特別企画:ヒガナさんの罪をポテチの刑で贖うよ! 作:レモンの人
「はっ‼︎ほっ‼︎せいっ‼︎」
私は仮想敵作ってシャドーファイトをしていた。どうも密室では暇になってしまう為に運動してストレスを発散していたのだ。しかし、時間は無情にも過ぎていき折角消費したカロリーは再び増えていくのである。
「しまっ⁉︎そろそろ時間だ…あ〜‼︎着替える時間が無い‼︎」
時間きっかりにやるように言われている為私は汗だくのまま、ドアの弁から出されたコーラと新しいポテチを手に急ぎテーブルに付いて食レポを開始した。
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「どうも皆さんこんにちは〜‼︎さっきまで運動してたヒガナです。汗を流すって良いですね‼︎」
タオルで汗を必死に拭きながら私はコーラを一口飲んだ……美味い‼︎運動した後のコーラってこんなにも美味いのね‼︎
『くさそう』
『くさそう』
『くさそう』
『くさそう』
『ちくわ大明神』
『くさそう』
『誰だ今の』
『コーラのカロリーを見ろ‼︎帳消しどころか上積みされてんぞ』
「汗が少し引いた所で…と。さて、汗を掻くと皆さんは何が欲しくなりますか?」
そう語りかけながら私はこっそりとポテチを後ろに回した。
『ポテチ』
『アイスバー』
『お茶』
『うどん県はかけうどん』
『↑はいはいそういうの良いから』
「今日はこちら…じゃん‼︎『厚切りのベーコン味』を紹介します♪パッケージに印刷された『金網で焼かれている厚切りベーコン』を見るだけでもうお腹がグゥグゥ鳴りますよね?私さっきご飯食べたんですけど…これは食べてみたいです。これは美味しい…間違いない‼︎」
『ヒガナの確信は毎度外れる』
『今回は流石に…ねぇ』
『ポテチ以外のスナックでもあったけどアレは美味かったよ』
「って事で早速戴きます‼︎」
封を解くと私は早速ベーコンを手に取った。
「いただきます‼︎はむっ……」(パクッ
こ…これは⁉︎
「うまーい‼︎やったー‼︎」(パクパク
『当たったぁああああああああああああああああああああああ⁉︎』
『いや、ベーコンは美味しいでしょう』
『ウヒョヒョ‼︎ベーコン味は美味しいとデータにありますからねぇ』
「ベーコン味をこんなパウダーだけで生み出せる技術ってホントに凄いですよね。目を閉じて食べるだけであの日空腹の末に焼いて食べたアレの味を思い出してしまって…堪りませんね‼︎もっと行けちゃいます」(モグモグ
今日はコーラが無くても良さそうだけど、勿体無い気もするよねぇ。
『アレとは…一体』
『まさか跳ね回ってるバネブーをry)』
『実は歪んだグルメだった……?』
『今日はつまんないな。テッシュー』
『リアクションが悪い。つまんないな』
「やっぱり香りが違いますよ。フワッと匂うこのベーコンのスモークの香りと口に入れた時の濃い感じ…そしてポテチの油が脂身の味を再現してくれるかのような味です。こんなの生まれて初めてです‼︎コーラも進みますねぇ‼︎」(パクパクゴクゴク
『あーあー…あれはひどい』
『確かにパウダーって不思議だよなぁ』
『明日買いに行こうかな?』
『俺も買うわ』
「ごちそうさまでした。うん、今日は平和に過ごせて良かったですよ。え……?コーラは排水溝に捨てていい?勿体無いんじゃないですか……そうですね。あ、皆さん。今日はベーコン味について紹介させていただきました。次回もお楽しみ‼︎よーし運動するぞー‼︎」
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「ふぅーん……」
私はノートパソコンを閉じると欠伸をした。
「ヒガナさん…大変そうだなぁ」
そして、疲れた目を休めるようにベッドに倒れるとヒガナの事について思い出していた。
地球の未来の為になりふり構わず行動を起こした彼女に私は共感しようとした。でも、ヒガナは私から物を強奪した。その時点で私は正義の在り方についてよく分からなくなっていた。
正義とは何なのか?正義なら何をしても良いのか?それなら悪人だって正義を自称して悪さをする。そんな哲学的な雑念が延々と続いていた時、私は境地に至ったのだ。
勝つのが正義では無く正義が勝つのだ、と。
レックウザが私とユウキ君の味方をしたのも、上手く隕石を破壊出来たのも、そして負けたヒガナがこうして罰ゲームを受け続けている事も……私達の正義が正しかったからこうなったのだ。そう考える事にした。
そうしないと延々とスパイラルが続いていくから。
「でも女の子にポテチコーラは酷いよ…ユウキ君。」
幼馴染としてそれだけはツッコミたかった……。
以上、厚切りベーコン味でした。ベーコン味って良いですね。パウダーだけであれだけの風味を再現出来るのですから…。さて、反応が悪くなった様子を見てユウキ君はどんな手に出るのか?ヒガナに迫るデブへのデスロードの終着点は…?
続きは新作を食べて書く予定です。