」
椛「しばらく低空で移動してみます。切れたらとべなくなるでしょうから」
優希「ああ、頼む。限定的とはいえ力を戻せるみたいだし皆にも渡しとくな」
優希「あ、何味がいい?」
にとり「私はきゅうり味がいいなー」
雛「さっぱりしたものがいいですね」
文「外の世界では有名なこーらという味はありますか?」
穣子「私たちは甘いのなら何でもいいかな?」
静葉「そうですね」
優希「あいよ」
こうしてみると旅行中のいち風景に見えなくもない。
だけどこれは大事なもんだから渡しておいて損はないだろう。
あまりありすぎてもアレなんで各自5個ずつ渡しておく。
しかし、きゅうり味って出来るんだ……。
包みすら突き抜けて見える緑色の飴玉に戦慄を覚える。
アレは絶対、食べたらあかんやつや。
優希「皆は犬走の効果が切れるまでは食べるのをまって欲しい」
文「ええ、分かりました」
優希「犬走は効果が切れたなって思ったらその時点で教えてくれる?」
優希「後、飴玉が溶けきった時も別におしえてほしい」
椛「分かりました」
優希「よし、じゃあ出発しよう! 案内を頼む!」
一同『はいっ!』
主な作戦は守谷神社に立てこもっているだろう3人を回収して山から降りる。
名付けるなら妖怪の山脱出大作戦ってところか。
どうやら下界には博麗神社という、幻想郷の管理をしている人間が住む場所があるらしい。
そこへ行けば、強い力を持つ妖怪と人間の助力を得られるはず……。
その辺まで、道中彼女たちから聞き終える。
優希「ふぅ……スキマ妖怪かあ……とんでもない力を持ってるんだな」
文「この幻想郷を創ったのも紫さんとのことですからね」
文「実際、底の知れない方ですよ……アレは」
優希「ふうん? でも、スキマの能力も封じられてるっぽいんだっけ?」
にとり「私たちの妖力が尽きて1日経った頃に小さなスキマを見たのが最後だね」
穣子「各勢力で力を合わせないと生き残れないって言ってたわ」
雛「半信半疑でしたけど、ここまで追いつめられて初めて理解しました」
優希「……色々知恵も貰えそうだな」
静葉「賢者とも言われていますから。きっと」
椛「わわっ?」
優希「おっと?」
小休止もかねて歩きながら話をしていたら急に犬走が降ってきた。
とは言え、そんなに高さはなかったし軽いからそこまで態勢はくずれない。
どうやら効果がきれたっぽいな。
優希「もう飛べない?」
椛「はい、なんか力が抜けていくみたいです……」
優希「なるほどね」
なんだかしょんぼりとしている犬走を地面に降ろす。
静葉「飴玉が溶けきったとおっしゃってから10分くらいでしょうか?」
優希「うん、そのくらいだね」
文「効果としては上々じゃないでしょうか?」
優希「うん、効果時間はある程度分かった」
優希「ここからは全力疾走だ」
俺の掛け声に各々、配っておいた飴玉を口に放り込んだ。
一様に驚きの表情を浮かべた後、ジャンプしたり浮いたりして動きを確かめている。
優希「異状はなさそうか?」
文「異常どころか、とても体が軽いですよっ」
にとり「うん、これなら多少は能力が使えそうだ」
優希「そうか、それじゃあ手はず通り頼んでもいいか?」
椛「はいっ、行きますよっ!」
文「落としたりはしませんから、安心してください」
優希「冗談はよしてほしいんだけど……うわっとっ!?」
二人がかりで抱え上げられて情けない声がでる。
地に足がつかないなんて言葉は比喩表現でよくあるが物理的にとはなあ。
この先いつになったら帰ることが出来るのかわからんが貴重な経験になりそうだ。
俺を抱え上げたのを確認した皆は、さっきとは思えないくらいの速度で移動する。
この速度でなら、すぐにたどり着けるだろう。
俺はまだ見ぬ彼女たちの仲間の安否が心配で空を見上げる。
優希(何事も無く終わればいいんだけどな……)
諏訪子「早苗……大丈夫?」
神奈子「無理はするんじゃないよ」
早苗「は、はいっ……」
諏訪子様と神奈子様の心配そうな声に努めて明るめな声を出した。
それが逆に心配を煽るってことはわかっていますけど……。
それでも、今お二人を守れるのは私しかいないんです。
異変だと断定出来るほどの状況になってから幾日すぎたんでしょう。
なんとか撃退する程度には残っていたお二人の力ももはや限界。
早苗(とはいえ、私の弱い結界でどれだけもつか……)
男たちは数が多く、ここ連日時間を厭わず攻め込んでくる。
そのせいかまともな睡眠も食事も取れていない。
このままではジリ貧なのは誰が見ても明らかでしょう。
この悪夢は……一体いつまで続くのでしょうか。
諏訪子「くそ……あいつら、少しは遠慮してほしいよ!」
神奈子「……悔しいが、今の私らじゃ大した支えにもなってやれない」
神奈子「出来て見張りと身の回りの世話くらいだ」
諏訪子「判ってるよっ! 判ってるからつらいんじゃないか……」
癇癪を起こした子供のように壁を殴りつける諏訪子。
情けない、という悪態をつくことすら出来ないほどに私も参っていた。
だけど泣き言なんて言っちゃいられない。
一番つらいのは早苗なんだ。
神奈子「あれから数日経つな……」
諏訪子「他の連中は無事なんだろうか……」
神奈子「分からん……が、あいつらも簡単にはやられまい」
神奈子「せめて合流できればいいのだが、奴らがここまでこれるかどうか」
諏訪子「難しいんじゃない? ほぼ周りは奴らに囲まれてるだろうし……」
諏訪子「普通に考えれば見捨てられたっておかしくない状況だよ」
よほど塞ぎこんでいるのか、諏訪子はネガティブな発言ばかりになっていた。
良くない傾向だな。
早苗『神奈子様、諏訪子様!! 奴らです!!』
神奈子「っ!? ちっ、またかい……」
諏訪子「毎日毎日、しつこいっ……!!」
早苗の悲痛な声に苛立ちと一緒に飛び出す。
「へへ、いい加減諦めて出てこいよ」
「俺たちといいことしようぜー?」
神奈子「寝言は寝ていいな、ガキども」
諏訪子「そっちこそいい加減諦めたらどうなのさ」
「俺たちゃずっとお前らを狙ってたんだ。そう簡単に諦めるかよ」
「ようやくお前らを好きにできるチャンスができたんだからな」
早苗「私たちは願い下げだと何度も申し上げたはずです」
「ああ、確かに言われたなあ」
「だけどそんなに邪険にされると余計かまいたくなるんだよなあ」
話にならない……この異変が起きてからというもの、出会った全ての男がそうだった。
自身の欲望のためだけに動き、相手を襲う。
あまり考えたくはないけれど、きっと下世話なことも考えているのでしょう。
見ず知らずの、それも最悪な男たちにと想像するとそれだけで寒気がしてきました。
「随分と顔色が悪くなってきてんなあ?」
「そろそろ限界なんじゃね?」
早苗「くっ……」
あちらからすれば大した力は込めていないのでしょう。
しかし、その衝撃を抑える結界を張っている私の手が震える。
おそらく、今回ばかりは本気で攻められれば防ぎきれない。
私の顔色から、神奈子様たちも状況を察してしまったようです。
諏訪子「……これまでだね」
神奈子「だな」
早苗「神奈子様……諏訪子様……?」
諏訪子「やいっ、人間ども!」
「ああ? 降参する気にでもなったか?」
神奈子「ああ、私たちの負けだ。煮るなり焼くなり好きにするが良い」
神奈子「ただし、この子は……早苗は見逃しな!」
早苗「神奈子様っ!?」
何を言われたのか、私は一瞬理解が出来なかった……。
いや、理解したくはなかったんだと思います。
お二人は私の安全と引き換えに彼らに自分の身を差し出すつもりのようでした。
早苗「神奈子様! 私はまだ……!」
神奈子「悪いね、早苗。これ以上は私たちが見てられないよ」
諏訪子「そうさ。こっちに来る時だって、早苗には随分と辛い決断をしてもらった……」
諏訪子「今度は私たちがその礼をする番だよ」
早苗「す、諏訪子様……」
「あー……感動の話のとこわりいんだけどよお」
語気の荒くなった男たちの声にハッ、として目を向ける。
そこには一際大柄な男が、丸太のような鉄の棒を振り上げていた。
そして――。
「ぶるおぉぉぉっ――!!」
早苗「っきゃああぁぁぁ――!?」
諏訪子「早苗っ!?」
今まで感じたこともないような衝撃と一緒に体が吹き飛んだ。
早苗「うっ……!」
地面に倒れ込んだ衝撃に息が止まりそうになる。
どうやら結界は壊されてしまったようです。
霞む視界に結界があったはずの場所に立つ男の姿が見える。
色々と限界が来ていたのか意識も定かじゃありません。
早苗(ここまで、なのでしょうか……)
神奈子「早苗っ! くそ、放せっ!!」
諏訪子「放せっていってんだよっ!!
「すぐに巫女さんも連れてくって、心配すんなよ」
「へへ、いい体してんじゃねえか」
薄れ行く意識の中で、私が最後に見たのは神奈子様たちの叫ぶ姿。
そこで、意識が途絶えた。
優希「おいっ! あれってまずいんじゃねえのか!?」
文「くっ、思ったよりも最悪の状況ですね!」
眼下に広がる状況に俺だけではなく射命丸の焦った声も上がる。
吹き飛ばされたように見えた女の子は動いてないように見えるし……。
それに他の二人も羽交い締めにされている。
これは四の五の言ってらんねえか。
優希「射命丸、犬走! 俺をこの場で放してくれ!」
椛「さ、佐伯さんっ!? そんなことをしたら――」
優希「俺の力を忘れたか?」
真剣に、目を合わせて聞く。
そんな俺にたじろぐ犬走を起き、射命丸がうなずいてくれた。
文「ここは佐伯さんを信じましょう」
文「奇襲役、よろしくお願いいたします」
優希「ああ、任せておけ!」
椛「で、では……」
文・椛『やぁっ! はっ!』
優希「うおおおおぉぉぉ!?」
同時に手を放され、俺はものすごい勢いで重力の法則に巻き込まれる。
耳元を切る風が冷たいを通り越して痛いし、Gの関係か意識が飛びそうだ。
でも、俺は一点に彼女たちの中心を見据えて願った。
優希「どんな衝撃をも吸収する猛反発マットーーー!!」
地面がいよいよ迫ってきたところで、マットのようなものが着地点らしき場所に出る。
そして――。
優希「ぐへえっ!?」
神奈子「なっ!?」
諏訪子「な、なな、なになに!?」
「……死んだか?」
優希「ゲホッ、ゲホッ……!」
優希「死ぬかと思った……」
『い、生きてやがる!?』
優希「はっ!!」
「ぐはっ!?」
「がっ!?」
場の緊張感をぶち壊したことで、うまい具合に隙だらけだ。
俺はその好機を逃すこと無く、彼女たちの回りにいた男たちを吹き飛ばす。
最初に使った突風と同じ原理で吹き飛ばされた仲間にどよめきが沸く。
おそらくだが、ぱっと見人間の男である俺を仲間だと思っていたんだろう。
「てめえ、横取りするつもりかあ!?」
「やっちまえっ!!」
優希「お前らは考えることがそれだけなのか?」
『ぶべっ!?』
俺は素早く、『この場に仲間以外入れない結界』を生成する。
その結界に阻まれた男たたちは見えない壁に突っ込んで変な声を上げていた。
これでようやく落ち着いて話が出来る。
俺はそう思って彼女たちに近づいた。
神奈子「あんた……一体どこからっ?」
早苗「っ!」
神奈子様の叫び声に飛んでいた意識が戻ってきた。
最後の気力を振り絞って立ち上がる。
そして――。
優希「えっ……?」
それは突然の出来事だった。
彼女たちと話をしようとした俺に、誰かが飛び込んでくる。
早苗「神奈子様と諏訪子様に……触るな……!!」
優希「ぐっ、がっ……!?」
腰の辺りに異物感を感じた後、女の子の声が聞こえた。
同時に何かが体に刺さっている感覚がして目を向ける。
そこで初めて、俺は女の子に刺されたことを悟った。
優希「ああああっ!?」
足を貫かれた時だってここまでの痛みはなかった。
腰を貫く短刀を抜こうとして、だけど痛くてとても無理で。
俺は情けなく叫びのたうち回るしかできなかった。
諏訪子「早苗っ! 無茶しちゃダメじゃないかっ!!」
神奈子「早苗……? おい、早苗っ!」
早苗「……」
他の二人の反応が聞こえてきてようやく気づく。
そうか……俺は男なんだ。
事情を知らない彼女たちの前に現れたら敵の一人に見えたって不思議じゃない。
犬走だってそうだったじゃないか……軽率だった。
流れ出ていく血と一緒に、生命力まで奪われている感覚がする。
椛「佐伯さんっ!?」
静葉「早苗さん……状況が状況とはいえ、なんてことをっ!!」
着地音に誰かの気配が近づいてきた後、射命丸たちの声が聞こえてきた。
どうやらようやく追いついてくれたらしい。
神奈子「あ、あんたたちは……無事だったのかい?」
文「話は後です! 椛、にとり、それに雛さんはあいつらを迎撃しますよ!」
椛「ええ、此処から先は一歩たりとも通しません!!」
雛「少々、佐伯さんが心配ですが……そちらはおまかせしましたよ?」
穣子「分かってる! お姉ちゃん、包帯の残りはっ!?」
静葉「ええ、まだ持っているわ!」
諏訪子「……え、えっと……どういう状況?」
にとり「佐伯は仲間なんだ! 早苗たちを助けにきたんだよ!」
神奈子「なっ……」
意識が飛びそうになりながらも飛ばないのは痛みのせいか。
気絶できたほうがどれだけらくだろう。
脂汗をにじませながら、俺は荒い息を吐きながら体を起こす。
にとり「お、おい……あまり動かないほうが」
優希「げほっ……!?」
穣子「うわっ、吐血!?」
静葉「まずいですね……佐伯さん、能力で早く手当を――」
優希「……無理……なんだ」
一同「えっ?」
こんな状況じゃ隠しようがない。
俺は何だかおかしくなって笑いながら腰を抑える。
触っているところの感覚が薄れてきたけど、手に感じるのはおそらく血だろう。
ぬるっとした生暖かい感触に、顔をしかめる。
優希「実は……俺の力、俺自身に影響しないんだ……」
静葉「そ、そんな……それじゃあ……!?」
優希「大丈夫……俺はまだ死んだわけじゃない」
優希「今重要なのはあいつらをどうにかすることだ」
犬走たちが応戦している男たちを指差す。
均衡を保っているみたいだけど、3人だけじゃしんどいだろう。
優希「俺のことは良いから、犬走たちを手伝ってやってくれ」
にとり「で、でも……」
神奈子「……差し支えなければ私たちが看よう」
優希「えっ?」
諏訪子「どうにも、こちらの勘違いのせいみたいだからね」
穣子「……はぁ、言いたいことは色々あるけとりあえずは行ってくるわ!」
穣子は諦めたような声を上げた後、犬走たちの方へ走る。
それを見た静葉と河城も後を追っていった。
3人が加わった事で戦況は大分、優勢になったらしい。
残された俺は相変わらず感じる激痛に顔をしかめる。
神奈子「許してやってくれ……早苗は私たちの事を思ってこんなことをしたんだ」
神奈子「こんな状況じゃなければ、こんな凶行には出ない優しい子でね」
優希「……怒るもなにも、怒る理由も責める理由も、ない……」
諏訪子「で、でも……」
優希「確かに刺された……けど、考えが足りなかっただけさ……」
あまりにも犬走や他の奴らがあっさりと受け入れてくれたから勘違いしていた。
命の危険があるような状況で、いきなり第三者が飛び出して来たらどうする?
そりゃとっさに取る行動なんてこうなるに決まってる。
優希「ゲホッ、ゲホッ!!」
神奈子「まずいね……このままじゃ出血多量で死んじまうよ」
諏訪子「ど、どうすれば良いのさ! 私たちは医学なんてさっぱり……」
優希「……悪いんだけど、頼みが……あるんだ」
神奈子「っ! なんだい?」
優希「……」
体中が冷たい……さっきまで苦しかったのに、今じゃなんか半分夢のなかにいるようだ。
ふわふわとした意識の中で、ああ……俺は死ぬんだなって他人事に感じた。
だからこそ、最後かもしれない俺に出来るだろうことをする。
最後の力を振り絞って、俺は彼女たちを癒やす霧を振りまく。
その効能に驚く二人を横目に、更にあの飴玉を大量に作りだす。
例え俺がこの場で死んだとしても……これだけありゃしばらくは戦えるはずだ。
神奈子「……私たちの傷が治っている」
諏訪子「一体何をしたんだい?」
優希「……それが俺の能力だよ。それより――」
俺は側に作りだしておいた飴玉を指差す。
優希「これを彼女たちに渡してあげて欲しいんだ……」
神奈子「これは?」
優希「みんなの力を限定的に戻せる飴……」
優希「……それ……れば、……っと――」
神奈子「――っ!? ―――っ!!」
段々と自分が喋っている声も聞こえなくなってきた。
俺に向かって何か叫んでるみたいだけど……ごめん、聞き取れないんだ。
ああ……なんか眠いな……。
みんな、最後まで助けてやれなくてごめん……。
遠くで何かが叫ぶ声が聞こえたような気がして、俺の意識はそこで途絶えた。
文「これで最後ですね……」
にとり「ったく、しつこい奴らだよ」
かなりの人数を相手にしていた分、随分と手こずってしまいました。
最後の相手をのしたところで周囲を見回す。
……どうやら、本当にもう誰も居ないようですね。
椛「佐伯さんっ!?」
文「っ!?」
椛の叫び声に私は慌てて佐伯さんが倒れていた場所に目を向ける。
そこには、必死に呼びかける山の神様と駆け寄る椛たちの姿。
私もその後に慌てて続く。
文「うっ……」
これはひどい……私が受けた傷と同等レベルの重傷。
しかも、それをただの人間が受けているのです。
ふと、よく見ると傷を癒やされた神奈子さんたちの手に袋が握られていることに気づく。
文「……神奈子さん、その袋は?」
神奈子「……こいつが気を失う前に、『皆にこれを渡してくれ』と」
諏訪子「ね、ねえ……こいつ、敵じゃなかったのか?」
椛「敵だったらっ……!」
椛「敵だったら……助けてくれはしないですよ……」
諏訪子「うっ……」
静葉「とりあえず、効果があるかはわからないけど止血よ」
静葉「確かに危険な状況だけれど、彼はまだ死んでは居ないわ」
沈痛な表情で佐伯さんを診ていた椛が強く頷く。
……ここまで来たら、私も認めざるを得ないでしょう。
彼は、佐伯優希は間違いなく私たちの味方であると。
くだらない疑心で彼を単身向かわせた自分を殴ってやりたいですが……。
文(今はそんなことをしている状況じゃないわね)
文「止血ができたら負傷者や意識のない人を連れて下山します!」
文「あの賢者に会えれば、この飴の力で永遠亭に連れていけるかもしれません!」
神奈子「っ! そうか、あの月の医者に診せればどうにか……」
雛「あまり山を出たことはありませんが、迷っている場合ではありませんね」
静葉「止血は出来ましたよ!」
文「よし、それでは移動を――」
???「その必要はないわ」
一同『!?』
急に響いた声に、私たちは驚きながら振り向く。
その先に居たのは――。
文「紫さん……? それに、霊夢さんたちまで」
紫「イマイチ状況は分からないけれど、私に会いにと言っていたのは聞こえたわ」
霊夢「一体何があったの?」
霊夢さんは訝しげにこちらに近づいた後、佐伯さんを見て顔を歪めた。
霊夢「何? 男が攻めてきたの?」
椛「間違ってはいないですけど、佐伯さんは味方です」
霊夢「味方ぁ? この異変の状況、分かって言ってるの?」
霊夢「こんな奴はすぐに――」
紫「だめよ、霊夢」
霊夢「……紫?」
この賢者は何を考えているのか。
今にも息絶えそうな佐伯さんを見下ろし、思案顔。
こんな時だというのに胡散臭いという言葉が似合うお方です。
紫「彼は外来人ね?」
文「ええ、私たちのこともこの世界のことも知らないみたいでした」
文「それに、私たちや早苗さんたちのことも救ってくれています」
藍「……とはいえ、腹の中では何を考えているか――」
文「これほどの重傷を負ってまで?」
椛「あ、文さん?」
文「これほどまでに自分を犠牲にしてまで私たちを守ってくれた」
文「そんな彼を、あなたは本当に敵だというの?」
藍「むっ……」
文「……失礼」
口調を荒げてしまったことに自分で驚きつつ、謝罪とともに冷静になる。
基本的には相手に対して礼儀を持って接することを心がけていたのですが。
文「神奈子さん、あの飴を」
神奈子「これかい?」
文「これを食べてみてください」
紫「……これを?」
袋から一粒の黄色い飴を取り出すと、紫さんはためらわず口に運ぶ。
暫くの間、よく分からないという表情を浮かべて飴を転がしていましたが――。
紫「っ!」
明らかに表情が変わった。
その様子からその飴がどういったものであるかも分かったようですね。
特に指示を受けるまでもなく、スキマを出したり空を飛んだりと試していた。
霊夢「ちょ、ちょっと! あんたなんでスキマを使えるのよ!?」
藍「紫さまのことだ……きっと力を残して――」
紫「いいえ、私はほぼ力を使い果たしていたわ」
藍「なっ?」
橙「じゃあ、どうして……?」
紫「この飴をなめたら、少しだけど力が戻ったわ」
紫「こんなもの、一体どこで?」
文「佐伯さんの力です」
文「この力を欠けば、私たちの安全も危うくなるのでは?」
紫「……」
口元に手を添え、再び沈黙。
しかし、その沈黙はすぐに解かれた。
紫「ひとまずは彼を助けるわ」
霊夢「ちょっと、紫!?」
藍「差し出がましいようですが、あまりに危険では?」
紫「この飴一つとってもかなりの利点よ」
紫「詳しく話を聞いてから判断しても遅くはないと思うわ」
霊夢「……ま、いざとなればこっちはこの人数だし問題ないか」
文「すぐにその誤解も解けるとは思いますが」
文「椛、佐伯さんの様子は?」
椛「出血がひどくて……でも、まだ息は有ります」
紫「となれば、永遠亭に運ぶしか無いわね」
紫「あそこは天然の迷宮だから、彼女たちも籠城しているはず」
……なるほど、あの迷いの竹林のことを言ってるわけですか。
確かにあの複雑怪奇な場所ならば人間も下手に足を踏みレはないでしょう。
何より、これほどの重傷を治せる住人はおそらくあの月人くらいのはずです。
私は椛たちと目を合わせて頷き合う。
神奈子「誰か早苗を任せられるかい?」
神奈子「……せめてもの償いってわけじゃないが、私が坊やを背負うよ」
藍「では私が運ぼう。この顔ぶれの中では適役だろうからな」
諏訪湖「礼を言うよ、八雲藍」
紫「さあ、準備は出来たわね」
紫「行くわよ?」
文「ええ、よろしくお願いします」
私の返事にうなずいて、紫さんは人一人通れるサイズのスキマを作り出す。
それだけですら今は大変なようで、いつもの余裕のある笑みは見られない。
佐伯さんを背負った神奈子さんを先頭に皆スキマをくぐっていく。
文(……今はともかく、佐伯さんの無事を確保することが先決ですね)
昨日今日で本当にいろいろありました。
体は休みを欲していますが、なによりもまずは佐伯さんをたすけないといけません。
そんなことを考えながら、相変わらず気味の悪い空間に足を踏み入れたのでした。
いかがだったでしょうか?
なんとも駆け足気味感がひどかった気もしますし、文章力も相変わらずです。
突拍子もない展開に読者様が置いてけぼりになってないか心配です(居ればの話ですが……)
実は主人公の設定、色々考えながら執筆してます。プロット?そんなものは存在しないのさ!←人はそれを行き当たりばったりという。
次回は永遠亭からスタート!