Fate/kaleid liner~指輪の魔術師少年~【一応完結】 作:ほにゃー
そこで創作意欲がわき、この作品を作り直すことにしました。
『零夜、お前に力を与える』
倒産の残した手紙にはそう書いてあった。
ウィザードで無くなった俺に与えられる力。
もしかしたら、新たなウィザードリングか?
ありえる。
元々あの指輪は父さんの物だったんだ。
『サーヴァントユニヴァースと呼ばれる時空から来訪したストレンジャー。
その者がお前に力を貸してくれる。』
「………え?サーヴァントユニヴァースって何?」
『今こそ、アルトリウムの導きに従え!』
「アルトリウムって何さ!?」
そう叫んだ瞬間、手紙が光り輝く。
「な、なんだこれ……!」
そして、俺は光に包まれた。
第三者SIDE
「そうか……そう言うことか。やっとわかった俺が何をするべきなのか」
そう呟き、零夜は部屋の外に出る。
「そこに隠れてたか。大人しくしていろ。一瞬で終わらせて………なんだ、その恰好は?」
エインズワースの魔術師の少年は零夜の格好を見て、思わずそう言った。
なぜなら、今の零夜の格好は、上は青いジャージ、下は黒の短パン、そして黒い帽子に、青いマフラーを巻いていた。
「この格好?これは、サーヴァントユニバースより来訪したストレンジャーの力を借り受けた姿。この力は、たった一つ。ある使命の為に与えられた。世界の救済。そう!つまり!」
「セイバーをぶっ○す!」
「なんでそうなる!?」
「お前のそれ、武器か?」
零夜は敵の持つナイフを見ている。
「ナイフ……つまり、刃物。貴様、セイバーだな!」
「いや、俺はアサシ…」
「死ねえええええ!」
「ぐああああああああっ!」
相手に有無を言わさず、零夜は一太刀で切り伏せる。
「まだまだ!」
切り伏せたにも拘らず、何度も切り裂き攻撃をし続ける。
「これで決める!」
「ちょっ!これ、オーバーキル……!」
「星光の剣よ! 赤とか白とか黒とか消し去るべし!
「ぎゃああああああああああああっ!!?」
零夜の一撃はアサシンの少年を斬り飛ばし、そのまま城壁を破壊する。
そして、それを追うかのように零夜も外へと出る。
そこから零夜の快進撃はすごかった。
セイバーもしくはセイバーと思しき者には次々と斬りかかった。
刀を持ってる空也、双剣を持つクロ、セイバーを夢幻召喚したイリヤにも襲い掛かったりもしたが最終的にすべての敵をストレンジャーの力と星光の剣で倒した。
「つまり、俺こそ最良にして最優のセイバーだ!」
「で、アレは戻らないのか?」
「安心しろ。これは作者による報告のための茶番回だ」
「最強セイバー零夜の力がすべてを救うと信じて!ご愛読ありがとうございます!」
この作品はここで終わりにし、新たに「Fate/kaleid liner~指輪の魔術師少年~」改め「Fate/kaleid liner~指輪の魔術師~」を投稿します。
この作品は一応完結とします