灰と幻想のグリムガル~死霊術師の物語~   作:arc00

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27話

マナトパーティー、ユートパーティー、そしてヒロトとアオイちゃんの団章購入祝いのため、マナト達が利用している義勇兵宿舎に集まった。各自屋台で色々なものを購入したり、台所で作ったりして料理の準備をする

 

「飲み物は回った?・・みんな!団章購入おめでとう!」

 

マナトの温度で皆グラスを掲げ祝いの言葉を掛け合う。みんなよく食べ、よく飲んだ。ランタの言う通り他に邪魔されずに騒げるのはいい。たまにランタはいいことを言う

 

「あ~、食べた食べた」

 

沢山食べたから動くが辛い

 

「食べ過ぎよ。私達は帰らなきゃいけないのに」

「は~帰りたくないなぁ」

 

本当に帰りたくない・・・

 

「シオリ、ほな。泊まってく?」

「でも部屋借りてないし」

「同じ部屋で寝るんなら大丈夫やろ」

「う~ん。なら大丈夫かな?」

「メリイちゃんやアディさんはどう?」

「私は帰るって言っちゃってるから」

「私は・・・泊まっちゃうと多分思い出しちゃうから」

 

メリイが暗い顔をする。そうか・・・メリイも見習い時代は義勇兵宿舎を利用してたから・・・

 

「あ、ごめん。うちそんなつもりはなかったんや・・・」

「ううん。私がちゃんと吹っ切れていないだけだから・・・」

 

メリイは前より明るくなったけど所々で過去に引っ張られている。やっぱりちゃんと吹っ切れるには・・・

 

「あの・・・夜も遅いですから、お風呂使ってから帰ったらどうでしょう?」

 

シホルが話を強引に変える

 

「共用お風呂でもみんな入るには狭くない?」

「そんなことないでぇ、さすがに浴槽に全員入るのは難しいけど沐浴室に入るのは問題ないかなぁ?」

 

へ~そんなに広いんだぁ。ちょっと気になる

 

「う~ん。帰らないといけないしねぇ・・・」

「夜も更けてるし・・・」

「あ・・・ごめんなさい」

 

さすがにお風呂に入っちゃうと遅くなっちゃうし無理か・・・

 

「ごめんね。シホルさん私のために・・・」

「あ、いえ。私こそ・・・」

 

シホルとメリイが謝罪合戦を開始しちゃったのでみんなで止め、2人と別れる。私もちょっと休憩してタオルなどを借りて沐浴室に移動する。

 

「入る時はみんな一緒に入るの?」

「そやなぁ。でもシホルは長風呂やから最後まで入ってることが多いなぁ」

「私達もやっぱり一緒ですね。男達は1人で入ったりしてるみたいですけど」

「ふ~ん。寂しくないのかなぁ」

 

脱衣場の扉を開ける。かなり広い。6人が一緒に脱いでも余裕がある。これは沐浴室も期待できる。服を脱ぎ、タオルを持ち沐浴室の扉を開ける

 

「わ~。広い~」

「でしょ~」

 

広いと聞いていたが、沐浴室の広さに驚く。私の所の借宿の共有お風呂より大きい

 

「宿舎に住んでる人が使うので複数人が入っても問題ない作りなんですよ」

「流石に作りは一緒か」

「・・・ん」

 

体を洗い浴槽に入る。だが言われていた通り6人入るスペースがない。ジャンケンの結果、私を除く5人が浴槽に入る。

 

「シオリさんって腰細いですよね・・・」

「そう?」

 

シホルが私の腰を見ながら言う。私は立ち上がり腰に手を当てる

 

「わぁ、ホントに細い」

「・・・うん」

「私はシホルの方が羨ましい・・・」

 

シホルのその大きな胸・・・

 

「そんな・・・私は太ってるだけだし・・・」

「そんなことないって言ってるやん」

「そうですよ。シホルさんは出るとこは出て、締まってる部分は締まっていますよ」

「そんなこと・・・ひゃん。チョコさんどこ触って」

「・・・胸」

 

チョコちゃんは胸を揉みながらさせながら言う。すごい・・・揉む度に指が沈む

 

「や、チョコさん・・・」

「・・・固くなってきた」

「はいはい、チョコやめよう」

 

リンがチョコを抱えてシホルから離す。もうちょっと見たかった・・・って言うか私も揉んでみたい

 

「あの・・・シホル。今度揉ませてくれない?」

「えっ?やっ」

 

シホルは自分を抱く。大きい胸が強調される。すごい・・・それに比べて・・・自分のを見る

 

「「・・・」」

 

チョコと目が合う。私達は無言で握手する。チョコとは気が合いそうだ・・・

 

「そ、そんなことより、初めの方はそんな腰が細うなかったよね?」

「ああ、それは多分ギルドのせいかな?」

「ギルド?」

「ネクロマンサーになるには魂を見る必要があるんですよ」

「魂?」

 

私はギルドで体験したことを皆に話す。

 

「それじゃあ。ネクロマンサーって私達魔法使いと同じようなものなんだぁ」

 

シホルが感心する。そう言えば先生も魔法使いと同じようなものと言ってたなぁ

 

「そんなことよりその薬を飲めば痩せられるんですか?」

「でもかなり苦しいよ」

「ムムム」

 

リンが悩む。

 

「リンは痩せなくても充分細いと思うなぁ」

「え~でも掴めますよ」

 

リンは腰の肉を摘まむ。

 

「私も摘まめるよ」

 

腰の肉を摘まむ

 

「そんなに細いのに?」

「細さは関係ないよ・・・ヘックシ!」

 

体を冷やし過ぎちゃったかな?

 

「ああ、風邪引いてしまうやん。変わるわ」

「あ、ユメ、私長いから・・・」

「ええよ、うち早いから。シホルは長いし、1人やと寂しいやん」

 

ユメが浴槽から上がり、私が入れ替わる。はぁ温かい~

 

「ひゃ、ちょっとチョコちゃん」

「・・・何?」

「どこw揉んでるのwww」

「・・・腰」

 

チョコは私の腰を揉む。かなりくすぐったい。

 

「りんwww助けてwww」

「はいはい」

 

リンはチョコを抱えて離す。かなりイタズラ好きだなぁ。そんなことより・・・

 

「てい!」

「えっ、やっん」

 

無防備なシホルの胸を狙う。おお、何だこれ?これが巨乳?めちゃくちゃ気持ちいい

 

「シオリさん・・・やん・・・やめて」

 

いや、やめられませんよこれ?

 

「も~シオリさんも~」

 

リンが私の手をシホルの胸から引き剥がす。

 

「あ~リンも触ってみてよやめられないから」

「・・・やりません」

 

ちょっと考えたな

 

「そろそろ私は上がりますね」

「・・・私も」

 

リンとチョコは先の上がるみたいだ

 

ドタ!ガタッ!

 

窓の外で何かが暴れる音がする

 

「えっ!何?」

「もしかしてまたランタが覗きにきたん!」

「嘘!そんなことするやつパーティーにいるの?」

 

ユメの声で手元にあるタオルを手に取り体に纏わせる。ユメだけはタオルの位置が離れていたため、手を伸ばし取ろうとする

 

ガラガラッ!!

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