特別企画:ヒガナさんの罪をポテチの刑で贖うよ! 作:レモンの人
今回はゲストキャラを参戦させる事にしました。やや捏造が混じっていますがお許しを……。
「ん?」
何時ものように朝食を摂っていた時だった。メニューの中に初めて見るものがあった。それは生魚の刺身だった。だが、私の視線はそれに添えられた緑色の塊だった。
「何だろこれ」
私は何気なくそれを箸で摘み上げると口の中に入れた……。
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「皆さん…こんにちは〜ヒガナでーす……今日も元気に食レポしますよ〜♪」
『乙』
『嘘つけ目が死んでるだろ』
『中華料理のダメージまだ引き摺ってるなwwwwww』
『涙目ありがとうございます』
「今日朝食に緑色の塊が出まして…それを食べたら舌がビリビリ来て死にかけました。あれ食べ物なんですかね?それを今日、ユウキ君に問い詰めたんですよ」
『山葵だな』
『山葵をそのまま食うとかどんな罰ゲームだよwwwwww』
『てっきり紫蘇かと思った』
「という訳で今日は、私が食べた『山葵』に因んだこの『わさビーフ』を紹介していきま〜す!!!わさビーフは山芳製菓が製造販売するポテトチップスでなんと1987年から発売されているんです。因みにパッケージに描かれたこの牛は『わさっち』という名前だそうですが、この名前になったのはつい最近で、前までは『わしゃビーフ』と呼ばれていたそうです。では、いただきましょうか」
丁寧に袋を開けて私はわさビーフを口に入れた。またキツイ味なのかな?と覚悟していたんだけど……。
「うん、濃厚なビーフの風味と山葵の程よい辛さが絶妙な味を出しています。長く続く理由がよく分かります。え?ちょっ⁉︎」
と、その時。突然ドアが開き、見知った顔が現れた。和を意識した赤い装束、フードで覆った紫色の髪、寝ぼけ眼のような半開きの目が特徴の彼女は誰を隠そう…………。
「久しぶり」
「あ、どうも……」
『突然のカガリ様 降 臨』
『カガリ様〜!!!』
『ユウキお前はサイコーだよ(テノヒラクルー』
『なんでカガリ様がここに⁉︎』
「ユウキ君に呼ばれて来た……とっても無様」
「あはは…反論出来ないよ。それと……ごめんなさい。私、貴女に悪い事吹き込んで酷い目に遭わせた。どんな罪でも受けるわ」
「その必要はノンノン。貴女はもう許されてる…少なくともボクからは」
「?」
どういう事なんだろう?そう思っていたら、カガリは背中に隠していたパイプ椅子を前に出して開き私も隣に座った。
「と、いう訳で本日はボクもゲスト参戦するよ。わさビーフマニアであるボクにとっては晴れの舞台だから」
「わさビーフマニアだったの⁉︎」
『突然のカミングアウトwwwwww』
『ポテチマニアだったのかよ失望しましたミクリファンクラブに入ります』
『↑うるせぇ黙ってろホモガキ』
『眼福眼福。カカカ』
「ボクが追加で紹介するのは『オトナ向けわさビーフ』と『ワサビ抜きわさビーフ』の2つ。前者は2007年、後者は2014年に発売された商品……」
「ワサビ抜きなんてあるの⁉︎でもそれってただのビ「それではまずはワサビ抜きをいただきたいと思いまーす。わー」うわぁ…棒読みィ」
カガリも真似して袋を開けようとしているが上手くいってないようで悪戦苦闘。見兼ねた私がフォローするように袋を展開する。
「ありが10匹」
「はいはいどもども」
『カガリ様ェ…』
『素人過ぎて草生える』
『基地内でごろ寝しながらわさビーフをボリボリやる姿が想像出来ない……』
『いや、やってるぞ?ついでにコーラもグビグビやってる』
『マジかよ…』
『機密情報バラすなよwwwwww』
『マグマ団員によるカミングアウトが炸裂www』
「さて、それではいただきたいと思います。」(パクッ
「じゃあ私も食べてみますか」(パクッ
私の真似をしてカガリがポテチをモグモグさせている。口が小さい為に食べるスピードが非常に遅い。
「はい、ビーフの味がしっかりついておりまして、ワサビが苦手な方にもオススメですねー」
「そうですね。でもビーフ…というより近いとしたらコンソメですね。お湯で溶かしたらコンソメポテトになると思います」
「因みに某社では挽いた抹茶を掛けた猛者が「そういうネタやめようか…個人の話ですし」失礼しました。」(モグモグ
でも、努力は認めるべきだと思う。恐らく今の彼女は緊張でガッチガチに違いない。そんな中で頑張って話してるのだから。
「では残った分はヒガナさんに食べさせるとして「私の事まだ許してないよね?」次の商品へ行きたいと思いまーす…『オトナ向けわさビーフ』こちらは逆にワサビの比率が上がっています。それではいただきましょうか…」
ゲッ⁉︎落ち着いて考えてみろヒガナ…これはまさか……カガリが食べ切らずに残して実質私が3袋食べる計算になるのでは⁉︎だとしたらこの状況はまずい‼︎
「じゃあカガリさん、1つ早食い勝負しないかな?互いに得意なわさビーフを選んで早食いするんだ。どう?」
『割りに合ってねぇwwwwww』
『わさビーフ競争という名のノルマ軽減を企む清々しい程のゲス』
『そんなにわさビーフ食いたくねぇのかwww』
「いいよ。ボクのわさビーフへの愛を見せてあげる」
「そうこなくちゃ」
『ノリがいいなおい』
『チョロいwwwwww』
『カガリさんマジチョロいッス』
「じゃあスタート…って早ッ⁉︎」
私が食べかけのわさビーフに手をつけようとした時にはカガリさんは既に袋を雑に開けて、服の裏ポケットから取り出した箸箱から箸を抜き出して食べ始めていた。さっきの倍以上の速度で…‼︎
「わさびがツンとして美味しいです。ご飯があればご飯も食べちゃえますね」(パクッゴクゴク
カガリさんがコーラとポテチを交互に食べている。流石は猛者…レベルが違う‼︎
「(私も負けてられない!!!)」
私もわさビーフを2枚纏めて口に突っ込んで速度を上げる。鬼気迫る状況でもしっかり味が伝わってくる……わさビーフ恐るべし。
『スゲェデッドヒート』
『ゴメン、何の放送だったっけこれ』
『残念な美女による残念な競争だなw』
『おい、イズミさん参戦させろよ』
『嫌だよ、あたし脂っこいの嫌いだし』
『まさかの本人降臨キター!!!』
「(…カガリさんは箸を使う事で手袋や服が汚れる事を防いでる…逆にそれは気を掛けているからこそ食事スピードの遅れに繋がる。そして…)」
「!?!?」
カガリさんの手が止まった。いや、足止めを食らっているのだ。確かにカガリさんのペースは私の何倍も早かった。でも、箸でポテチを食べる場合、致命的な弱点が露呈する。
「(箸ではポテチの欠片を食べにくい!!)」
「そして、私は汚い一張羅しかないから遠慮無く汚く食べられる!!」
私はやっと欠片だけになったポテチの袋を掴むと袋を傾けて一気に口の中にポテチの欠片を流し込んだ。
「ま、負けた………」
ショックで呆然となるカガリさんに私は今日一番のドヤ顔を見せつけた。
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「今日は楽しかった」
ボクは目の前で無邪気に微笑むヒガナさんに微笑み返した。久しぶりに再会したヒガナさんは少し太っていて、憑き物が落ちたような表情を見せていた。最初に出会った時の彼女は色んなものを背負った決意の表情ばかり浮かべていた。ホントは彼女が変な行動を起こしていた事について大凡察しがついていた。でも、彼女は真面目に働いていたし、ボクは勘が実感へと移るまでと油断していた。
結果、彼女は暴走してしまった。ボクも罪を犯した。
もしあの時、ボクがもっと早く止めていたら彼女は暴走を止めただろうか?いや、恐らく止められなかったに違いない。ヒガナさんはそれだけの覚悟を持ってマグマ団に潜入した。ボクがとやかく言った所で彼女が止まる筈がない。
「また…会おうね」
彼女の笑みが心に突き刺さる。ボク1人で止めるんじゃなくて、ホムラに相談していたら?リーダーマツブサに相談していたら…?
「うん……また」
後悔という名の心の闇を抱えたままボクは手を振った………。
今回はカガリさんの参戦とわさビーフの紹介でした。
実は通販でわさびの辛さを等級で選べる商品があるのをご存知でしょうか?通販はもう終了との掲示がありガッカリしましたが、わさビーフの今後の発展を願いわさビーフを選ばせていただきました‼︎