灰と幻想のグリムガル~死霊術師の物語~   作:arc00

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原作組と絡み始めますがベッタリの予定はありません・・・多分?

誤字修正は連絡する予定はありませんのであしからず


10話

マナト達6人は入院した

マナトは当然だとして、5人はケガをしているにも関わらず、休憩せずにここまで走ってボロボロでだったので念のために

さらに聞けば少なくとも2週間はオルタナとダムローを往復していたと言っていた。その事を聞いたマナトの先生ホーネンさんは

 

「何を考えておる!疲れというのは自分の知らぬ所で蓄積すると!おそらく今回の件はそれが祟ったのだ!」

 

とカンカンに怒っていた。まぁその前後を見るとマナトを本当に思ってくれていると感じるのでマナトはいい先生を持ったと思う

 

「先生か・・・」

 

オルタナに戻ってもう1ヶ月は過ぎた。ホーネンさんのマナトへの思いを見てホームシックではないが先生に会いたいと思った

 

「今度お手紙でも書こう」

 

オルタナからだと返信をもらったとしても1ヶ月、これなら会いに行った方が早い

借金の件もありますし帰りましょう

 

「帰るって私は先生の子供ですか」

 

先生は多分喜ぶだろう。そうこう思っている内にマナト達が入院している病室に到着した

ノックをして部屋に入るとマナトのベットを中心に5人は集まっていた

 

「あ、シオリ~ホントにありがと~」

 

「わ、ユ、ユメ」

 

ユメが抱きついてくる

 

「シオリありがとう。もしシオリがあの時いてくれなかったらマナトが本当に死んでた」

 

「シオリさんありがとう」

 

「ありがとうございます」

 

「仲間ならちょっとはまけろよ」

 

3人はそれぞれお礼を言ってくれる。ランタはツケのことが不満のようだ

 

「ランタ!」

 

「うるさい。マナトのことは感謝してる。でもこいつはちょっと離れている内に金に汚い守銭奴になっちまってんだよ」

 

「今言うことじゃないだろ」

 

「いえ、仕方ないですよ」

 

ケンカを始めそうになるランタ、ハルヒロ、ユメはこちらを向く

 

「神殿にたまたまいたのは蘇生の依頼があったからなんです。自分はお金を払っているのにあっちは安くする。そうなるとどう思います?」

 

「そりゃあ・・・こっちもまけるように・・・」

 

「そうなります。ちなみに今回の依頼はザナク商会でオルタナ北部を中心に活動しています。商会ににらまれると色々と不便ですし私だけならいいですけどみんなに迷惑をかけるのは悪いと思っての行動です」

 

「お、おう・・・そうなのか・・・」

 

ランタは納得してくれたようだ。実は価格が決まった後、所長とロジェさんに似たような話をしたときに2人にこっぴどく怒られた。「あんた、一生タダ働きしたくなかったら安くしちゃダメ」って笑顔で言ってたけど私には後ろにオークが見えてた

 

「何か・・・人が変わった?前はあまり喋らなかったような・・・」

 

マナトが言った

 

「う~ん。ここに戻ってきて全部自分でやるようになったからかな?私に色々教えてくれた人は「お前がやるんだらやれ」って人だから色々聞いたりしていく内にこんなになっちゃたかも・・・」

 

「そう・・・なんだ・・・」

 

あれ?マナトの顔が暗い?何か悪いこと言った?

 

「ごめん・・・ちょっと疲れちゃったから休むよ」

 

「マ、マナトくん大丈夫?」

 

「大丈夫。傷はもうないし後は体力的な問題」

 

「モグゾー、マナトはもう大丈夫だって、そろそろ俺達も家に帰ろう。また明日来るよ」

 

「うん」

 

ハルヒロ達はもう帰るようだ

 

「ハルヒロ達が帰るのなら私も出ようかな?マナトまたね」

 

「シオリ本当にありがとう。また」

 

私は療養所を出てハルヒロ達としばらく歩きシェリーの酒場で別れた

 

 

 

 

マナトside

 

「やっと見失ってくれた・・・?」

 

草むらに隠れながら俺は呟いた。ダムローでゴブリンの大群に襲われた俺達は森に逃げた。めちゃくちゃに逃げたせいかハルヒロ達とはぐれてしまった

 

「みんな・・・無事でいてくれ・・・」

 

俺はみんなの無事を祈りながら立った

 

「ッ!」

 

背中が痛い・・・痛みで気を失いそうだ・・・

ハルヒロたちとはぐれてからも俺はゴブリンに執拗に終われた。見つかる度に傷つき矢を射られた。

傷つけば治癒魔法で直せばいいのだか、俺の使える治癒は傷に直接癒しの魔法を当てないといけない。なので背中の治癒はできない

 

「何で・・・」

 

あんな大人数で群れているゴブリンは見たことない。それにあの教会で襲われた時は裏口に逃げれば何とかなっていた

 

「もしかして・・・待ち伏せ?」

 

俺達は大きな休憩をする時はいつもあそこを使っていた。もし俺が襲うならそこを狙う

 

「みんな・・・ごめん・・・」

 

だとしたら俺の責任だ・・・この危険に気づいていれば

背中の痛みが引かない。その場で寝転んでしまいたい。そんなことをするとダメなような気がする・・・

みんなが心配だ。俺の責任で危険な目に合わせてしまった

草むらを抜ける。そこにハルヒロ達がいた

 

「みんな・・・」

 

安心して足がもつれる

 

「ごめん・・・」

 

俺はその場で倒れてしまった

 

「・・・ッ!」

 

ハルヒロ達が走ってくる。大丈夫だよ、ちょっともつれただけだから

 

「マ、マ、マナト、ケガ!治療。そうだ早く魔法を」

 

そういえばあの時ハルヒロに矢が刺さってた。血は止まっているけど痛々しい・・・俺はキュアをハルヒロにかける

 

「なんで俺にしてるんだよ!自分にだよ!」

 

俺の治癒魔法は自分の背中にはかけれない。この傷も休めば大丈夫だ。

それにいつまでもここにいられない早くここを移動しないと。緊張が切れたのか体が動かない、仕方がない少し休ませてもらおう。

 

「ご、め・・・んな。ハル、ヒロ」

 

「何が!早く魔法で直さないと!」

 

「た・・・の、む」

 

みんなを安全な所まで頼むよハルヒロ・・・

 

「頼むって何を!マナト!マナト!」

 

そういえば主語が抜けてるでもハルヒロなら分かってくれる。休んでいる間のことはハルヒロに任せて休もう。そしてまた明日からも頑張ろう・・・

 

 

 

 

次に目を覚ますとどこか知らない部屋だった。窓から見える空は白んでいるので早朝だろう。周りを見るとみんながベットで寝ている

どうやらあれから朝まで寝ていたようだ。余裕が出てきたとはいえ宿に休んでお金大丈夫かな?

そう考えているとモグゾーが起きた

 

「モグゾーおはよう。今日の朝飯の当番は必要ないよ」

 

「あ、あ、マ、マナト、マナトくん!」

 

モグゾーが泣きながら抱きついてくる。痛いよモグゾー

モグゾーの出した音でみんなが起きた

ほらみんなが起きちゃったじゃないか

そこからが大変だった。みんなが泣いて抱きついてくる。確かに1日近く目を覚まさなかっただけなのにみんな大袈裟だ

 

 

 

「俺・・・死んでたんだ・・・」

 

みんなから俺が死んでいたことを聞かされる。そしてシオリと出会ったことを・・・

色々聞いたりしているとシオリがノックをして入ってくる。よかった元気そうだ。あの服装はネクロマンサーの正装かな?ちょっとボロいかも

ランタが俺を甦らせた料金について文句を言うと言い負かされた。何か最初の頃より全然違う

 

「何か・・・人が変わった?前はあまり喋らなかったような・・・」

 

「う~ん。ここに戻ってきて全部自分でやるようになったからかな?私に色々教えてくれた人は「お前がやるんだらやれ」って人だから色々聞いたりしていく内にこんなになっちゃたかも・・・」

 

シオリはシオリで大変だったようだ

でも全部1人でやって正式な義勇兵になって数ゴールドもかかる死者蘇生も覚えて・・・俺よりもすごい

もしシオリがパーティーリーダーだったらこんなことにならずに今頃は全員団章をもらっていたんじゃないだろうか・・・

暗くなっていることに気づいたのかみんな心配してくる

俺は疲れたと言ったらみんな帰るようだ

みんなが帰った後俺は考える・・・俺なんかがリーダーをやっていいんだろうか・・・

そんなことを考えていると俺の師匠ホーネンさんが入ってきた。

 

「体の調子はどうだ?」

 

「はい、体は問題ないですが疲れはあります」

 

師匠は椅子を引き寄せるとそこに座った

 

「さてマナトよ。ワシの言いたいことはわかるか?」

 

「・・・・・・」

 

何も言えない。だって思い当たる節が多すぎるから。師匠がこういうことを言うと大抵怒られる。褒められたことはないけどね。神官ギルドに入って怒られるために生きていたのではないかと錯覚するぐらい怒られた。そして今回も・・・

 

「なぜ全て自分でやろうとする。他のメンバーを信用していないのか」

 

「信用しています」

 

「なら何故一緒にやらん、頼まん。聞けばここ最近ずっとあそこに行っていたそうだな。大方疲れからこのようなことがあったのじゃろう。して、これからどうする?」

 

「シオリに・・・あのネクロマンサーにリーダーをお願いしようかと思います・・・彼女は元々同期で1人で正式の義勇兵になったそうです」

 

「裏切るのか・・・」

 

「・・・・・・」

 

「あの者達に会ったときお主のことを大切な仲間と言っていた。リーダーとして認められていたのではないのか?」

 

「でもあんな危険な目に合わせました」

 

「それはお主が仲間を信用せず、1人で動いたからだ。パーティーに絶対はない。時には間違い危険な目に合うだろう」

 

師匠は俺の肩に手をやる。師匠の顔を見る

 

「マナトよお前は才覚があるのじゃ。確かに訓練では才覚を伸ばすために厳しくはした。それはお主のことを思ってのことだ。だから自らを摘むようなことはしないでくれ」

 

師匠。俺のこと認めてくれてたんだ・・・

 

「して、マナトよもう1度だけ聞くこれからどうする?」

 

「・・・シオリや他のパーティーリーダーを見て勉強します。それで今回のことがないようにします」

 

「それがいい。今は間違った答えをだ出し続けても、最後に正解を出せばいいいのだ。精進しろマナト」

 

「はい・・・」

 

そういうと師匠は出ていった。おそらく慰めに来てくれたのではないだろうか・・・きっとそうだ

それから数日問題なく過ぎ俺はみんなと合流した

 

マナトside end

 

 

 

 

「メリイさん食事一緒にしませんか?」

 

「・・・」

 

食事中のメリイさんはこちらをちらりと見て食事を再開した

私は断られていないので隣に座り注文をした

 

「メリイさんって私より義勇兵歴長いんでしょ?いつ頃からいるの?」

 

「私普段は別の酒場で食事しているんだけどここのおすすめは何かな~」

 

「メリイさんって嫌いな食べ物ある?」

 

私は色々と話しかけるがメリイさんは答えないか、素っ気ない回答で会話が続かない

そうこう言っている内にメリイさんの食事が終わった

 

「じゃ」

 

メリイさんが席を立とうとする。その時、酒場が騒がしくなった

 

ーーーおい、あれレンジってやつじゃないか?ーーー

 

ーーールーキー達のパーティーじゃ若い方だがかなりやるそうだぜーーー

 

レンジ?私は声のする方を見る。レンジ達だ。誰かを探している

レンジはこちら辺りを見るとアダチ達に一声かけて近づいてくる。そして私の前に来て一言

 

「おれのパーティーを手伝え」





キャラの口調がブレブレだと思うので気になる部分があれば指摘お願いします
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