電車での移動も終わり、旅館についた椚ヶ丘中学校。
しかしここでもE組差別があり、A〜D組は立派なホテルだが、E組は小さなホテルだった。そのホテル内で。
殺せんせ「うぅぅぅ、」
殺せんせーの弱点:乗り物酔い
磯貝「殺せんせー大丈夫ですか?」
岡野「休んでたら?」
乗り物酔いしている殺せんせーを暗殺しようとしたが、酔った状態で避けられていた。
殺せんせ「いえ、先生これから東京に戻ります。枕を忘れたので・・・」
三村「あんだけの荷物で忘れ物したのかよ!?」
殺せんせー弱点:枕が変わると眠れない。
黒鉄「大丈夫か信乃?」
信乃「だい・・・じょう・・・ぶ・・・です。」
そう言いながらウトウトしている。雨竜は信乃を抱っこした。
黒鉄「始めての場所で疲れちゃったな。」
部屋に運ぼうとした時懐中時計を落とした。
潮田「黒鉄君、これ落としたよ。」
黒鉄「あ!ありがとう渚。」
潮田「珍しいね懐中時計だよね?」
黒鉄「ああ、大事な物なんだ。」
次の日、自由行動日。黒鉄もいる一斑は嵯峨野の保津峡でトロッコ列車に乗っていた。
殺せんせ「いやーこれだけ開放的だと流石に酔いませんね。」
信乃「兄さん、綺麗です・・・」
黒鉄「うん、景色もいいし、風も気持ちいいな。」
黒鉄は不意に他のメンバーを見た。旅行が始まる前に烏丸から言われた暗殺計画。各班の自由行動日に殺せんせーがそれぞれ一緒に回る為、スナイパーを配置するというもの。なので各班暗殺しやすいポイントを選んでいたのだ。一斑はここ、保津峡のトロッコ列車は一度景色を見る為停車するのだ。そこを狙撃ポイントにした。
倉橋「見て見て殺せんせー♪舟が下にいるよ♪」
殺せんせ「どれどれ?」
殺せんせーが下を覗き込んだその時がチャンスだ。誰にも気づかれず狙撃が行われた。
黒鉄「(どうだ?)」
結果は・・・・
殺せんせ「おや?八つ橋に小骨が?」
八つ橋でライフルの弾を止められた。
全「(なんでだ!?)」
一斑はそう思った。
結果は失敗に終わり、殺せんせーは次に班に向かった。トロッコ列車から降りた一斑は
木村「ちぇ!結局失敗か。」
岡崎「まさか八つ橋でブロックするなんてね。」
矢田「まぁ、殺せんせーらしいといえばらしいけど。」
前原「それじゃあここからは。」
磯貝「そうだな、普通に満喫するか。」
片岡「そうね。次の目的地に行きましょうか。」
倉橋「うんうん♪いこういこう♪」
着いた場所は
黒鉄「昼ご飯がぜんざいか・・・」
前原「いいじゃねぇーか。せっかく京都まで来たんだからよ。」
木村「というか、女子からの意見だけど。」
岡野「いいじゃないのよ」
矢田「というわけでぜんざい9人分お願いします。」
人数分のぜんぜいが届き、各々食べ始めた。信乃は初めて見る料理で不思議そうに見た後、一口食べた。すると目を大きく見開き、机を数回叩いた後、サムズアップした。
黒鉄「そうか、美味しかったんだな。」
「(美味しいリアクションだったのかよ!?)」
黒鉄「ゆっくり食べろよ。 」
信乃「はい・・・!!」
信乃は突然雨竜の影に隠れた。黒鉄も何かに気づいた。
倉橋「どうしたの?」
「あれれ?こんなところに俺たちと同じ修学旅行してる奴らがいるぜ?」
黒鉄達が食べている席に、学生服を来た他校の生徒が近づいてきた。
矢田「この人達新幹線に乗ってた。」
「しかも女子かなり可愛くねぇ?」
「どうよ俺達と?」
片岡「あのね!」
黒鉄「やめてくれ。連れが嫌がってる。」
「あ!?なんだお前?かっこつけてんじゃねぇーぞ!」
黒鉄「お互い修学旅行中だ。下手な騒ぎを起こして台無しにしたくないんだけど。」
「この!」
?「何やってるんだお前等?」
不良の後に入ってきた少年がいた。サングラスをつけているが鋭い眼光がわかり、タバコを咥え片手には酒なのか瓶を持って近づいてきた。
「狂夜!こいつがよ!」
狂夜「ああ?」
狂夜と名乗る少年は雨竜を見て。
狂夜「ふっ。悪いな、俺たちも修学旅行ではしゃいじまってよ。まぁ、詫びだ、飲んでくれや。」
狂夜は雨竜が飲み終わった湯のみに酒をついだ。
黒鉄「・・・・気持ちはありがたいが、俺は酒は・・・」
その瞬間狂夜は持っていた瓶で黒鉄の頭を殴った。
倉橋「きゃあああ!」
磯貝「黒鉄!!」
狂夜「何すぐに信用してんだよ馬鹿が!」
前原「この!」
狂夜「いいぜ!やろうぜ!」
しかし雨竜が前原の腕を掴んだ。
前原「黒鉄?」
黒鉄「大丈夫だよ、彼の手が滑っただけだから。」
岡野「何言ってるのよ!今絶対わざとやったよ!」
黒鉄「大丈夫だから。」
頭から少し血を流しながら雨竜は笑顔でそう告げた。
狂夜「てめー・・・」
狂夜は雨竜の顔に唾を吐いて出口に歩いて行った。
狂夜「興ざめだ。行くぞお前等。」
「おい!狂夜」
「バイバイ弱虫さん♪」
不良達も去って行った。そしてすぐに桃花がハンカチを持って雨竜の傷を見た。
矢田「大丈夫黒鉄君!?」
黒鉄「ありがとう。大丈夫だから。ハンカチが汚れるかいいよ。」
矢田「いいの!」
黒鉄「でも・・・」
矢田「い!い!の!」
黒鉄「・・・・はい」
前原「なんなんだあいつは!?」
片岡「あの制服は確か凶星学園の制服よね。」
磯貝「あの不良が多いって学校か。見たところあいつがリーダーみたいだったけど。」
倉橋「なんだか怖かった。」
岡野「ていうか何で黙って帰したの!?悔しい!!」
そこで信乃がひなたの裾を引っ張った。
岡野「信乃ちゃん?」
信乃「兄さんは・・・わざと避けなかったんです。」
矢田「! なんでそんなことしたの!?」
黒鉄「下手によけるとあいつを刺激しかねない。」
木村「喧嘩して女子を連れて行かれてたかもな。」
黒鉄「いや、多分それはない。」
前原「どういうことだよ?」
黒鉄「あの狂夜って奴、おそらくは俺達と戦いたかったんだと思う。とにかく口実が欲しかったんだと思う。下手に喧嘩してせっかくの修学旅行を台無しにしたくない。」
岡野「そうなんだ・・・ごめん、私一人で怒っちゃって。」
黒鉄「いいよ。それに・・・」
倉橋「それに?」
黒鉄「いや、なんでもない。それより店を出よう。変に思われ始めてる。」
あれだけの騒ぎで周りの客達ももちろんざわつきだしてる。このままいると何をされるかわからない。
磯貝「そうだな。皆行こう。」
全員が店を出ようとした時雨竜に一言一言言ってきた。
磯貝「ありがとうな。皆の為に体張ってくれて。」
片岡「でも自分のこともちゃんと考えてね。」
前原「今度は俺が体張ってやるからさ。」
木村「お前結構いいやつだな。」
岡野「その・・・ありがとう。」
倉橋「黒ちゃんも楽しもう♪」
黒鉄「黒ちゃんはやめて、何処かの芸人みたいになる。」
矢田「ありがとう、守ってくれて。」
黒鉄「いや、こっちもハンカチありがとう。ごめん、汚しちゃって。」
矢田「大丈夫、それに・・・・」
桃花が雨竜の耳元で
矢田「ちょっと、かっこよかったよ♪ 行こう信乃ちゃん。」
桃花が信乃の手を掴んで歩いて行った後、雨竜はその場に立ち尽くし、突然顔を真っ赤にして倒れた。
磯貝「黒鉄!?どうしたんだ!?」
前原「ありゃりゃ」
最後に矢田との絡みが欲しかったので