特別企画:ヒガナさんの罪をポテチの刑で贖うよ! 作:レモンの人
「どもども〜ポテチマイスターを目指して邁進中のヒガナで〜す!!!」
「某M団幹部のカガリでーす」
「「2人合わせて凸凸コンビでーす!!!」」
『突然更新キター!!!』
『生きとったんかワレェ!?』
『カガリ⁉︎何故カガリがここに⁉︎自力で脱出を!?』
「今日は訳あってホットプレートを用意させていただきました〜」
「こちらは後で使いますのでよろしく…」
今回はあるポテチと何かの塊、そして鉄の板のようなものを渡されているんだけど…どうやって使えばいいか分かんないんだよねぇ。現状、突然訪問しているカガリさんしか理由を知らない以上彼女に任せるしかない。取り敢えず、カガリさんはノリノリで喋り始めた。その間にもハケを使い鉄板の表面に油を塗っている。
「皆さんは鉄板料理と言えば何を思い浮かべますか?」
『もんじゃ焼き』
『お好み焼き』
『焼きそば』
『焼き土下座』
『シロコロホルモン』
『お好み焼き』
『おい誰だ食い物以外入れた奴wwwwww』
「ボクが小さい頃はよくお父さんが広島風お好み焼きと大阪風お好み焼きを焼いてくれました。父さんが広島県で母さんが大阪府出身じゃ仕方ないですよね」
『えっ』
『えっ』
『えっ』
『突然の関西人暴露キター!!!』
『確かにそりゃそうなるわ』
『何だそりゃwww』
「という訳でまずはヒガナさんに美味しいお好み焼きを食べてその味を分かってもらいます。飯テロ?知ら管」
そうサラリと言うとカガリさんは素早い手つきで例の塊の入ったボウルをホットプレートの横に置いた。何が始まるのだろうか…?
「取り敢えず大阪風から始めますか。小麦粉や卵、キャベツ、豚肉などが入ったタネを混ぜ込んでこうしてホットプレートに入れ円形に広げる」
そう言うとカガリさんはあっという間にタネと呼ばれた変な塊を円形に広げてしまった。その隙にカガリさんは別の塊を取り出した。
「このままでは広島県民の方に申し訳が立たないので広島風も作るよ。こうやって小麦粉や牛乳、出汁の入ったタネを薄く塗り付ける。タネは事前に30分ほど寝かせてね」
あれ…いつの間にか料理番組になってる!?
『突然の飯テロで草wwwwww』
『この時間で飯テロ投下とかマジふざけんな』
『カガリ様の二刀流が炸裂!!!カガリ様の前ではお好み焼きの同時焼きなど化粧と同じくらい簡単なのだ!!!』
「大阪風お好み焼きは温度待ち。さて、広島風は少し手が掛かりますので少し巻きましょうか」
そう言うとカガリさんは次々と薄生地の上にキャベツ・焼きそば・揚げ玉・紅生姜・豚バラを載せると残った生地を掛ける。その余分な時間も大阪風のお好み焼きをひっくり返しつつ様子を見ている。すごい手捌き。しばらくして広島風もひっくり返し、綺麗に2つに畳む。
「ボクは屋台のように作るのが好きなのでこうしてる。その間にも生卵をホットプレートで焼いて…」
生卵を片手で軽々割ると卵がいい音を立てて目玉焼きへとジョブチェンジしていく。
「目玉焼きになったら生地の上に載せる」
「おぉ…」
「後は大阪風共々青のり・お好みソース・鰹節を掛けて出来上がり」
こんなにもいい匂いを漂わせてくれるなんて…なんて罪な子。それが私の目の前に並べられた。
「すごぉい…鰹節が踊ってる」
「ボクは残ったタネで作ってるからどうぞ召し上がれ」
「いいの!?ありがとう‼︎」
それでは、箸を手にいただきますッ!!!
「ん〜!!!美味しい!!!」
『おい黒豚ァ!そこ代われや』
『止めるな‼︎ワシもカガリ様にお好み焼き焼いてもらうんや!!!』
『屋台風…まさか父親はテキy(このコメントは削除されました)』
『ほぉ〜随分とまぁ美味そうなの作ったなぁ〜。ウチも久しぶりにジム休んでホットプレート使お♪』
『突然のアカネキ降臨には草生えたwwwwww』
「どっちも捨てがたい!!!大阪風はパンケーキのような製法なのに野菜の味と豚バラの旨味が絶妙だし、広島風はキャベツ・焼きそば・目玉焼きが融合してこれはまた美味しい♪」
「それは嬉しい…。それでは、改めまして…今日紹介するのは『ポテトチップスお好み焼き味』。値段はやや張るけど、鰹節の小袋が付く本格的ぶり……ちゃんと値段の味がするからわさビーフ以外で気に入った数少ない種類の1つ」
「ごちそうさまでした〜…ふぃぃーお腹いっぱいだよぉ」
お腹に全部収めたあと、私は目の前にある新たなポテチを発見した。何々…お好み焼き味⁉︎なるほど、だからお好み焼きを教えてくれたんだ。
「紹介はした……後はキミがエンゲイジするだけ…」
「ありがと。それでは皆さん!このポテチも美味しくいただきますよぉ」
『食いすぎだぞヒガナ…』
『お好み焼き味じゃなくてお好みソース味だろ』
『腹減ったァ…』
さて、丁寧に袋を開けてと……。
「いつ見ても職人技だね、それ」
「アハハ…かれこれ8回は食べてますから」
って事でいただきます!!!それではまずは何も掛けずに…。
「ん…お好みソースの味がしますね」
まぁ、パウダーだけでお好み焼き全体の味を再現する事なんて出来ないからね。
「でもこれに鰹節をかけて…はいどうぞ」
「えぇ……」
お好み焼き味とはいえポテチに鰹節を掛けるって……。
「まぁ深い事は考えずに」
「じゃあ…いただきます」
徐に鰹節を絡めてお好み焼き味を口に入れると……。
「!?すごい!!!これだけでお好み焼きを再現出来るんだ!!!」
「もっとハイレベルな物を求めたい方は青海苔も掛けてみて…騙されたと思って」
次々とポテチを口に放り込む私をカガリさんは一瞥し、ポケットからハンカチを取り出して口を拭いた。既に食べ終わったのか、ソースの跡が残った皿が手元にある。それにしても、お好みソースって本当に美味しい。一体こんな素敵なソース…誰が作ったんだろう?
「皆さんも、もしお好み焼き味を見つけたら夏祭りの屋台を思い出しながら食べてみてください!それでは、今日はこの辺でお開きとしましょう!」
「さようなら〜」
『乙〜』
『あーー腹減ったぁあああああああ』
『カガリ様まで太りはしないかとヒヤヒヤしますなぁ(汗)』
〜プレゼントのお知らせ〜
『!?』
『!?』
『!?』
「今回、生放送限定で皆さんにビッグなニュースのお知らせでーす!」
「今回、ボクが使ったこの鉄板を抽選で1名様にプレゼント致します。まぁ…使用済みの鉄板なんて興味無いと思いますが、もし物好きな方がいましたら差し上げます。それでは宛先はテロップで流しますのでメモしてくださいね。それでは…」
「「見てくれてありがと〜!!!」」
『戦争じゃああああああああああああああああああ!!!』
『カガリ様の鉄板でお好み焼きを焼くんじゃああああああああ!!』
『いや、俺がカガリ様の鉄板で焼き土下座するんじゃあああああ!!』
その日、凄まじい勢いで応募メールが届き、ユウキのパソコンがオーバースペック起こした。
※残念ながら、我々への応募機会はありません。
今回は勝手にカガリにキャラ付けをしてしまいましたが、口調はこれまで通りにしますのでご安心を。
お好み焼き…アレは凄かった。