特別企画:ヒガナさんの罪をポテチの刑で贖うよ!   作:レモンの人

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生存報告を兼ねて……です。最近実験が忙しくてなかなか更新出来ないです(涙)
でも、変わったポテチはゲットしました♪暇な時間を狙って更新していきたいと思います。


プリン+醤油=

「今日は随分と貧相な……いや、文句は言ってられないか」

私はご飯の入ったトレイを運ぶとテーブルに着いて昼食を摂った。献立は御飯・切っただけのアボカド・醤油・味噌汁という朝食と同等レベルのメニュー。いいのかこれでというツッコミを浴びせようと思ったが立場上これだけ出れば贅沢品だ。偶に出てた刺身なんて何という破格の待遇なのだろうか…と言われそうだ。

「いただきます」

味噌汁にはワカメと寒天が浮いており、私の好きな内容だ。まずは味噌汁で喉を潤して……。

「そういえば…」

このアボカドと醤油という存在に私は首を傾げた。これではまるでアボカドが刺身代わりみたいな扱いだ。誘っているのか…?

「まぁ誘われちゃうんだよなぁ〜私ったら」(パクッ

 

 

 

 

*********************

 

 

「えー…みなさんこんにちは〜!!!ヒガナですよ〜!!!今日もポテチの食レポやってきますよぉ〜!!!」

 

『いきなりキター!!!』

『いつになくウザいwwwwww』

『何かあったのか?』

 

 

「今日は私、大発見したんですよぉ〜!!!なんと、アボカドに醤油かけて食べると…マグロの味がするんです!!!」

 

 

『お…おう』

『wwwwwwwwwwww』

『草不可避wwwwww』

『知ってた』

『嬉々と語るなやw』

 

 

「って訳で本日はこれ‼︎アボカド+醤油+わさび味を紹介ッ!!!」(フンス

今日の感動、ポテチでも伝えられたらいいな‼︎さてと、袋を開いて…と。今回は味の薄そうな色をしてる。

「因みにパッケージに描かれているこの女性キャラクターは『小柳津(おやつ)サチさん』という名前でカルビーの公式キャラとして結構前から存在しているそうです。それでは、いただきます」

取り敢えず味から。味が美味しくなければ話にならない。でもアボカド醤油はポテチに似通った点が多いと思う。何故ならポテチも『それっぽい味に偽装』して『〜味』とする事が多いからである。

「そう言えば、他にもあるのは『プリン+醤油=ウニ』とか『みかんに海苔巻いて醤油に漬けるとイクラ』とかあるみたいですね。今回はどんな味するのかな…?」(パクッ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あれ?おかしいなぁ」(パクパクッ

おかしいなぁ…何でだ…何で……?

 

 

『ポテチでマグロ再現出来る訳ねぇだろw』

『草生えるwwwwww』

『困り顔すなやw』

 

 

「そうだ。こういう時は目を閉じて食べる。美食の鉄則だね」(パクッ

目を閉じて全神経を味覚に集中させる。山葵醬油の味とポテチの油が混じって……ただの山葵醬油味になる。でも…この引っ掛かりは一体…?

「確かにただの山葵醬油味でしか無いんですけど…うーん……こう…何というのかなぁ。フワッとした油加減が口に広がる感じは…そうだ!!!トロの後味です‼︎確かにマグロの味がします!!!」(パクパクッ

 

 

『マジか〜!!!』

『んなん分かるかwww』

『ただの油入った山葵醬油味やんw』

『こじつけやめぃ』

『みんな忘れてないか?

 

何故トロの味を知っている』

『あっ(察し』

『あっ(察し』

『テメェ獄中でトロ食ってたのかよ(怒』

 

 

「はぁ……満足」

モヤモヤも解決出来たしお腹もいっぱいになった。今日はこれで満足かな♪

「それでは皆さんまた明日会いましょう!!!」

お決まりの挨拶をしてから私はその余韻を堪能したままベッドに横になりそのまま眠った。

 

 

 

********************

 

「にょいっ!」

「ほら、シガナちゃん。君のマスターじゃよ」

ポケモン育て屋の一室に置かれたパソコンからシガナは必死に跳ねながら主人の姿を見ていた。

 

 

 

 

 

シガナがヒガナと出会った時、彼女は泣いていた。泣き腫らした顔を手で隠して必死に笑顔を作ろうとしていた。そんな姿を見てシガナはついて行こうと決めた。涙は今と過去を封じる魔法…次の日に会った時のヒガナは覚悟という名の仮面を顔に貼り付けていた。

旅をしている内にヒガナはシガナが話せない事を良いことに胸の内を明かした。

 

ヒガナはパン屋になりたかったらしい。

小さい頃にこっそり里を抜け出して訪れたカナズミシティの街角にあった寂れた小さなパン屋……。そのパン屋で店主がご馳走してくれたメロンパン…その味と感動が忘れられなくてパン屋になろうと決めていた。だが伝統と文化がそれを阻んだ。オマケに伝承者としての器も無かった彼女は必死になって先代を越えようとした。その結果、あの事件を引き起こしてしまったのだ。

 

「マ〜……」

今のマスターの姿はパソコンからしか見る事が出来ない。でも、毎度ありのままの姿のままに感情豊かに食レポを行う様子から見ると憑き物はすっかり落ちたようだった。

 

 

 

 

「ブ〜……」

ただ唯一気になるのは少し太っている事だけであった。このまま雪だるま体型にならなきゃいいけど……そう思いながらシガナはパソコンから目を逸らし、お友達になったパッチールとの砂遊びを再開した。

 

 

 

 

 

 

 

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