「貴方の欲しい能力は何ですか?最強の肉体?無尽蔵の魔力?最高の聖剣?時を止める能力?チートな魔眼?その他、何でも叶えられます。」
「…他の何をも寄せ付けない、圧倒的で、最強で、究極の火力が欲しい。」
「…!ほう!なかなかロマンのある選択ですね。ありきたりなチートよりも、一点突破で突き抜けようというその姿勢、私は気に入りました。貴方の行く先は私にも分かりません。もしかすると、その力が全く意味のないという世界になりかねません。それでも良いのですか?」
「それがどうした?火力があれば問題ない。」
「…決意は固いようですね。わかりました。ならば、女神として貴方の願いを叶えます。さあ!おゆきなさい!貴方の未来に幸あらんことを!」
それは儚い夢だと、そう思っていた。だって、そうだろう?普通は夢に女神が出てきて、都合良く能力くれて、異世界に旅立つ、なんて話が実際にどこにでも転がっていたら、今頃日本なんて国はない。多少暴論だが。
まあ、なんだ。この時の俺は多少の混乱と多大な期待。そして、心の裏では叶うことのない幻想に悲しんでいた。遂にこんな夢を見るようになっちまったってな。
所謂オタク。それが俺だ。と、言っても、そこまでディープじゃない。アニメ、ラノベ、漫画、二次小説を楽しむ、そんな男だ。そんな俺だから、もし神さま転生するなら、と暖めていた案はたくさんあった。そう、あった、だ。嘘か真か、俺がその場面で願った能力は圧倒的火力。何故って?偶々深夜アニメを見て、心に残っていたからだ!そう、察しのいい人なら解るだろう。爆裂魔法だ。最強の火力を誇る爆裂魔法。使い手も少なく、燃費も悪いが、圧倒的火力の爆裂魔法。それを何をとち狂ったか、俺は願ってしまった。
そんで、女神さんは何を考えているんだか知らんが、俺を爆裂魔法の使い手にしやがった。望みが叶ったからいい?んな訳あるか!俺がめぐみんになったんだぞ!?
そう、問題なのは、暖めていた神様転生の能力が貰えなかったこととか、圧倒的火力を望んだことじゃない。俺が、めぐみんになったことだ。19歳の割とガタイのいい、厳つい男の俺があの可愛いめぐみんにだぞ!?と言ってもだ。まだ確定ではない。なんせ今はまだ、普通の可愛らしい子供だからだ。面影はバリバリにあるが…。
俺の転生した世界や、自分の名前が芽紅美とか言う、割とキラキラネームであることは分かった。だからと言ってどうと言う訳でもないが。特典の確認?なんの話だ?この現代日本に近しい世界で、爆裂魔法かましてみろ?色々終わるぞ。
そう、使えない特典がある、めぐみん似の転生者、それが俺、高麗芽紅美の第二の人生だった。あ、こうまめぐみね。読みにくいけど。あと、魂を弄くられたのか、完全に女になっているらしい。子どもだからわからんが、そんな感じだ。
そんでだ、まず此処が何処の世界か言おうか。まあ、魔法少女リリカルなのは、の世界だ。あっさりと言ったが、あれだよね?最強の爆裂魔法と、最凶の魔砲の共演が見られるよってか?やるほうは命懸けだが。
察しのいい人なら、またまた、もう分かったと思うが、俺こと、めぐみん(愛称)は、高町なのはと仲良しだ。というか、親同士が知り合いで、しかも、近所に住んでいる。所謂、幼なじみってやつだ。こんな悲しい(女同士)幼なじみとかいらんのだが。
そんなこんなで、これから原作の世界に巻き込まれていくのだろう。仕方ない。俺には最強の爆裂魔法使える能力はあるからな。精々上手いこと、要所要所で爆裂を楽しむさ…。
って!んなことするか!アホか!どうせ、一発撃ったら倒れるだけしか魔力がないとか、なまじ魔力は多くても操作が下手とかで、一発に魔力全乗せとかするんだろ?わかるよ!どっかの爆裂バカとは違うからね!俺は絶対原作に関わらない。すずかやアリサの位置でいいです。
そんな、弱い決意をした。六歳の春。私は小学生になります。急に私呼びについて?当たり前だろ?この歳で可愛らしさで俺っ娘とか、そんなギャップ萌狙えるか!可愛いのは、ナルシストじゃない。めぐみんが可愛いだけだ!今の俺はめぐみん似だから、可愛いと客観的意見に基づいた事実だ!
なんだかんだあった、そんな幼少期もようやく終わり、遂に小学生になれる。ほとんど変わらんが、早いとこ、生前に近い年齢になってもらいたい。演技するのが面倒だからな。
長々と語ったが、まとめようか。これから先どうなるかは、私にはわからない。だが、やれることだけはやって、後悔しないように生きていきたい。それが俺の願いだ。…最後にこう締めようか。爆炎少女リリカルめぐみん始まります。
こんな感じですけど、止まるかもしれないので、過度な期待はしないでください。あと、次は三日後になります。文字数は気分次第なので、次は増えると思います。