特別企画:ヒガナさんの罪をポテチの刑で贖うよ! 作:レモンの人
「今日は屋内なのね。」
「そうです。それでもって今日は中華料理を食べてもらいます」
「中華料理⁉︎やったー‼︎私中華料理大好き……すんません。私罪人でした」
彼のポーカーフェイスは毎度凄いと思う。私に何をするつもりなのか具体的な所まで察知させないから……。
「今日は普段着でやってもらいますが条件があります。」
「条件……?」
ユウキ君は落ち着いた顔で告げた。
「中華料理を一品出しますのでそれを皆んなの前で完食してからポテチを食レポしてください。ちゃんと飲み込んでくださいね?」
「……?」
この時私は知らなかった。中華料理は幼い頃ばば様に作ってもらった甘口の麻婆豆腐が全てだと思っていたから……。
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「辛っ‼︎ひぃっ⁉︎……あ、どうも皆さん。四川料理にチャレンジ中のヒガナです…」(レイプ目
『早速キター‼︎』
『いきなり容赦の無い四川料理でワロタ』
『既に口が腫れてるwwwwww』
『盛大にポンジュース噴いた』
『おい愛媛行ってこいよ。タダだぞ?』
「今日は…皆さんの前でこの麻婆豆腐を食べ終えてから食レポする予定となっておりま…す。ご飯が美味しい…あれ?おかしいなぁ…ご飯なんて無かったよね……あは…あははは」
『ぶっ壊れてるゥ⁉︎』
『もうやめたげてよぉ!!!』
『←オラッ‼︎水を出せッ‼︎』
『麻痺した舌で食レポ出来るのかよ⁉︎』
「いや…中華料理って7歳の頃に食べた甘口麻婆豆腐以来でして……こんな辛かったんですねぇ……キツイ…あ、ありがとうございます。ユウキ君がお情けでお水をくれました。キツイ……」
『一口食べてはラッパ飲みwwwwww』
『これは拷問ですわ』
『ユウキ、表ェ出ろ‼︎修正してやる‼︎』
『そう言えば第一回と比べて太ったんじゃね?』
「クソッ…こうなりゃヤケクソだ‼︎うおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
掻き込む‼︎ひたすら掻き込むッ‼︎そして頭に水をぶっかける!!!
『食い方が新手のワイルドネタ過ぎて草』
『突然口悪くなってワロタ。余程キツイらしい』
『そういや太ったなwwwwwww』
「完ッ食ゥッ!!!」
麻婆豆腐の入った容器をテーブルに叩きつけると私は勝利の雄叫びを上げた。さて、これから四川麻婆豆腐味を食べなきゃね♪待っててねぇアハハハハハ!!!
「さて皆さんふひひひ、次はァ‼︎このポテトチップスをいただくゼィ‼︎ヒャッハー!!!」
『ワイルドにポテチを引き裂いたぁあああああああああ‼︎そこに居るのは罪を償う清らかな乙女では無いッ‼︎辛さを根性で乗り切り、理性のメーターが振り切れた女世紀末‼︎卑我那ただ1人ッ!!!』
『突然のモヒカン化で草生える』
『実況するなやwwwwww』
『もうこの子誰やねんwwwwww』
「いただきますッ!!!」
袋からポテチを取り出した私はバクバクと掻き込み呑みくだす。あぁじ分かんねぇええええええええ!!!えぇい‼︎脳内補完だ脳内補完!!!
「はい、山椒の風味と仄かな辛さが堪りませんね‼︎何口でもいけちゃいます‼︎」
『ヤケ食いしてるわwwwwww』
『ノリと勢い感が凄い‼︎』
『明日の食レポ大丈夫か…?』
『これやっぱ拷問だわ。食の暴力だわwwwwww』
「ごちそうさまでし……た………」
全てを食べ尽くした私はかろうじて繋いでいた意識を失いひっくり返った。薄れゆく意識の中私は2度と中華料理など食べてやるもんかと心に誓ったのだった。因みにその日トイレでガチ泣きした。
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「惨めだねぇ…」
自室に置かれたパソコンの前で元チャンピオンのダイゴは憐れみを込めて呟いた。
かつて自分を敵と断じ『想像力が足りない』とまで言い切った彼女は、目論見が外れ誤ちを詫びる事無く逃げ、罪を感じたのか自首した。そして、このザマである。
「想像力が足りないのはどっちなのかねぇ」
今回は四川料理を完食という拷問が為され死にそうな顔をしながら完食し倒れた。当分は体の中を唐辛子や山椒の辛さが駆け巡り拷問のような時間を過ごすだろう。それでも、キーストーンを強奪し世界を2度も滅ぼしかけた彼女にはまだまだ罰を受けてもらわなくては。
「さぁて、次は何味を食レポしてくれるのかな?」
ダイゴは笑みを浮かべポテチを食べながら今日の放送を再び再生させた。この3分後パソコンが切れ、原因が『何時ものご飯をパソコンの生放送ですっぽかした為に怒った』ココドラだと知る事になるのだがそれはまた別の話。
はい、最近四川料理店で死の一歩手前まで言ったレモンの人です。
今回は実体験マシマシで書かせていただきました。地獄のような味でしたよ。料理屋の店員は素っ気無いわ辛さのレベル低くしてってお願いしたのに聞き入れて貰えずレベルフルスロットルの麻婆豆腐を食わされた時にゃ『もうお婿に行けない』と感じた程です。
でも勿体無い精神と仕返し感を込めて水を何杯もお代わりして完食してやりました。その時の心境は本文の内容の通りです。本当に運転で5度事故寸前まで行った時より『死んだ』感が強かったです。もう2度と四川料理なんて専門店で食ってやりませんよHAHAHA‼︎
さて、次回ですがまた面白そうな物を見つけましたので食レポ考えてみます。ご期待(しなくてもいいよ)ください。